白馬・雪倉・朝日岳(2001 年8/3 夜〜6) 天気:雷雨のち晴
ムロちゃん(リーダー)、shima、Yakkora、kobayan、ishino(記)、
8/3夜〜8/4
新宿駅――――白馬駅―――登山口・猿倉―――白馬尻―――大雪渓―――白馬岳頂上宿舎
pm11:50発 8/4am6:00着 7:10発 8:15 13:05着
新宿発の夜行急行アルプスは、登山客でほぼ満員。車内の電気は消さずに走るので、室町さんの
アドバイス通りアイマスクを持ってきてよかった。白馬駅から猿倉まで松本電鉄バスに乗るが、途中
道路の端が陥落している個所があり、一旦バスを降りて50m程歩きまた乗車して猿倉まで。そこで
前泊していたyakkoraさんと合流。
準備運動も万端、出発っ!40分程林道を歩くうち、ミヤマシシウドやオニシモツケなど、色々な花に
出会う。白馬尻まで行くと、石に大きくペイントされた「おつかれさん、ようこそ大雪渓へ!」の文字が
バーンと現れた。“おつかれさん”はこれからだっと思いながら、いよいよ大雪渓へ。
早くも雪渓を登る人達の行列が出来て、まさに雑誌でよく見る景色です。 雪渓は想像していたよりも
傾斜がきつく、その表面は風で運ばれたらしい土でよごれている。歩き始めてすぐぱらぱらと雨が降り出し
て皆カッパを取り出すなか、kobayanさんは傘をさして歩き出す。間もなく大粒の雨に変わり、しっかりカッパ
を着こむが、かのkobayanさんは相変わらず傘をさし続ける。雪渓が終わると木の階段がすこし続き、岩場の
道へ。その間雨はますますひどくなり雷まで鳴ってきた。そこへパトロール隊の人からkobayanさんに注意が
入る。
「傘をたたんで下さい!」一旦は閉じたものの又開いて歩き出すkobayanさんに、案の定、別のパトロール隊
からも注意が飛んだ。そんな大雨の中、避難小屋に到着するが、中に入れずひさしの下で立ち休憩。この時
なんだか悲しい気分になったのは私だけだったろうか。そんな時、ザックからカッパを取りだすkobayanさん、
はれ今頃?この大雨の中履いていたのは何?皆同時にそう思った。そうそれはずぶ濡れ状態のズボン、
途中どこかで素早くカッパを履いていたものと思っていたのに。皆になんのかんの言われ、kobayanさん曰く
「オレねぇ 止むと思ったのよぉ そしたらどんどこどんどこ降ってきて…」
そう雨は止む気配もなく容赦無く降り続け、少し小降りになったのを見計らってお昼をとっていても
それも束の間、すぐまた大粒の雨が降り出してくる。ひどい雨に花を愛でることも出来ない。その為もあっ
て予定よりもうんと早く頂上小屋に到着。この小屋では生ビールが飲めるのだ、最高!っと言いながらも私
と体冷え冷えのkobayanさんは寒くてココアを飲んでいた。夕食迄の時間を、昼寝をしたり濡れた物を乾かした
り、この悪天候の中出会った花(下記参照)を皆で思い出したりと楽しい一時でした。夕食はバイキング形
式でおかわり自由。おかずも豊富で満足満足。
| ヤマハハコ | ソバナ | オオバギボウシ | テガタチドリ | タテヤマホトトギス |
| オタカラソウ | ミソガラソウ | ウサギギク | オオレイジンソウ | オオウバユリ |
| イワノツメクサ | クガイソウ | トリヤスショウマ | オンタデ | ハクサンフウロ |
| ミヤマキンポウゲ | クルマユリ | タカナナデシコ | キヌガサソウ | ハクサンコザクラ |
| クロドウヒレン | シナノキンバイ | イブキジャコウソウ | シロウマアサツキ | ウメバチソウ |
| ヨツバシオガマ | オニシモツケ | タカネシオガマ | イワオウギ | エゾシオガマ |
| ミヤマタンポポ | トリカブト | イワギキョウ | サワニヨモギ | カラマツソウ |
| ミネウスユキソウ | エゾアジサイ | ニッコウキスゲ | タカネナデシコ | ミヤマアキノキリンソウ |
| クロクモソウ | ハクサンシャジン | ミヤマアケボノソウ | ミヤマダイコンソウ | |
8/5
白馬頂上宿舎――白馬岳山頂―――三国境――雪倉岳――燕岩――ツバメ平――朝日小屋
am4:30発 4:55 9:40 11:00 11:50 2:30着
ご来光に合わせ4:30出発。起き抜けの登りはきついです。白馬岳山頂手前で美しいご来光を拝むこと
ができた。天気は昨日とうって変わって快晴。白馬岳頂上は360°見渡せる絶景で、風が強くてすごく寒い。
今日の宿朝日小屋の赤い屋根が遥かに見え、これからが長〜い行程だということを実感。でもフラワーロードが
待っていると思うと気分は上昇。まずは雪倉目指して歩き出す。
期待通り花が次から次へと現れ、三国境近くの左斜面にはコマクサの大群生が眺められた。朝食はチングルマの
群生のそばで。花に囲まれながらの食事は本当に気分のいいものです。雪倉近辺に咲いているマツムシソウは
この日皆が一番見とれた花で、とてもきれいな紫色で素敵でした。またカライトソウの濃いピンク色もきれいな
もので、重そうにうなだれているのがかわいらしい感じです。
雪倉頂上近くは、ハイマツが繁り急登で強い日差しの下またきつい道のりでしたが、頂上は眺めも良く爽快。
ここからガレ場が続き汗だくだく。でもオヤマソバが沢山咲いていたり、ミヤマムラサキ、ハクサンシャジン、
ウスユキソウと移動するごとに違う花が現れ、飽きることがありません。休憩した水場のある燕岩を越した
辺りから、今までとは姿の違うお花畑も現れ、少しガスのかかった中、オオハナウドがにょきにょき生えている
かと思うとその間を埋めるように色々な花が咲き乱れていました。花弁が星型で黒っぽい紫色した魅力的な
ミヤマアケボノソウにも出会いました。
朝日岳山頂方面と朝日小屋への分岐近くから蒸し暑い樹林帯が続き、次は岩場と、段々苦しい行程にさし
かかかってきました。へとへとになってきた頃、乾燥化の進んだ湿原が始まりしばし木道歩き。この先には
ハクサンコザクラの群生が待っていると皆楽しみにしていました。っがその群生が見られる頃、私はたいぶ
きている状態でばてばてでした。花を愛でられる余裕は既になえており前に進むので精一杯。足りなくなった
水を皆に補給してもらったり。それでもなんとか朝日小屋に着いて、乾杯にこぎつけました。宿の周辺は
湿原が広がり散歩にはもってこい。ただここも乾燥化が進んでいるのが気がかりです。夕食迄の時間を、
暮れていく朝日平を眺めながら今日出会った沢山の花を思い出しながら過ごしました(下記参照)。
宿の食事は今日も美味しくて、宿泊者には赤ワインその他のアルコール類もふるまわれ、肉じゃがも
ヒットでした。
| シナノキンバイ | キンコウカ | ウルップソウ | タテヤマリンドウ | コマクサ |
| タテヤマウツボグサ | マイズルソウ | ツルリンドウ | ゴゼンタチバナ | シロクマニガナ |
ミヤマアケボノソウ | イブキジャコウソウ | イブキノラノオ | クモマミミナグサ | コソバツメクサ |
| ハクサンコザクラ | ニッコウキスゲ | オニシモツケ | 水芭蕉 | シモツケソウ |
| マツムシソウ | カライトソウ | ツマトリソウ | ネバリノギラン | ミヤマアズマギク |
|
| イワショウブ | ムカゴトラノオ | チングルマ | ミヤマダイモンジソウ | ウメバチソウ |
| ヤマハハコ | ハクサンイチゲ | ノギラン | タカネヤハズハハコ | コイワカガミ |
| サンカイオン | イワイチョウ | タカネナデシコ | タカネグンナイフウロ | グンナイフウロ |
タカネシオガマ | ハクサンシャジン | イワシモツケ | エゾシオガマ | ツガザクラ |
| キヌガサソウ | モミジカラマツ | ミヤマムラサキ | ミヤマコゴメグサ | ミヤマウスユキソウ |
| リンネソウ | ミヤマウツゴグサ | オオハナウド | ミヤマオオバコ | ミネウスユキソウ |
| タカネバラ | クワガタソウ | ミヤマコウゾリナ | アカバサシモツケソウ | イワベンケイ |
| シコタンソウ | ミヤマアキノキリンソウ | オトギリソウ | オヤマソバ | クジャクソウ |
|
| オオバギボウシ | カニコウモリ | コバイケイソウ | ミヤマホツツジ | |
(前日と同じ花は省いています)
追記:ウソ(鳥)首が赤く特徴ある鳥でした。
8/6
朝日小屋 ―――朝日岳―――花園三角点―――白高地沢―――兵馬ノ平―――蓮華温泉
am3:55発 4:50 7:45 8:55
11:00 12:15
またご来光を拝むのと今日の長丁場の為、早めに出発。ムロちゃんが呟いた「今日が一番きついんだよなあ」
の一言から、昨日も長かったけど今日はも〜と長〜い行程であることを覚悟する。朝日小屋から朝日岳山頂
迄ほぼ一時間。この日のご来光も美しく、一瞬にして雲が凍りついたような雲海がとてもきれいでした。
山頂から五輪尾根の斜面は、またまたお花畑。ハクサンコザクラやハクサンフウロ、シロウマアサツキ等
朝日をうけて美しいばかり。見渡す景色は、湿原が広がりしっとりとした緑が美しく記憶に留めたい風景で
した。BUT 段々陽が高くなってくると同時に足場も悪くなりだし、カモシカ坂という下りが曲者でした。
延々と続くアップダウンの多い岩場や倒木、と・に・か・く歩きにくい。私にとっては……..…..筆舌に尽く
しがたい行程でした(ホント)。私のペースは一段とスローダウンしてしまい、リーダーをやきもきさせてし
まったことと思います。
やーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと
の思いで白高地沢の川に出たと思いきや、今度は蒸し暑い樹林帯のきつい登り。んんんんーん…. 皆に励ま
されながらなんとか兵馬ノ平のお花畑まで辿り着く。名前は兵馬なんていかついけれどかわいらしいお花畑
でした。ですが、既に極限状態だった私は何が咲いていたのか全く思い出せません。そこを通り過ぎると小
さなアヤメ平。その先にはこれが最後だよね?と願いたい登りがまたも待っていました。でもここ迄来れば
蓮華温泉まであともう少し。ふんばるしかありません。最後に出会った白い小さな花が、ツルアリドオシ。
二つずつ仲良く咲いていてその可愛らしさが、疲れを癒してくれたような気がします。今日出会った花たち
は以下の通りです。
| トモエシオガマ | | ムシトリスミレ | | ワタスゲ | | キツリフネソウ | | オニシオガマ |
| イチヤクソウ | | リュウキンカ | | ミヤマカラマツ | | ヒオウギアヤメ | | ギンリョウソウ |
| ジンヨウイチャクソウ | | ツルアリドオシ | | | |
(前日・前々日と同じ花は省いております)
この3日間、本当にお世話になりました。無事歩き通すことが出来たのはかくかくしかじか皆さんのおかげ
です。大事な水をたらふく分けてくれ、ザックを持ってくれようとまでしてくれたムロちゃんリーダー、ザックに
入りきらなかった私のお菓子を持ってくれ、終始笑わせてくれたyakkoraさん・kobayanさんコンビ、高い声で励まし
続けてくれたshimaちゃん、本当に有難うございました。お花いっぱい笑いいっぱい汗いっぱいの楽しい山行
でした。
2001年山行計画に戻る