世界探偵小説全集4

The Unicorn Murders

「一角獣殺人事件」


カーター・ディクスン


1935

★★★★
国書刊行会
田中潤司訳


感想
 さすがカー(カーター・ディクスンはジョン・ディクスン・カーの別名)と思いました。唯一難点は凶器が???ぐらいです。あまり言うとつまらないので止めますが、ほとんどの人は当てられません。だって・・・。それは置いといて、犯人当ては楽しめます。トリックもそこそこです。閉じられた世界(かなり無理矢理)で、この中に犯人がいる!、というのはやっぱり醍醐味ですね。話の出だしは難解な部分もありますが、お薦めの一冊です。

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