Award: 2003年 |
ルアー・オブ・ザ・イヤー |
ゲーリーヤマモト 4インチグラブ |
最大釣果ルアー | 最多釣果ルアー | 特別賞・プラグ | 特別賞・ワーム |
ジャッカル イラプション |
ロボワーム リーパー |
ティファ ショット |
プロズファクトリー デヴァイス |
釣果: 40.0 cm | 釣果: 17匹 (24%: 17/70) | - | - |
山中湖: 第22号 | 01,16,24,25,26,33,34,35,40,41 42,51,53,65,66,67 |
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ルアー・オブ・ザ・イヤー ゲーリーヤマモト 4インチグラブ
何を今さら、と言われそうですが、「Award」では意外にも初登場となる4インチグラブが2003年のルアー・オブ・ザ・イヤーです。
僕の釣りのスタイルは相変わらず基本はボトム。
それとラバジやノーシンカーで縦に探るか、バズやノーシンカーで表層を探ることができるようになったのが多少進歩した点かもしれません。
しかし、以前からずっと気になっていたのは、僕には中層を横に探る技が全く無い、と言うことです。
ボトムは感触を確かめることでイメージが膨らみ、フォールはシャロー狙いで勝負が早く、表層は目で確認できるので僕自身の集中力が維持できるのです。
ところが中層を横に長く探るスタイルは僕には全くイメージが膨らまず、集中力を維持できないので、これまでほとんど試したことはありませんでした。
そもそも中層にバスがいるのはどんな状況の時なのかがわからずあまり必然性を感じていなかったのですが、唯一の例外が山中湖のウィードの上っ面。
ウィードの中ならジグヘッドのハングオフが使えますが、ウィードの表層となるとウィードに引っ掛からないギリギリの所をスイミングさせる技が欲しくなったのです。
そこで以前から気になっていた1/16オンスジグヘッドに4インチグラブを装着した中層のスイミングを山中湖で集中特訓。
僕の基本はスローなただ引きで失速すると沈んでしまいますが、ウィードエリアなら引っ掛かり始めたらスピードアップさせたりロッドをあおったり修正し易いのです。
初釣果をあげた8月11日の山中湖は、放流効果でバスの活性が高かったこともありこれも練習には良い状況でした。
不思議なもので、一度でも釣れるとイメージが湧いてきて、その後もウィードが無い丹沢湖や震生湖でも釣果をあげることで新しい技が完成しました。
「4インチグラブ」と言うより「ジグヘッドのスイミング」が受賞と言いたいところですが、絶妙なスイミングフォームとどんなお店でも入手可能な事は特筆すべき点です。
今まで課題だった中層を横に探る技を新たに習得したということで、僕にとっては実は文句無し、ぶっちぎりの受賞です。
最大釣果ルアー ジャッカル イラプション
2003年は大苦戦でサイズ的にはもう壊滅的でした。結果としてかろうじて40cmちょうどが2回。
5月3日の山中湖の40アップの方がデップリとしたバスだったので、イラプションが僅差での受賞となりました。
ボトムをなめるようにアップヒルで引いてきたイラプションでブレイクラインを通過したところでゲットしたものです。
2003年はイラプションでの数、サイズを稼ぐことを狙っていましたが不発でこれが実は唯一のスピナベの釣果。
マッディーな大場所でのパイロットルアー的な使い方が良いような気がしますが、県内にはそんな場所が無いのが残念。
トレーラーは今のところ使っていませんが、今後は試してみてもよいかも。
ちなみにイラプションは、もともとタンデムウィロータイプしかなかった(?)のですがちょっと遅れてダブルウィロータイプも登場。
タンデムの方がバイブレーションを大きく感じて好きですが、障害物エリアでのすり抜けやディープで浮き上がらないようにするにはダブルウィローが勿論スムーズ。
ボート用のタックルボックスには両方揃えていて状況に応じて使い分けています。
最多釣果ルアー ロボワーム リーパー
大苦戦した2003年を象徴するようなリーパーの受賞となりました。
技としてはもはや特に変化は無いのですが、ちなみに僕がリーパーでずる引きにこだわっている理由の一つはその動き。
リーパー自体は扁平な形状をしていて、ボトムの微妙な起伏の上をずる引きすると、その振動でリーパーが微妙に左右にヒラ打ちするのが良いかなあと。
もう一つは、リーパーに限った話ではありませんが、ボトムの変化を探ること。こちらの方が最大の理由かも。リーパーを装着すれば釣果もあわせて狙えるわけです。
苦境に陥るほどリーパーへの依存度が高くなり、その期待に確実に応えてくれる僕の永遠の切り札です。
ただ、最近特に気になるのは、リーパーに限らずロボワームのワーム全てがだんだんお店から姿を消しつつあることです。
とりあえず大量に在庫を確保しましたが、このまま消えてしまうのであれば実に惜しい逸品です。
特別賞・プラグ ティファ ショット
2002年に震生湖でショットで念願の1匹をゲットしたことから、2003年は本格的にスピニング用クランクをいくつも試してみました。
釣果をあげることができたのは、プチピーナッツDR(ダイワ)、 ショット、 ヨーヅリ・アームズクランク(デュエル)、の3つでそれぞれ1匹ずつ。
その中でショットを特別賞に選んだのは、2年連続で震生湖でゲットした快挙もありますが、他のスピニング用クランクには無いこだわりを感じたのも理由です。
通常、スピニング用クランクはボディーをサイズダウンするのに比例してフックもサイズダウンしています。
スイミング中の重量バランスを考えれてのことでしょうが、一方でフックが小さいと、針掛かりがわるくなるのが気になります。
そんなことを考えてかいくつかのスピニング用クランクはフックサイズを小さくしていないものもあります。
このショットもフロントフックはサイズダウンさせていませんが、面白いことにリアフックはむしろさらに大きめのフックをわざわざ使っているのです。
針掛かりという点ではメリットがあるものの、その分根掛かりし易くなるため諸刃の剣とも言えますが、僕が使っている分にはロストし易いようには感じませんでした。
こうした大きなフックが大きめの遠心力を生み出しているのか、左右に比較的大きめのアクションですが、それは僕好みのアクションでもあります。
他のクランクにはないユニークなこだわりがショットの特徴とも言え、そんなところも特別賞受賞の大きな理由です。
特別賞・ワーム プロズファクトリー デヴァイス
僕にとってラバジとはベイトでフォールでざっくり狙う技であり、震生湖のようにスレた場所ではスピニングでラバジではなくワームをフォールさせじっくり狙ってました。
そんな訳で僕には確固たるスタイルが確立していてスピニング用ラバジには全く興味が無かったのですが、ある日偶然見つけたのがこのデヴァイス。
僕を惹きつけたのはまずその値段。ラバジは消耗が激しいわりには値段が割高ですが、デヴァイスは定価でも300円台半ばと非常に良心的。
それと、ラバーの質感とシルエットが僕好み。後で気付いたのですが僕が好きなラバーの質感とはどれもシリコンラバー製なんですね。
このデヴァイスも、ベイト用では定番のケイテックラバジもシリコンラバー製、ちょっと太めなラバーの水中での広がり感が好きなのです。
初釣果は購入から間もない8月15日の震生湖。雨でいつも以上の濁りが入っていたのでアピール力のあるラバジで攻めようと考えたのがきっかけでした。
その後も濁り具合には関係なく震生湖で結果をだすことになるとは思いませんでしたが、ガード付きでも小バスが結構釣れてしまうのにもビックリ。
使い方はベイトのラバジと全く同じ。シャローのピンポイントをフォールで直撃し、着底後は2、3回軽くアクションさせたらすぐピックアップして次を撃つ、という感じです。
震生湖のようにポイントを熟知している場合はワームのフォールと比べテンポ良く移動攻撃できるのが僕には良いのです。
フォール勝負だと思っているので、トレーラーはゲーリーヤマモトの3インチグラブを主に使用。 バランス的には4インチグラブよりこちらの方がGood。
今やスピニング用ラバジと言えば文句無しにデヴァイス、と言えるほど絶大の信頼を置くラバージグとなりました。
ちなみにラバジの分類について少々迷ったのですが、ワームをトレーラーに使って威力を発揮することからワーム(ソフトルアー)に分類しました。
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