昭世
Teruyo Hayashi

東京フィルハーモニー交響楽団に11年間在籍したのち音楽の本場、旧西ドイツ、レンスブルグ・シュターツビ―ネの主席奏者、ハンブルグ交響楽団のトランペット奏者として活躍。

1975年に帰国したのち、東京音楽大学及び附属高校において指導にあたるほか、1989年湘南台文化センター市民シアター落成と同時に藤沢芸術劇場管弦楽団を設立、音楽総監督に就任。

各種コンクールの審査員を務めるほか、最近では横浜市消防音楽隊の楽長も務めるなど、各地の音楽活動の振興に大きく寄与されている。


−吹奏楽愛好会第3回定期公演プログラムより抜粋−

湘南台吹奏楽愛好会は林先生なくしては存在しない、というよりも林先生の存在があったからこそ誕生したといっても過言ではない。

今を去ることおよそ7年前、楽器を吹いてはいたが一人でウロウロしていた酒好きやら楽器をはじめたばかりでオロオロしていた酒好きが、まるで磁石に引き付けられる砂鉄のようにいつしかとある音楽酒場にたむろするようになっていた。

そんな音楽好きの酒好きが一人増え、二人増えしてゆくうちにトランペット奏者であり指揮者でもある酒好きがその仲間に加わるのは極めて自然な流れであった。

誰あろう(賢明な読者はトランペット奏者であり指揮者でもある酒好きが誰のことか、既にお気付きのことと思うが)そのトランペット奏者であり指揮者でもある酒好きこそ、林昭世先生であった。

それからしばらくは林先生に教えを乞いながら細々と演奏活動を続けていたが、やがて現役の高校生達も加わり次第に吹奏楽愛好家の輪は広がっていった。

そうこうしているうちに酒の勢いも手伝って(注:高校生は酒の勢いに加わっていない)定期公演を開こうという話がトントン拍子に進み、平成6年の11月、藤沢市民会館で第一回の定期公演が開かれるに至った。

その第一回公演のステージでエネルギッシュに指揮棒を振っていたのは、誰あろう(賢明な読者はエネルギッシュに指揮棒を振っていたのが誰か、既にお気付きのことと思うが)林昭世先生であった。

もしも林先生がいらっしゃらなければ、ここまでメンバーが増えることもなく、定期公演の話しなども単なる酔っ払いの与太話しで終わっていたであろうことは想像に難くない。


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