現在、鵠生園では片瀬3丁目に小さなデイサービスの開所準備をしております。 建物は昭和40年建築のいわゆる「レトロ物件」。 縁側をはじめ八尺天井や雪見障子など一歩室内へ入ればまさに昭和中期の日本家屋。 築40年故に老朽化は否めませんが,それに勝る懐古的魅力に溢れる空間です。
そんなことで片瀬3丁目へ頻繁に足を向けているのですが、その都度ごとに頭上より大きな「声」が。 ゴアッッゴッゴゴアァ≠ニまるで恐竜のような奇声で鳴く生物は水鳥最大級を誇る横綱「青鷺」です。 本来、鷺系の鳥は小魚やザリガニなどの水生生物を餌としているのですが、青鷺に関しては水生生物に留まらず 「鳥の雛」や「鼠等の小動物」をも捕食するまさに肉食鳥。 人間や犬猫に喧嘩を売る「鴉」さえ、青鷺の強烈な嘴一撃を恐れ中々ちょっかいをだしません。 飛翔コースはほぼ一定しており山本公園〜新林公園/目白山の往復で営巣用の資材を調達している模様。 お住まいは山本公園の松先端で育児中。 そんなご自宅を観察すれば、頻繁な低気圧による強風で半ば壊れかかっています。 川沿いの強風に晒されてか松は枝葉が少なく、先端部分の巣は不安定で丸見え状態。 青鷺は巨体をもてあまし気味にしながら補強に取り組んでいますが、なぜか今日はいつもに増して必死そうに見えます。 天気予報では本夕方から低気圧により大荒れになると報道されていましたので、ひょっとして青鷺は野生の本能で天候が崩れることを感じているのでは? 明朝、巣も雛も無事であるよう願います。
春も深まり境川近辺には「ツバメ」が訪れ、「メジロ」「シジュウカラ」「イソヒヨドリ」も地鳴きから繁殖期の囀りでペアを求めて歌います。 落葉樹の雑木林では日本最小の「姫ねずみ」が春の陽だまりで活動を開始し、冬眠から目覚めた「ヒキガエル」が車道で数多く轢かれているなど生物界は真っ盛り。
今年も引地川では上流の桜並木より散った花びらが上潮により河口域に滞留し、ほんの僅かな時間ですが川面にピンクのカーペットが広がりました。 このカーペットが消えると気温がグングン上昇して初夏到来。 残り少ない「芽吹きの春」をぜひご満喫ください!
※藤沢周辺の雑木林より夜になると「ギキュッーフゥゥッー」等の奇怪な声が。 ハクビシン?アライグマ?タヌキ?妖怪? ※ヘルパー職員募集中!ご連絡お待ちしております! |