サシ581-11のその後


インテリアの制作

583系にはインテリアも組み込む予定でいまして、編成中昼間と変わらないサロ とサシ、そしてサロネにインテリアを組み込んでいました。
その中でもサシだけは問題が先送りされていた食堂椅子と、食器棚の寸法がわか らず頓挫していた厨房仕切が発表時点では未完成でした。
今回、583系本を手がける機会があり、図面として食堂車内の竣工図を盛り込む ことができたのでそこに記載されている寸法を元に食器棚を(写真などを参考に) 完成させ、やっと仕切を組み込むことができましたので発表します。


完成した食器棚を組み込んだ仕切。材料はt0.3ケント紙を主に車体製作方眼紙 を一部に使用(つまり車体そのものと同じ)。内装は主にケント紙で作成

椅子については天賞堂から客車用インテリアキットが発売されているのでその 椅子を用いる予定です。(まだです。^^;)


組み込んで車外から眺める。食器棚がなぜ必要だったのかはおわかりいただけ るかと。^^;


ちなみに内装をこんな感じで作ってあります。パネルライトを使用しているので 実車の屋根の高さと、天井の青は再現できないけど、今や実車を見ることがで きないので往時の食堂車の中がどんなだったかはこれでなんとか。^^;

実際の生きた食堂車はTMS '90年2月号の同じく583系を作られた勝瀬さんに テーブルの上の小物など遠くおよびませんが、私にはこれで精一杯^^;;;


TNカプラーHOの取付け

TOMIXの16番113系用に作られた伸縮機能付のカプラーは胴受部分も含めて実感 的であり、仮に妻出し状態で留置していても見応え十分なものです。
連結・解放も楽で伸縮機能で妻の間隔も実感的であればこわいものなしで、な んとか使えないものかと検討中です。
ただ、伸縮機能故にカプラーポケットが大きく、現在のドローバーを前提にし たディテールと相容れない状況です。
さらに過去において181系電車の同じくサシ(回送運転台のある側)にエンドウ 製密連を使用した所、上下動の制限により軽いサシが浮き上がって脱線、転覆 という事故を起こしたこともあり、今回サロ-サシ間に試験的に取り付けてしば らく走行試験を行うことにしました。


TNカプラーHOを取り付けたサシの後位側車端。他のディテールは現在未取り付け なものの、連結器が実感的でよい感じ


583系だけでなくこのように113系の先頭で回送も可能に。手前はドローバーな ので583と113系の混結で工場入出場列車も可能に


逆に後尾になった場合(ライトも点灯)、LEDを使用しているのはクハネと共通

-- 以下続く('2000/01/22更新)


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