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Evil Under the Sun |
| Dodd Mead Company 1st edition in USA |
あらすじ
レザーコム湾スマグラーズ島のジョリー・ロジャー・ホテルは避暑地としてその名を馳せていた。多くの人々がそのホテルに滞在する中、元女優アリーナ・マーシャルがビーチで扼殺されて発見される。彼女はこの島に来て以来、夫以外の男性と仲良くしている姿を多くの人物に目撃されていた。果たして彼女は死の直前、誰と待ち合わせをしていたのか?
感想
クリスティ女史が得意とするところの、時間を見事に操り、叙述を駆使することによって読者を騙そうとする手段が用いられた傑作です。大掛かりなトリックや大胆な展開がある訳ではありませんが、避暑を楽しむ人々の日常に巧みに伏線をはり、それらがラストのポアロの演説で見事に紐解かれる様が読者を魅了します。
おまけ
| その1)コーネリア・ロブソンとリネット・リッジウェイ(p11,12) 『ナイルに死す』において、ポアロはこの二人を含む人々とナイル川を観光船で下りながらエジプト見物をしていました。 その2)クリスティの中の日本(p85) アリーナ・マーシャルがサニー・レッジにおいて寝ている際、日本的な日傘を持っていると書かれています。 |
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| その3)セントルーの事件(p93) 『邪悪の家(エンド・ハウスの怪事件)』でウェストン警視正は、大佐の称号をもつ警察署長として登場します。ジャップ警部とも知り合いですね(p193)。 |
「白昼の悪魔」 アガサ・クリスティー 鳴海四郎訳 ハヤカワ文庫 |
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その4)ポアロの住所(p123) ポアロがロンドンのフラットに住んでいるのは周知ですが、その住所がロンドン市西一区ホワイトヘーブン・マンションであることが判明します。 その5)名探偵達(p181) リンダ・マーシャルの部屋の本棚に、数々の文学作品とともにジョン・ディクスン・カーの『火刑法廷』が置かれています。またシャーロック・ホームズにも2度言及しています。(p214,246) その6)映画化 1982年『地中海殺人事件』の放題で映画化されています。ポアロ役は『ナイル殺人事件』で好評を博したピーター・ユスチノフが演じています。 |
| 「白昼の悪魔」 アガサ・クリスティー 鳴海四郎訳 早川書房 |
その7)モデルの島 本書のモデルとなったのはプリマス近郊にあるバー・アイランドと言う島です。島の形状や建物も似通っています。この島は『そして誰もいなくなった』のモデルにもなったと言われています。 |
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