諌早湾・干拓事業 公式資料集

* 開設97/10/14


 半年もたつとどんな事件も次の事件にその席を譲り、マスコミから忘れ去られていきます。しかし、関心を持つ人がいなくなったのでもなければ、新しく関心を抱く人がいないわけでもありません。

 政府や自治体の正式見解やそれへの批判・データー等々の資料的価値のあるものを収録して、自分の力で問題を理解しようとする人の役に立てたいと思い、このホームページを作成します。ご覧になる方には「地元の要望」の本当の姿が見え てくると思います。

(1997/10/14 記)


2002/11/25 「業再見直しと水門開放を求める国会請願署名」の衆議院での紹介議員の一人であった民主党石井紘基衆院議員が10/25右翼に襲われて死亡。「公式資料ページ」は同日、感謝とお悔やみのメールを出しました。亡くなられてから1ヶ月、故石井議員のHPと相互リンクしました。(リンク参照)NEW!
2000/4/23東京新聞の「開け、民主主義の水門」に「諫早予算削除動議」関する記事が掲載されています。諌早予算削除にご協力・助力をお願いします。2月の行動の詳細はリンクをクリックして下さい。【01/01/01「予算修正動議」HPが開設されました。】

動き---諌早湾干拓事業・最新情報(2003年分)

資料の最終更新

諫早湾干拓事業の中・長期開門調査と調整池の水質悪化に関する質問主意書 04/04/11NEW!

掲載予定:「第二回有明海で発生した粘質状浮遊物に関する関係機関担当者会議結果の概要について」
掲載予定「本明川水系本明川における河川法第二十六条第1項の許可について」(吸収地方整備局)
掲載予定:「開門調査に伴う魚介類の漁獲高減少に罹る因果関係」
掲載予定:「平成14年度諫早湾干拓事業開門調査に伴う事前・事後調査委託事業 委託契約書」
掲載予定:「諫早湾干拓事業における諫早湾内4漁協への発注業務一覧表」
掲載予定:「要望書 諫早湾干拓事業の推進等について」(新泉水海漁業権者会&湾内4漁協)
掲載予定:「国営諫早湾干拓事業要望書」(長崎県諫早湾干拓協議会

 


お知らせ

干潟を守る日2004in諫早     
目的   今までパネルデイスカッションの設定を掲げながら時間不足で、
     中途半端で後味の悪いものを残して来ました。今年は意見の交換、
     質問など思いっきり発言し、お互いの理解を深めることを主とし
     て討論集会と致しました。
      干拓地は2006年完成に向け国、県の事業主は問答無用、漁
     民切捨ての姿勢で工事を強引に進めています。この事業のあおり
     を受け、有明海漁民は廃業に追い込まれようとしているのに、こ
     れが公共事業といえるのでしょうか。このような理不尽な行為を
     許してはならないと考えます。
      今回の干潟を守る日は、それぞれの立場で思いっきり発言し、
     連携を密にしながら、干潟と有明海の再現を目指し、今後の戦い
     に繋いでいきたいと思います。
      頑張りましょう。
名称   干潟を守る日2004in諫早 討論!諫早湾の干潟再生と有明海
     〜ストップ ザ 干拓工事〜
日時   2004年4月10日(土) 12:30 〜 17:00 
場所   みのり会館 諫早市長田町 ふれあい広場内 TEL 0957-23-9077 
参加費  1,000円(資料代)
日程
プログラム 4月10日  諫早市みのり会館
12:00  開場
12:30  あいさつ     山下 八千代(諫早干潟緊急救済本部 代表)
    現状報告     高村 あきら(諫早湾の干潟を守る長崎県共同
                    センター 代表)
    湿地再生海外事例 碇山 洋(金沢大学 助教授)
    水質       安東 毅(九州大学名誉教授)
    裁判       堀 良一(弁護士)
    漁民の動き    吉田哲志(島原)川崎賢朗(佐賀有明の会)
             松藤文豪(福岡有明の会)前田力(宝の海有明
             海荒尾市民の会)
14:00 コーヒーブレイク 
14:10 討論集会  コーデイネーター 片寄俊秀(関西学院大学教授)
16:50  宣言採択
17:00 閉会あいさつ
主催 諫早干潟緊急救済本部・干潟を守る日諫早実行委員会
後援(予定) 諫早干潟緊急救済東京事務所・日本湿地ネットワーク(JAWAN)・
       有明海漁民市民ネットワーク・まえ海を守る鹿島の会・諫早干潟
       を憂える大牟田の仲間・諫早湾「一万人の思い」実行委員会・
       唐津の海を守ろう市民の会・八代野鳥愛好会 ほか
交流会   4月10日 18.00  会費4,000円
      場所 Aコープ レストラン JR諫早駅裏( TEL 0957-26-3012 )
現地見学会 4月11日9:00〜12:00 諫早駅裏集合 会費1,000円(バス代)
  交流会・現地見学会参加の方は、事前に下記に申し込みください。
問い合わせ先
諫早干潟緊急救済本部 (山下)
854-0037 諫早市小野町1100-13 TEL 0957-23-3740 FAX 0957-23-3927
事務局担当 (大島)
TEL/FAX 0957-53-4557 E-mail dadao@mtd.biglobe.ne.jp
関連行事
生物慰霊祭 4月10日 10:00 白浜桟橋 主催:諫早干潟を憂える大牟田の仲間
代表:本 昭弘 0944-55-2100 FAX 0944-57-8330

 (注)2月末現在の情報です。変更の有無など以下のHPで確認して下さい。
  http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/7281/

HP紹介短期開門調査によって諫干主犯説がはっきりした。
 
堤裕昭・熊本県立大環境共生学部教授が急遽開設したHPが、関係者の注目を浴びている。農水省がなにも分からなかったとしている短期開門調査に関連して、有明海のノリ不作は潮受堤防閉めきりが引き起こしたものであることが明らかになった。開門時の上空からの潮目の撮影に成功し、その潮目が有明海を横断する2つのラインでの塩分濃度垂直分布(塩分の鉛直プロファイルの横断面図)に対応していると説明している。
 
(1)【反時計回りの流れの減衰
 栄養塩の豊富な調整池・河川からの水(塩分濃度が低い)が外洋に出て、外洋から栄養塩の少ない海水(塩分濃度が高い)が流れ込むという有明海の反時計回りの海水の流れが開門時に出現し、終了後は失われたことが写真と図ではっきりと示された。
 調整池から出た潮目をつくった流れは諌早湾を出たところで、有明海沿岸からの流入河川水の流れと合流し、有明海の西側を南下して外海に出る。同時に有明海の東側を塩分濃度の高い海水すなわち外洋水が流入北上している様子が写真と図からはっきりと見て取れる。
(2)【海水の上下混合の消失
 今季の海苔の色落ちは、上下・深浅の海水混合が行われなかったことが原因だと分かった。栄養塩が多すぎると赤潮が発生し、赤潮が発生すると栄養塩が急激に減少して海苔の色落ちが発生する。(今季は赤潮が発生しなかったのに色落ちが起きた初めての事態という指摘があるが、クロロフィルa量でみると大規模な赤潮が発生していた。)上下・深浅での海水の混合が適度に行われることが海苔養殖に最適な栄養塩濃度を維持することにつながる。
 今季の海苔の色落ちは春から夏にかけて少雨で海水の栄養塩が少なかったからと言われているが、記録的な少雨の年でも豊作だった過去の事実から少雨だけでは説明が付かない。閉めきりによって反時計回りの有明海の潮の流れが弱まり、上下・深浅の海水混合も失われたのが原因という説明はとても分かりやすく納得がいく。
(3)【排水門操作に原因
 上下・深浅の海水の混合は気候の影響で夏はなく秋になると起きていたのが閉めきりによって起きにくくなった。さらにこれを助長しているのが最近の排水門操作。小長井漁協の申し入れで一回の排水量を少なくさせて排水回数を増加させる方法に変えている。農水省は有明海の環境を悪化させる排水門操作をやっていることになる。一回の排水量を多くする開門操作に直ちに戻すべきだし、潮受堤防前面の諌早湾につくろうとしているおかしな構造物工事も直ちに止めるべきだ。そして劇的な変化が起きる可能性が出てきた中長期開門調査を直ちに開始すべし。瀕死の有明海に一刻の猶予もない。国民の税金を使って有明海の破壊の限りをつくす農水省の暴走を止めることは誰にもできないのだろうか。(03/4/30「公式資料ページ」)

詳細は以下のHPにあります。是非ご自分の目で確認して下さい。
有明海の環境・生態系に関する調査研究


今週の諫早・03年11月第1週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
11/2(日)
11/1(土)
10/31(金)
10/30(木)
10/29(水)北海道12区武部元農相と四国比例区藤本元農相の政治責任を問う
 内部堤防締め切りを強行して第2のギロチン農相となった武部勤元農相と97/4/14のギロチン農相藤本孝雄元農相の政治責任を問い、北海道12区と四国の有権者の賢明な判断を期待する。(落選運動)(「公式資料ページ」)
(注:落選運動は公選法の適用外です。)
10/28(火)衆議院選挙公示:九州で立候補者に諫干事業アンケート
http://www2s.biglobe.ne.jp/~isahaya/shuin2003/
10/27(月)

今週の諫早・03年10月第4週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
10/26(日)
10/25(土)
10/24(金)
10/23(木)
10/22(水)
10/21(火)
10/20(月)

今週の諫早・03年10月第3週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
10/19(日)
10/18(土)
10/17(金)
10/16(木)
10/15(水)
10/14(火)
10/13(月)
今週の諫早・03年10月第2週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
10/12(日)
10/11(土)
10/10(金)
10/9(木)
10/8(水)
10/7(火)短期開門調査結果などに関する政府答弁書new!
 9/26「
諫早湾干拓事業の進行に伴う環境破壊拡大と短期開門調査結果の評価に関する質問主意書(小沢和秋衆議院議員外1名)」対する政府答弁書が出る。衆議院解散が見込まれていたために、14日で回答が出た。やればできるようだ。質問と答弁は「政府」に掲載。
 なお、九州比例区小沢和秋議員共産党)は衆議院解散後の総選挙に立候補せず引退を表明している。同議員は諫早湾干拓事業に関して00年10月から03年9月まで3年間に10回の質問主意書を内閣に提出、委員会質問とあわせて無謀な諫早湾干拓事業について国民世論を喚起してきた功績は大きなものがあります。当HPも多くの資料提供を受けてきました。御活躍の様子が掲載されている以下のHPを紹介し、引退にあたって感謝の意を表します。ご苦労様でした。
http://www.mmjp.or.jp/jcp-ozawa/new_page_313.htm#2
(03/10/17「諫早湾干拓事業公式資料ページ)
10/6(月)
今週の諫早・03年10月第1週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
10/5(日)
10/4(土)
10/3(金)
10/2(木)
10/1(水)
9/30(火)
9/29(月)
今週の諫早・03年9月第4週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
9/28(日)
9/27(土)
9/26(金)
9/25(木)
9/24(水)
9/23(火)
9/22(月)
今週の諫早・03年9月第3週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
9/21(日)
9/20(土)
9/19(金)
9/18(木)
9/17(水)
9/16(火)
9/15(月)
今週の諫早・03年9月第2週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
9/14(日)
9/13(土)
9/12(金)
9/11(木)
9/10(水)
9/9(火)
9/8(月)

今週の諫早・03年9月第1週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
9/7(日)
9/6(土)
9/5(金)
9/4(木)
9/3(水)
9/2(火)
9/1(月)
今週の諫早・03年8月第5週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
8/31(日)
8/30(土)

8/29(金)政府が質問主意書に回答
 政府は「
諫早湾干拓事業の進行に伴う漁業被害と環境破壊拡大への対応に関する質問に対する答弁書」を閣議決定した。
(1)浮遊物と調整池の排水や土壌改良用生石灰との関係
 有明海に発生した謎の浮遊物について「
貝類や底生生物の生殖活動等に伴って海水中に放出された粘質物が、変質しながら海底上や海水中を浮遊する間に、底泥や動・植物プランクトン等が付着したもの」と考えるとして、ノリ養殖技術の確立者である太田扶桑男氏の「浮遊物には石灰粒子が付着した海藻が多数混在していた」という調査結果を「詳細には承知していない」にもかかわらず「『海藻が有明海の底泥に付着して浮遊物になった』ものとは考えていない。」と言下に否定している。発生直前の調整池大量排水と地盤改良材として使用されている生石灰が関与しているという疑惑を否定するのであれば太田氏の調査結果の「詳細を承知」して批判するべきなのだが元構造改善局長ら高級官僚を委員に任命した開門調査検討委員を「第三者的」委員会だと強弁し、国民を食い物とする戦後最悪の官僚組織と化した農水省には「科学」も「言論」もない。
 原因として疑われている生石灰は平成十一年度から平成十四年度まで一万千五百トンが使われ事業完了までに総計で二万二千五百トンの膨大な量になることが明らかになった。その影響は「
必要に応じ工事に伴う排水を処理する等の対策を講じている」からないというもので必要に応じ」なければ対策すら講じていないこともあきらかになった。
(2)不法行為をすると政策が変更されることを認めた仰天閣議決定!
 半年間北部排水門からの排水を行わなかった理由について「
南北両排水門からの排水を基本に」「その周辺の漁業協同組合との調整を図りながら、排水を行ってきたところ」「平成十三年十月二十二日未明、北部排水門から約四キロメートルの地点で流し網漁の操業をしていた漁業者が」「長崎県諫早湾干拓堤防管理事務所敷地内に侵入し器物を破損させる事態が生じた。」「この事態収拾のため、当分の間、排水は可能な限り南部排水門からのみで行うこととし、北部排水門からの排水の方法に関して関係漁業協同組合との調整を図ることとしたもの」と答弁した。
 周辺漁協と調整を図って南北両排水門使用の基本どおりに排水してきたが一漁民が早朝に管理事務所のガラスをたたき壊して諫早警察署に住居侵入器物破損容疑で現行犯逮捕されると、不法行為をおこなった一漁民の主張を考慮して、南部排水門だけの使用とし半年間の長きに渡って基本を踏み外す対応をしてきたことになる。すると農水省を動かすには事務所に未明に押し掛けドアを蹴破り警察に逮捕されると効果があり、有明海三県の漁連組織が要望し多数の漁民が陳情を行うことに勝る。政府は政策を変更させるには不法行為が有効だと閣議決定したのか。伏魔殿農水省によって内閣までが判断をあやまって前代未聞の答弁書を閣議決定してしまった。
(3)閉鎖性水域である湖沼と河川は同じ?レビューの悪用
 調整池の水質悪化を本明川の水質と比べて「
特段汚染しているものではない。」と強弁し、河川と閉鎖性水域である湖沼との違いも考慮せず、環境影響評価の水質保全目標値をクリアーしていないという指摘には言及せずに無視し、排水が有明海の環境と漁業に影響を与えたという主張に反論して「『「環境影響評価の予測結果に関するレビュー』において、潮位・潮流、海域水質等が、おおむね環境影響評価における予測結果に沿って推移していることを確認」しているとここでは環境影響評価レビューを持ち出す。このレビューでは調整池の水質が予測値を達成せずに著しく悪化していたことから、事業規模が変化したことを理由にして予測が正しかったかどうかの評価を放棄し新たな予測を行うことで誤魔化した。そしてこともあろうに調整池内のレビューを放棄したのに諫早湾内だけを評価して予測通りだとしたご都合レビュー。このようにダブルスタンダードは農水省のお手のもの。都合の悪いことは隠蔽し都合の良いことだけをつまみぐいして説明を行うという姿勢に節度や真摯なものがない。
(4)環境と漁業に影響がない排水と漁業補償をする排水、破綻した論理
 「
『「環境影響評価の予測結果に関するレビュー』において、潮位・潮流、海域水質等が、おおむね環境影響評価における予測結果に沿って推移していることを確認」し「調整池からの排水が御指摘のような被害を与えているとは考えていない」と一方で言いながら、小長井漁業の一漁民が潮受堤防排水門管理事務所に侵入して戸を蹴ってガラスを割ると、北部排水門からの排水を中止する。影響がないのならなぜ排水を中止するのか矛盾している。そして、今度は小長井漁協など湾内四漁協に対して短期開門調査の排水による漁業被害を補償するのだという。排水は小長井漁協だけには被害を与えているんだと。どこにこんなデタラメな主張が通る世界があるでしょうか?
 予期せぬ漁業被害が出たら協議するとした協定書に基づいて漁業被害の補償を求める三県の有明海漁協の要求は拒否する。佐賀県大浦漁協にいたっては小長井漁協の隣に位置し、湾内漁協と同等な影響があるから所属する佐賀県有明海漁連と分離して単独で農水省と漁業補償協定を締結していて同様に確認書に基づく協議を要求しているのに九州農政局は無視を続けておりとうとう佐賀県知事にまで仲介を求める事態になっている。
 ところが湾内四漁協には「
短期開門調査の前に、湾内四漁協からの補償の申出はなかった。」にもかかわらずアサリへの影響調査を民間に委託し「短期開門調査前後のアサリ等の生育状況調査等を実施した結果、短期開門調査における濁り及び低塩分水の拡散等による複合的要因の影響と考えられる魚介類の漁獲高の減少が確認されたため、その損失について補償すること」にしたという。いくら言っても調査せずやっと調査しても何年も待たせて「資料不十分で因果関係が証明できない」と専門家に言わしめていっさいの補償を認めなかったのにこんどは「複合的」と書くと補償ができるんだと...ずいぶんとまぁえこひいきがひどすぎる。小長井など湾内四漁協は干拓事業推進の立場で「地元の要望」だという小泉首相の干拓事業推進発言の最大の根拠になっているから離反されたら困るとして手厚く保護する。
 調査結果を秘密にするその理由は
「円滑な話合いに支障を来す」からだという。これでは被害調査結果は補償額が決定したあとに適当に手を加えて改竄するということだろうと言われても仕方がない。いったい国費で行われた調査を隠し国費で行われる補償交渉を秘密裏に行うということが民主国家で起きていることなのだろうか?
 旧構造改善局(現農村振興局)官僚が立案し実行した干拓事業による排水は環境に影響なく、水産庁設置のノリ不作第三者委員会の提言によってやりたくなかったが実施させられた短期開門調査による排水は漁業被害をもたらすから補償する。こういう官僚の意地がつくる論理でしょう。そんなデタラメな論理が国民に通ると思っていることが恐ろしい。
(5)設計ミスのツケは国民に回り、責任は次々に転嫁される。
 南北両排水門で調整池外の海底に導流堤と称する構造物をつくってさらに諫早湾に手をつけようとしてるがそれは、時のアセス「
第三者委員会の意見を踏まえ」「環境の変化をできる限り小さくする観点から、調整池からの排水を潮受堤防設置前のミオ筋(流路)の方向に近づけることを目的として」計画したと答弁しているのには驚かされる。時のアセス第三者委員会は中長期開門調査の支障になるのであれば事業を休止しすべきという答申に傾き、焦った九州農政局は最終日に異例の説得を行い「休止にすると潮受堤防の管理ができず大変なことになる」と委員を恫喝して休止答申をまぬがれている。環境の最大限の配慮を答申してノリ不作など諫早湾と有明海への配慮を最大限表明した委員達は自分たちの答申を理由としてさらに諫早湾内に構造物を作る公共事業が発注されるとは思いもよらなかったのではないでしょうか?なんでも悪用する農水官僚にとってみれば学者も評論家も自分たちの政策を補強する捨て石のようなもの。そういう扱いで農政がまっとうにおこなわれ環境が保全されるはずがない。ここまで腐敗した官僚組織は他に例があるだろうか。
 本事業は最初南部排水門だけが計画され本明川の流れが調整池を斜めに横断するように設計されていた。「
調整池からの排水を潮受堤防設置前のミオ筋(流路)の方向に近づけることを目的」として導流堤をつくるのなら最初から中央付近に排水門を設置すれば新たな支出はなく諫早湾に手をつけることもなかった設計ミスによる費用増と環境悪化の責任は構造改善局官僚にある。また南北排水門だけでは洪水時の排水能力に不安があると建設省からクレームが付いて北部排水門が追加されたと言われている。こんどは両排水門から導流堤を作るというのですから二重三重のミスと言える。無責任農水省は第三者委員会や環境のせいにして反省することがない。

☆答弁書は「政府」に掲載
(03/8/30 公式資料ページ)

8/28(木)
8/27(水)
8/26(火)
8/25(月)
今週の諫早・03年8月第4週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
8/24(日)
8/23(土)
8/22(金)
8/21(木)
8/20(水)
8/19(火)
8/18(月)
今週の諫早・03年8月第3週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
8/17(日)
8/16(土)
8/15(金)
8/14(木)
8/13(水)
8/12(火)
8/11(月)
今週の諫早・03年8月第2週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)
8/10(日)

8/9(土)アサリ不漁とマンガンの増加
 
熊本県立大の堤裕昭教授(海洋生態学)の研究によると、熊本県内の有明海4箇所で干潟の砂や泥に含まれるマンガンを測定したところアサリ稚貝が良く育つ地域は千ppm以下だがアサリ不漁が続く荒尾市沖合で今年6月に調査したところ2千〜3千ppmあった。堤教授によると、ダムなどでs

有明海アサリ不漁 マンガン濃度上昇が原因 熊本県立大堤教授が研究

 有明海でアサリの不漁が続く原因は、干潟のマンガン濃度が高まり、稚貝の
呼吸を妨げたためとする研究結果を、熊本県立大の堤裕昭教授(海洋生態学)
がまとめた。底生生物をテーマにした日本ベントス学会(十一月)で発表する。
 堤教授は三年前から稚貝が成育する干潟の砂や泥の中の金属類に着目。熊本
県内の四カ所で調査してきた。その結果、アサリ稚貝がよく育つ地域のマンガ
ン濃度は一〇〇〇ppm以下だが、アサリの不漁が続く同県荒尾市沖で今年六
月に調査したところ二〇〇〇―三〇〇〇ppmだった。堤教授は「マンガンが
稚貝の呼吸関係の酵素に影響を与えている」という。

 マンガン濃度が上昇したのは、河川上流のダムなどによって土砂の流出が減
る一方、粒子の小さいマンガンが海へ流れ込んだため。アサリの漁獲が回復し
た地域では、干潟に新しい砂をまく覆砂によってマンガン濃度が下がっていた。

 堤教授は「マンガン濃度を下げるには覆砂が効果的だが、砂の採取に限界が
ある」として、安くマンガンを抜く技術を検討している。

8/8(金)

8/7(木)「諫早湾地域資源等利活用検討協議会」の初会合・委員長に戸原九大教授を選任new!
 国の委託を受けて、財団法人諫早湾地域振興基金(理事長・金子知事)が設置した「諫早湾地域資源等利活用検討協議会」の初会合が七日、諫早市であり戸原義男九州大名誉教授を会長に選任。国営諫早湾干拓事業に伴う潮受け堤防や調整池、干陸地の有効活用策を検討する二〇〇四年度中に活用構想を策定する。委員は学識経験者や観光、地域活性化グループ、行政関係者ら十二人。

 戸原教授は、本明川にはダムを造れないからその代わりに調整池で洪水調節を行うとした農水省の「中間報告書」を出した防災委員会委員で、その後調整池の水質委員会委員長など諫早湾干拓事業を推進する県や農水省の委員会の常連で事業推進派の頭目と見られている。「中間報告書」は諫早湾干拓事業の実施根拠となったもので、現在本明川ダムが国交省で計画されており「ダムを造れない」というのはウソだったことがあきらかになっている。また諫早大水害の再来から諫早市民の人命を守るとして漁業者を廃業に追いやった「中間報告書」の洪水調節を河口の人造湖で行うという主張には科学的根拠はなく、また河川洪水調節は建設省(当時)の管轄で農水省にはなんの権限もない。ダムが造れない・河口の人造湖で洪水調節を行う・河川法上洪水調節を行う権限がないという、犯罪的な委員会・報告書で、この委員会委員でその後諫早湾干拓事業に関与しているのは戸原委員ただ一人。(03/10/24 公式資料ページ)

8/6(水)
8/5(火)大牟田沖のタイラギ48%死滅。6季連続休漁か。new!
 
「有明海を育てる会」(会長・近藤潤三福岡県魚市場相談役)が五日、福岡県大牟田市沖約五―六キロの四地点でタイラギ潜水調査を行い全体平均で48%が死んでおり、生存率は沖の方が高い傾向がみ
られたという。熊本大の逸見(へんみ)泰久・助教授(沿岸生態学)は「夏場には底層の海水中の酸素量が減少するため、海底のヘドロ化などで弱体化したタイラギが酸欠死しているとみられる。有明海の潮流が遅くなっていることも環境悪化の一因」と指摘。有明海のタイラギ漁は一九九八年十二月から
休漁が続いており、今季もダメなら六期目の休漁となる。(03/08/06 西日本新聞より要約)
8/4(月)
今週の諫早・03年8月第1週(諫早の動きを伝え「公式資料ページ」が論評します。)

8/3(日)スナモグリ→イボキサゴ・アサリ→エイ
 8/3あかはた科学面に掲載された記事によると、スナモグリがイボキサゴを壊滅に追いやり、スナモグリが増えるとイボキサゴやアサリが激減する。繁殖したスナモグリを今度はアカエイやシロエイが捕食していることが分かった。これは
長崎大学の玉置昭夫さん(水産学部教授)が一九七九年以来、天草下島の北西に位置する富岡湾の干潟で調査した結果あきらかになった。

 タイラギの減少は諫早湾干拓事業の影響ではなく、エイによるものだという長崎県と農水省の調査結果が発表され有明海再生法に基づく有明海再生事業としてエイの捕獲も検討されているが、相互の関係は相対的であって富岡湾の干潟ではエイを捕獲すればスナモグリの繁殖が止まらずアサリの復活が遅れることになる。自らの失政を誤魔化す目的や漁協の失業対策でさらに自然環境を攪乱することになれば取り返しが付かない。長崎県や農水省はまず失政を反省し原状回復につとめるべきだ。(03/9/28 公式資料ページ)

8/2(土)漁協が「海の森」事業
 
鹿島市音成の矢答国有林で植樹海の浄化を目指す事業「海の森」の下刈り作業が鹿島市漁協漁業者100人と緑の少年団や市民など120人が参加して行われた。
 この事業は一九九五年に市内四つの漁協の合併を契機に、桑原允彦市長の発案で始まりこれまでに九カ所の山中に三万六千本の広葉樹を植えた。先月、小泉首相から手渡された「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰表彰状」が飾られた。(佐賀新聞03/8/3より)

8/1(金)佐賀地裁有明訴訟第4回口頭弁論:原告訴因変更
 工事の進捗状況から
訴因を「中央干拓地前面堤防工事差し止め」から、「干拓事業すべての工事差し止め」に変更した。

 差し止め訴訟を起こしても工事がどんどんすすんでしまうのであれば裁判制度の意味が無くなってしまう。ムツゴロウ裁判も同じ。日本の裁判制度は国民の利益からどんどん離れていく。誰も裁判をアテにしなくなっていくことに司法関係者には危機感がないのだろうか。(03/9/28 公式資料ページ)

7/31(木)

7/30(水)金子知事が理事長の財団法人が干拓地をレジャー・観光に活用を検討
 7/30長崎新聞によると、国の委託を受けて、財団法人県諫早湾地域振興基金(理事長・金子知事)が潮受け堤防や調整池、干陸地などの有効活用策を検討する「諫早湾地域資源等利活用検討協議会」を来月上旬に開設する。学識経験者や観光関連、地元の地域活性化グループ、行政関係者ら十数人をメンバー来年度中に、諫早湾干拓地域資源利活用構想(仮称)を策定する。

 公有水面埋立法は国民の海を、長崎県の土地へと変えるにあたって利用目的に厳しい規制をかけている。それは永久に失われる海という国民の財産が地元自治体による無秩序な開発にされされないようにするためのもの。八郎潟干拓地では入植農家が入植時に国と契約を交わし、国の農業政策に反しないという誓約がされている。そのために減反政策に従わずに米を作った農家がこの契約書を理由に土地を取り上げられ干拓地を追われた。
 諫早湾干拓事業は最初は米の増産、次は長崎市への(諫早淡水湖からの)水道水供給、最後は本明川の氾濫から既存の農地と諫早市民を守る防災へと干拓の利用目的を変えてきた。農水省が水道水供給や諫早大水害を守る事業を行うなどということ自体が奇異であり、本事業の法的根拠たる土地改良法に違反する違法事業であることは明白なことであるが、かように変転する利用目的で公有水面埋立法の埋立認可が降りることも違法性が明白だった。
 埋立を認可したのは建設省の管轄下にある長崎県であり、認可した埋立の利用目的を監視する役目も長崎県の業務となっている。公有水面埋立法は竣工前の埋立の利用目的の変更には届けを義務づけ、竣工後の利用目的の変更は基本的に10年間はできないことになっている(公有水面埋立法第29条 許可制)。今回竣工前にレジャー・観光目的に農用地利用という利用目的の変更を「国が委託し」長崎県知事が理事長をする財団法人が検討するということは竣工前に変更届も出さずに申請とことなる利用を検討することでありこれも違法行為。だがそれを取り締まるのが長崎県知事でこれを後押しする農水省なのだから自治体と国の機関が法治国家を破壊する無法行為のやりたい放題となっている。国民は一地方自治体と一国家機関の無法行為をいつまで許し続けるのだろうか?それでも小泉政権が日本を救うのか?救われた長崎県と農水省がはばを効かす新しい日本とはいったいどんな日本になるのか?(03/9/28「公式資料ページ」)

7/30(水)長崎県がホルマリン・トラフグ出荷へ
 長崎県や関係漁協などでつくる「トラフグ養殖適正化対策協議会」は三十一日、会合を開き、出荷停止の措置を八月十六日以降に解除することを決めた。長崎県が設置した「安全性検討委員会」(委員長・橘勝康長崎大水産学部教授)が人体への影響について「食べても健康上問題ないレベル」との評価を出したことを受けたものこの決定を消費者団体は「長崎県の魚は食べない」と強く非難。自主廃棄を求めていた農水省も遺憾を表明。

 長崎県の6割のふぐ養殖業者が禁止薬物のホルマリン寄生虫駆除目的で使っていたことが発覚し166万匹が出荷停止となっていたが、残留量が少なく問題はないとして出荷を強行。消費者の食の安全より業者の利益を優先する長崎県の姿がまたあきらかになった。違法薬物を使いそのまま秘密裏に出荷しようとしていた養殖業者の傲慢な姿勢そのものに強い疑念と不安の声が上がっている。またこれを容認する長崎県は諫早湾干拓事業でも国民の反対の声を無視し国民の財産である貴重な海岸・干潟を埋立、そこでつくった野菜(ジャガイモなど)を首都圏に大量供給するという。長崎県と長崎県の農と水の業者は、長い間国民と消費者を欺きつづけている、いつの日か重大な食品の事件を起こすまでこの傲慢な姿勢はあらたまることはないであろう。
 首都圏の消費者は自衛を。なにを買うかの選択権は消費者ひとり一人にある。ギロチン以降、長崎県の農産物(じゃがいもなどが首都圏で販売されている)はいっさい買わないことを実行して人もいる。今回の事件で長崎県自体が信用を失っていることから今後水産物も安全とは言えなくなっている。(03/09/28 「公式資料ページ」)

7/29(火)
7/28(月)


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お薦めニュースサイト:各紙が有明海のり凶作のや諫早湾干拓事業の特集サイトを設置しています。(/なし)

熊本日日新聞(リンク切れ)

長崎新聞(更新あり)

西日本新聞(更新なし)


【今日の衆議院中継】---->http://www.shugiintv.go.jp/


2008 2003 2001 2000 1999 1998


諌早湾干拓事業公式資料ページ
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~559-mori/isahaya/