2004.12.18現在
房総の林道大全集
ただし順不同

房総のサイクリングコースを、特に林道を中心に、少しずつですが書き溜めていこうと思います。コース設定の際の情報源の一つになれば幸いでございます。また、お気に入りの道は特設ページを設けることにしています。
距離は実測値をベースにしていますが、逆に正確を欠くことがあります。
(理由)上り坂では蛇行することがタマにあるから。(実際の倍以上になることもしばしば)


名称 全長 位置と特徴
川篭・道越・金銅林道
★★★
5km 鋸南町小保田→鋸南町大崩。全舗装。鋸南町は町域の大部分が山地。山の斜面を利用して水仙栽培が盛んで、冬になると水仙郷巡りの観光客で賑わう。林道は短いものが幾つか。川篭線・道越線・金銅線と連続しているので、ひとかたまりにした。長狭街道の川崎橋バス停から入る。すぐに小さな滝が落ちているのが見て取れる。ひと山越えて集落に入る前を左折。その細い道が道越林道で、距離はわずか。登りきってY字を左折し金銅林道に合流する。Y字を右に行くと佐久間へ降りてしまう。終点は大崩と言って鋸南町第二の水仙郷として有名なところ。3本合わせても5キロしかないが、ウォーミングアップには最適と思われる。
田取林道
★★★
5km 富津市豊岡→富津市志駒。戸面原ダム側は舗装、志駒側は砂利道となっている。県道88号を南下していくと戸面原ダムに行き着く。このエリアは緑に包まれ、新緑の季節は特にいい。パノラマ広場の標識に従って入り、しばらく上ると休憩所に着く。その脇からダムの全景が見渡せる。神社が頂上で、そこから内房の山並みを一望。晴れて見通しが期待できる日に行きたい。下る途中で舗装が途切れる。ところどころガレて傾斜もきついので走りにくい。「志駒の霊水」の裏手に出る。ここはボトルの補給にちょうどいい。
鹿原林道
★★★
6km 富津市志駒→富津市鹿原。全舗装。地形図によると「鹿原」は「しっぱら」とルビが打たれている。長狭街道の横根峠から志駒川(別名紅葉ライン)を下っていくと小学校を過ぎた辺りに上り口がある。峠の標高は200m程度。傾斜はそこそこある。林道終点のT字路を右に行くとローカルな風景の平坦路が県道まで続いていて、こちらの方が趣があって面白い。
保田見林道
★★★★★
8.5km 富津市相川→富津市山中。一部舗装。地形図には「ぼてみ」とルビが打たれている。山地の中の超ローカルな林道。こんなところにも人が住んでいる。標高差は300m近くあり、なかなかキツい。上総湊から相川を遡って行くと林道に入るが入口は分かりにくい。2キロ上ると素掘りの真っ暗なトンネルが口を空けている。このトンネルは下が悪く注意を要する。途中にちょっとした梅と水仙の名所がある。路面は荒れているがロードでも一応走行可。
山中林道
★★★
4km 富津市山中→鴨川市引越。一部舗装。保田見林道から志駒川を挟んで続く短い林道。長狭街道と平行していて山中側は全てダート。枝道が何本かあるが、全て行き止まりになっている。最近、何やら山が切り崩されて工事中で、もしかしたら縦貫道が出来るのかも知れない。
大山林道
★★★
3km 鴨川市引越→富津市松節。未舗装。山中林道から県道を挟んで続く短い林道。上り口だけ舗装されていて、その後は全てダートになっている。雨の後などはぬかるんで走り辛い。引越側から入るとY字路があるので左に下る。途中から松節林道が分岐している。
松節林道
★★★
7km 富津市松節。大山林道から分岐する。一部簡易舗装だが大部分は未舗装。入り込むほどにガレてくる。アップダウンがあって体力を消耗する。崖崩れ・落石箇所多数。やっと平らになった頃、視野が開け鴨川市街が望める。交差していた国道410号は新ルート完成で消滅。旧道のトンネルも閉鎖された。
高山林道
★★★
6km 富津市松節→君津市奥米。一部未舗装。松節林道から続き、標高365mの「高山」の裾を回る下り基調の道で、奥米・渕ケ沢林道に接続する。少し走るとT字路があるので右へ折れる。左に折れると国道410号に出る。路面は良好で車も少ない。
金谷元名林道
★★★★
10km 富津市金谷→鋸南町元名。一部舗装。神奈川県から一番近い林道。路面は概ね良好で、金谷側・元名側1キロは舗装されている。ただし舗装区間はダンプ道になっていて平日走行は要注意。鋸山の裏(東側)をぐるりと廻る緑豊かな道で、時間に余裕があり、かつ金谷−元名間の国道区間が鬱陶しい向きにはお薦め。金谷側入口から4キロ地点で竹岡林道が分岐している。
竹岡林道
★★★
3km 富津市竹岡→富津市金谷。未舗装。竹岡側からのアプローチが面白い。入口が分かりにくいので地形図必須。目印は高速道の「富津竹岡1」ガードで、ここを潜ると、すぐに素掘りのトンネルが現れる。雨の後は各所にぬかるみができて走りづらい。頂上で金谷元名林道に合流し、右に行くと金谷港、真っ直ぐ行くと保田駅に抜ける。
鬼泪林道
★★
5km 富津市宝竜寺→富津市田倉。未舗装。「きなだ」と読む。JR内房線佐貫町駅前から東へ直進、国道を横切り宝竜(龍)寺を右へ。2キロ走ると林道に入る。枝道が多く、注意されたし。だいたい道なりに行けばいい。3キロ登ると電波塔が右手に現れ、この林道のピークとなる。ほどなくマザー牧場の手前に出る。周囲は一面の杉林で小鳥の囀りも寂しい。
鹿野山林道
★★★
4km 富津市田倉。一部未舗装。鹿野山北側の1号と南側の2号に分かれている。2号はマザー牧場のすぐ脇から入り、大きく蛇行しながら下る。緑の山並みを展望。以前はフルダートの「快適な」ダウンヒルが楽しめたが、一気に舗装が進み、味気なくなった。1号の方は交通量が多く、特に休日はマザー牧場へのマイカーや観光バスが引っきり無しに通り、とても鬱陶しい。
高宕林道
★★★★★
5km 君津市平田→君津市怒田沢。一部舗装。高宕山(315m)の北の裾を走るローカルな道。森にの中の薄暗く細い道というイメージ。地盤弱く崖崩れ・落石に注意。未舗装部分は路面状況が悪く、雨の後はぬかるむ。この付近は野生猿の生息地として天然記念物に指定されている。しかし、未だ遭遇したことは無い。
奥米・渕ケ沢林道
★★★★
4km 君津市奥米。全舗装。三島湖の北の袂から入る。国民宿舎が目印になる。この林道にはトンネルが多い。三島湖周辺はちょっとした観光地(清和県民の森)になっており、休日は少し交通量が増える。しかし変化に富んだ道で雰囲気はよい。三島湖側からだと上り基調になるが大したことは無い。
香木原林道
★★★★
2.5km 君津市奥米→君津市香木原。全舗装。奥米・渕ケ沢林道から続く。周辺は房総でも屈指の林業地帯で林道が縦横に走っている。野生猿多数出没につき走行注意。房総の田舎猿は純朴で、日光の猿のようにグレていない。香木原から鴨川までは有料道路だが自転車走行可。
郷台林道
10km 君津市折木沢→天津小湊町清澄。東大演習林の中にある。自転車は通行不可。ならば押して通る分には問題ないのでは?と入ってみたが、番人らしき人影を認め、後ずさりしたのだった。一説にはハイキングも駄目だそうで、特に亀山湖側のゲートは極めて強固に出来ており、よじ登るか沢に降りるかしなければ入れない。その表向きの理由は自然環境の保全だが、なら林道など造らなきゃいいのにと思う。察するに、この奥に国家的な秘密施設が建設されており、よからぬ研究が行われているのではないか。ヘタに入ると捕まって頭の中にICチップを埋め込まれかねない。やめておこう。
戸面蔵玉林道
★★★★
10km 君津市蔵玉→君津市戸面。全舗装。上総亀山と養老渓谷を最短で結ぶ。梅ケ瀬渓谷の南を通るが、渓谷そのものは木立に遮られて望むことはできない。途中、大福山林道の分岐点付近はトンネルが連続する雰囲気の良い道である。ちょっと前までは素掘りの状態で道も細かったが、拡張されて心持ち交通量が増えた。紅葉シーズンは避けた方が無難。
朝生原・女ヶ倉林道
★★★★
5.5km 君津市戸面→君津市女ヶ倉。全舗装。小湊鉄道養老渓谷駅の西500mを右に下りる。左は戸面蔵玉林道。梅ヶ瀬渓谷に沿っていて紅葉が素晴らしい。その時季は人も多いので平日がお薦め。朝生原線は2キロで終わり、女ヶ倉(めがくら)線と名前を変え、大福山林道に合流するまで上りが続く。途中に「ふれあいサンクチュアリ」という休憩に適したポイントがある。トイレあり。その先に見晴台がある。
大福山林道
★★
9km 君津市戸面→市原市菅野。一部未舗装。ロード走行可。戸面蔵玉林道の中間から分岐し、大福山(296m)の西側を走る。小湊鉄道の養老渓谷駅からも入ることができる。この先、市原市街地まで林道を繋いで走ることができる。南半分は緑に囲まれた静かな林道。しかし市原側は大規模開発(?)が進み、ダンプ街道に変貌する。とても安心して走れたものではなく、走るなら日曜日に限定される。
万田野林道
★★
4km 市原市菅野→市原市万田野。全舗装。大福山林道と音信山林道を繋ぐ短いもの。大福山林道を出て左に100m行くと入口がある。ここにはダンプは入ってこない。「市原市民の森」が中間にあり、比較的良好に自然が保持されている。
音信山林道
7km 市原市万田野→市原市丹原。全舗装。「おとずれやま」と読む。万田野林道と丹原林道を繋ぐ。万田野林道を出て右に500m行くと入口がある。しばらくは鬱陶しいダンプ街道。その後は平和にはなるが、ゴミの不法投棄が目立ち、走っていて楽しいものではない。あまりお薦めしない。市原市内は兎に角ダンプが多く、土砂採取のため山が次々に切り開かれている。これでは住民意識が希薄になり、ゴミの不法投棄が後をたたないのも頷ける。
丹原林道
★★
3.5km 市原市丹原→袖ヶ浦市米田。全舗装。音信山林道を出て(少し分かり難いので走行距離の確認をお薦めする)左に約1キロ行くと入口がある。山を一つ越えて国道409号(通称房総横断道路)まで。ダンプは入ってこない。音信山林道の無残な光景と比較すると別世界か。
天津林道
★★★
10km 天津小湊町砂田→大多喜町麻綿原。全舗装。安房小湊と安房天津の中間、神明神社を目印に入る。かなりの起伏があり海側からのアプローチはキツい。アジサイの名所になっている麻綿原(まめんばら)まで2車線の道が続くが、上がり口が細いので車は入って来ない。麻綿原から東大演習林を通って上総亀山に至る道が分岐しているが、自転車は元よりハイカーさえ立ち入れなくしてあり、ヤバイものが隠されているのではないかと噂されている。
杉戸林道
★★★★
10.5km 勝浦市杉戸→勝浦市大森。未舗装。国道297号から別れ、神社手前100メートルを入る。緩やかな起伏を伴うフルダートの林道。幾つかの支線を持っているので迷わないように注意。また、ガードレールの無い崖上を走ることが多く、転落しないように。路面は悪くはないが、大森側は砂利道でハンドルを取られやすい。杉戸側2.5キロ上ったところに薄気味悪いトンネルが口を開けている。地図には道が描かれているが藪漕ぎになるので止めた方がよい。
嶺岡中央林道
★★★★★
30km 鋸南町下佐久間→鴨川市貝渚。安房勝山と外房鴨川を結ぶ房総の代表的な林道。全舗装。嶺岡林道と略称することが多い。1号線から4号線に分かれている。名前の由来となった嶺岡山は標高334m。中間には房総で最も高い愛宕山(408m)がある。東西に連なる山地を尾根伝いに走るアップダウンの激しいコースだが、交通量が少なく房総の自然を満喫できる。
伊予ヶ岳林道
★★★
2km 富山町平久里中。一部舗装。嶺岡林道3号線より分岐。小粒でピリ辛の伊予ヶ岳の東側を回って平久里(へぐり)の集落に出る短い林道。短いが雰囲気は良好。下るとすぐに終わってしまうので上る方が楽しめる。県道88号沿いの「ターゲットバードゴルフ場」の看板を目印に入る。
二の滝林道
★★★
3.5km 丸山町鍛冶畑。一部舗装。安房中央ダムの西側を周る。僅かの距離だが、国道の迂回路としても有効。目印は安房中央ダムの真ん中の赤い橋。短いトンネルを潜って更に橋を渡るとT字になっている。左に行くと細長いトンネルに入って国道へ合流する。右に行くとダートの静かな山道になる。勾配は緩く、雰囲気がよい。2キロ余りで行き止まり。丸山町は小野派一刀流の流祖小野次郎右衛門の出生地(墓は成田市)で、近くに記念公園がある。
貝沢林道
★★★
2km 和田町別所→和田町貝沢。舗装。終点の貝沢集落まで沢伝いに上る細い道。距離は短いものの、木立に囲まれて薄暗く、沢の途中ではトンネルから滝が落ちていたりと房総の林道には珍しい雰囲気がある。朽ちかけた不法投棄の車数台も景色のうちか。所々に「一風庵」という案内看板が立っていて、たまに書画のギャラリーが催されているらしい。貝沢から先にも道が記されているがヤブ漕ぎ必至のマウンテン専用路。
山名林道
★★★
5km 三芳村山名→三芳村増間。全舗装。三芳村大学口・海老敷・山名と通って丸山町石堂に抜ける道沿いに入口がある。以前は何故か「嶺岡中央林道4号線」のサビサビになった標識が立っていて房総林道七不思議のひとつになっていた。谷戸をしばらく行くと巻き始める。3キロ上りが続き、頂上付近で増間御門林道が合流する。その付近で一時展望が開け、増間ダムや富山の頭がポッコリ見えたりする。下ってトンネルを抜けると県道に出る。平坦な部分が少ないので足が生きているうちに入ろう。
増間御門林道
★★★
5km 三芳村山名→三芳村御門。全舗装。ここも比較的新しく開通した林道で、古い地図には載っていない。増間側から入ると、すぐにトンネルを抜ける(山名林道)。その後は上りが続き、2キロ進んだところに林道の入口がある。三芳村の山地をぐるりと回って平久里川(へぐりがわ)のほとりに出る。時間と足に余裕があるときのお散歩コース。御門側には桜が植林されている。
大学口上滝田林道
★★★
3km 三芳村大学口→三芳村上滝田。一部未舗装。南房総内陸に位置する三芳村は、富山町と並び南総里見八犬伝ゆかりの土地として知られる。土の仏様で有名な正林寺の近くに入口がある。上り詰めたところで増間御門林道に合流する。比較的新しい林道で古い地図には出ていない。この辺り、特に林道を通らなくても十分に長閑な風景を堪能できる。
増間林道
★★★★
3km 三芳村増間。一部未舗装。増間ダムの脇を通って大日山遊歩道まで続く盲腸線。大日山の頂上には小さな石仏(大日如来)が奉られている。見晴らしは余り良くないが、話のタネに一度はハイキングしてみたい。沿道には滝が多く、特に「棒滝」は落差があって見ごたえがある。ただし、水源が限られているため、雨の少ない季節には枯れてしまう。
木の根林道
★★★
3km 富山町高崎→富浦町丹生。全舗装。岩井駅と富浦駅を結び、海岸沿いの国道を迂回できる、お奨めルート。現在では脇を自動車道が走り、大部分が拡張されて林道らしい面影は消滅してしまったが、有史以前は、か細く暗い杉林の中にあった。頂上にある真っ暗なトンネルが工事前の面影を偲ばせる。そのトンネルの近くに、もうひとつ真っ暗なトンネルが掘られていて原田山林道が分岐する。富浦側の段々畑では春先になると菜の花で黄色く染まり印象的。
奥山仲尾沢林道
★★★★
4.5km 富浦町仲尾沢→三芳村上掘。一部未舗装。ロード可。道の駅(富浦町大津)の近くに「宮本城址→」という標識が見つかるので、そこを入る。時間があれば城跡の見物なども面白い。突き当たりに神社があり、右に折れて上っていくとトンネルに行き着く。それを抜けると分岐になっていて、その近くに林道の標識が立っている。 少し分かり難いので地形図とコンパスを持っていきたい。上り始めは勾配がきつい。小山を二つ越えるイメージで、低山ながら山深い雰囲気が味わえる。溜め池を横目に見ながら館山側の口に出る。
山倉林道
★★★
6km 千倉町北朝夷→館山市畑。未舗装区間が多い。ロードで何とか走れる程度の路面。道幅は広い。これと言って特色は無いが、ローケーションと未舗装区間が多いせいで車の進入が無く快適に走れる。尾根伝いの林道で雰囲気は嶺岡林道に似ている。畑から小松へ向かう途中に広い間口が開いているので、すぐに分かる。千倉町南朝夷から千倉林道の入口を無視して真っ直ぐ行くと右手に傾斜のきつい上り坂があり、ここからも入ることができる。
小松林道
★★★★
3.5km 千倉町小松。全舗装。沢に沿って房総南端の山地に分け入っていく。真言宗の古刹「小松寺」の景観が素晴らしく、南房総の数少ない紅葉の名所である。林道自体は短いが、南に進んで行くと畑林道と繋がり野島崎へ至る。
千倉林道
★★★★★
4.5km 千倉町南朝夷。全舗装。千倉町南朝夷の信号を山側に入る。畑林道を繋いで野島崎へ抜けるコースは嶺岡林道と共に房総の定番となっている。林道は頂上のトンネルまで。この先、房総の秘境とも言われる「畑」まで細い道が続くが、これが恐らく畑林道1号線ではないかと睨んでいる。交通量は非常に少ない。傾斜も緩く、自然の中を気持ちよく走ることができる。
畑林道
★★★★★
2km 館山市畑→白浜町名倉。全舗装。房総半島最南端の林道。正確には畑林道2号線である。1号線もあるはずだが起点・終点が分らない。南国のイメージには程遠い鬱蒼とした杉林の中を走る。と思っていると最後には崖から太平洋を望む。距離は短いが間違いなく五ツ星の道である。白浜に降りたら、田んぼの畦道を適当に走ると県道に出る。



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