引っ越しです♪
2016/11/24
ながらく滞っていたよもやま話

10月末より関野記念鵠生園スタッフブログ≠ヨ引っ越しを致しました。

今後、このよもやま話≠ヘ別スタッフにより様々な話を記載させていただきます。

今まで読んでいただき心から感謝。
関野記念鵠生園スタッフブログへGО!

久しぶりの更新です!
2016/06/13
この半年、湘南なぎさ荘の業態変更/新施設の建築準備などで右往左往。
更新できないままに梅雨・・

久々に、鵠生園を取り巻く自然環境をご報告したいと思います!

【境川】
来てます!
『クロダイ』の群れが今年も!
40a級の集団。
某橋脚の中央下には40a〜60aの『スズキ』『フッコ』が流れに身を任せてゆーらゆら。

特筆は『マルタウグイ』!
某護岸排水溝近くに30a超がぱっとみで20匹以上。
産卵期の遡上でしょうか?

これが某橋から某橋の数百メートル間に見られる光景。
境川凄し!

しかし、常々思うことが。
どーしてこの狭い区間にこれ程の魚影が。

私は境川の定点観測を通勤前の習慣として10年程前から続けています。
今日の様に魚影が極端に濃くなったのは5年ほど前。
東日本大震災後。

東日本大震災時、藤沢は震度5弱。
境川にも津波が押し寄せ、係留ボートが数艘転覆。

暫くの間、気持ちに余裕もなく、定点観測はせずじまい。

それから数か月。
定点観測の再開。
川面を覗けば泡がぷくぷく。

津波でヘドロが巻き上げられ、水温も上昇し、腐ってメタンガスでもでているのかなぁーと気にも留めませんでした。

しかし、大雨/増水により川底が綺麗になった後も泡がぷくぷく。

よくよく見れば、泡近くに黒鯛の群れ。
その横には仲良くスズキが遊弋。
クサフグの大群も。

泡が生じている狭い区間に集中しています。
なぜ?

ひょっとしたら、震度5弱の揺れにより境川の川底に変化が生じ、湧水や温泉でも染み出してきたのでしょうか。
それなら魚が集まる理由となります。


…そんなかんなで現在に至っています。
近所の釣り人が様々な餌や疑似餌で狙っていますが、まったく見向きもしないとのこと(河口では釣れるのですが)


【引地川】
例年のコンクリート塊周辺に黒鯛がうろうろ。
種類不明のおっきいカニも護岸壁に複数。
私の掌サイズ。
網で獲れそうなので近日チャレンジ!


【鵠生園の井戸池】
住み心地が良いのか、食事量が多い為か『クチボソウ』が巨大化。
佃煮サイズへ。
理事長へ試食を提案するも…それはないだろう≠ニあっさり却下。
モエビは数を減らしながらも生存。
これも佃煮で美味しいはず。
理事長の目を盗んでこっそりと・・


【中庭】
4月、11歳のドジョウが昇天。
ドジョウは呼吸をする為、日に何回も池底から水面へ。
しかし、弱ってくると水面へ上がるのが苦しいのか、浮き草の根に身を委ね、水面近くで過ごす時間が増えてきます。
そろそろかなぁーと思ってから3日後でした。

梅雨の中庭は、自然薯や生姜で賑やか。
小さいながらも生態系豊かな場所です。


【大庭】
フクロウの親戚、『アオバズク』が営巣!
夜に耳を澄ませば鳴き声。
初夏の陽気に誘われてか、警戒心の強い『スッポン』も護岸に姿を見せます。

某谷戸ではホタル。
大庭でこんなにホタルが飛んでいることをどれだけの藤沢市民がご存じなのでしょうか?
まぁー、知られないほうが嬉しいですけどね。


【夜空】
先週より夜渡りの『ホトトギス』が藤沢上空を通過。
おっきょっきょきょきょきょ≠ニ独特な節回しが夜空より降ってきます。
ホトトギスから暫くすると『カッコ』も。


【迷い鳥】
オーストラリア方面からの渡り鳥『アジサシ』が片瀬上空に。
本来は相模川や酒匂川の中州に営巣。
中州の無い境川や引地川に用事はありません。
散歩?


以上、私の気が付いた近隣自然状況でした!


鎌倉アルプス
2016/01/19
初雪の翌日。
江の島大橋から周囲を望めば、富士山や奥多摩/秩父方面は真っ白。
対して暖かい太平洋に面している天城/箱根/丹沢は所々。
ずいぶんと違うものだなぁーと。

海は低気圧によるうねりで大荒れ。
大きな白波が沖合から海岸まで荒れ狂い、漁船の姿もありません。
砂浜は暴風により巻き上げられた砂塵で靄がかり、人っ子一人無し。

そんな閑散とした江の島で不思議な光景。
橋のたもとに2台のロケバス。
直ぐ近くにはカメラと大勢のスタッフ。

その前方で等身大/着ぐるみの「てるてる坊主」若しくは「雪だるま」がぴょこぴょこと動いていたような・・
あれはなに?

ところで、1/17(日)に鵠生園登山同好会による6回目の登山。
霜が張ると歩きにくいので、今回はハイキング程度とし、港南台〜鎌倉まで続く「鎌倉アルプス」へ行って参りました。

理事長をリーダーとする各部署様々20名が参加。

港南台を9時出発。
鶴岡八幡宮に13時30分着。
遠回りしつつも、あっというま。

まぁー誰しも健脚。
すたこらすたころと他のハイカーをぞろぞろ集団での追い抜き。
中には、
「歩き足りないので、八幡宮から藤沢駅まで歩いてこうかしら?」
「来た道戻る?」
等々・・
ツワモノ揃いです。

鶴岡八幡宮で一旦解散し、各自で鎌倉散策。
後、夕方に改めて藤沢の居酒屋へ再集合。
失った体脂肪を補うべく、油分とアルコールの摂取に勤しみました。

鎌倉アルプス。
こんなにも気軽に楽しめる山があったとは今まで知りませんでした。
丹沢や箱根に比べれば生態系的に限られていますが、鎌倉時代の名残りである切通や祠、石仏が道々に散見。
800年以上前から続く山道と気付けば、見えている風景も趣が異なります。

しかし、日曜日の鎌倉は芋洗い状態!
こんなにも壮絶とは。
小町通では「えっー、こんな〇〇〇が〇〇〇円もするのになんなのこの行列っ!」と叫びそうに。

おしゃれな小町通に登山姿の男性4人がウロウロ。
ちょと浮き気味。

次回は5月を予定。
鎌倉アルプスで不完全燃焼な職員が燃え尽きるコースを検討中。

・・・

新施設工事も順調に進んでいます。
今年12月引き渡し。
来年2月開所。

ご存じのよう、入所ご希望のニーズは多くとも、働き手がいなければ開所することは出来ません。
働き手がいない故に稼働できない施設が全国にあります。
業界全体が懸命に求人PRするも、制度根本が原因なのでなんともしがたい厳しい現実が続いています。

新施設。
正直、人材確保に大きな不安を感じています。
不安で堪りません。

どうか力を貸してください。

介護に関心がある方はぜひお問い合わせ願います。
(あっ、つい深刻な話に・・)

出勤時にちょっと寄り道
2015/11/27
昨日は冷え込みも厳しく、天気も荒れ気味。
雨の濁りで引地川も茶褐色。
なんだか寂しくなる風景です。

そんな川面に見慣れる影。
上げ潮に逆らいながらちゃっぷちゃぷ浮かんでいます。

よーく見れば、なんと「カンムリカイツブリ」です!

鶏冠気味の冬羽。
湖池が凍結してしまう北から飛来したのでしょうか。

カンムリカイツブリは地域により絶滅危惧種。
年々数を減らしている孤独な鳥。

冬の境川河口で幾度か見掛けましたが、引地川河口では個人的に初見。

護岸縁にはモクズガ二。
産卵期?
捕まえたい欲望を抑えつつ出勤・・

初冬のちょっと嬉しい朝でした。

晩秋の雑談
2015/11/09
秋深、切羽詰まったスズメバチが苛々している今日この頃。
街灯に集まる羽蟻/蛾も姿を消し、生物の気配が徐々に薄まってきました。

夕刻になれば夜空を舞っていたアブラコウモリも、羽虫減少に伴い冬眠へ。

そんな寂しい冬枯れのなか、一際目立つオレンジ色に輝く綺麗な蝶。
遅咲きの花弁に羽を休めています。
蝶類には疎いのですが、たぶん「キタテハ」ではないでしょうか・・?

この種は成虫のまま越冬。
真冬でも命を繋ぐために餌を探し飛び回ります。
冬、熟し落ちた柿を見つけ喜んでいる蝶を見かけたらそれはキタテハ。

傷んだ果物があれば捨てることなく、キタテハや野鳥の命を繋ぐためにも庭隅へ。

片瀬東浜にはアラスカやアリューシャン列島より「ユリカモメ」が飛来。
人けの無い砂浜で冬風に耐える白く小さなユリカモメの姿を見るとなぜにか寂しく・・?

夏の喧騒が嘘のような静寂に包まれる片瀬東浜の冬が始まりそうです。

2日連続!
2015/10/13
<前述後日談>

12(月)、13(火)ともに「ヒヨドリ大群」が海を渡ってゆきました!

11月になれば北から越冬する為に様々な野鳥が来藤します。
ぱっと思うだけでも「ジョウビタキ」「ツグミ」「シロハラ」「シメ」「イカル」・・ 限がありません。

枯れ葉が落ち、木々が薄着となれば野鳥も見つけ易くなります。
又、カサカサッと落ち葉を踏む野鳥の足音にその存在を気が付くことも。

「ヒヨドリの渡り」もそろそろ終わり。
今年も見ることが出来て嬉しい限り。

興味のある方は早朝の東浜へぜひ!

モズの高鳴き七十五日
2015/10/10
農地周辺より「きぃーきぃーきちきちきち・・」となんとなーく強気の鳴き声。
モズの高鳴きです。
これから冬を迎えるに「この辺は俺んのだからなぁー!誰もくんじゃねーぞぉ!!」と縄張り宣言。

モスは「百舌」と書きます。
読んで字のごとく、口達者で物真似得意な肉食鳥。

トカゲや昆虫類だけでなく、同類の鳥も食糧に。
冬場の餌不足期になるとシジュウカラやメジロの鳴き声を真似、そのまま誘き寄せて捕食。

別名は「雀鷹」。
雀のように小さいが、鷹のように強い鳥。
外見も目尻が力強く、肉食性むんむん。

田舎では「モズが高鳴きをした七十五日後に霜が降りる」「暫く晴天が続く」「野菜の生育時期が終わる」等々、農耕に関した逸話が多い鳥。

そんなモズも困っています。
餌場とする農地や乾田が減少、野っぱらも整地され、仲間同士の土地争いが頻発。
気性の強い鳥なので傷害事件にも発展!

都市部では最早貴重な鳥。
反面、都市部に生息している個体は幾たびの争いに勝利してきた強い遺伝子の継承者。
心なしか農村地域の個体よりも体格が良く筋肉質?

縄張り争いに負けたモズを見かけたら、「おーい、こんな世知辛い都市部ではなく、その羽で自分らしく生きられる場所へ飛んでけぇー」と丹沢方面を指さしてあげてください。
念じれば通じるかも。

更に恒例「ヒヨドリの渡り」も始まりました!
内陸より沿岸地域へ。
沿岸で大集団となり、天敵への備えが整い次第海へ出発。

海面すれすれを這うよう、うねりながら飛ぶ姿はまるで「黒い蛇」!
必見です。

そして江の島に営巣するハヤブサからの逃避行は息を忘れるほどの光景。
黒い奔流のまま上下左右に回避。
一羽のハヤブサに数百、数千のヒヨドリは混乱状態。
結果、群れは散り、身を隠せる内陸へ避難。

その繰り返しの中で切っ掛けは生まれます。
人身御供。
一羽のヒヨドリが捕まり、ハヤブサがその肉を啄んでいる時。
これぞ待ち兼ねていた瞬間。
一斉に沖合へ。

・・唯、本来なら暖地である南や西を目指すはずなのですが、なぜか三浦/房総方面へ飛んで行くように見えます。
半島は温暖だから・・?

私たちにとってヒヨドリはとても身近な鳥。
しかし、世界的に見ると生息分布は日本周辺。
外国人(鳥好)は珍しがります。

時期はそろそろ。
海岸近くを歩く際は意識してみてください。


<ところで・・>
今日は地鎮祭。
平成28年10月、石上に新たな特養が完成します。
多くの善意により生まれる施設。
様々な想いを託された場所。

懸命に努力します!

皆様のお力添え、切にお願い申し上げます。

・・えっ? えっー!!
2015/09/07
幻か・・

目の前にふわっふわっと雪のように舞う生物。
冬の訪れを知らせる「ゆきむし」です。

しかし、今は9月上旬。
藤沢近隣で飛翔する姿を目にするのは年明け以降、出現時期が幾らなんでもずれ過ぎ。

一瞬、「かいがらむしの突然変異?」とも思いましたが、とーぜん異なります。

うーん・・

8月は異常な猛暑。
しかし、下旬からはスイッチが切り替わったかのような涼しさ。
このまま秋突入かと思いきや、梅雨の再来を思わせる天候。

アキアカネの来訪も例年に比べ早めでした。
鮫も沿岸にお立ち寄り。
六会では竜巻発生等々、なんだかゆっくりと確実に自然環境が変わってきたように感じます。

しかし、幾らなんでも「ゆきむし」?
真冬に蝉が鳴くような不思議ではないでしょうか。

職員からは「そーいえば、先ほどネズミのような生き物が道路を歩いていた」とのこと。

ドブネズミは基本的に夜行性。
昼間も行動しますが、それは人けのない屋内。
正午の道路で行動しているとは・・
近くで解体工事や下水工事でもあったのでしょうか?

ちょっと嬉しく、それ以上に不安な光景でした。

ちょっと早めのアキアカネ
2015/08/24
低気圧の影響か、連日の酷暑も今日は一休み。
海水浴客も砂浜で遊ぶだけ。

そんな涼風に誘われたのか「アキアカネ」の群れが鵠沼/片瀬の至る所でわいわい。

今年も下山したようです。

アキアカネは6月〜7月に孵化、梅雨前に標高1000b前後の高地へ避暑。
暑さの苦手なトンボ。

そして秋風吹く9月中旬になると一斉下山。
薄赤い滝が山を下り、里に広がる光景はニュースにもなります。

里に降りたら繁殖活動。
食事は蝿や蚊、ブヨなどの害虫。
田舎では「アキアカネが来たから蝿が減る」と感謝される程の大食漢。

栄養を蓄え、流れの無い池や沼へ産卵。
後、力を使い果たしたアキアカネはその身を他生物の糧へと委ねます。

産み落とされた卵はやがてヤゴとなり、春先に孵化、梅雨前に親同様山へ登ってゆきます。
延々繰り返される自然の営み。

別名「彼岸トンボ」
アキアカネはあの世とこの世を行き来する仏の使い。
背中に魂を乗せていると言われます。

大切に見守りましょう!

富士山の光列
2015/07/17
火曜日は新月でした。
夜空に月は見えません。

強風の吹く、雲のない梅雨の晴れ間。

夜空見学には最適な日和です。

見渡せば水平線近くまで星が瞬き、藤沢とは思えない澄み切った夜空。
土星やサソリ座もはっきり見えています。

双眼鏡があれば天の川も見えそうな雰囲気。

わくわく期待しながら西を見れば・・

見えました!
夜空にくっきり富士山が浮かび上がっています。

それだけでなく、左右/正面の稜線に光の列。
須走口/御殿場口からの登山者ライト群。
大きな光源は山小屋でしょうか?

静岡県の小さな光が大きな集団となり、藤沢までその光を届かせます。
肉眼でもくっきり。

この話をすると「えっー信じらんなーい!」という人も。
見たことのない人(見ようとしていない人)には信じられないことですが、見たことのある人には当たり前の光景。

このあたりでは「片瀬山」が最良でしょうか?(鵠生園の屋上も良)

丹沢山系の山小屋。
熱海や真鶴の街。
熱海峠をハイビームで走る車。
漁船。
大山ケーブルカーの駅舎や架線。
それら全ての光が瞬いて見えます。

俄かに信じがたい幻想的な光景。

夜でも明るい生活に慣れ、夜空遠くを眺めることのない日常では気が付きようがありません。

富士山や丹沢山系奥深く入ると夜空を横切る人工衛星が見えます。

東日本大震災後の計画停電時、雲の切れ間に見える無数の星空に気が付いた時はなんだか元気がでました。

晴天の夜空であれば暗闇へGOー!
双眼鏡を持って行けば尚可(男性は不審者と間違われないよう注意)
例えヤスデなど不気味な生物が足元をうろついても、女性の啜り泣く声が後ろから聞こえも、足首を冷たい手に握られてもなーんも気にせず夜空へ集中。

新鮮に驚きますよー


・・ところで、リハビリデイめじろの庵≠ナはスタッフを募集しております♪
ヘルパー2級以上/運転可な方!
又、お近くに心当たりがあればぜひお声掛け頂きますようお願い致します。
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詳細についてはお気軽にお問い合わせください。

引地川のアユ
2015/07/13
長雨でヘドロも流れ去り、川底もすっきり綺麗。
大庭近辺の一部は川底が土でなく、石や砂礫。
群れるアユが良く見えます。

護岸にはながーいアユ竿を振るう釣り人。

仕掛けは「転がし釣り」

重りから伸びる釣り糸には枝針がぎっしり。
護岸からアユ群れに仕掛けを投げ入れ、エイヤッと引っ掛ける釣り方。

8p〜12p程度が釣れているようです。
釣り人に食べ方を伺うと「天ぷらだねぇ」とにっこり。

今年は例年にも増して遡上数が多いとのこと。

・・しかし、転がし釣りかぁー

この釣り方はトラブル多く、禁止としている河川もあります。

枝針で川底を引き摺れば根掛かり頻発。
枝針を残したまま川底に放置されてしまいます。
狭い河川に無数の枝針。
危険極まり無し。

又、川面は様々な野鳥の通り道。
護岸から枝針をやりくりしている際に「ツバメ」「セキレイ」等が羽を引っ掛けてしまうことも。
針に傷ついた野鳥が生き残れる可能性は限りなくゼロ。

そんなことから全面禁止/場所限定等の河川が多いのですが、引地川には漁業権や規制がないので基本自由。

無防備な素足で川遊びをする子供がいます。
もし、そんな素足に無数の枝針が刺さったら・・(ざっくざくのぎったぎたに!)

転がし釣りだけは禁止に出来ないものでしょうか?

セミの初鳴き
2015/07/10
ひっさしぶりの晴天。

チィーーージィーーーー♪≠フ歌声が目白山より聞こえます。

まさしく「ニイニイゼミ」です!

ニイニイゼミが羽化し始めれば梅雨明け近し。
鳴声の数が増えた頃には夏本番。


ところで、夜更けの大庭丘陵よりキョッキョキョキョキョ・・≠フ鳴き声。

どー考えても「ヨタカ(準絶滅危惧種)」の声。
夜行性の鳥。

丹沢山系では少数ながらも鳴き声は聞こえますが、ここは藤沢。

幻聴?

それとも渡り途中に立ち寄ってくれたのでしょうか?

暗闇に響くキョッキョキョキョキョキョ・・
なんとなーく寂しくなる声でした。

引地川の賑わい♪
2015/07/06
雨雲の切れ間に引地川(鷹匠橋近辺)へ。

雨上がりの割には水も澄んでいます。

どれどれと覗いた矢先に大御所「ウナギ」がどーん!

しかし、夜行性/濁り水を好むウナギがなぜでしょう?
それも、隠れる場所のない砂地。
うーん。

ぼってりと太った体長50p超の良サイズ。
脂も乗ってそう。

・・なーんか変です。
時折、体をくねらすのですが不自然。

よーく見てみたら、ウナギの死骸を「ミドリガメ」が食事中。
咥えたり、転がしたりしていたので生きているように見えてしまいました。

ミドリガメもウナギを食べて精力倍増。
今頃、二本足で河川敷を走り回っていることでしょう。

さて、少し上流の浅場へ移動。

川面を覗くとやっぱりいました。
「オイカワ」です。

体長15センチ前後のオスが、一回り小さなメスと寄り添い泳いでいます。
5月〜8月は繁殖期。
繁殖期を迎えたオスは、メスの気を惹く為に煌びやかに着飾ります。
青緑と朱紅色に包まれたまるで熱帯魚のような姿へ。

こりゃー綺麗だなぁーと見ていると、今度は何やら藻の塊みたいなものが川底を上流に向かってトコトコ歩いてきます。

おっと、「モクズガニ」です。
やっぱり相手を探しているのでしょうか?

アユの魚影もチラホラ。

30分程度でこれだけの生物。
ヘドロ臭さは相変わらずですが、どっこい皆さん生活していました。

近くの谷戸ではホタルが飛び交い、自販機の光に吸い寄せられる昆虫を狙ってフクロウも姿を現します。

引地川周辺の初夏は驚くほど豊かです♪

※鵠生園の井戸池でスジエビが繁殖行動スタート!
 圧巻です。

怖・・
2015/06/03
境川に「アカエイ」が8〜10匹。

大潮により水が澄んでいたのでよーく見えました。
悪名高き毒針も。

アカエイにとって波打ち際は好物の貝/ゴカイ類が豊富な食堂。
薄っぺらいエイはそんな水深数センチのところでもずんずん入ってきます。
そんなアカエイを素足で踏みつけたら大変なことに!

貝塚からはアカエイの毒針が見つかります。
これは、縄文人がその毒針を猪や鹿狩りの狩猟用に使用した証拠。
それだけ強烈な毒。

直ぐに生命が失われるほどではありません。
しかし、誰もいない海岸/腰高の水深で刺されでもしたら・・

実際、激痛とパニックで溺死する人もいます。

毒は細胞を壊死させるので治癒までは数か月単位。
治療が遅く、壊死が広がったケースでは数年。

温暖化の為か年々その数を増加。
報道こそされていませんが、湘南海岸でも被害は増えているのではないでしょうか?

因みに食べられます。
昔からアカエイの煮凝りは有名。

貝や甲殻類が主食。
ぷりんぷりんのゼラチン体質。
美味しくない訳がありません。

相模川では釣り上げた方がペンチで毒針をチョン。
内臓は川にポイッ。
笑顔でお持ち帰り。

なにはともあれ、
@波打ち際では踏みつけないよう摺り足≠心掛ける。
A万が一刺されたらパニックにならず、人を呼び助けを求める。
B後、激痛に耐えられる精神力があれば豪快にアカエイ捕獲!
C受診後、美味しく煮凝りでいただきまーす♪
Dそうそう、助けてくれた人にもお裾分け♪

そんなところでしょうか。

山登り!(鵠生園登山同好会)
2015/05/25
登山同好会も4回目。

今回は「国府津/その場で考えるツアー」となりました。

本来の目的地は山北町にある「大野山」。
しかし、天気予報ではなぜか登山日だけが雨・・
前後は洗濯日和の大快晴。
・・はぁー

雨の登山は危険。
関東ローム層の土はずるずるぐっちゃくちゃ。
次の機会まで待ったほうが良さそうです。

っで、一部参加者へ相談。

<Aさん>
えっ〜、傘さして歩けば良いじゃないですか!
<Bさん>
うーん、カッパ着ちゃえばOKでしょう!

 意欲満々。
そこで登山部長へ相談。

<理事長>
おぅおぅ! 小雨決行だぁー!

・・決行です。

しかし、流石に雨天登山はリスクが高いので、天候に応じて2通りのコースを準備。

@どんでんがえしの晴れコース
→ 大野山へGO

Aやっぱり雨天コース
→ 東海道ふらふら旅

どちらにするかは、集合場所国府津駅(7時30分)≠ナ多数決により決定と致しました。

前夜までの予報は雨。

しかし、当日予報は曇り/晴れ。

いやぁー見事などんでん返し。
大野山決定ですね。

国府津駅7時30分。

<私>皆さーん、一応お伺いしますが今日は予定通り大野山で宜しいでしょうかー。
<皆>・・・
<私>・・・えっ?
<皆>・・・
<私>東海道?
<皆>♪はーい!

あっ、そうですか。
気分は東海道ね。
へいへい。

では、さっそく出発です。

まずは、国府津〜小田原の東海道をウォーキング。

時間も早く、予報も雨だったので交通量も少なく、国道一号線とは思えないほど静かで良い感じです。

酒匂川を渡り、山王神社で一休み。
さっそくお握りを食べている人も。

東海道沿いの史跡を「ふーん」「そうだったのねぇー」「さっぱりわかりませーん」と歩き歩き小田原到着。

9時だと人も疎ら。
小田原城も台湾からの団体観光客だけ。
天守閣を眺めながら本丸で一休み。

さて、名所の清閑荘へ向かおうとすれば多くの人から「腹減ったぞ」「なんか食べたい」の声。

理事長からは「ういろう屋だぁ! ういろう屋だぁぁぁー!」

清閑荘中止。
ういろう屋経由漁港行へ変更。

そーいえば御堀に「ブラックバス」「ブルーギル」の外来肉食魚がわいわい泳いでいました。
ここにも・・

10時40分、早川漁港着。
大行列で有名な食堂も開店直後なのでがらがら。
ラッキーです。

マグロ/ハマチの刺身。
マグロ/エビ/アジ等のフライ盛り合わせ。
シラスおろし。
香の物/味噌汁/ごはん
このてんこ盛りセットで1400円也。大満足。

食後は石垣山を目指します。

それに備えて暫し休憩。
小田原漁港内の防波堤で全員臥床。
晴天で熱せられるコンクリートのうえに十数人がずらっーと。
マグロの競り状態。

11時45分、石橋山登山開始!

山頂には豊臣秀吉の小田原攻めで名高い石橋山一夜城。
全国からの城郭マニアが訪れる有名処です。

ミカンやレモン畑が延々と続く農道をえっちらおっちら。
予報を覆しての晴天。

振り返れば丹沢山系が右から左まで綺麗に見えます。
海には江の島や三浦半島。
三浦越しには房総半島の山並が館山まで続いています。
もちろん大島も。

強い日差しも海風で柔らかく。
いー登山日和。

山頂到着。

右側は石橋山一夜城。
崩れた石垣や土塁、苔むした木々が生い茂る歴史の深さを感じる空間。

対して左側。
広く綺麗な駐車場は県内外の自動車でいっぱい。
皆、丘陵の上にあるお店へ向かいます。

そうです!
ここは有名な「一夜城ヨロイヅカファーム」
女優/川島直美さんの旦那さんが経営するお店。

アプローチは農道/登山道しかない山頂にある不思議なお店。
自然の景観に配慮した作りなので違和感を感じません。

ここで自由時間。
45分後に石橋山城二の丸集合。

本当はソフトクリームを食べたかったのですが、お洒落な雰囲気に躊躇し傍観。
すると、先ほどから入り口に立ち、ドアの開け閉めをしている爽やかな男性。
おっと、テレビで見たことのある鎧塚さんご本人。
優しそうな方です(記念写真を撮ってもらいました!)

二の丸に全員集合。
壮大な井戸廓を見学後、3.8`先の早川駅まで延々の下り。

下山路は自動車も通行できない果樹園の一本道。
時代が停止しているような古き良き日本の農道って感じです。

早川駅着。
電車内では参加者の大半が熟睡。

16時藤沢着。
全員日焼けした顔で居酒屋さんへ。
18時解散。
日焼けした顔が更に赤く。

本日。
参加者の多くが出勤。
誰もが疲れを見せず、いつもの如く笑顔で元気いっぱいに勤務。
日々の業務で鍛え上げた基礎体力の賜物でしょうか。

第4回目が無事終了。
次回は塩を舐め舐め、真夏の大野山リベンジを計画中です!

初鳴きです!
2015/05/18
5/18(月)深夜、ホトトギス初鳴きを確認(昨年は19日)

どっしり暗い空から♪おっきょぉきょきょきょょ♪≠ニ独特な鳴き声。
なんだか得した気分。

初夏を謳う「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」
童謡にある「♪ほーととぎーす早も来鳴きて・・夏ーは来ぬー」等。
夏到来です。

鳴き声の主は渡り途上?
それとも藤沢に腰を落ち着けるのでしょうか。

ご近所さんにとっては(特にウグイス)恐怖の隣人。

ホトトギスの子育ては人任せ。
ウグイス等の巣にこっそり産卵(托卵)

ホトトギスは孵化期間が短く、ウグイスよりも数日早く卵から登場。
これで共に仲良く成長すれば、めでたしめでたしの楽しい物語なのですが、現実は数日早く登場したホトトギス雛がウグイス卵を巣からポイ捨て。

孵化数時間。
世間どころか目も開いていない状態で恐るべき本能。

ウグイスの親はあれっ? 私にも彼にも似ていない・・
で、でかいぞぉー≠ニ疑問に思いつつも懸命に子育て。

巣立ちの際はウグイスよりも巨大化。
ウグイスへろへろ。

このように、ホトトギスが多い地域はウグイスの個体数が減少。
ホトトギスが少ない地域はウグイスの♪ほーほけきょ≠ェ盛んです。

こんな状況なのでホトトギスは母親を知りません。
完全な生みの親。
育ての親は姿形、大きさも言葉も異なります。
大きくなった自分を恐れます。
寂しそう。

その為かホトトギス幼鳥の鳴き声は、
カカキタカ カカキタカヨ カカキタカ キタカヨ
と悲しげ。
母(カカ)来たかー 母(カカ)来たかよぉー 来たかよぉー・・≠ニ。

鳥もメンタル的に辛いことが色々あるようです。

そろそろ初夏の渡りがピークを向かえます。
アカショウビンやジュウイチなどの貴重な渡り鳥を藤沢で見かけるのもこの時期だけ。

調べてもわからない鳴き声はいつも山北にある「県丹沢ビジターセンター」に相談。
電話越しに鳴き真似しても、笑いもせず真剣に考えてくれます。

(私)○○○ッー○ッー○○≠チて感じなんですが。
(ビ)うーん、○ッー○○ー≠カゃないですか?
(私)いやぁー○○○ッー≠ナすね。
(ビ)ひょっとして○ッー○ッー≠カゃないかな?
(私)というか○ッ○○ッー≠ゥなぁー
(ビ)いやいや○○ー≠ナしょー
   以下、延々繰り返し。

毎年こんな楽しいやりとりをしていた丹沢ビジターセンターが今年4月に閉館(陣馬山も)

大多数の県民には無関係な場所。
存在や役割そのものを知る人は極少数です。
故の予算節減でしょうか・・

カラスのお葬式?
2015/05/06
ゴールデンウィークです!
134号線から枝道まで自動車でぎっしり。
歩道も老若男女でびっしり。
地元民の極秘裏道もカーナビに誘導された県外車両がうろうろ。
えらいことです・・

そんな昨日、
「窓ガラスにカラスが激突して苦しんでいる」との報告。
どれどれと見に行けば、色艶良く肉付きたっぷりの若いハシボソカラス≠ナす。

タオルケットをひいた段ボールへ保護。

嘴で盛んに威嚇しますが、首から下は動きません。
足を握っても、太ももを刺激しても無反応。

衝突による頚椎損傷。
最早回復の見込みはありません。

カラス≠ヘ害鳥指定。
怪我をしていても保護/治療対象とはなりません。
野生復帰可能な怪我程度であればやりようもあるのですが・・

こんなときに出来ることは唯一つ。
静かな環境で最期を迎えさせてあげること。

動けない体をタオルで保温。
刺激を受けないよう薄暗くして中庭へ。
喉が渇いているのかストローで水をあげるとコクコク飲みます。

つぶらな瞳を不安そうにきょろきょろ。

落鳥より8時間後に大量吐血。
意識朦朧状態。

夜間は冷えるのでタオル3枚重ねで保温。
帰宅。

翌朝。
気が付けば屋上に集団のカラス。
中庭を覗き込みように十数羽。

仲間を気遣ってでしょうか。
心配そうにかぁーかぁー鳴いています。

上からの熱い視線を浴びながら保護箱を確認。

・・お亡くなりになっていました。

静かで穏やかな表情。
安らかに逝けたのでしょうか。

さぁ、埋葬準備。
土を深く掘り下げ、下に青草を敷きます。
しかし、これら全ての作業は数十羽の視線を浴びながら・・。
正直怖い。
思わずヘルメット着用。
なぜか雨合羽も。

整った寝床へカラスをそっと。
青草を布団代わりに被せ、土を掛けます。

ヘルメットに雨合羽。
上空には集団カラス。
すぐ横の歩道/車道は賑やかな観光客でいっぱい。
海岸からはイベントの歓声。

なんとーも不思議な時間でした。

春色々・・
2015/04/24
世間を淡く彩ってくれた桜も、今や葉っぱと毛虫で何とも言えない雰囲気に・・

そんな中、境川河口域で思わず感涙の絶景に遭遇。

境川沿いの桜は川面に花弁を散らします。
花弁はどんぶらこーどんぶらこーと川を下り下り海へ。

本来であれば波間に姿を消してしまう花弁ですが、「川の流れ」と「上げ潮」の力が均衡すると川面は湖面のように停止。
すべてが止まります。

そんな事情を露知らず、花弁たちはどんどん川下り。
結果、海という出口を失った花弁は河口に滞留。
河口は徐々に花弁で埋もれ、いつのまにか「花筏」の誕生。

淡いピンク色が薄く広がる河口。
普段は川面を賑わすセキレイ∞カワウ≠煬ゥ惚れているのか静か。

しかし、その情景も一瞬のこと。
川と海の均衡が崩れた途端、花筏は砕け、その姿を消してしまいました。

今年も見れて良かったです。

葉桜になれば水温もぐんぐん上昇し、生物の活性が一気に高まります。
境川/引地川では既にクロダイ∞クサフグ≠フ群れが登場。
浅場には手長エビ=B

きっと、もう暫くすればマルタウグイ≠竍スズキ≠燻pを見せてくれるはず。

雑木林や傾斜地のタラの芽≠ゥらは美味しそうな新芽。
空き地に目を向ければこごみ∞のびる≠ェにょきにょき。
思わず日本酒を飲みたくなるツマミがあっちゃこっちゃに姿を見せています。

♪片瀬近隣には海だけでなく川や野の幸もいっぱい!
って、言いたいのですがそーでもない・・。
人間にはどんどん住みやすくなる藤沢市ですが、人間以外の生き物にとっては年々肩身の狭くなる生活。

今残る自然を大切にせねばと・・。
だから場所はすべて秘密!

ドジョウが・・
2015/04/06
中庭のドジョウが天寿を全う致しました。

体長23p。
大庭の用水路でご対面してから約10年。
その時のサイズが4p程。

滅多に姿を見せてくれない方でした。
半年以上も気配を消していることも。
時々もう、あちらへいっちゃったのかなぁ…≠ニ水底を覗き込むこと数知れず。

しかし、食事を用意すれば翌日には完食。
食べ残しさえありません。
それを見てはご健在だぁ≠ニ一安心。

ところが、今年の2月前後より水面に浮いていることが多くなりました。

あまりに無警戒。
体を撫でると…あっ、そっか%Iな気怠い様子で水底へ。
よくよく観察すれば、両目は白濁して見えておらず、大切な髭も数本残して消えています。
老衰です。

髭という感覚器官を失った為か、とんでもない姿勢で水面に浮いて時を過ごすことが殆どに。

中庭なので外敵もおらず、好きなようにさせていました。

食事は口元に準備すると、時折思い出したように食べています。
藻で体表を優しくなでると、くすぐったそうに体を捩り、心なしか嬉しそうにも見えました。

時の経過とともに、食は細り、ここ最近はまったく食べなくなりました。
見に行くたびにもう駄目かなぁ…≠ニドキドキ。
そんな日が3週間ほど。

そして今日。
いつもは水面に浮いている姿が水底に。
体を撫でても反応がありません。

・・旅立ちました。

推定年齢10歳以上。
体が保てる最後の最後まで生き抜きました。

水底に沈む姿を見ていたら自己嫌悪。
このドジョウの生涯を中庭に限定してしまったことに言いようのない後ろめたさ…。

もう、生き物を捕まえるのは止めにします。

ドジョウはいつも潜んでいた水草に包み、「くちなし」の根元に埋葬。
やがて土となり、草花の糧に。
あるべき自然の循環へ帰ります。

このドジョウからは大切なことを教えて貰った気がします。
言葉に上手く言い表せないのですが…。

中庭の「くちなし」がお墓。
長寿にあやかって、お立ち寄りの際にはお参りを!

はぁー・・

ツバメ
2015/03/30
いやぁー春です。
花粉と黄砂、砂と塩の合わせ技に送迎車両はぬめりにぬめっています…。

そんな春霞に煙る空からちぃちゅろり♪ちゅりちゅりじゅりり♪≠ニ懐かしい声が。

見上げれば「ツバメ」です。
今年も艱難辛苦を乗り越えて藤沢まで渡ってきてくれました。

ツバメは3月中旬より街中へ姿を現します。
4月下旬〜7月中旬、産卵/子育てに勤しみ10月中旬に東南アジアへ去ってゆく渡り鳥。

最高速度は時速200`(通説)
水平飛行では鳥類bP(急降下ではハヤブサ)

私自身、矢倉岳山頂で気流に遊ぶアマツバメが近くを通過する度に生じる激しい風切り音に驚いたことがあります。
体長10pそこそこの鳥とは思えない重厚な音圧。
最速を納得。

又、飛翔能力が優れた鳥なので、渡り時に1日300kmの遠距離を飛ぶことも。
当然、睡眠も飛びながらうつらうつら。

反面、枝や地面に止まることが不得手。
限られた電線や庇にしか×。
水分摂取も水面スレスレを飛翔しながら嘴でチョンチョン。
水面に残る等間隔の波紋はそれはそれは幻想的な光景です。

ツバメは天敵であるカラス/ヘビ/ネコ等から雛を守るため人家の近くに巣を作ります。
それでも秋渡りまでの雛生存率は1割強。
殆どの雛が途中で落命。

カラスは雛が食べ頃の大きさになるまで待つ周到さ。
体格の差が歴然で、親ツバメが決死の防戦をしても蟷螂の斧。
親が泣き叫ぶ目の前で食べられてしまいます。

そんな危機的な際、ツバメは激しくつぴぃー!つぴぃー≠ニ警戒音を発します。
これは人間さーん、助けてくださーい≠フSOS信号。
人家の近くに巣を作る目的の一つ。

この声が聞こえたら急いで巣へ向かってください。
親鳥は逃げません。
はやく!はやく!≠ニ目線で訴えかけるはず。

といっても人間に慣れる鳥でもありません。
人間を利用する賢い鳥。

人間にとっても益鳥。
蝿や蚊、カメムシ、アブやブヨなどの人間と相容れぬ虫を捕食。

持ちつ持たれつの関係性です。

そんなツバメが片瀬上空を滑るように飛翔。
秋口までの藤沢市民としてぜひ見守ってあげてください。

<噂>
@ツバメが巣を作った家は家運上昇。
逆に糞害等で巣を撤去すれば家運衰退。
A鳴声
よーく聞くと土食って虫食って不味ーい嫌だ嫌だー≠ニ聞こえる。
B低空を飛ぶと天候が崩れる。
低気圧が近づくと羽虫は地面近くを飛ぶので、捕食するツバメも低空飛行。
その半日内には天候悪化。
Cあまりの速度にツバメが顔に当たると刺さる!
そんな感じです。

春〜初夏。
野鳥にとって求愛/繁殖の季節。
鳴声も普段と打って変わった複雑な節回しの恋歌に。
あまーい季節です。

人間が口笛を吹くと、メスと勘違いしたオスが飛んでくることもあります。
一年でもっとも野鳥を身近で観察できる時機到来。
散歩の際には口笛です!

・・ところで、境川や引地川で増えた「カワウ」にご注意ください。
肉食故に体内が寄生虫だらけというのはしょうがないのですが、ある生息地では「ツツガムシ」が寄生していたという噂。
営巣地周辺のネズミから拡がったのでしょうか?
ツツガムシは「リケッチア」という恐ろしい病原菌を保菌していることがあります。
そのツツガムシに噛まれると危険な「ツツガムシ病」に。
カワウに限らず、トビ/ハト/カラス/カモ類等々の野鳥には様々なダニがいます。

特に亡くなった鳥類(野生動物全般)に触れる際には気を付けてください。
冷たくなった死骸にいるダニ類は、温かさを求めて死骸に触れる人間に飛びつこうとします。
シラミもそう。

繁殖期、活動域を広げた野生動物が道路で轢死している姿を見かけると思いますが、それらに触れる際は手袋やビニールで覆うなどの工夫を忘れないように!

そうそう、遠目なのではっきりとは見えませんでしたが、大庭近辺の引地川淀みに「ブルーギル」らしき魚影。
北米産の肉食外来魚。
見間違いであることを祈っております・・。

目覚めました!
2015/03/18
春です。
このぼわーんとした独特の湿度と暖かさ。
このふわぁふわぁ感は眠気を催します…。

数日前より気温は上昇し、昨日は1か月前倒しの4月中旬の暖かさでした。

雨上がりで湿度もたっぷり。

人間には眠気を催す気候であっても、自然界では厳しい冬を耐え続けた動植物の覚醒時期。
待ちに待った時。

といっても、冬眠していた全ての生物が覚醒する訳ではありません。

秋の食確保が上手く行かず、冬眠途中でカロリーが尽き果て衰弱死するもの。
工事等の環境変化で起こされ凍死するもの。
体力を消耗したことに起因する様々な病。

元気に土中より顔を覗かせるものが全てではありません。
目覚めることなく、そのまま土中で土に還るものもたくさんいます。


本題。
昨夜半、路面を照らすバイクのライトに映るは、自動車に命を奪われた爬虫類らしき残姿。
…やっぱりガマガエル。

ガマガエルは気温が6℃を超えると目覚め、12度超で活動を開始すると言われています。

長い冬眠から目覚め、さぁーこれからだ!≠ニ遠行した途端にペシャッ。
毎年見慣れた光景ですがなんとも…。

道すがら、周囲を見渡せば闇にぽつぽつ佇むシルエット。
どれもが寝ぼけ眼。
車道の個体を移動させようと脅せば「はぁ?なに言ってんの此奴?」っと知らんぷり。
靴で押しやると「あっーもう、なんなんだよいったい!」といった感じで面倒そう。

疲れました。

なんにしても、ガマガエルの目覚め時。

夜散歩の際、塵取りと箒をご持参ください。
散歩のついでに車道を迷うカエルを見たら安全地帯へポイッ。
宜しくお願い致します!

寒む・・
2015/01/30
心配していたほど雪も降らず、ほっと一安心。

しかし、底冷えです。
片瀬東浜は「けあらし(蒸気霧)」による幻想的な光景に。
今日のように、海水温度が大気温度よりも高いと生じる自然現象。
ぱっとみ温泉のようで温かそう・・。

昨日は晴天ながらもやっぱり底冷え。
そんな日はお約束の「浮島現象」が広がります。
原理は「けあらし」と同じですが、こちらは温度差による光の屈折現象。
三浦半島も大島も海陸の境目がほにゃほにゃぁ〜≠チと、まるで空に浮き上がっているようです。

温かい施設内からチラッと海を眺めれば、その日の底冷え度が分かる。
ちょっと自慢したい冬の鵠生園です。

こんな底冷えの日、なぜか中庭の水槽に潜んでいたドジョウが数年ぶりに姿を現しました。
出身は大庭用水路。
ご利用者とドライブへ行った際にご縁があり中庭へお引越し。
以来、水槽のどこかに気配はあるものの、姿を見せることのない幻の怪魚になってしまいました。

爪楊枝サイズの出会いから約7年。
時とは、これほどに在りし姿を変えるものかと・・

水草に浮かぶ姿は体長23センチ超(測りました!)
胴回りはメタボ×メタボ。
…殆ど別の生き物です(ナマズ的?)

中庭は四季の変化が少なく、食事も豊富で、大好きな泥と大量の水草に囲まれています。
反面、流水に逆らい泳ぐこともないので運動不足。

ふと気づけば23センチ超。

思い出にある愛くるしい表情も、なにやら不機嫌そうなオジサン顔に。
だけどやっぱり可愛いです。

しかし、ドジョウってこんなにも長命で成長するものなんですね(8歳ぐらい?)

運が良ければご拝顔。
ご縁がなくとも激写真あり。
お立ち寄りの際にはぜひ!

多種多様な30分でした…
2015/01/04
出勤前に大庭へ。
人けのない田園地帯で佇めば思わず呼吸を忘れる光景が!

スズメの群れに急降下する「オオタカ」
カラスと喧嘩している渡りの猛禽類「チョウヒ」
我関せずと送電線で羽を休めている「チョウゲンボウ」
フェンスには「モズ」

全て肉食。
ドバト/スズメ/ムクドリはそれ逃げろと右往左往。

梅林では「キジ(雄)」がトコトコ歩き、背後の引地川では「カワセミ」の鳴き声が響き渡っています。

足元の湧水を見ればなぜか季節外れの「サワガニ」。
ホタルの餌となる「カワニナ」も。

藪には冬鳥の「カシラダカ」が群れでガヤガヤ。
青い綺麗な「オナガ」も遊んでいます。

・・夢のようです。
いい年こいてお年玉を頂いたような30分間。
正月休みで大庭を訪れる人も少なく、全体的に静かだからでしょうか?

はー、チョウヒってカッコいいなぁ〜

新たな年です!
2015/01/01
東の空には低雲が広がり、初日の出は遅れて登場。
逆に西の空は晴れ渡り、伊豆〜箱根〜富士〜丹沢〜奥多摩まで良く見えます。

片瀬県道は初日の出帰りの車で藤沢橋〜竜口寺まで延々の大渋滞。
暴走族もここぞとばかり騒いでいます。
海岸には既に多くのサーファー。
寒空に酒盛りの若者も。

そんな喧騒をよそに鵠生園では新年会。
温かい食堂から初太陽に輝く海を見つめながら皆でお屠蘇。
静かな、だけど心がほこほこする空間。
そこにいる誰もが笑顔です。

新年会の撮影後に屋上へ。
しかし、既に太陽は厚い雲に遮られての薄曇り。
残念…≠ニ室内へ戻り、鍵を閉めようと振り返れば風景一変。

腰越沖に雲間から光の帯。
帯が照らす薄暗い海はところどころエメラルドグリーンに眩しいほど輝いています。
光りの帯は風向きの加減かどんどん増え、片瀬〜鎌倉沖はステンドグラスのような光景に・・。

これは「薄明光線」。
雲間から太陽光が放射線状に広がる現象。
宮沢賢治は「光りのパイプオルガン」と表現していました。
キリスト教でも「天使の階段」
仏教では阿弥陀様の「無量光」
・・確かそんな感じ?

なにはともあれ、縁起が良いこと間違い無し。
片瀬沖に薄明光線。
ありがたいです。
どーか、インフルエンザやノロウィルスが流行しないようにと願掛け。

2015年。
今年もどーか宜しくお願い致します。

絶滅危惧T類が!
2014/12/25
冬も深まり、境川の魚たちも深みに移動。
水温が温まるまでのお別れです。
しかし、入れ替わってバン∞ヒドリガモ∞マガモ%凾フ水鳥が川面を賑やかに。

上空を見上げれば丹沢山系より遠路はるばる飛来した猛禽類ミサゴ≠ェ周囲を威圧しながら魚を探しています。
毎年恒例の光景に「冬だねぇ〜」とついつい独り言。

そんな冬枯れの片瀬山近辺を走っていると藪に飛び込む野鳥の姿。
見ればアオジ≠ニいう冬鳥。
兎に角、警戒心が強くて藪好きなのでじっくり観察するのが難しい鳥。

藪をどれどれ覗き込むば、姿形はアオジに似ているのですが体色の黒っぽいのが一羽混ざっています。

はっ! あれは神奈川県に於いて絶滅危惧T種に分類されるクロジ≠ウんではないですか!!

その麗しい姿を拝顔すべく藪へにじり寄るも無警戒。
本来はアオジ同じく警戒心満点な鳥なのに?

ぼっーとした感じ。
アオジは藪奥に逃げ散ったにも関わらず、一人置いてけぼりにされたように見えます。
冬枯れした藪にぽつん。
寂しげです。
思わず声を掛けたくなります。

クロジは希少種。
孤独です。
群れで仲よく遊ぶアオジ達を見て辛くなっちゃったのでしょうか…。

クロジさん、めげるでないよ≠ニ言い残し撤退。
カメラを持ち歩いていなかったことが悔やまれます。

片瀬にこっそり絶滅危惧種が飛来。
嬉しいけど少し寂しくなった時間でした。

写真入手!
2014/12/08
片瀬に迷い込んだイノシシの写真入手!

職員のご家族が運転中にでくわしパシャ。
容量の関係でHPに載せられません・・。

気になる方は鵠生園へ♪

ビオトープ
2014/12/01
とうとう井戸が完成しました!

弘法大師「夢告げの井戸」と同じかも知れない水脈。
そうであることを信じて…。

日本固有種を前提としたビオトープ作りも一段落。
狭いながらも、
「フキ」「ツワブキ」「ユキノシタ」「笹」「カヤ」「トグサ」を少しづつ移植。
そして真打「見越しの松」。

意匠を構成する岩などには「ミズゴケ」をぺたぺた。
これらが全て根づいたらえっーと、ここは京都ですか?≠チて感じに!?

池には市内の某池で採取した「クチボソウ」「モエビ」「ドジョウ」がわんさか。
小鮒も近日仲間入り。

こじんまりながらも目を楽しませ、心を和ませてくれる空間。
40周年記念誌に井戸詳細を掲載いたしますのでぜひご覧ください。

・・ところで、片瀬2丁目に現れた「イノシシ」はどこへ?
片瀬漁港〜諏訪神社後の足取りが不明。
警察も大わらわ。

丹沢方面での害獣駆除に追われたのでしょうか。
イノシシは沢沿いに逃れて相模川河川敷へ。
我武者羅に逃げたが故に生息域を見失ってどんどん下流へ。
車や街に怯えながら川沿いをトコトコ茅ヶ崎に。
そこから海へドボン。
きっと、周囲のすべてに怯え只々怖かったんだと思います。
海を見たことも、塩水であることも当然知りません。
大きな川だと思ったのでしょう。
流されてゆけばどこかに辿り着くと信じて。

泳いでから「何か違う!」と気づいて片瀬へ上陸。
間違いなく塩水で喉はヒリヒリ。
真水もなく辛くて怖くて心身ともにボロボロ。

途方に暮れていると視界に緑深き竜口寺の山。
目指したに違いありません。

片瀬漁港で目撃され、その後に諏訪神社。
怯え憔悴しているイノシシが街中を歩くとは考えにくいです。
きっと、人目を避けられる境川護岸伝いに片瀬まで歩き、西浜橋の漁船置場から道路へ。
そこから右往左往しながら諏訪神社。
そんなルート?

怖かったでしょう。
水は飲めたのでしょうか?

山続きの鎌倉へ?
安息の地が見つかることを願います。

登山へ!
2014/11/17
鵠生園にはこっそりと登山部があります。
先日、紅葉を探しに登山へ行って参りました!(19名)

目指すは大文字焼きで有名な箱根「明星ヶ岳」924b。
小田原駅7時50分発のバスで宮城野へ。
ここから登山開始。

急こう配が山頂まで一気に続きます。
後ろからは、
「うがぁー無理無理〜」「きゃぁ〜!」「戻りたいー!」「・・ぐはっ、はぅ・・、だずげて・・」等々。
しかし、なんだかんだいっても体力仕事の賜物かあっさりと大文字焼きの会場へ。
そこからは紅葉彩る宮城野/強羅が一望。
ほぅーと溜息の時間です。

・・ふと横を見れば、先程まではぁーはぁーぜぇーぜぇーと喘いでいた職員が何事も無かったかのように紫煙を美味しそうに一服。
基礎体力恐るべし。

ここまではクマザサ生い茂る暗い山道でしたが、稜線へでると光景が一変。
明るい稜線歩きが続きます。

日当たりの良い稜線は草花がたくさん。
真っ先に目についたのはピンクの可愛い実をたわわにつけた樹高4mの木。
実の形状からして「マユミ」。
美味しそうな実ですが毒性が強く食用×。

左右には紫の「リンドウ」が身を寄せ合うように群生しています。
ちょこんちょこんと若芽が食用に用いられる「ツリガネニンジン」や「アキノタムラソウ」も。
紅色のフジアザミ。
赤い実のガマズミは野鳥に人気なので実もまばら。
山椒はあちゃこっちゃ。

そんな林道にぽつんと孤高の一輪。
トリカブトも紫の美しい花を咲かせています。

季節的に花こそ少なかったのですが、だからこそ目に付きやすい絶妙な季節。
しかし、ここは夕方以降危険な場所。
左右は延々とイノシシの掘り返し跡が続きます。
草根や球根、地虫を探した跡。
暗くなれば此処はイノシシの世界。

他にも気になることが。
ところどころ人為的にスコップか何かで掘り返された跡。
土ごと無くなっています。
盗掘です。
山野草を趣味とする人達の中には、自然の中からごっそり持ち帰る人がいます。
それでなくても少なく、繁殖力の弱い高山系植物。
それを守るべき人間が自己満足の為に採取。
山菜を食べる程度なら問題ありませんが、根こそぎ採取は犯罪。
ここ箱根は国定公園。
そんな怪しい人を見たら注意しましょう!

陽だまりで昼食。
延々の下りに皆の膝もカクカク笑気味。

塔之峰はパノマラ。
相模平野の先には東京都庁も見えます。
そんな光景に見惚れていると、「○○さーん、これなんですかぁ?」と質問。
見れば、コナラの若木にトカゲがぶらり。
枝がお腹を貫通しての干物状態。

久しぶりに見ました。
明らかに「モズのハヤニエ」です。
これはモズの冬季保存食。
地域を縄張りにしているモズの仕業。
懐かしいー♪

道々では「ヤマガラ」「コゲラ」「エナガ」「カケス」が賑やか。
一羽だけでしたが「ルリビタキ」も。
もっとも多かったのは外来種「ソウシチョウ」。
室町期に飼い鳥として朝鮮半島から持ち帰られた子孫の野生化種。
他にも同地出身の「ガビチョウ」もチラホラ。
うーん、箱根の生態系も変わってきたのでしょうか・・。

下山路を「すべるー!」「すべった―!」の叫び声とともにずるずる下るとそこは阿弥陀寺。
皇女和宮様の位牌が祀ってあるお寺です。
和宮様は脚気を患い、この地で療養されるも32歳の若さでお亡くなりになりました。
深い深い木々に包まれた静かな素敵なお寺でした。

・・しかし、そこには気になる張り紙。
【11/13(木)に熊が目撃されました】って!
箱根に熊?
足柄方面からの迷い熊でしょうか?
ご住職もクマ除けにラジオを鳴らしておくそうです。
熊が人に見つからず、無事に奥山に帰れるよう祈願。

阿弥陀寺を下り終えるとそこは「箱根湯寮」。
言わずと知れた温泉♪

温泉で汗を流し、併設の食堂でビールとおつまみ。
はぁ〜至福の一時。

と、ここで再び「雪虫」登場。
数匹が紅葉の中をふわぁふわぁ粉雪のように舞っていました。
いつみても可愛い虫。

箱根湯寮のバスで湯本へ。
ここで解散。
総勢19名は怪我もなく、疲労困憊ながらも英気が養われました!

明星ヶ岳。
藤沢からも良く見える山。
標高の低い山でも、一つの山を登り切った達成感は良いものです。
のんび〜り歩いて宮城野〜阿弥陀寺まで6時間。
霜が降りる前にぜひ!

※私は小田原駅の箱根そば(かき揚げ蕎麦)で更に大満足♪

雪虫が・・
2014/11/11
あれっ・・初雪?
曇り空に白い小雪のようなものが漂っています。
地面に落ちるでもなく、高さを増すでもなく地面から2b程をふわりふわり。

指でそっと触れてみると指先に小さな可愛い虫が止まりました。
体長3o程度。
全身を真綿で丸々と包んだように見えます。
真綿の間から小さな目と羽がちょこん。
もぉー興奮するほどの可愛い姿!

この正体は「雪虫」。
アブラムシの遠いご親戚。

冬の訪れ前に子孫(卵)を残そうと相手を探すべく舞いはじめます。
恋する期間は短く、1週間の儚い命。
ふわぁ〜ふわぁ〜とのんびーりした飛び方ですが、雪虫は必死。
繁殖行動が終われば雄雌ともに地面にぽとり…。
優しく見守ってあげてください。

因みに雪虫は「冬の訪れを知らせる虫」と言われます。
雪虫が舞いはじめたからさぁ冬支度
秋も終わったねー
そんな感じでしょうか?

関心なくばけして気が付くことのない小さな虫。
だけど、注意深く見ればきっと存在に気が付くはず。
期間は短いです。
必見!

雪虫は温かさに弱い虫。
あんまり愛くるしいと掌に乗せ続けると命を失ってしまいます。
観察の際はそっと指先に止まらせる程度の気遣いでお願いします。
(そっと止まらせることが出来るほどのスロー飛翔)

そーいえば、冬の渡り鳥「ジョウビタキ」も日本海の荒波越えて11月上旬より藤沢へ順次到着。
良かった良かった。

・・そんな思いで空を見上げていたら何やら聞きなれない爆音。
さてと見渡せば、鵠沼上空にかの有名な「オスプレイ」が飛んでいます。
向かう先は厚木基地でしょうか(連日3日間目撃)

鳥は生身の小さな体で懸命に羽ばたき続け荒波を越えます。
次の命を育むため懸命に生きようと。
途中で力尽き海に落ちるもの。
厳冬期の食糧不足から餓死するもの。
病気になるもの。
多くが春を待たずして命を失います。

そんな同じ空にオスプレイ。
最先端技術の塊が爆音を響き渡せながら飛んでいます。
目的は軍事。
軍事の目的は・・?

藤沢の空に野鳥とオスプレイ。
相反する感慨深い光景でした。

ヒヨドリの渡り
2014/10/14
昨夜の台風(19号)が嘘のようなスッキリ快晴。
被害を確認する為に屋上へ。

城ケ島も三浦アルプスもくっきり。
葉山付近へ打ち付ける白い波頭まで。

見惚れていると、周囲がなにやら騒がしく。
ぴ〜よぉぴ〜よぉ≠フ大合唱やら羽音で満ちています。

そうです!
今年も始まりました「ヒヨドリの渡り」。
内陸部のヒヨドリが沿岸地域に大集結し、一斉に暖地(国内)へ移動。
屋上だけでも100匹近くガヤガヤいるようです。

上空を見れば少数グループのヒヨ達が集団に合流すべくぱたぱた飛んでいます。
砂浜にも大きな別集団。
旅立ちの機は熟しているように見えます。

・・しかし、集団はそわそわ落ち着きなく、おっかなびっくりの心境が伝わってきます。
ヒヨドリは猛禽類の襲撃を避けるため、海面すれすれ超低空飛行で有名。
高波が残っているので躊躇しているのでしょうか。

波を見てるんだぁー≠ニ感心しながら階下へ降りようとした矢先、ぎっーぎゃぎゃっ≠ニの警戒声。
怯えたように大パニックへ。

ヒヨドリの目線を追うと高空に小さな影。
鳥類最高速「ハヤブサ」です。
江の島に営巣している個体でしょうか?

ハヤブサに狙われたら逃れることは困難。
故にヒヨドリたちは自身の狙われる確率を減らすために大集団を形成。
そして、少しでもハヤブサの動きを抑制しようと海面スレスレの超低空飛行で海を渡ります。

もうヒヨドリ達は大混乱。
植栽の中へ隠れる者や、内陸部へ遁走する者で集団はあっという間に分散。
数百羽の群れが一羽のハヤブサに右往左往。
すごい存在です。

11月後半までの風物詩。
ピーク時の大集団はまるで海面を這う黒い竜。
ご存じない方が見たら魑魅魍魎の類と驚くのではないでしょうか。

多くの方に見て(気が付いて)欲しい光景です。
ぜひ!

台風去り・・
2014/10/07
丁度ピークの8時30分〜10時過ぎに業務で鵠沼近隣へ。
駐車場は雨ではなく、強風で巻き上げられた海水が横殴りに顔を叩きます。
しょっぱくてじゃりじゃり。

134号線江の島入口は軽自動車のタイヤ半分近くまで冠水。
鵠沼海岸駅の踏切近辺(内陸側)も軽自動車では立ち入ることの出来ないほどに。
湘南なぎさ荘近隣はマツモトキヨシ〜鵠沼稲荷までが野池状態で消防隊により閉鎖。

境川も引地川も護岸まで2b少し。
ヘドロ臭の濁流に恐怖を感じるほど。

イトーヨーカドー周辺も広範囲に渡って冠水。
エンジンルームまで水没している車両やバイク。
蓮池は池と道路の識別も出来ません。
マンホールからは間欠泉のように雨水が吹き上がっています。

まぁーすごかった。
豪雨が長引き、上げ潮と重なっていたらとんでもない被害が生じていたはず。
短時間で過ぎ去ったのが不幸中の幸い。

多くの方はピーク時を屋内で過ごされたかと思いますが、外はそんな激しい状況でした。

しかし、案外と外にいる人も大勢。
特に河川敷沿いにはカメラやビデオを手に持った方々が濁流を熱心に撮影。
冠水場所でも同様。
ユーチューブ等へ投稿するのでしょうか?

11時過ぎに台風一過。
富士山も7合目以上が良く見えます。
青空にはカモメも。
波の状態を確認するサーファーも刻々と数を増やし、1〜2時間前の暴風雨が幻覚のように思えます。

しかし、振り返れば現実が・・。
そこには塩漬け、砂漬けのドロドロ送迎車両。
施設の窓も真っ白。
海藻までへばり付いています。
清掃で一苦労。

17時40分。
屋上へ上がります。
なぜかトビが5〜7羽。
お疲れの様子で近づいても中々飛び立ちません。
気にせず空を見渡せば絶景。
西は伊豆半島も富士山も茜色。
東の三浦半島は既に闇へ包まれ町灯が煌めいています。
城ケ島の灯台まで見えます。

台風一過の期間限定。
河川もヘドロが流され、数日後には本来あるべき姿の川へ。
あの濁流をどこで耐えたか不思議なほど多くの生物で満ち溢れます。
ぜひ河川敷へ足を運んでください。
その清らかさに驚くはず。

海岸にもお願いします。
河川から流されてきたヘドロ/ゴミで悪臭漂う世界です。
海中は更に惨憺たる状況。
その大半は人が介したゴミ。

河川と海岸を見比べれば、自然の力と人間の業深さを見ることが出来ます。
足元に気を付けながらぜひ!

トンボの群れ
2014/09/23
彼岸へ申し合わせたかのように「アキアカネ」が帰ってきました。
薄赤い可愛いトンボ。
暑さが苦手で7月〜8月は標高1000b級の高地で避暑生活。
真夏の丹沢や富士山系へ行くと気流に群れるアキアカネがわんさか。
高原野菜ならぬ高原小虫で栄養を蓄えたアキアカネは気温低下とともに繁殖行動へ。
産卵に適した「流れのない水場」を求め標高1000b以上から雪崩を打って里へ急降下。

そして、あっちゃこっちゃ産卵場/恋人/餌場を求めながら広範囲を移動。
時には鵠生園の中庭水瓶にもご来園(メダカが餌に…)

そして、昨日。
気流か餌の関係かわかりませんが、鵠生園の緑地帯にアキアカネの群れが来園。
その数100匹近く。
青空に映え、それはそれは古き良き時代を思い出す素敵な光景でした。

彼岸のアキアカネは神様のお使い。
亡くなった方の魂を背に乗せて、あの世とこの世を行き来します。
だから、彼岸のアキアカネは捕まえてはいけない。
罰があたるよ。
小さい頃、そんなように教えられた記憶があります。

主食は蝿、蚊、ブヨ等の小虫を捕食。
いわゆる益虫。
蒸し暑い夕暮れ時、小虫の群れにトンボが突入してゆく姿は定番でした。

・・しかし、トンボは減りましたねぇー。
小さい頃、夕暮れの田圃等へ行けば空を覆うほどのおーきな群れ。
竹箒を空にかざせば、我も我もと枝に止まります。
じっーとしていると竹箒だけでなく、自分の肩や頭の上にも。
人間と悟られないようじっーと立ち続けた記憶が残ります。

夕暮れにトンボが群れることを「黄昏飛翔」と言います。
暑さを避けるため葉陰に隠れていた小虫達は、涼しくなる夕方に活動を開始。
それを目当てにトンボが集合。
更にそのトンボを目当てに子供や野鳥も集合。
初秋の日常風景。
もはや取り戻すことの出来ない風景になってしまいました。

しかし、数こそ激減しましたが今年もアキアカネは鵠生園に来てくれました!
歓迎の意を込め、芝生や植栽をエイヤッエイヤッと箒で叩きます。
傍から見れば危ないオジサン。
しかし、これはアキアカネの夕食準備。
草木を揺らすと、葉陰の蚊が飛び上ります。
アキアカネにとっては、空という食卓に夕食が配膳されたのと同じこと。
その意味が通じているかのように、アキアカネは高度を下げ警戒心もなく私の直ぐ近くへ。
なんだか幸せ・・。

彼岸のトンボは捕まえては行けません。
魂を背に乗せているだけでなく、収穫前の害虫を捕食してくれる益虫。
優しく見守ってください。

・・と言いつつ、藤沢メダカの水鉢にトンボが産卵に来れば箒を振り回して追い払います。
幼虫のヤゴは小魚の体液が主食。
メダカの天敵。
あっー悩ましい限り。

因みに、室町期文献には「羽と頭を毟りとってそのまま食せば滋養強壮」っ的な記述。
彼岸過ぎに試してみようかなぁ・・。

ありがたやー
2014/09/08
なんと、鵠生園は井戸掘り真っ最中。

実用だけでなく、手押しポンプや伊豆大室山の噴石、瓢箪池、竹塀等々ご利用者の「癒し空間」として色々工夫を凝らしています。

地鎮祭(江の島神社さん)で土地神様、水神様にご挨拶をして鍬入れ。

現在8b。
井戸底40aに透き通った地下水が溜まっています。
塩分もなく、水温は15度前後。
少し水量が足りないので、もう少しだけ掘るかを検討中。
当初は地質的に赤錆水がでるのではと危惧されていましたが、どっこい驚きのいい水です。

9月中には完成予定。
小さいながらも実用を兼ねたビオトープを目指します。

・・ところで、鵠生園の海側には「夢告げの井戸」の石碑が。
石碑前には井戸跡。
知る人ぞ知るありがたい井戸。

謎多き井戸なので詳しいことはわかりませんが、平安時代にかの弘法大師様が江の島岩屋洞窟で修業された際に関連があるようです。

平安から数百年を経た江戸期。
東海道も整備され、治安も安定したので庶民は気軽に旅にでられるようになりました。
江戸から江の島までは約2日間。
鎌倉〜江の島〜大山は大人気のコースだったようです。

江戸期の記録によれば、
「片瀬浜の夢告げの井戸は弘法大師のお告げにより湧きいでし清水。その水面に月光を浮かべ、目を洗えば眼病にご利益がある」とのこと(超要約)

夢告げの井戸跡と鵠生園井戸は距離的に50b前後。
地形的にも片瀬山から海に落ち込む同じ丘陵部分です。

もしかして、もしかすると、ひょっとするかも知れません。
地下水脈がどのようになっているかはわかりませんが、夢告げの井戸と同じ水脈っていう可能性もあるのではないでしょうか?!

水が出ただけでも感謝感激雨霰なのに、このうえ夢告げの井戸と同じ水脈だとしたら・・。

因みに、江の島が現在の「神社」中心となったのは明治期。
明治維新時の神仏分離令が発令されるまでは真言宗の道場もある神仏混合の島。
岩本院、上之坊、下之坊も。
分離令でお坊さんは還俗し神主に。
仏教建築物や仏具は燃やされ、海に沈められ、あっという間に神道一色。
政治に信仰が左右された島なのです。

平安(白鳳)時代からの長きに渡り、多くの人を癒し続けた夢告げの井戸。
その近くに鵠生園井戸。
出来るだけ多くの方に活用していただくことが責任だと感じています。
ぜひお立ち寄りください。

再び富士山です
2014/08/26
今夏は富士山を眺められる日が多く感じます。
そもそも、江の島岩屋洞窟が富士山の人穴(朝霧高原)と繋がっている伝説があったりと、遠いながらも藤沢とご縁がある場所。

先日24日(日)もご来光を目指す登山者の光列が遠望できました。
この夏休みだけでどれだけの登山者が登ったのでしょうか。

私自身、野鳥観察等で2合目~6合目の原生林によく通いました。
豊かな生態系、ひっそり埋もれている古道、真の静寂など魅力だらけのエリア。

・・しかし、そこでがっかり≠オたことを幾つか。
@不法投棄
冷蔵庫、タイヤ、廃材、コンクリ等々が林道の斜面下にごっそり。
Aバイクの侵入
モトクロスバイクが原生林内を暴走。
獣道を傍若無人に破壊しながら走り回っています。
注意するも無視。
侵入口や走行路を木材で塞いだ思い出が…。
B4輪駆動車の侵入
1合目~2合目の砂礫地帯で4輪駆動車が大暴れ。
自衛隊訓練地域にも入り込んだりと迷惑極まりない状況でした。
時にはスクラップ寸前の車両で無茶をし、そのまま放置するケースも。
C野犬
飼育しきれなくなった猟犬を原生林へ放置。
そんな猟犬が繁殖、集団化。
猟犬の優秀な遺伝子を受け継いだグループです。
人間に対しての警戒感が強いので滅多に出くわすことはありません。
しかし、一度だけ…。
林道を下っていると、後ろから視線。
振り返れば子牛ほどもある洋犬が私をじっーと見つめています。
心臓は凍りつき、息が止まるほどの恐怖。
普段は頭でリュックを噛ませて登山靴で蹴り上げる!%凵X、有事のシュミレーションをしていたのですが直面するとまっしろけ。
洋犬は人間どもめ俺たちの領域に気軽に立ち入るな!≠ニ怒りを込めた視線を残しつつ、原生林に消えてくれました。
Dバーベキュー
家族が楽しそうにバーベキュー。
しかし、ここは国定公園。
当然禁止。
炭は捨てるは枯れ木を燃やすはでどうなっちゃっているんでしょうか?
お父さん、頼みます!
E走り屋さんの夜間大暴走。
富士山スカイラインや須走道などは週末夜になると改造車が大暴走。
その騒音は山中に響き渡り、多くの野生動物が肩身の狭い思いをしています。
ガードレールを壊し、タバコやゴミをポイ捨てし、擦り減ったタイヤや部品までも放置。
Fもっとも驚いたこと。
降雪で登山者の少ない新2合目登山口。
彼方から響くバイクの排気音。
見上げれば、モトクロスバイクが登山中…。
新2合目は砂礫のルートが多いのであがれちゃうみたいです。
あっという間に雲で閉ざされた8合目上に姿を消しました。
国定公園の富士山にバイクで登山。
その感性はもう異常です。
G不思議なこと。
晩秋の夕刻迫る新2合目。
数台の車が駐車している程度で誰もいません。
そんな光景を上から見下ろし下山を急いでいると、私とは反対に上ってくる人影。
時は晩秋の夕暮れ。
7合目以上は降雪で真っ白。
なんか変です。
すれ違う瞬間にこんにちは≠ニ声をかけるも無視。
その姿はスーツに革靴。
手にはペットボトルの入った紙袋のみ。
どー考えても普通じゃありません。
話をして見ようと振り返れば、私を避けるように砂礫を小走りに原生林へ消え入りました。
追いかけようにも下山後では体力、気力、夜の準備もなく断念。
急いで御殿場警察署へ連絡。
以降、ご想像ください。

・・とまぁ、これらすべて世界遺産登録前の出来事ではありますが、果たして改善されたのでしょうか?

富士山の世界遺産登録は条件付き。
2016年に保全状況の確認が行われます。
こんな条件付き登録など聞いたことがありません。
如何に富士山の保全(環境)が問題を有しているかがわかります。
藤沢からも光列が見えるような過剰登山で保全状況がクリア出来るのでしょうか?

今夏も岩陰にゴミが隠すように捨てられています。
登山家はそんな馬鹿な真似はしません。
富士山は登山家の山でなく、観光者の山なのでこんなことが生じます。
2016年保全状況確認後、世界遺産登録取り消しもありえそうな・・。

ワールドカップ(ブラジル)の際、日本人サポーターがスタンドのゴミ清掃をしたとして世界中に感心されました。
さすが日本だと。
誰もが誇らしく感じたのではないでしょうか。

しかし、富士山や丹沢は不法投棄だらけ。
海岸も定期清掃がなければとんでもないことに。
このギャップを海外に知られてしまったら「なーんだぁ、スタンド清掃は日常生活の延長行為ではなく、外面を意識してだったんだ…」となること必至。

スタンド清掃と保全状況確認。
この違いはなんなのでしょうか・・?

登山者の行列
2014/08/04
ご覧になった方も多いのではないでしょうか・・?

昨日、強風により雲が流れ流され、久しぶりにたくさんの星が瞬き見えるほど。
箱根の山並みも影絵のように浮き見え、台風一過を思わせます。

そんな晴朗な夜空西方に目を向けびっくり。
影絵のように浮きいでている富士山の左右前に瞬く光の帯。
五合目から九合目あたりでしょうか。
そうです。
思いっ切り登山者の大行列。
一人一人の懐中電灯の光が、数百、数千の数になると藤沢まで光列として見えちゃうのです。

左側の稜線光は「須走口」
正面右は「富士吉田浅間神社」からの古道
右稜線はスバルラインからの「吉田口」

あの光列が狭い頂上に集合してご来光を待ち構えます。
明らかな過剰登山者。
富士山の限界を超えています。

過剰利用の結果、登山道は痛み、排せつ物で汚れ、野生動物も生息域を脅かされます。
100キロ近く離れた都会まで光列が見えるなんて異常事態。

抑制。
一刻もはやく入山数制限をすべきです。
他の国では自然保護から当たり前のルール。
商業主義優先の自然保護後進国。

思い出してください。
世界遺産登録前までは様々なメディアで山体崩落、登山道の亀裂、有毒ガス、火山性地震の多発など散々に富士山噴火の危険を訴えていました。
それが、世界遺産登録の目途が生じた途端に「タブー」
触れてはいけないことに。

危険を煽ることも商業主義の一環。
危険に触れないのも商業主義。

本来は神域。
身を清め、祈りを込めながら登る信仰の山。
平安時代から長きに渡る修験の地。

・・今や狭い山頂で押すな押すなの大混雑。
登山者に対してのトイレも圧倒的に少なく、あちゃこっちゃに漂う排泄臭。
排せつ物やゴミの持ち帰りを推し進めた結果、帰宅ルート沿いのコンビニやパーキングエリア等のゴミ箱に登山者ゴミが溢れていることも。

日本人にとって特別な山。
富士山が良く見える日は「あっ、富士山だ・・」と一瞬見入ってしまう存在。

世界遺産の意味を取り違えているような気がしてなりません・・。

中庭で・・
2014/06/24
鵠生園の中庭は建物に四方を囲まれています。
故に4階屋上からはトンボなど飛翔力の強い昆虫しか降りてくることが出来ません。
鳥さえも一苦労の場所。

そんな中庭から鳥の鳴き声。
見れば「セキレイ」のペアが屋上縁より中庭を覗き込むように鳴いています。
施設に響き渡る鳴き声にいいねぇ〜≠ニご利用者方々と耳を澄ませました。
それが午前9時30分。

しかし、午後14時を過ぎても未だ鳴き続けています。
様子が気になり中庭へでればセキレイが真っ逆さまに急降下。
警戒時の威嚇声を叫び続けます。

こりゃーなんかあるなーとセキレイの反応を見つつ中庭をウロウロ。
セキレイは明らかに動揺。
そして、私が物品を積み上げている暗がりへ近づいた瞬間、「ぐぎゃー」的な鳥類と思えない雄叫びをあげながら真正面から私の前頭部へ体当たり。

カラスに威嚇されたことは幾度もありますが、まさかセキレイが人間に体当たりするとは・・。
驚きました。

ボー然としながらセキレイの威嚇を見つめていると、物陰から「ちゅいーちゅいー」と微かな鳴き声。

思った通りです。
セキレイの雛が暗がりにうずくまっていました。
巣立ちの少し前ぐらいでしょうか。
何かの拍子で中庭に落下。
未成熟の羽では4階建屋上まで飛び上れずにいたようです。

そこで、職員2名で救出作戦。
網で捕まえるべく近づきますと、飛べないのに飛び上ろうと逃げまどいます。
しかし、飛べど飛べど2F窓縁が限界。
飛んでは落ち、飛んでは落ちで徐々に体力を失ってゆきます。

親鳥は雛へ「がんばって、がんばってくれー!」とまるで懇願するように、泣き叫ぶように近づき支えようとしますが、悲しいことに羽では抱くことが出来ません。

雛は徐々に弱り、下では恐ろしい人間がうろうろしている状況に親鳥も半ばパニック状態。
絶望的に鳴き続けます。

そして、体力の限界に至った雛が1Fへ落下。
わーいと近づき軍手で優しく確保。
親鳥は鳥とは思えない眼差しで私を睨み続けていました。

ということで親元へ。
軍手も室内もエレベーターも初体験の雛は恐怖からか目だけキョロキョロさせながら硬直。
そしてチーンと屋上到着。
ガラスから空が見えると今度はチャンスとばかり大暴れ。

屋上に親鳥の姿は見えません。

軍手を開くと雛はすぐには飛び立たず、「ちゅいー」と手のうえで悲しそうに鳴き続けます。

こんな小さな声が親へ聞こえるかと心配したのも束の間。
お約束の感動再会。
親子互いに顔をすり合わせ涙涙のフィナーレ。
ほっと一安心。

セキレイの体当たりにじーんとした午後でした。

今年も大迫力
2014/06/17
今日は中潮。
下げ潮の境川定点場所へ。
最近は雨や濁りで水中が見えない日が続いていましたが、今日の川水は澄んではいないものの中間層までは観察できそうです。
どれどれ。

・・っで、驚いたー!
昨年同様に40aクラスの黒鯛がうようよ。
視界内を数えただけでも30匹以上。

さっ、更に!
黒鯛群れ先の深場にスズキの集団。
謙虚に見積もっても50a超が多数混ざっています。

大規模な群れが混群で集まるのはこの地域だけ。
やっぱり、川底から湧水でも湧きあがっているのでしょうか・・?

恍惚と見ているとなにやら見慣れない魚影。
あの怪しい影はアカエイでしょうか。
8月にもなれば河口付近に群れている姿を見ることもありますが今は6月中旬。
せっかちなのかそれとも?

くっさー
2014/06/02
なにやら鵠生園周辺が生臭ーい。
駐車場より東浜を見れば波打ち際がオドロオドロしたピンク色。
今年初の赤潮です。

天文学的数字の微生物集合体である赤潮はスープのようにトロトロ。
臭い的にも視覚的にも「汚ったねー」の言葉しか思いつきません。
しかし、そんなトロトロスープにも関わらずサーファーや釣り人が2〜3名。
う〜ん。

数年前の発生時、バケツで掬い取った赤潮の発光をご利用者に見ていただき大好評。
今回もそうすべく長靴を履いて東浜へGOー!

波打ち際はトロ〜ンとした異臭に包まれ、波音も「だっぽんだっぽん」と濃縮した質感を感じます。
周辺には赤潮による酸欠が原因なのかネンブツダイや様々な稚魚が打ち上げられ、ずーんと気分が滅入る光景。
「さぁー、とっとと赤潮を汲んでご利用者にみせびらかそーっと!」と赤潮に突入。
ざぶざぶ入ってゆくと何やら足元にゴロゴロ。
おっと、ハマグリです。
視界内だけでも20個以上。
しかし、どれもこれも酸欠により薄口を開いた瀕死の状態です。
ハマグリが増えたとは聞いていましたが、こんなに生息していると気が付きませんでした。

ついつい本能的に「食糧だ!」と集めてしまいましたが、冷静に考えればこれは密漁であり犯罪。
ぷりぷりに身の詰まった姿に後ろ髪を惹かれつつ、腰越方向へ向かう人柄の良さそうなサファーさんへ託します。
(私)「赤潮で瀕死のハマグリなんですが、海にでるなら沖で投げて貰えませんか?」
(サファー)「はぁ?そのハマグリを?えっ?なに?」
(私)「そのー、水が綺麗なところに逃がして欲しいのですが…」
(サファー)「逃がせば良いの?」
(私)「逃がして欲しいの」
(サファー)「食べちゃえばいいのに」
(私)「そうしたいけど犯罪だし」
(サファー)「はぁ」
(私)「はっははは」

サファーさんは怪訝そうな表情を残しながらも袋に入ったハマグリを片手に腰越方向へ。
その後姿を眺めているとその方は道々に落ちている新たなハマグリを拾ってくれています。
いい人でした。

赤潮という残念な出来事ではありますが、東浜にこんなにもハマグリが繁殖しているとは驚き。
徐々にですが水質改善は進んでいるようです。

赤潮には夜光虫などの発光生物も混じっています。
上手く行けば、今夜の波打ち際は青白く怪しく輝いているかも知れません。

・・ハマグリを採ることは犯罪です!
救出しても食卓にださないでくださいね。

初鳴き
2014/05/20
今年も夜空から「ホトトギス」の鳴き声が降ってきました。
唱歌のなかにも「♪ほーととぎーす早も来鳴きて♪」とあるように夏を知らせる代表的な鳥。
初夏到来です。

有名な特徴は「托卵」。
自分で育児をせず、ウグイスの巣へ勝手に自分の卵を産み逃げをします。
ウグイスはあれっ?私、こんなに大きな卵を産んだかしら…≠ニ卵を見つめ怪訝そう。
しかし、暫くするとまっいいか!うちの家にあるんだから私の子だぁー≠ニウグイスの卵と一緒に懸命に温めます。
これでウグイス、ホトトギスともに育てばいい話なのですが、恐怖はここからスタート。

ウグイスの孵化日数は14日〜16日。
ホトトギスは10日〜13日。
この時間差でホトトギスは数日早く孵化します。
孵化したホトトギスの雛はまだ目も開かず、毛もなくグッタリの状態。
・・しかし、耳だけは鋭敏。
仮親ウグイスが巣を離れた気配を察すると、雛は俄然活動開始。

生まれて数時間しか経過していなく、目も見えない状態。
思考もぼんやり。
しかし、本能が体を動かせます。
雛は手探りでウグイスの卵へ近づき、卵を自分の背に乗せ担ぐように巣からポィ。
殺戮はホトトギス一羽になるまで繰り返されます。

ウグイスは巣の不自然な変化に疑問を感じつつも、子育て本能に急き立てられるように残るホトトギス雛へ餌を与え続けます。
愛情を独占したホトトギス雛は豊かに成長を続け、あっという間に仮親であるウグイスの倍以上へ成長。

この頃になるとウグイスも雛に対して恐怖を感じるように。
この子は誰? 本当に私の子?≠ニ距離感。
雛は仮親の心情変化に気が付かず、餌と愛情を求め懸命に鳴き続けます。
しかし、その鳴き声も明らかにウグイスとは異なる大声量の異質声。

ウグイスは我が子と思い育て続けた雛が異質の鳥だと気が付きます。
ホトトギス雛は親の愛情が急激に冷めてゆくのを感じます。
互いに深く傷つくこの時が巣立ち。

ウグイスがとても気の毒です。
しかし、実親の愛情をまったくしらないホトトギスも可哀そう。

成体の鳴き声はトッキョキョカキョク≠ニ有名。
対して幼鳥の鳴き声は、

カカキタカ カカキタカヨ
母(カカ)来たかー 母(カカ)来たかよぉ=E・

母の愛情を求める寂しげな声に聞こえます。

クサフグ遡上
2014/05/07
朝一の境川チェックで嬉しい光景。
恒例「クサフグの遡上」が始まっていました。

大小様々なクサフグが小さなヒレをぱたぱた動かし、懸命に上流を目指しています。
その数、ざっと数百匹。
いったいどこへ行こうとしているのでしょうか?

クサフグの遡上は有名。
しかし、目的は不明。
一般的に皮膚の細菌や寄生虫を退治する為に真水へ体を晒しに来ると言われています。
クサフグは他の魚のように鱗がなくつるっつるっのお肌。
故にウオシラミや細菌に寄生されやすいデリケートな魚。
そこで浸透圧変化で生じる皮膚/粘膜剥離で肌を整えるのです。

・・しかし、クサフグの寄生虫退治は命懸け。
真水だとクサフグ自身もエラ呼吸が出来なく酸欠状態。
又、見ての通り真ん丸の可愛いスタイル。
流れに対する水の抵抗値は半端じゃありません。
それをあの小さなヒレでぱたぱたと・・。

アユやボラ、スズキなど河川を自由に行き来する魚はいずれも水の抵抗が少ない流線スタイル。
丸ぽちゃ体型はクサフグのみ。

大丈夫かなぁ〜≠ニ心配しつつ周囲を見渡せばやはりいました。
半ば失神状態で流されてゆく個体が複数。
又、水の流れに逆らってはいるものの、明らかに目がどこかへいっちゃっている個体・・。

寄生虫から身を守るための劇薬なのだなぁーとつくづく。
クサフグはそろそろ産卵時期。
劇薬に耐え、どうか無事に海へ戻ってくださいね。

更に!
今年も40pクラスの黒鯛大群を確認。
シーズン早々の為か警戒心が半端でなく、私が黒鯛の視界に入るや否や、一瞬で群れごと深場へ遁走。
警戒心が緩むまではフェンスの陰からチラ見で我慢。

境川がもっとも賑わう季節の到来です。

目白山より
2014/05/06
竜口寺から湘南モノレール目白山へ向かうには昼間でも薄暗い小さな峠道を通ります。
そこはちょっと異空間。
夏でも谷合のような涼しい冷風が吹き、夜にもなれば狸、アライグマ、ハクビシンが車のライトを避けながら駆け抜けてゆく素敵な場所。

出勤時、ちょうど竜口寺前の横断歩道に歩行者。
一旦停止。
そんな時、めじろ山から聞きなれない鳴き声。

ピッー、ピーローピピロー、ピッコロロー
聞いたような、聞いたことないような…。
こうなると気になってしょうがありません。
そのまま、目白山公園へ直行。

・・しかし、早朝の目白山公園はすごいです。
「コジュケイ」が親子でぞろぞろ餌取り。
警戒心の高い「アオジ」も2メートル先でぼっーと佇んでいます。
特に驚いたのはキツツキの「青ゲラ」まで。
もうバイキング状態の見放題。
声だけで判断すればホオジロやカワラヒワ、山鳩も。

思わず放心してしまいましたが、目的は聞きなれないピーロー、ピッコロロ≠フ鳴き主。

しばらく耳を澄ませて声を探せば、なんと私が姿を隠している楢の真上からピッロローの声。

見上げれば「キビタキ」です!
黒、黄、白の派手な装い。
キビタキは夏鳥。
インドネシアやフィリピンで冬を過ごし、初夏に日本の山林へ渡ってきます。
目白山には渡りの途中でしょうか。
それとも定住を検討してくれているのでしょうか。

鳴き声は本来、ピッコロロ、ピッコロロー≠ニ高く澄んだ声。
どうやら今は練習中。
もう少しで綺麗な恋の囀りが聞こえると思います。

これから夏鳥の渡り本番。
世界各地より日本を目指して多くの野鳥が懸命に海を渡っています。
耳を澄ませば寝静まった夜空より聞きなれない鳴き声が降ってくるのもこの時期。
要注意!

目白山にキビタキ。
嬉しい限りです。

遡上開始!
2014/04/10
川面を桜の花筏が覆うに合わせてか、境川に「マルタウグイ」の群れが遡上開始。
日差しを避けるように橋桁や係留船の陰に集まっています。
尾びれや腹びれも婚姻色のオレンジ色。
境川のどこで産卵するのでしょうか?

マルタウグイは鮎のように海と川を行き来する魚。
海の豊富な餌を食べているので体長も40センチクラス。
川にいるウグイとは比較になりません。

大きさ的に食べ甲斐ありそうですが、ボラ同様に人間の汚した水が皮身に染み込み、食べようにも臭みが気になりちょっと…。
しかし、相模川や酒匂川のマルタであれば間違いなく食べれるはず。
ボラだって、生活排水が少ない場所で釣れたものであれば「鯛より美味」と言われます。
実際、昭和30年代まで鵠沼や片瀬の魚屋でボラは普通に売られていたそうです。

花筏の間に婚姻色のマルタが泳いでいる姿はとっても気持ちの良い光景。
誰か気が付いている人いるのかなぁ?

腰越漁港は港湾工事の関係からか釣り人が少なくなりました(良いことでーす)
人気のない夕刻にはイワシ(ウルメ?)が群れ、20aサイズのメジナも賑やかに泳いでいます。

種類は不明ですが、なにかの稚魚も水面に浮いた有機物を食べています。
ついつい持っていた菓子パンを細かく千切ってポイッ。
食性が適しているのか稚魚たちは大喜びに集合。
ほっほほ、そうかそうか美味いかー≠ニ親御さん気分で観察。

すると、稚魚の群れに近づく怪しい影。
じわり、じわりと稚魚に気が付かれないようゆっくーり忍び寄ってきます。

種類不明ですが体長3a程の「イカ」。

イカの存在に気が付いた稚魚たちは蜘蛛の子を散らすように逃げますが、餌に夢中で逃げ遅れた1匹がイカの触手に絡め捕られてしまいました。

稚魚よ、ごめん。
私が菓子パンを撒いたばかりに・・。
イカよ、良かったね。
美味しそうな稚魚を食べれて・・。

目覚めました〜!
2014/03/14
昨日は各地で春一番。

気温も15℃近くまであがり今年一番の暖かさ。
夜になっても気温は下がらず、降り続ける雨にもそれほど冷たさを感じません。

全ての条件が整っています。

彼らを探すべく雨降る暗い河川敷沿をキョロキョロ。
ポイントへ近づくにつれ、懐中電灯で照らす地面には会いたかった彼らが徐々に数を増やしてゆきます。

大小さまざまな「ヒキガエル」の大行進。
向かう先は自分が産み落とされた場所(水場)
厳しい冬を土中で耐え、春の目覚めとともに繁殖地を目指します。

気温が6℃を超えると土中のヒキガエルは春を感じ、冬眠から目覚め始めます。
地面からクックッッ≠ニいう声が聞こえたらそれはヒキガエルの行動準備。
大行進と繁殖地でのカエル合戦の始まりです。

ヒキガエルは水辺や河川沿いでたくさん見ることが出来ますが、ご存じのように鵠沼/片瀬界隈にもふつーに生息しています。
庭に茂る植栽の根元や落ち葉が溜まる隅っこ。
食事はダンゴムシやミミズ、コオロギなどなんでも御座れ。
水場がなくてもへっちゃらです。

猫やカラスもヒキガエルには手をだしません。
彼らは目の後ろ(後頭部)に毒腺があり、猫や犬が噛んだり咥えたりすれば毒を放出。
ヒキガエルに悪戯をした犬が泡を吹いている光景は幾度も見たことがあります。

皮膚にも微々たる量ですが毒。
その毒に守られているからこそ、彼らは天敵の多い「住宅地の庭」を生活エリアにすることが出来るのです。
まぁ、夜行性なので目にすることは少ないと思いますが・・。

住宅街に住むヒキガエルの天敵は人間が運転する「車」。
春の雨上がりには道路でペシャンコに潰れている彼らをよく見かけます。
人間同様歩きやすい「道」を行動路として使う故の悲劇。
彼らにとって車はあまりに早く、大きく、その存在を認知できないようです。

又、繁殖池であった個人宅の池が分譲地になっていたり、沼が埋め立てられていたりなど冬眠から覚めてみれば向かうべき場所が消えていること頻繁です。
埋め立てられたことを認識できないヒキガエルは「池だった場所」に毎夜毎晩夜が明けるまでウロウロ。
死の彷徨が始まります・・。

海外では車道の下に「カエル道」を設けたり、繁殖池を埋め立てる際にはすぐ近くに代替え池を用意するなど工夫している所も。

日本はペットに対して過剰と思えるほどの愛情を注ぐ人は多いのに、なぜか野生に対しては無関心。
絶滅危惧種は年々増えています。
ペット熱も冷めやすいのか保健所では処分待ちの犬猫が恐怖に打ち震えています。

ヒキガエルが道路で轢かれていたら周囲を見渡してください。
このカエルは何処で生活を営んでいたのか、どこに向かおうとしていたのか想像してください。
今まで気が付かなかったなにかに気が付くかも知れません。

ヒキガエルが車に轢かれることなく、目的地が埋め立てられていることなく無事であることを願います。

因みに、ヒキガエルを素手で触ることは避けてください。
皮膚にある毒で手が炎症を起こしたり、その手で目をこすれば視力障害にもなり兼ねません。
必ず手袋若しくはビニール袋で!

ありがたやぁー
2014/03/06
寒風吹きさぶ大庭田園。
空はどんより気分も滅入り気味の17時。

「今日はラーメン半額デーだなぁ…」とぼんやり考えつつ歩いていると何やらカラスの威嚇声。
大庭では頻繁なカラスVSチョウゲンボウ(鷹)の争いかと視線を向ければ何やら見たこともないシルエット。
その鳥は畦道にぶつからんばかりの超低空飛行でカラスの追撃を避けています。

大きな目、まーるい大きな顔、茶白の羽毛っ?

間違いなく「コミミズク」というフクロウのご親類です!
遠くユーラシア大陸より日本で越冬すべく飛来した冬鳥さん。

コミミズクは湿地や草原でネズミなどを捕食。
本来であれば夜行性なのですが、薄暗い曇りの夕方なので早めの食事に出掛けたのでしょう。

・・悪いことにカラスと遭遇。

執拗なカラスの追撃を低空で振り切ろうとしますが、流石は百戦錬磨のカラス。
コミミズクの動きを予想し先へ先へと回り込み足蹴りを食らわします。

負けじと奮闘するも力及ばず数分後に落下。
枯れ穂の中にうずくまり。

カラスは優越感を満たされたのでしょうか。
勝利宣言のような鳴き声を残し荏原の山へ帰ってゆきました。

気力、体力を消耗したのかコミミズクは枯れ穂に身を沈めグッタリ。
様子が気になり暫く観察していると周囲は徐々に暗くなってゆきます。

夜はコミミズクの世界。
暗くなればカラスを恐れる必要はありません。
コミミズクがその気になればカラスの寝床を襲撃することも可能です。

闇の訪れとともにコミミズクに生気が戻ったよう。
ふわりっと浮き上がるように飛び立ったコミミズクはカラスの後を追うように消えてゆきました。
・・逆襲でしょうか?

この鳥は絶滅危惧種。
基本的に夜行性です。
大庭で越冬しているとは気が付きませんでした。

やっぱり大庭ってすごい。

すっごい雪…
2014/02/10
8日(土)予報では大雪。
しかし、沿岸地域は早い段階でみぞれになるとの情報もありバイクで出勤。
AM7時前では積雪も少なく、定例の境川観測へ。

野生動物たちはこれから訪れる悪天候を予見しているのか、なんだか川面に活気がなく寒々しい雰囲気です。
早々に場を立ち去ろうとした際びっびびっっ≠ニ聞きなれない鳴き声。
周囲を見渡せば小さ〜な鳥が水面でちゃぽちゃぽ。
鳩よりも小さな鳥。
こんな小さな水鳥といえば「カイツブリ」で間違いありません。
体長15a〜20a程の小さな体で懸命に潜っては餌を探しています。
主食は小魚。
潜水能力は1b〜2b。
境川河口は案外と深いので、カイツブリでは大変そう。
この鳥はけして珍しい鳥ではないのですが、生息域が限られているので境川河口では稀。

カイツブリは大人でも小柄。
雛はまさにピンポン玉。
故に小魚を捕食する水鳥なのに自身が「ブラックバス」や「ナマズ」に食べられてしまうことも。
そんな小さな水鳥がたった一羽で冷たい川面を彷徨う姿はなぜか寂しげ。
思わず懐に入れて持って帰りたくなる可愛さと寂寥感。

見惚れている視界の隅に新たな鳥影。
これも案外と珍しい黒白パンダカラーの「キンクロハジロ」です。
これはシジミなどの貝類や甲殻類を主食とする体長35a〜45aの中型種。
金網に縋り付き、興奮している私を避けるようにキンクロハジロは護岸の縁に姿を消してしまいました。

低気圧が迫ると野生動物の動きに変化が生じますが、この2羽もその影響を受けたのでしょうか?

朝っぱらからの興奮冷めやまずの状態で鵠生園へ。
みぞれになんぞなる気配を見せず、湿雪から積もりやすい乾雪へ変化。
・・あっという間に雪景色。
ほんと〜に大変な一日でした。

翌日曜日の里山は風景が一変。
笹は雪の重みで軒並み倒れ、普段は笹薮で閉ざされている場所が雪平原に。
田圃も畑も雪一面。
その雪面には狸らしき足跡がたっくさんあります。
普段は警戒心の強いキジも人気のなくなった雪原でのんびり。
街中でも排水溝周辺の雪に小さな足跡。
ネズミでしょうか?

雪は動物の警戒心を緩めます。
普段は人間に怯え、肩身の狭い思いをしている動物たちもこの日だけは明るい昼間も安心して歩くことができます。
動物にとっては心休まる雪。
そんな光景を見ていると、こんな大雪の日もあっていいかなぁーと思います。

引地川から
2014/02/07
明日は藤沢も降雪予報。
引地川河口から見える大山など表丹沢には3日前の降雪が凍りつき輝いています。

明日の雪で丹沢は更に積雪量が増します。
すると丹沢で大繁殖中の「シカ」は食糧不足。
下草を主食とするシカ達は積み重なる積雪により下草を食べられなく、止む無く木々の表皮を歯で削り取り飢えを凌ぎます。
当然、それにより表皮を削られた木々は衰弱し、枯死するケースも。
丹沢を歩く機会があれば多くのシカが下草を食べ尽くし、表皮を削られた木々が力を失い、支えを失った土壌が崩壊しつつあるのに気が付くと思います。
又、雪が降れば餌を求めて人里にも多くのシカが下りてきて交通事故に…。

天敵が皆無ゆえ一見してシカの楽園に見えますが、その実は歯止めがきかない繁殖で餌不足。
冬場に餓死するシカもたくさんいます。

江戸時代末期には丹沢にも「ニホンオオカミ」がいました。
今も秦野近辺には「お守り」としてニホンオオカミの頭蓋骨をこっそり保存しているお宅も。
よく言われる「狐憑(狐に憑りつかれる)」された人間にその頭蓋骨を触らせたり、削って飲ませると狐が離れたと言われます。
まだ、丹沢の山野にニホンオオカミが生活していたころは捕食対象のシカ達はオオカミへの恐れから生息域を山深い場所に求めました。
繁殖量もオオカミへの恐怖と限定された生息域にて環境に負担が係らない程度に自然抑制。

しかし、ニホンオオカミの絶滅により天敵がいなくなりました。
更に植林等による自然サイクルの崩壊。
結果、環境への適応能力と繁殖能力の高いシカが丹沢を独占。
しかし、その繁栄も限界に達して今や食糧難。

丹沢山系の「ツキノワ熊」も今や30頭前後。
故に近親交配をせざる得なく、遺伝子的に問題を孕んでいる危機的状況。
丹沢は一見して広大なように見えますが、東西南北すべてが国道などで遮られているので富士山塊や奥多摩山塊と隔てられている地域。
まるで大きな河川の中州状態。
このままでは近い将来に神奈川の熊は絶滅です。
国道に獣道橋を掛けるなど対策が急がれます。

丹沢に外来種オオカミを離せばシカの抑制になるのでしょうがちょっと怖いかなぁー?

丹沢を見上げる際にちょっと思い出してください。

1年ぶりの更新です!
2014/02/02
ご無沙汰しております。実はサーバー不調にて昨年2月〜7月間の記載文章が綺麗さっぱりと消滅してしまいました。それからなんとなーくなぁなぁに…。
しかし、ありがたいことに再開のエールを頂くに至り、久しぶりに藤沢近隣の自然話をご報告させて頂きます!

【26年1月~2月】
@沢蟹
藤沢大庭某所の清水が湧く谷戸。ウォーキングコースからも離れ、日が陰れば妖怪でも現れそうな懐かしい場所。故に人通りも少ない自然が保存された場所があります。
そこでの出来事。
その日は昼間でも息が白くなるほどの冷え込み。
寒い寒いと言いながらの谷戸散策中、なーんか誰かに呼び止められたような気配。
人の多くは後ろより呼び止められると「左側」から振り向くそうです。しかし、物の怪など人と異なる気配で振り向く際には「右側」。
右側より振り向くと、普段見えないものが見えるそうです…。

そんな訳で右側より振り返りキョロキョロ。
特段なにもいません。
ホオジロやシロハラなどの野鳥がてくてく歩いているだけ。
しかし、心なしか切羽詰ったような悲しい視線。
気になり来た道を数m程戻ったところ、視線の主が分かりました。
「沢蟹」です!
大きな成体が3匹。
しかし、野生の覇気もなく、体色も白く濁りヘロヘロ。
そもそも、沢蟹は冬眠するのでこんな寒い日に活動している訳がありません。
疑問を解決すべく、清水の湧く湿地へ足を踏み入れたところその事情が判明。

そこは清水の流れが段差により小さな滝になる場所。
雨が降った際の土壌緩衝剤にする為か、そこには塩ビ管を横に切断した受け皿が縦に差し込んであります。
沢蟹はその中にいました。

沢蟹にとって、ツルツル滑る塩ビ管は這い上がることの出来ない絶壁。
小さな滝の水流も相まって身動きが出来ない様子です。
人間に対比してみると、高さ5m程の滑る円柱に閉じ込められ、うえからは華厳の滝が降り注ぐという感じでしょうか?

棒で突っついてみても反応は少なく、3匹は互いに身を寄せ命が尽きるのを静かに待っているように見えます。
しかし、どうして冬眠時期の沢蟹がこんな場所に閉じ込められているのでしょう?

周囲をよーく観察。
すると、清水の湧く山肌付近がなぜか掘り返されています。そして流れの中には大量の残土も。
なんとなーく事情がわかりました。

冬になると沢蟹は水辺近くの土中に冬眠。
その場所が雨で崩れ、水が増した川中にボチャン。
冬眠していた沢蟹は頭がぼんやりしているまゝにあれょあれょと流され塩ビ管の中へ。
一体、いつからここに閉じ込められているのでしょうか?
良くもまぁー、狸やアライグマに見つからなかったものです。

さぁ、居るべき場所へ戻りましょう。
えいゃと捕まえ、落ち葉や泥が堆積した温かそうな場所へ。
冷え切った体を36度の体温で触った為か暫く驚いていた様子でしたが、1匹づつゆっくりと落ち葉の下に体を埋めて行きました。
これで一安心。

ここで沢蟹うんちく。
沢蟹には寄生虫がいるので安易に素手で触らないように!寄生虫の幼生や卵が手を通じて口や鼻に入るとこれまた厄介なことに。
モクズ蟹にも同様ですが、食べる際には加熱をお忘れなく。

Aシジュウカラ/メジロ
片瀬にあるデイサービスめじろの庵≠ノはメジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、山鳩が訪れます。
この中でシジュウカラだけ食性が異なるので特別食を用意。
落花生20個程を数珠繋ぎにタコ糸で結びます。
それを庭のあちらこちらへ。
初めて見る人は「なにかのお呪い?」と誤解しそうな光景。
シジュウカラは落花生の数珠へ器用にぶら下がり、小さな嘴でコツコツと殻に穴を開けています。
メジロもミカンを竹に刺した途端、職員が目の前にいるのも気に掛けず飛んできます。
よく、「メジロは人馴れしやすい」と言いますが、それだけではありません。
メジロとヒヨドリは食性が同じ。
いつもメジロはヒヨドリに追い払われて食にありつけないことも。
だから、危害を加えそうもない人間であれば近くに居ようが居まいが「ヒヨドリが来る前に!」と必死なのです。
冬季には野鳥の多くが人知れず命を落としています。
冬季の死因は栄養失調に起因すること。
反面、これは強い遺伝子を残すための自然淘汰。
こうして厳しい冬を乗り越えた強い個体だけが、春の繁殖期を迎えることができます。
…しかし、異論あろうかと思いますが、ぶにょぶにょになって捨てるミカンや皺しわになったリンゴ、固くなったパンがあればぜひ庭の片隅に置いてあげてください。
それだけで多くの野鳥が春まで命を永らえることが出来ます。
人間にとっては食べられないものでも、野生動物にとっては滋養豊富な夢の食べ物です。

ところで、身近な野鳥の寿命をご存知ですか?
一般的に「平均1〜2年、長寿で10年」と言われています。
これだけ寿命に幅がある理由として、
幼鳥の頃にその大半が亡くなる。捕食者に食べられたり、強風で叩き落されたり、餌を探せなかったり。
生きる知恵を身に備える前に命を終えます。
反面、生きる知恵を身に着けた個体は強い!
捕食者からの身の隠し方、悪天候時に避難する場所、餌場を学べば10年と言う長寿を全うできます。
これこそまさに自然淘汰。
強い個体のみ繰り返し繁殖し、その子孫を更に自然淘汰の生存競争。
可愛らしい姿や鳴き声からは想像もできない修羅場に生きているのが野鳥です。
今の時期がもっともしんどい時期。
さぁ、台所にある果物/穀物を持って差し入れにGОー!

B境川
今年も「バン」が集合。
クルッルル∞ケッケケッケヶ≠ニ愛らしい鳴き声で目立たない護岸側でこっそり冬を過ごしています。
Kい体に赤い嘴。
境川には人知れず懸命に生きている野生動物/魚種がたくさんいます。
時には絶滅危惧種も。
先日は魚食性猛禽類の「ミサゴ」がボラを捕食。
この豊かさをもう少し藤沢市も知って欲しいな〜と思うのでした。

えっ! えっ〜??
2013/01/29
藤沢から少し離れた三浦のお話です。

京急三崎駅近くに河津桜と菜の花で有名な小道があります。
その道沿いには小松が池というカワセミや鷺類がたーくさん訪れる探鳥地も。
そこからトコトコと山へ向かえば大根や蜜柑いっぱいの三浦独特の風景。
そんな高台より周囲を眺めれば房総〜伊豆〜丹沢〜富士の大パノラマ。

これだけでも言葉を失うほどの絶景なのですが、更に物凄いものが・・・。

先日の土日、丹沢山系と富士の右側稜線より白く輝く切り立った峰々がチラリ。
はて?≠ニ凝視すれば生半可な山系ではなく、ドン≠ニした物凄い存在感。
方向的に「南アルプス」としか考えられません。

ええっ〜!こんなにもはっきりと?#シば疑いつつ方角を調べれば、なんとあの輝く峰は富士山に次ぐ日本第2位の高山「北岳」ではありませんか!
近くには3000m級の「農鳥岳」や「甲斐駒ケ岳」らしき峰々も。

静岡〜山梨〜長野に跨る南アルプスが見えるとはただただ感動。
もしかして…≠ニ片瀬山から同角度を凝視するも丹沢が壁となり見ることは出来ません。

・・・しかし、片瀬山山頂付近の住宅且つ、2階であれば見えそうな雰囲気。
山頂付近の方で見てもいいよ≠ニ言う心の広い方がいたらぜひご連絡ください!

真冬の花火
2013/01/04
気がつきましたか?

新年を迎えた瞬間、富士山左稜線にあるスキー場より打ちあがる色彩豊かな花火。

こんなに離れていて見えるの?≠ニ思うかもしれませんが、藤沢〜三浦の高台からは明瞭です。

それに富士山五合目山小屋付近からも青白い瞬き。
登山者が新年祝いにマグネシウムでも焚いたのでしょうか?

いづれも空気が澄んでいる真冬ならではの光景。

更には丹沢山系(塔ノ沢付近?)でもチカチカ小さく輝く光。
山頂で新年を迎えた登山者がなにかやっているのでしょうか?

富士山も丹沢も間違いなく氷点下。
そんな環境にあえて身を置き新年のお祝いをしている人達がいる。
・・・なんだか感慨深い平成25年の幕開けでした。

今年も細々ながら片瀬近辺の自然について書き留めてゆきたいと思いますので、どうぞお付き合いの程よろしくおねがいいたします。

寒さしんしん
2012/11/30
11月27日(火)ご利用者方々と長久保公園へ。
日差しもぽかぽか暖かくぽっかぽっかのピクニック日和。
陽だまりベンチに総勢20名近くでお弁当を広げ、鍋ごと持参のお味噌汁で質素ながらも満たされるお昼ご飯。
真っ青な秋晴れに多くの方が「はぁ〜気持ちいいねぇ〜」とまったり気分。

弁当を狙うトビも姿を見せずほっ。

そんな時、ふと気が付けば近くの池に大勢の人だかり。
10人前後の人が三脚に高そ〜うな一眼レフカメラ。
先端にはニコンだキャノンだの一流光学メーカーのすっごい高級そうな望遠レンズ。
フルセットでいったい幾らでしょう?

いずれの望遠レンズも焦点は池中に立ててある枯れ枝。
いわずもなが「カワセミ」狙いです。

前日は豪雨。
カワセミは雨等により河川が濁っていると、餌である小魚の姿がよく見えません。
そんな時には濁りの少ない池沼に姿を現します。

期待大。
しかし、残る1時間程度で都合よく姿を見せてくれるとは思えません。
刻々と過ぎる時間。
ここで姿を見せてくれたら皆喜ぶのになぁ〜と願いつつも諦めていたその時でした。

きたぞぉ〜!≠ニ公園に響き渡る大きな声。
その人の視線を追えば引地川より道路を超え、長久保公園内に直線突入してくる瑠璃色の鳥。
どんぴしゃのタイミングで「カワセミ」が姿を現してくれました。
カメラマンはもちろんですが、歩行者も誰もが梢に止まる優美な姿にうっとり。

…しかし、そんな感動の瞬間に驚くべき光景が!
桜の根っこや段差など足場の悪い広場から、一直線に池端へ走り寄る多くの人達。
なんと、よくよく見ればみ〜んなご利用者さん。

普段は膝が痛くてねぇ∞ふらふらしちゃう∞杖がないと怖くてねぇ≠ニ不安を口にされていた方々がまるで若者のように足軽く疾走!

ぴょんぴょんと桜の根を避け、段差を飛び越してゆく雄姿は拝みたくなるような感動の光景。
各人、思い思いのポジションを見つけカワセミ観察。
その手に持っている杖はもはや垂直でなく水平。
杖の意味をなしておりません。

大丈夫なのかとお顔を覗けば皆さん恍惚の表情。
はぁ〜∞まぁ〜∞へぇ〜∞ほぉ〜≠ニでる声は感嘆の一言。

カワセミが立ち去った後も余韻を楽しむように池端にぼんやり。

カワセミ様、本当にありがとうございます。
某さんはあの世への土産が出来たわぁ≠ニ満面笑みの大感動でした。

しかし、不思議なものでカワセミを見に行く際には舞うように走っていたご利用者方々も、駐車場へ向かう時にはあ〜膝が痛い∞やれやれ…≠ニいつもの様子。

如何に喜びが人に活力を与えるかとっても勉強になった時間でした。
…そういう自分も腰痛ながら飛び跳ねはしゃぎまくりです。
雨上がりは長久保公園へ!

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