クイーンの定員 #015


ビッグ・ボウの殺人
(ボウ町の怪事件)

The Big Bow Mystery

イスラエル・ザングウィル
Israel Zangwill

ヘンリー 1892年
London: Henry


創元推理文庫

短編集では無く、1作の中編でありながら、あえて「クイーンの定員」に選ばれた名作です。エラリイ・クイーンにして「完璧に作り上げられた世界最初の密室物」と言わしめたほどの歴史的作品。
 


収録中編

ビッグ・ボウの殺人
−The Big Bow Mystery−
ロンドンのボウ町で労働運動者の男が、中から鍵のかかったアパートの2階の部屋で首を鋭利な物で切られ殺されていた。同じアパートの1階に住む友人の男に恋愛のもつれという理由で容疑がかかった。犯人が判った瞬間に心臓が止まりそうになるほど驚いた古典の超傑作です。

『ボウ町の怪事件』(1959)長谷川修二訳(創元推理文庫)収録作品
「ボウ町の怪事件」

『ビッグ・ボウの殺人』妹尾韶夫訳(ハヤカワポケットミステリ)収録作品
「ビッグ・ボウの殺人」

『ビッグ・ボウの殺人』(1953)吉田誠一訳(ハヤカワミステリ文庫)収録作品
「ビッグ・ボウの殺人」