★★★★
あらすじ
数十体のモアイがあるといわれる南の孤島。その謎を解くと宝が見つかるといわれている。
そこへバカンスをかねて向かう英都大学推理小説研究会の江神とアリス。しかし三年前、その謎を解いた人間が溺死している。
そしてまた連続殺人事件が発生する。果たしてパズルの解答は？「読者への挑戦」付き。
感想
全体の構成が良く出来ていると思います。密室、読者への挑戦、トリック等
著者２作目で何でも盛り込もうと欲張りすぎの感はありますが、まずまず楽しめます。
犯人の行動について、個人的に疑問もありますが許しましょう。というのも「読者への挑戦」
がわりとフェアにできていると思ったからです。動機も納得できるし、終わり方も綺麗で
好みの方です。いちゃもん付けるとしたら、エラリー・クイーンの真似ではない個性を期待します。