配色の仕方
written by t.akiba last update 2004.09.08

テキトーに楽して配色する方法を書きます。これを読んで「こいつはまだそんなレベルなのか」とか思うと思いますが、書いとかないと自分が忘れるので(^^;。

知識としての色:

■色の偏見の把握
一人一人今まで生きてきた過程の経験により、色をみて感じるイメージや思いは違いますし、それによって好きな色が変わってきます。それを踏まえた上で、ある種幼児的な色に対する感じというのがあると思います。
例えば、アニメに登場する敵は黒くて悪くて強い。味方や主人公は白くて正義の味方で清い。主人公が白くない場合は、何か心に問題があったり、自分の行動に疑問を持っていたりする。赤や青のキャラクターは、なんかカッコよかったりする。

わたしは全然くわしくない事ですが、心理学とかも参考になるかも知れません。人間を赤い部屋の中に入れておくと、時間がたつと気が狂うとか、心に傷を持った幼児が書く絵は紫を多用する、とか。
■色の見え方の把握
わたしは色盲の方の物の見え方というのは解りませんが、そうじゃなくても、パソコンだったら使っているOSやモニタの性能によって表示される色が違ってくるでしょう。全てのパソコンにカラーマネジメントナントカが組み込まれているわけじゃありません。GUIなOSなら、壁紙の色、ウインドウの縁の色、それよりもモニタの縁の色にも影響されるかも知れません。
「そんな事言われたって、どうすればいいんだ」って感じですので、あんまり凝って配色してもしょうがないよ、程度に考えておいてください。
■コンセプトを考える
こんなページを作りたい、という漠然な想像をします。晴れ渡る草原の下の木造小屋でシーツを洗濯して干したような感じ、とか、お花畑でクルクル・ハッピーなサイケな感じ、とか。これが決まれば、かなり話が早いです。


色の選び方:

■ぱくる
基本です。
自分の好きなのをマネします。好きな物は、ファッション雑誌の特集ページでも、好きな車でも、なんでも構いません。そういうのはプロがデザインしていますので、良くて当たり前。
ただ、露骨にパチったり、法に触れたり、マネされた側がつまんない人間だったりシャレの解らない人間だった場合には、いろいろ面倒な事になりますので、相手を選びましょう。

[2004.09.08追記]
かつてパソコンが一般家庭に入りはじめた時。20年以上前の話。当時プログラミングを覚える時には、まず始めにあらかじめ完成されたプログラムの文字列を変えたり色を変えたり変数を変えたりして動作を確認し、失敗を繰り返しながら覚えていったものです。上記の文はそういった考えで書かれています。しかし昨今、露骨なパクリ、開き直り等で隣国と揉めたり、個人活動に対して企業があくどい抜け道で創作物を取り上げようとしたりと、問題が出てきました。「ひとの真似をする」という事は覚える為の近道という考え方は変えていませんが、みなさんは十分注意をして真似をして下さい。
■モノトーンにする
同系列の色で濃い色から薄い色まで結構あるので、それらだけを使います。すると、なんか落ち着いていい感じになります。多くても6色くらいしか使わないので、楽でいいです。
■グラデーションにする
10相色還をグルグルまわすと、綺麗に華やかになります。これが一つ色が入れ替わっているだけでも違和感を覚えたりするので不思議。

■違う系列の色は3色くらいまでにする
studio KotatsugaHouseの香坂さんに教えてもらったんですが、違う系列に属する色は、視界に入る色を3色までにする、下地の色を含めると4色までにすると、目がチカチカしなくていいです。


その他:

■逆の事をしてみる
上にあげた事の逆の事をしてみると、またいいかも。

■その他
っていうか、ホントの事を言うと、わたしとしては、色なんかに時間をかけたくないんです(問題発言)。
それよりも、内容の充実に時間をかけるべき。よくパソコンに向かって仕事をしていると思ったら文字色とかウインドウの色とかのプロパティを微妙に調整してばっかりいて何も生産しない人がいますが、そんなんじゃダメなんです。人として前に進まないんです。


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