小学校へのコンピュータの導入について

 
(平成11年8月市長定例記者会見 1999年8月17日)

 高度情報通信社会がますます進展していく中で、子ども達が、溢れる情報の中で主体的に選択・活用できる能力を高めたり、情報の発信・受信の基本的ルールやモラルを身に付けたりするなど情報活用能力を培うことや、情報化の影響などについての理解を深めることが一層重要になってくると考えております。

すでに中学校では、平成6年度末をもって、コンピュータ教室に、各22台ずつの機器の配備が終了しております。現在は、第2段階として、台数を42台に増やし、機種を新しいものに替えているところでございます。
 このたびの小学校へのコンピュータの導入については昨年度教員の研修も兼ねた形で大道小学校に機器を配備いたしました。残りの34校については、今年度から2ヶ年で児童用コンピュータを配備する予定でおります。
 今年度は鵠沼小学校をはじめ合計17校に導入を予定しています。  機器構成につきましては、教師用デスクトップパソコン1台と児童用のノートパソコン10台の合計11台のパソコンとプリンタをはじめとする 周辺機器および児童がすぐ使えるよう「お絵描きソフト」や「ワープロソフト」があらかじめ組み込まれています。
 9月より設置をはじめ、10月より使えるよう準備を進めております。
 情報教育の推進に当たっては人間関係の希薄化や実体験の不足が生じたり健康面に与える影響など、情報化が児童生徒に与える「影」の部分に十分留意しながら学習していくことが必要だと考えております。
  以上をふまえ、各教科等の学習において、積極的な活用を図り、情報化に対応する教育を展開したいと思います。


     資料
      今年度の導入校と導入システムおよび活用方法について

     1 導入校
       鵠沼小・六会小・辻堂小・鵠洋小・御所見小・長後小・八松小・高砂
     小・善行小・鵠南小・浜 見小・大越小・羽鳥小・湘南台小・新林小・大
     清水小・石川小の17校

     2 導入する機器の構成
      ・教師用デスクトップパソコン1台と児童用のノートパソコン10台の
     合計11台のパソコン
      ・カラープリンタ11台
      ・デジタルカメラ6台
      ・液晶プロジェクタ1台とスクリーン
      ・イメージスキャナ1台
      ・ソフトウェアについては
       お絵描きソフトや小学生用ワープロソフト、マルチメディア作成ソフ
     トや楽譜作成ソフトなど  があらかじめインストールされています。

     3 活用方法
       低学年では「お絵描きソフト」を使って、パソコンで絵を描くことを
     楽しませたり、中学年で 文字を入力させたり、グラフを作らせたりする
     活動を体験させ、高学年では調べ学習の発表資料 を絵や文字、グラフや
     画像を取り込んで作らせることが考えられます。また、地域探検のまとめ
      に、パソコンで学校のまわりの地図をつくり、デジタルカメラでとった
     画像をはりつけて、作ら せることもできます。
       教科の学習でも、天体の学習のようにシミュレーションソフトを使う
     ことで学習のめあてをより効果的に達成できる場合には積極的に利用す
     ることが考えられます。
      いずれにしましても、パソコンは子どもたちにとって、学校の授業を今
     まで以上に楽しくする道具になると思われます。各教科等の学習におい
     て、積極的な活用を図り、情報化に対応する教育を展開したいと思って
     おります。
     以上 (指導課 内線5221)

さぶぅの評1:インターネットは?
 
   以前、98年度研修計画にインターネットの「イ」の字もないと書いて、新しい99年度研修にはインターネット研修があると指摘されてしまったので、また書くのは気が引けますが、「市長会見」にも「資料」にもまた「イ」の字がない。
 インターネットではパソコンは通信機器といわれるほどで、インターネット用として10万円を切るパソコンが売られているばかりか、インターネット接続をすることを条件にパソコンを無料配布するところまであらわれています。
 コミニュケーションの一つの方法としてインターネットがあり、パソコンによってそれが可能となるのですから、パソコンを買ったがIN接続は別の話題ですから言及しませんというのはどうでしょうか?まるで電話機を買ったがNTTとの契約は1年後ですというようなものです。

さぶぅの評2:守りではなく攻めを!
 
   「情報教育の推進に当たっては人間関係の希薄化や実体験の不足が生じたり健康面に与える影響など、情報化が児童生徒に与える”影”の部分に十分留意しながら学習していくことが必要だと考えております。」

 「人間関係の希薄化や実体験の不足が生じたり健康面に与える影響」とはいわゆる”パソコンおたく”を指しているのでしょうが、インターネットを利用している人で、この意見に賛同する人はほとんどいないのではないでしょうか?また「人間関係が希薄化」した人は、「情報教育」と無関係に存在します。パソコンを利用したことのない人が昔はこういうことをよく書いていました。最近はほとんど見かけません。

 情報化教育に”影”の部分があるわけではなくて、情報化された社会に”影”の部分があるわけです。したがって情報化教育とは情報化された社会を学ぶことになるので”影”の部分もいっしょにあらわれてくることになります。この”影”の部分を教育で皆無にするには、社会と隔絶するしかありません。父兄には”影”があることを了解してもらった方がいいのでは。

  私なら後半部分はこうします。
 「現実の社会では、各企業がインターネットを導入し、これの利用ができなくては業務が行えない場合も起きています。またインターネットだけでなく、若者の間に爆発的に普及したPHSや携帯電話によるメールのやりとりなどで、若者が犯罪や被害に巻き込まれる事件が神奈川でも発生しています。否応なく発展するネット社会の”影”の部分から身を守る為には、学校で十分な教育と体験を積むことが重要になってきます。そこで社会の情報化が児童生徒の現在と未来に影響を与える”影”の部分に十分留意しながら学習していくことが必要だと考えております。」(99/9/3記)

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提供:さぶぅ
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