江戸後期、文化年間の江ノ島の様子を詳細に描いたこの絵図の版元は、絵図屋善兵衛である。
(絵図屋善兵衛の住居と同位置で現在も店を営む堀江商店店主はその後裔にあたる)
渡し場から参道を進むと、右に岩本院(現在の岩本楼)、左に下の坊、次の鳥居をくぐると仁王門、下の宮(現在の辺津宮)となる。
絵図屋善兵衛はこの版以前に二度の絵図を刊行しているが、焼失等で版木を失っている。
これは絵図屋善兵衛の絵図をもとに、後に「彫工 江戸市ヶ谷江川」によって版木を作られたものであり、この後島内の上の宮や松寿軒も本図と同様・同図柄の絵図を出版した。
|