冬コミミニレポート(12月30日)

ちょっと遅くなりましたが、お約束したとおり98年度の冬コミレポートをお届けします。
ただし時間的な都合ですべてのブースを回ることはできませんでしたので、そのへんご了承下さい。
サークル名なども曖昧な点がありますので、気付いた方はおしらせください。

 

まずは写真付き画像での紹介です。
しゃかんきょりたもつさんのちびちび−Xのブース。
手前の小さいのがちびちび−Xですが、今回は工場の怠慢で難ありということで1000円(追加2000円で正式版と交換可能)での販売でした。たもつさんの説明では、RSコネクタとボリュームスイッチの部分が全然ダメだそうなんですけど、言われなきゃわからないです、こんなの(笑)。参考までに実物の写真を掲載してみました。うちのデジカメではこれ以上の接写ができなかったんですが、前面の文字は立派に読めます(^^;


右にあるのはスタジャンです。今回のはロゴが刺繍になってるとか。欲しいけどお金がなかったので買えませんでした(泣 ちなみに2万2千円ぐらいでした

こちらはおなじみの超連射ブースです。
超連射68Kも完成し、どうなるのかと思えば、Windows用の移植版「超連射86系」が登場していました。アタリ仕様のコントローラをDOS/Vで使用できるようにするアダプタが同時発売になったようですが、あっという間に売り切れたとか。DOS/V用のコントローラってロクなのが無いですからねー。


超微連射のCDはあんまり売れてなかったみたいです。2000円で超連射CDと大して変わってないあの内容だとちょっと苦しかったかもしれません。

こちらはハード工作では有名所のMAD FACTORYさんのブース。

映美ちゃんはイメユニ互換機の中でも抜群の画質を誇る同人ハードウェア。28000円と高価ですが、修正無しでもビデオ入力ユニットに迫る高画質を得られるのは驚きです。
スキャコンIIは15KHzの画面モードを自動的に31KHzに変換して出力してしまおうというもの。D/A変換前にアップスキャンを行うため、画質の劣化がほとんど無いということで、当ページの主催者としては非常に気になる存在です。

その他、68用ではないのですが86音源ボードにデジタルインターフェイスを付けてしまうという「智音ちゃん」などもありました。

 

今回の出展傾向

・ハードウェアに関して

 一部で噂されていたVENUSのPCIバスのデモや040EXCELといった大物の出展は残念ながら無かったようです。次回夏コミか、5月のたもつさん主催のイベントに期待といったところでしょうか。


・ソフトウェアに関して

 既に恒例になりつつありますが、シューティングゲームやSFXVI用のデータなどが多く出展され、かなりの人気を得ているようです。超連射のような飛び抜けたオリジナル作品はあまり見られませんが、全体のクオリティは非常に上がっており、どれを買ってもハズレはないという状態です。個人的には「謡(うたい)」というサウンドノベルには期待していたのですが、プログラマーが逃げたとかで開発中断しているようです。誰か後を継いであげて下さい(笑)。
 多くの同人CDでは、650MBという巨大なCD−Rの容量に対して、オリジナル曲のCD−DAを収録するなどして意地でも埋めてやろうという気合いが感じられ、非常に楽しませてくれます。中にはえくCDのように自らボーカルを入れてしまうような凄いものもあります(かなり笑えます)。

 シューティングゲームはXSPシステムの登場の恩恵もあり、かなりハイレベルなものが登場しています。「イルミネーションレーザー」や「プッチンプリン2(体験版)」などはかなりの完成度だという評判です。
 SFXVIのデータは既に対戦するというよりは、このシステムを利用して世界観を構築するという方向に走っているようです。某ToHeatXVIなどは某ゲームのオープニングがまるまる収録されており、かなりやばいことになっています(笑)。

・まとめ

 全体的に見ればサークルの数も多く、優秀な作品も数多く出展されているわけですが、やはり超連射のような超大物がないとちょっと盛り上がりに欠けるかもしれません。超連射のWindows版は既に音楽以外は完璧移植に近い出来映え(スプライトの制約がないのでチラツキ等は一切無いのが凄い!)であり、あちらの世界でもそれなりの環境を整えれば、ユーザーレベルでかなりのものが作れることが立証されつつあります。しかし、68の環境でもBM68のようにまだまだ面白い作品を作れるはずです。出展サークルの方々には今後も68の灯を消さないよう頑張っていただきたいものです。

 

 

おまけ

 
帰りに秋葉原のフ*ージアで発見しました。のび太とジャイアンが撮れなくて残念(ぉ


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