諌早湾・干拓事業 公式資料集

* 開設97/10/14


 半年もたつとどんな事件も次の事件にその席を譲り、マスコミから忘れ去られていきます。しかし、関心を持つ人がいなくなったのでもなければ、新しく関心を抱く人がいないわけでもありません。

 政府や自治体の正式見解やそれへの批判・データー等々の資料的価値のあるものを収録して、自分の力で問題を理解しようとする人の役に立てたいと思い、このホームページを作成します。ご覧になる方には「地元の要望」の本当の姿が見え てくると思います。

(1997/10/14 記)


動き---諌早湾干拓事業・最新情報(1998年分)


 

1998/12/8 開戦記念日に環境庁が名古屋市に宣戦布告
環境庁が藤前干潟をゴミ処分場として埋め立てることに「NO!」を名古屋市に文書で通知することを決めた。環境庁は
 (1)干潟を潰すのではなく別の場所にゴミ処分場を求める、また
 (2)人工干潟で残った干潟を破壊されると
指摘した。これに対して名古屋市長は不快感を表明し、中立の立場にたっていた愛知県も名古屋市を全面支持する態度表明をおこなって環境庁を批判。地方と国の全面的な対立になっており予断を許さない状況にあります。
 藤前干潟は海面(公有水面)であり
国と国民の所有するものですから、国(環境庁)がこれの利用法に意見を表明するのは当然のことなのだが、名古屋市と愛知県は藤前干潟は私有地だとして57億円の市費で買い上げており、自分のものをどうしようが勝手と反発していて根本の考え方に相違がある。公有水面埋立法第1条にあるように、海は国民のものなのだから諌早湾閉め切りのときのように、地方自治体のわがままを許してはならない。環境庁を応援しよう。

1998/11/20 農水省職員が諌早湾干拓事業を批判
1998/1120 発行の単行本「水辺環境の保全」(東京・朝倉書店)で、農水省農業研究センター病害虫防除部鳥害研究室室長の藤岡正博氏(42)が「サギが警告する田んぼの危機」という論文の中で、諌早湾干拓事業に言及して、湖沼や干潟などを破壊して農地を広げることの即刻中止を訴えている。
 クリックすれば研究室のホームページにアクセスできます。みなさんの声をどうぞ。

1998/10/31 再び諌早湾で赤潮発生
 地元各紙の報道をまとめると、10/24頃に潮受堤防北部排水門付近で発生、10/30,31には幅2km長さ10kmに広がり、原因はプランクトン「フィブロカブサ・ジャポニカ」の異常発生で、この時期には極めて稀な出来事。今年7月の「シャツトネラ アンティカ」の赤潮で自然漁が1万匹も死んだのも初めてのことと言われた。諌早湾の異常が続く。(訂正:11/31を10/31に訂正しました。00/9/4)

1998/10/29 ムツゴロウ生き埋め
朝日新聞地方版によると調整池の元の船着き場で、ムツゴロウがトビハゼ、カニなどと生き延びていた場所を、九州農政局諌早湾干拓事務所が埋め立ててしまった。理由は夏に住民から蚊が発生すしているという苦情があったからという。この事業そのものを埋め立てて貰いたい。ムツゴロウの受難は続く。

1998/10/25 諌早湾タイラギ漁6年連続休漁(漁協組合総会決定)
新泉水海潜水器組合(石田徳春組合長、五十五人)が10/13に湾内19箇所で潜水調査したところ、たった4個しか見つけられなかった(しかも一つは死んでいた)。2枚貝のタイラギは寿司ネタとして高価で、昔はタイラギ御殿と言われるほどの家が建つほどの豊漁だった。それが、諌早湾の潮受堤防建設が本格化した翌年の’1991年から不漁にとなり、1993年以降は漁場確保の為に採取をやめて休業に入ったが、改善されずとうとう10/25に6年目も休業を決め、干拓事業への批判が強まっている。

1998/10/9 長崎県の農協が知事に要望書を提出する。
10/10読売新聞地方版は長崎県農協中央会(上野広志会長)など長崎県内の農業6団体が金子長崎県知事に対して県の農業施策のついての要望書を提出。その中で国営諌早湾干拓事業の早期完成を要望したと報じています。

 内部堤防建設は未着手で、現在試験施工中です。潮受堤防完成は防災工事の終了を意味し、内部堤防建設の着手は農地造成の開始を意味します。数年で新たにできる干拓地に等しい面積が長崎県内だけで耕作放棄地として発生しています。それなのに、「干潟をつぶせ!農地を作れと!」という人たちの先頭に農協が立っています。

1998/10/3、4 埼玉県立松伏高校文化祭で「諌早問題」の展示
*題名:「諌早は、いま」
*日時:10月3日11:00〜 企画公開(来賓&関係者)
   10月4日9:30〜15:00 一般公開
(10月3日に出かける方は、後藤先生を訪ねたと言って下さい)
*交通:東武伊勢崎線北越谷駅より、
   エローラ行きのバスにて「松伏高校前」下車
   
北越谷駅から松伏高校までが7kmでちょうど潮受堤防と同じだそうです。
   行かれる方はバスにゆられながら諌早湾をイメージしたらどうでしょうか?(^_^)
*主催:埼玉県立松伏高校科学同好会
*埼玉県立松伏高校
 北葛飾郡松伏町ゆめみ野東2−7−1
 TEL 0489-92-0121

1998/8/21 名古屋港藤前干潟の埋立申請が行われる。
*アセスメント評価書の縦覧8/21〜1週間。於:名古屋市環境保全局
*埋立申請書類の縦覧:8/25〜9/14。於:名古屋港湾組合
*埋立に関する意見書の提出(埋立書類の縦覧期間中)
 運輸大臣に送られて埋め立て許可の判断の材料になります。
 
干潟をごみ捨て場にするなんてとんでもない、みんなで意見書を出そう!
 公有水面埋立法第四条第一、二、三号に違反している。
 また港湾法の「基本方針」にある「将来の世代においても豊かな環境を享受できるよう、港湾に おいては、生態系との共生に配慮しつつ、良好な自然環境の保全や新たな環境の創造を図る。このため、重要な動植物の生息環境等の保全について十分配慮するとともに、海水浄化能力の向上や海水交換に資する施設整備、緑の創出等を図る。 」に反する違法計画です。(2つの法律は「関係法令」にあります。

●宛名
:名古屋港港湾管理者の長(免許を出す人、現在は港湾管理者である、松原武久名古屋市長!)
●住所
〒455-8686 名古屋市港区入船一丁目8-21名古屋港管理組合港営課
●FAX
052-654-7829
参考:私の意見書

1998/7 諌早湾・有明海で赤潮発生・漁業被害拡大
*「諫早湾入り口に赤潮 天然魚大量死」(1998/7/22朝日新聞 地方版)
*「諫早湾で赤潮 魚が大量死」(1998/7/22 西日本新聞)
*「諫早湾で赤潮 魚が大量死 縛め切り堤防外側」(1998/7/22長崎新聞)

  

●場所
北高小長井町の海岸・沖合いで、沖合い2kmまでの幅で5kmにわたって海面が醤油のような焦げ茶色になる。
●被害
スズキ、ボラ、クロダイ、タイ、ヒラメ、キスが死ぬ。推計被害は1万匹以上。
●原因
有害プランクトンの異常発生である赤潮による。プランクトンは「シャツトネラ アンティカ」で、海水1ccに100個含まれると魚は窒息死するが、調査では最高11、600個を検出。
●史上初
赤潮の被害は、諌早湾では1992年8月以来のだが、天然魚に被害が出たのは初めて。
●長崎県漁政課の談話
「有明海のほかの海域でも赤潮が発生しており、干拓とは関係ないだろう」
●小長井町漁協の談話
「これほどの規模の成魚の被害は初めて。諌早湾の締め切りで潮流が変わったことが原因だという意見もあるが詳細は分からない」「干拓で潮流が変化しており、底層の魚が死んでいる。全く関係ないとも言えない。原因究明を求めていく」

1998/7 参院選長崎選挙区の民意
*事業の「再検討・見直し」候補者得票合計が374,186票で、「推進」271,607票を上回る。「選挙の結果」をご覧下さい。

1998/4 締め切り1周年イベント
*4/11(土)11:00〜16:00:諌早湾締め切りから1年「干潟を守る日フェア1998 in TOKYO」:東京・代々木公園野外ステージ(JR原宿駅下車)
*4/12(日)10:00〜16:00:いさはや干潟まつり:諌早市・白浜桟橋、その他〜14日までパネルディスカッション、大行進など。

1998/4 締め切り1周年TV特集番組
*4/12(日)テレビ朝日深夜(実際は13日です。) 2:10 テレメンタリー'98 『ひび割れた干拓事業〜諫早湾締め切りから1年』(制作・NCC)
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2008 2003 2001 2000 1999 1998


諌早湾干拓事業公式資料ページ
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~559-mori/isahaya/