中田英寿の軌跡へ

イタリアのヒデ

１１月２１日ボローニャ戦

　続けてＡＷＡＹである。会長命令で合宿なんだそうだ。なんだか、選手や監督を子供扱いしているみたいで可笑しい。ボローニャには２年連続得点王だった、シニョーリがいる。ペルージャは５バックだと。これではヒデのスルーパスも出しどころがないだろうな。まあ、下がっておいてカウンターの方が、はっきりしていて戦いやすいかもしれない。金を払ってみたいようなゲームにはならないだろうけどね。


前半４５分

０分 ユニホームが違うせいか、ヒデの姿が違って見える。左サイドから中央、、ボールに合わせて移動。ボローニャ（以下Ｂ）のＤＦがボールを持ったときに、数歩下がった。いつも間合いをつめるように、アプローチしていくのだが。今日はボランチが違うので様子を見ているのかも知れない。
１ Ｂの左スローインから始まる。ヒデはペナルティ・エリアの前面ライン上を、ボールを追って右へ移動。ペルージャ、５バックの上にボランチ２枚、さらにヒデがその真ん中に入るので、ラインが重なるとまるで８バック。
２ ボランチから、前線のラパイッチへ長いフィード。ヒデはボランチと同じラインにいるので、攻撃の参加はできない。これが今日の戦いだとするとヒデに球は回らないね。
３ 左サイドの奪い合いに参加。Ｂの守備も厚くて突破はできない。ＣＣ前左寄りからドリブル、北欧系のハゲおやじが厳しいチャレンジ、倒れないのでユニホームを引っ張りやがった。
４ 左ペナ角でボールを受け、大きくターン、ハゲくっついてくる、後ろに預ける。
５ ゼ・マリアからのボールを中央で受ける。左はパス。ハゲくんここまで来ている。
６ 左ハーフライン、後ろからのパス、タックルを受けて奪われる。
７ 左ハーフラインより前に出て、球を待っている。
８ Ｂのボール保持長い。ＣＣ下にいる。
９ Ｂ攻勢。しかし立ち上がりのようにペナ内まで入って守備などしない。
10 ＣＣで久々さわるが、コントロールはできない。
11 左ペナ前面ライン上、ＤＦを背負ってポストとなって倒れ込みながら、後方に落とす。Ｂ、シニョーリ、ポストに当たるSH。
12 ＣＣでもらって、左に横パス。
13
14 Ｂインゲソンのドリブルに対して、チャレンジしながら、タックル。
15 Ｂ左からのFK。左ペナ角にいる。ＣＣにいるが、インゲソンがマーク。球が来ない。
16 ＣＣで相手の横パスをさらうようなつもりでいるのだろうか。
17 左下で受けるが、チャレンジがきつく、アウトサイドのパスでタックルをかわす。
18 後方からのパスも前に出たインゲソンにカットされてしまう。
19 左サイド、ドリブル。インゲソンのアプローチを受けるが、アーリークロス。
20 右サイドへプレスを掛けにいく。
21 Ｂ正面からのFK。壁の中にいる。
22 左でもらって、ターン、サイドチェンジ。
23 Ｂフォントラン、ボレーSH。ＧＫよくはじく。
24 Ｂ、右からＣＫ。Ｄの右にいる。
25 Ｂ右４５からのFK。壁にいる。
26 左ペナ、後方のドリブルに対して、チェックの動きでマークを外す。
27 ボランチの前でチェイス。
28 ＣＣでマークをずらして、受け取る、次のチャレンジを受けて後方へ。左サイドに素早く移動して、もう一度受け取り、中央のゼ・マリアに横パス。
29 左サイドで受け取るが、追い込まれて、少しトラップが乱れたところを奪われる。
30 Ｂのボール回しに対して、ＣＣ付近を動く。
31 インゲソンが持ったところへ、アプローチ。
32 ＣＣでもらって、前方に当てる。ゼ・マリアに戻ったところ、右前のスペースへ走り込むがＤＦのアプローチが速くてもらえない。
33 Ｂ、攻勢。ヒデはボールにさわる機会がないまま、ひたすらジョギング。
34 カウンター、ＣＣ下でもらって左にはたき、ペナ内に進入。
35 Ｂの守備はヒデの前に２人置いて、パスコースを消すという感じ。
36 右でもらって、タックルをかわして、右足でクロス気味のサイドチェンジ。ラパイッチ単独で右をえぐって、SH。ゴール。
37 ペルージャ、初めてのSHが得点。また、Ｂのボール回し。
38 ＣＣでもらって左前へスルー。抜かれると危ないところでＤＦファウル。FK、ヒデ右足、クロスでニアポストに走り込んだ選手にドンピシャ。
39 この時間、自陣中央に戻って、クリアボールに２度、ヘッドでさわる。ポジショニング、的確。
40 Ｂの支配は変わらない。自陣中央で守備。
41 ペルージャボールになってもさわる機会がない。
42 Ｂ、右ＣＫ。左から２１SH、ゴール。
43 ペルージャ、左ＣＫ、ヒデ。ニア、キーパーパンチング。
44 ＣＣドリブル、インゲソンに倒される。そのFKを受け取って前方にターン、左にはたく。上がってきたゼ・マリアからの横パスを中央から右奥へ。
45 Ｂ、ゆっくり回している。ロスタイムは１分。

なんか忙しくて、気がついたらヒデくんはオーバーヘッドを決めたりしていて、時の経つのは早いものです。なんか今頃、２週間も前のを出すのは気が引けるのですが。

後半４５分

０分 右前で相手ボールに対して正対。こうした時のボディシェイプは正確だと思う。
１ ＣＣから左前に移動。やはり相手ボールに合わせて動く形になる。自陣の方を何度も振り向きながらポジションを修正している。
２ マイボールながら中盤の底に押し込まれている味方に対して、左下へ戻ってくる。Ｂ、シニョーリのオーバーヘッドSH。
３ 味方ゴールキックの時は、ＣＣ左にいる。斜め右前に走り、後ろからのパスを戻して前進。ラパイッチが、左ペナゴールライン際まで持ち込むとペナ中央に位置する。左ＣＫ、ヒデ。ファーサイド、キーパーが伸び上がってキャッチ。
４ Ｂの攻勢。中盤でのアプローチがあまりに少ないものだから、Ｂはやすやすと進入してくる。ヒデはＣＫの後、右に斜め縦断で帰ってくる。さらい左へ横断、また相手ボールを追いかけて、右へ移動。
５ Ｂ、ＣＫ。ペルージャＤＦがバックパス。間接FKをとられる。
６ 全員ゴールライン上に並ぶ。ヒデはキーパーの右にいる。
７ ＹＣが２枚も出る。キーパー、足元に身を投げ出して防ぐ。乾いた音がした。
８ 左前でチェイシング。ゼ・マリアがインタセプト。そのままアーリクロス、メッリがヘッドで合わす。
９ 左下に押し込まれている。右前に戻されたのを追いかける。インタセプトしそうなところ、惜しい。
10 相手ボランチが中央でドリブル開始。ＣＣにいたヒデは右サイドへの球出しを警戒する。しかし、そのままドリブルで中央を通過されてしまう。
11 中盤はＢの選手、無人の広野を行くよう。
12 Ｂ、中央からFK。ヒデは一人で前に立つ。
13 左下相手ボールに遠くからアプローチする。走りながら相手ゴールの方をちらちらと何度か見る。
14 ゼ・マリア、右サイドでインタセプト、中央に入れる。下からヒデに当ててくるが、いったんもとに戻す。
15 ラパイッチが中央で持ったところ、ヒデは左に猛スピードで進入。
16 ラパイッチからのパスがちょっと合わない。そこを奪われる。追いかけていって後ろから蹴ってしまう。
17 クリアボールを自陣中央で受け取ると、右サイドを上がるゼ・マリアに正確に出す。当たり前のことなのだろうけれど、味方のスピードを考えた的確なパスだと思う。そう言えば、平塚ではよくサイドバックに鬼のようなパスを出していたっけ。タイミングはあのときと同じだが、一方は鬼パスになり、こちらではナイスパスになるのだね。
18 自陣中央、クリアボールをドリブルしようとしたら、さっそくファウルを受ける。自由にやらせてくれない。
19 相手陣中央でラパイッチと絡むが、どうも息が合わないと言う感じ。
20 インゲソンが中央で持ったとき、寄っては行ったが、ゴールサイドに入らなかった。
21 右ハーフライン上でチャレンジ、バランスを崩させるが、奪取はならず。Ｂ、ＣＫ右から。
22 押し込まれているペルージャ。
23 ゼ・マリアのロングフィードも、長すぎる。
24 Ｂ、選手交代。
25 久しぶりに前向きでドリブル。右サイドを上がって行くが、阻止される。
26 後方の味方が持ったところで、猛ダッシュ。しかし、球は相手に当たってコース外れる。
27 右サイド持ったところ、相手のアプローチが速いが、切り返してかわす。
28 後ろからのパスを右半身で受けて、ドリブル。タックルに合って奪われる。Ｂ、攻勢。決定的SH。ロッカーティ、ナイスセーブ。
29 左ペナ前でクリアボールを、胸トラップ。チャレンジに合うが、かわしてターン。高速ドリブル。後ろから２人のタックルを受けてつぶされる。直後にラパイッチのSH。クロスバー。
30 Ｂ、選手交代。
31 自陣中央で相手ボールにチャレンジしてから、右へ抜ける。ＤＦのフィードをハーフライン上で受けようとするが倒される。苦笑い。
32 左ＣＫ、ヒデ。ニア、ラパイッチに合わせる。もう一度。ニア、高い弾道。ポスト際のＤＦの頭へ。直接ゴールを狙ったのかも知れない。後方から、ペナ内に放り込む。跳ね返ってくるところＤでコントロール、倒される。
33 ラパイッチFK。ヒデは壁の後ろを密かに右へ移動。右ＣＫ、ラパイッチ。ヒデはＤにいる。相手のクリア体勢に飛び込み、遅らせる。
34 Ｂ、左から攻勢。自陣中央にいる。
35 ラパイッチが右で持つ。ヒデは中央を走っているが、出てこねえよなあと言う感じの走り方。
36 ＣＣから右前のスペースへ長いスルーパス。ラパイッチ倒される。
37 右ペナからFK、ラパイッチ。ニアポストに直接、キーパーはじき出す。ヒデはＤにいる。
38 ＣＣから左に配球。バックパスが乱れるところ、チャレンジ。
39 後ろからの浮き球を右前でもらう。アプローチをターンでかわして、右前のラパイッチへ。
40 クリアボール、前に出られないと見ると、後ろへ。このあたりの素早い判断は、サッカー選手なら誰でもできるのかしら。
41 ダッシュ、右前へ抜けて、ペトラッキからのパスをSH。右へ外れる。
42 Ｂ、攻勢。ペルージャ、必死の防戦。体を張っての守備はパルマ戦を思い出させる。
43 中央でチャレンジ。
44 Ｂ、SH。オフサイド。
45 ロスタイム４分。右サイドから攻撃。センタリング、低い球、キーパー倒れ込みながらキャッチ。

感想
　ベルマーレからフジタも撤退するようで、いよいよやばくなってきた感じ。みんなヒデが平塚にいたことをいつまで覚えていてくれるだろうか。さて、今日のゲームも守備一辺倒で、ヒデは活躍できないね。でも、守備はきっちりやってるし、ラパイッチの一点だって、その起点となったロングキックが貢献しているよ。見てました？
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