2007年8月_Bangladesh
Bangladesh

ダッカ

まるで永遠にダッカにいるようだ
それは美しく騒々しく優しい街
それはいつだって人に囲まれる街
フルーティーで甘い朝の味
人はやりたい事をやり言いたい事を言う
くもりガラスの窓から
透き通った血眼を見た
まるで永遠に感じられるように

Bangladesh
Bangladesh
激しく変動する街

その街に在るもの

今と昔の混在
そんなおとなしいものでなく
生きるか死ぬかの流動
日常にある  すさまじさ
隣に死人
私はなんて  めぐまれている?
高層ビルの隣にさびれたスラム
きらきら外車と木の温もり力車
人と人

こんな

こんな
エネルギーの塊があったのか
バングラデシュ
チャリンチャリン
プップー
ナントカ  カントカ
ジャガジャカ、プアアー
すさまじい騒々しさ
こんな
こんな…

老人とサリー
力車

力車シルエット

このシルエットを
忘れない
ガンジス川の流れ
広さ地を削ってもっていく速さ
ダッカのけたたましい人の流れ
ぶつかりあう力車と車
こんなに街が異質さをはなっている
別世界に
足を踏み入れた

雨に濡れた街

雨に濡れた街
濡れて
しっとりした街があった
きらきら
人が耐えない
雨にとけて
ざわめきが霞む
濡れて静かな
雨の街

街風景
いえ

バングラデシュのたてもの

バングラデシュのたてもの
うっすらと  あらあらしく
こけをこびりつけ
たてものの  たつ

飛行機から見た天国 高みから たてもの 道 雨の日のたてもの
かべ 絵 いぬ 街風景 お菓子
働く子ら 花売りの親子 モデル 市場風景 巨大魚
船 やぎ やぎ ふしぎのこ 私の看板
朝食 オープニング 会場風景 会場にて嬉しそうなわたし 会場風景はいつもにぎやか
DM

山内若菜URL: http://www.cityfujisawa.ne.jp/~myama/

個展へおこし下さいました、宮崎  博之さんの文章です。

「バングラデシュで会った2人の日本人女性」       宮崎  博之 (宮城県行政経営推進課長)

日本人画家の個展に遭遇

閑話休題、ダッカ市内で会った2人の日本人女性のことである。最初にお会いしたのは、神奈川県藤沢市在住の山内若菜さん、1977年生まれの画家さんである。ダッカ大学の構内を歩いていて、「WAKANA  YAMAUCHI  EXHIBITION」と書かれた大きな看板が目に入った。どうも日本人画家の個展のようだ。通りかかったのは夕方の6時頃だったのだが、午後8時までオープンとなっていたので、思い切って会場を覗いてみた。

幸運にも山内さん御本人がおられ、テレビ局の取材中だったのだが、しばしお話をすることができた。地元の著名な画家さんのご協力をいただいての個展開催とのことだが、日本人も他の外国人もほとんどいない、このバングラデシュでの個展である。正直言って驚いた。

山内さんは、厚木市で印刷会社に勤めながら、画家としての活動を続けておられる。藤沢市役所が発行する冊子の表紙制作などにも携わりながら、この度は初の海外での個展。2006年には同じバングラデシュでのグループ展に参加した実績もあり、今年の秋には、さらにロシアやアメリカでのイベントにも参加される予定とのこと。このバイタリティには感心させられた。ローカルとグローバルの両面から文化活動、そして海外での文化交流活動を実践しておられる。山内さんのますますのご活躍を祈念して会場を後にした。…(以下略)

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