「医療法人化 イコール 節税対策」と考えてはいないでしょうか?
例えば、東京都医師会が一人医師医療法人に関して実施したアンケートによれば、個人経営の医師が一人医師医療法人に関心を持つ理由は大半が節税対策(71.1%)でした。ところが実際に一人医師医療法人を設立した医師の挙げた「法人化のメリット」では、「経営状態が良くわかるようになった」(30.7%)が「節税効果」(25.0%)を上回っていました。実は節税は、医療法人のメリットの一部に過ぎません。特に、平成11年度の税制改正で所得税の累進率が軽減されたために、法人税と所得税の税率の差による節税効果は期待できなくなりました。医療法人制度の本来の目的は、医業経営の近代化・合理化を図ることにあります。今は医療の世界も競争の時代ですから、実際にはこのような経営の効率化という点がメリットとして大きく評価されているようです。
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(20 January, 2000)