電気自動車の共同利用でエコライフ |
「自動車交通社会実験ふじさわ2001」は、国土交通省、神奈川県、藤沢市が協力して、湘南台地域で、市民モニター12人と5つの事業所¢竃ヘハム、いすゞ、IBM、プレス工業、東京ゴム製作所、1団体<{ランティアセンター≠ェ参加。期間は、昨年10月から今年3月末まで。 「北部工業団地は湘南台駅から歩けませんのでマイカー通勤が多く恒常的に渋滞する、駅前に駐車場があるなどから、湘南台を選びました」と藤沢市都市計画課。 実験では電気自動車1台を複数の人が利用する「共同利用」、駅前駐車場に車を止めて(パーク)、電車に乗り換える(ライド)「パークアンドライド」、何人かが1台に同乗する「相乗り」を組み合わせています。 電気自動車はニッサンのハイパーミニを15台。駐車場は湘南台駅地下駐車場と湘南台文化センター駐車場の2カ所。 充電は、満タンまで4時間ぐらいかかり、1回の充電で走れるのは80ゥ、ぐらいまでです。 このようにして1台の車を共用 朝起きると、市民モニターの伊藤さんは、自宅から湘南台駅まで電気自動車で行き、駐車場に車を止めた後、小田急線で藤沢の会社へ出勤します。 一方、事業所モニターの相模ハム勤務の鈴木伸吾さんは、座間の自宅から小田急線を乗り継いで湘南台駅へ。駐車場に止めてある「伊藤さんが乗ってきた電気自動車」に乗り換えて出勤します。夜は逆の順で、この1台の電気自動車を共同利用します。 |
![]() 藤沢市都市計画課では、モニター会議を開き、意見交換を行っています。「実験終了後は、みなさんの意見を検討して、結果を国土交通省に報告すると共に、地域に役立てることも考えたい」と。 感想を聞くと、伊藤さんは、「電気自動車は静かで加速がよく、乗り心地もいいです。電気をむだに使わないようエアコンの使い方にも気を配るようになりました。将来は、近くは電気自動車、遠出はレンタカー、という方法も考えられるのではないでしょうか」 鈴木さんは、「普段は自宅から会社まで車ですから、通勤時間は長くなりましたが、実験に参加していると思うと、ほかの車に道を譲るなど、気持ちも優しくなります。車体が小さいので、駐車面積の節約や渋滞の緩和になるのもいいことですね」と利点を説明。 |
この社会実験のフェスティバルとして、去る1月20日、「電気自動車の試乗会」が藤沢市役所で行われ、86組の親子が参加しました。 初めて電気自動車を運転した大人も一緒に乗った子供も、その静かさや加速のよさには驚いていたようです。「静か過ぎて、歩行者が気づかないかもしれない」 また、現在市場に出ている電気自動車はまだまだ高価で、社会実験に使っているニッサンのハイパーミニは1台400万円(補助金の上限が150万円、給付条件あり)。試乗会でも、「1台400万とういう金額にはびっくり」との声が聞かれました。 |
がん具メーカーの「タカラ」が、先ごろ発表した1人乗り電気自動車「Q\CAR」シリーズは、かわいいフォルムで早くも話題です。新会社「チョロQモータース」から、今秋発売予定。この車は、おもちゃのミニカーのチョロQをイメージした車で、最高時速60キロ、約8時間の充電で約80キロメートルの走行が可能。充電は家庭用コンセントで行えることと、価格が100万円前後(予定)で注目されています。 ちなみに、現在市場に出ている乗用車タイプの電気自動車とハイブリッドカーは表のとおり。電気自動車の普及台数は2000年3月末で2600台、01年3月末には3800台と増加。 全国に24時間パーキングの「タイムズ」を展開する「パーク24」では、電気自動車の時代はいつかくると、全国7カ所の駐車場に、充電装置を設置しました。 |
![]() 空気を汚さないためには、車に乗らずに自転車で…。賢い選択肢です。 「フットレント湘南台」は、湘南台駅前の共同利用のレンタサイクルを営業中。電気自動車の共同利用と同じ考え方で、つまり、自宅から湘南台駅へ行く人と、湘南台駅から会社や学校へ行く人が、電動自転車や自転車を共同利用します。利用料金は1カ月2000円から、保証金、税別。 「昼間は会社や学校に、夜間は個人宅に自転車があるわけで、駅前駐輪場の不足解消にも役立ちます」と、同社社長の奥畑哲さん。利用者は、慶応大学の学生やIBMの社員が多いそうです。「昨年10月に開始して口込みで利用者が着実に増えています。街にニーズがあったということの証でしょう」とも。 |