99年3月予算委員会
99年2月定例会の「市議会の記録」(議事録)より抜粋します。
- 3月4日(第4日)
- 内田末吉議員
- 最後に情報教育についてですけれども、情報化に対応した教育を進めるために、文部省が全国の小・中・高校をインターネットで結ぶいわゆる学校のインタネット接続計画を現在進めております。既に8、000校の接続が終了しているようで、平成13年度までに4万校がすべてネットワーク化することになっているようであります。文部省のこの事業のねらいとしては3点あげておりまして、
一つは情報活動の実践力、必要な情報の収集・発信、伝達と情報を活用できる能力を身につける。
2つは情報の科学的理解、これはすでに接続が終了している学校ではホームページを作成したり、全世界に学校生活の様子等を発信している。こうした実線を通して情報の表現方法、情報処理の方法を学ぶということのようであります。
3点目には情報社会に参画する態度、これはプライバシーの侵害とか、あるいはコンピューター犯罪等コンピューター社会へのいわゆる影の部分についてついても学習をして、情報、モラル、マナーを身につけるようにする。
このような点が文部省の方で挙げられております。そこで教育現場においては、今後どのように整備をされまして、この事業を進められていくのかどうかをお尋ねいたしておきます。
丸山恭一郎学校教育部長
- 次に、インターネットについての御質問にお答えいたします。これからの新しい教育においてみずからの課題を持ち、その課題を追及しながら情報を集めていく学習活動には学校の中だけでの情報では、子供達の多様な要求にこたえていくのは難しいと思われます。そのような状況の中、インターネットの活用は学校教育の中でも大きな意義を持つものと思われます。
現在本市では、村岡中学校に設置された研修室で教員のネットワーク体験研修をおこなっており、研修していく中で教育への効果的な利用について検討しているところでございます。
機器につきましては中学校の機種を更新中でございますが、インターネットに接続可能なものにしており、準備を進めております。小学校におきましても、今年度の教員研修の機器はインターネットに接続可能な機種に更新いたしました。
今後は情報化の進展に伴いまして、影の部分を十分認識しつつ、インターネットの各学校への接続に向けて利用についてのガイドラインの策定、発信する情報の内容等につきまして検討を進めてまいりたいと思いますので、よろしくご理解のほどお願い申しあげます。
藤沢市ホームページにこの議事録の要約が掲載されています。
発行日 平成11年(1999年)4月25日 議会だより 2月定例会
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/gikai/news/ippan.html
学校のインターネット効果的な利用を検討
- 質問
- 情報化に対応した教育を進めるため、文部省では、現在、全国すべての小・中・高校をインターネットで結ぶインターネット接続計画を進めているが、本市では、どのような対応をしているか聞きたい。
- 答弁
- インターネットの活用は、学校教育の中でも大きな意義を持つものと考えており、現在、教員のネットワーク体験研修を行い、教育への効果的な利用について検討を行っている。
また、コンピューターの機種については、中学校の機種をインターネットに接続可能なものに更新しており、小学校においても、平成10年度の教員研修用の機器はインターネットに接続可能な機種に更新した。
今後は、インターネットの各学校への接続に向けて、利用についてのガイドラインの策定や発信する情報の内容等について検討を進めていきたい。
- さぶぅの注:村岡中学校のインターネットとは?
- 小学校と中学校の教員研修は別に行われているように読めますが、実際は研修場所はどちらも「藤沢市情報機器(コンピュータ)研修室」で、「1998年度 藤沢市情報機器(コンピュータ)研修計画」によると研修も家庭科以外は小・中教員混合で行われています。
村岡中学に設置されたこの研修室のコンピュータが今年度(1998年度)にはじめてインターネットに接続されて体験研修が実施されたことになります。しかし、この研修室は村岡中学にあっても管轄は市教育委員会にあるので、村岡中学の生徒や教員が自由に利用できません。従って、いまだに藤沢市の公立小学校・中学校でインターネットに接続されたところはひとつもない状況が続いています。
- さぶぅの評:「影」ではなく「光」が先。
- 「影」が問題になるのは「光」が強いから。「情報化」はすでに十分に「進展」している。「ガイドライン」や「発信する内容」の検討は、「影」に対処するためのもののようですが、「光」を十分に浴びながら「影」の問題を考えることが大切です。そうしないと、「光」を受けなければ「影」も生じないという本末転倒な「ガイドライン」や「発信内容の規制」へと進む恐れがある。
全市一斉に実施するのではなく、数校でテストしてそこで十分な体験を積むことが必要です。はやく、一校でも二校でもインターネットを接続して、ホームページの運用の開始を。学校でのインターネット運用が全国で最後の自治体になるのは勘弁してほしい。
(1999/7/7 記)
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提供:さぶぅ
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