2002年GW 絵師アバウト山行

【行程】
5/3 作場平橋〜笠取山〜将監小屋テン場泊 (行動時間6時間30分)
5/4 将監小屋テン場〜雲取山〜飛竜〜雲取奥多摩小屋テン場泊 (行動時間7時間30分)
5/5 雲取奥多摩小屋テン場〜七ツ石山〜鷹ノ巣山〜石尾根〜奥多摩駅 (行動時間7時間)

【メンバー】
 アバウト隊長・泰・Kanegon(記)

【1日目】天気:晴れ
 タクシーで登山口に到着。9:30準備を整え、出発。久しぶりに自前のテント・鍋・ガス等々を詰めた ザックは、覚悟していたとはいえ、重い。身体を慣らしつつ、ゆっくりと歩を進める。先頭を行く絵師隊長 もやはりザックが重いと見えて、いつものスピードでは歩かない。その後ろを行く副会長の「もっと、とっと と歩きたい」発言もなく、助かる。
 歩き始めて30分後、隊長の前にテンが現れた。我々を見てもあまり驚きもせず、ゆったりと去っていった。 歩き始めて早々の出会いに、「幸先いいじゃん!」と3人はしゃぐ。

 分岐で地図を確認していると、直登コースから紙袋とペットボトルを下げた男性が降りてきた。上にある水場で、 水を汲んできたのであろう。そう、今日の道は「荒川・多摩川・富士川の源流を訪ねる道」である。それにしても 重装備な我々と、コンビニに水を買いにいくようなおじさんとのすれ違いは、何か違和感がある。
 我々は体力温存のために巻き道を選ぶ。まもなく笠取小屋に到着。隊長はここのテン場泊も考えたが、到着が 早すぎて、あっという間に酒がなくなり「酒の切れ目が、山の切れ目」になってしまことを避けるため、その 先に進むことを選んだ。

 笠取小屋を過ぎると、視界が一気に開け、開放感のある空間が広がる。小高い丘を上がると、そこが分水領。 ここで荒川・多摩川・富士川に分かれているらしい。さらに歩を進めると、笠取山の直登が現れた。一層ゆっ くりした歩調で体を持ち上げる。
 約30分の登りで山頂着。風が強く、急激に体温が奪われる。隊長がこの先の道を偵察に行くと、忘年山行で 歩いた十二ガ岳のような道だったため、来た道を引き返し、またまた巻き道を選ぶ。途中、水干(みずひ)を通過。 ここが荒川・多摩川・富士川の最初の一滴であるらしいが、実際には水が落ちていなかったので、実感はない。 ここまではハイカーの姿が見られたが、このあとはめったに人に会わなくなる。

 水干尾根は等高線どおりの道であり、なだらかではあるが、なんせ荷が重く、長い。しだいに二人との差が 開いてきた。が考えてみると、これがいつものパターンである。彼らとは数多く山を歩いているが、今日ほど 話しが出来る距離で歩いた日はない。私は荷があろうが無かろうが、あまりスピードに差は無いが、隊長はも ろに影響をうけるらしい。今度から常に重たい荷を背負ってもらうとちょうどいいらしい。・・・などといい つつも、16:00将監小屋テン場着。

 さすがGWであり、テン場はかなり埋まっている。テン場に陣取り宴会をしている、いかにも小屋泊の人を 見つけた隊長が交渉したため、テントを2張り、並んで張ることが出来た。その4〜5人は、酒の肴に私がテ ントを張る姿を眺めている。
 「なに?アンタひとりでテントを張るの?」
 「最近のテント事情を見せても らおう」
 「あれ?エスパースって、今こんなに軽いの?」
 「フライは?いらない?!なにぃゴアだとぉ?!生意気なぁ」
 「ちょっと中を見せてよ。へぇ、いいねぇ」
 「私たち、あなたのためにこの場所を取っておきました」
 「じゃ、テント前で記念写真でも。ほら、一緒にさぁ。パチリ」
 なんと、他人様のカメラに納まってしまった。なにやってんじゃ、わたしゃ。でも無事張れてよかった。 こんなギャラリーの前でテント設営が出来なかったら、超カッコ悪いもんねぇ。
 設営後は隊長が背負ってきたビールで乾杯し、夕食に突入。喉もお腹も満たしたら瞼が下がってきたので、 20:00就寝となった。

【二日目・5/4(土)】
 朝、4時頃、雨?いいんだぁ。今日はゆっくりで〜。だって、登りもないし歩行時間なんたって5時間半!! アプローチなしの!!ねっ。お父さん。でも、山の朝はやっぱ早いんだ。5時におきてゆっくりゆっくり仕度 始める。朝ごはんも。ゆっくりコーヒーを飲みながら、地図を確認しながら・・あれっ?確かに高低差は ないが・・ 単純に地図のタイムを足すと7時間半超だ!!おいおい。だからアバウトリーダーの別名をもらうの だよぉ。
 で、せっせと撤収して将監峠を7時出発。雨も降ってない。今日もお天気。本当は9時頃までウダウダ散策する はずだったのにねー。はやく天場につかないと楽しい宴会ができないぞ。とひたすら歩く。平らな道を。 「これは、脂肪燃焼コースだね」と話しながら。おととし登った飛竜山山頂はもちろん宴会のため巻いて、 当初予定の三つ山を越える岩稜コースも荷が重いし時間もかかるということで巻いてひたすら今日の宿泊場を 目指す。

 ホンオはね、雲取山頂がこれからあるんよ。ダラダラ歩いて三条ダルミに12:15着。ここからが今日最高 の登りなので腹ごしらえして12:35山頂目指して出発。13:15東京都最高峰着。やっぱ、ええわぁ。あと 下りるだけだぁ。テント2泊はこの季節まだきついね。などなど。奥多摩小屋の天場へ向かう。2:00着。こ こはおととし、小屋に泊まったとき狙ってた場所。やっぱ、ええわぁ。めざとい面々はすっかり良い場所確保 してのんびりしてる。でもまだまだアキはある。絵師さんとKanegonにテント張りは任せて、私はビールを冷やす ため往復8分強の水場へ。その後の宴会のことを思って合計4往復水汲みにいそしんで3時ちょい前に無事 乾杯。
 お疲れ様です。結構長い道のり。明日はもっと長いです。このキャンプ場は気持ちいいから今度はもっと楽し てこようね!
写真:Kanegon 絵:絵師 写真:Kanegon

【3日目・5/5(日)】
 稜線のテント場は風が強いなあ、と寝袋の中で思いつつ朝になった。のそのそ食事してもたもた出発した。 6:45七つ石山到着。空気がとってもさわやかでシャキッとしてきた。奥多摩の山々が目前に連なりその 向こうには富士山が大きい。ウグイスのハーモニーも楽しい。
 8:45鷹ノ巣山小屋到着。このあたりから三人の会話もザックが重い、重い、疲れた、ばかり。ここから 約30分山頂までの登りはとてもきつかった、三人とも無言で歩いていたもの。それは長い防火帯の急な下り 坂が終わるまで続いた。
 13:15麻葉の湯に到着、楽しくハードな山行が無事終わった。次回テント山行は今回を学習しより良い のにしたいと思います。カネコまた行こうぜ。

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