165系のバリエーションを増やす。

KATOの165系に簡単な追加工?などを施して、特に東京近郊専用となっている 状況を展開します。


インレタ

今回のインレタには、配置区として新潟、新前橋、幕張、松本、大垣の5つ しかなく、特に西日本のモデラーには面白くないでしょう。そこで、他の車 種(クモハ40系、キハ58系、20系、12系)のインレタが分売されているのを 使って配置区が流用/転用できないか調べてみました。

新潟 (新ニイ):製品に付属
上沼垂(新カヌ):新、カ(製品に付属)+ヌ(クモハ40用)
新前橋(高シマ):製品に付属
幕張 (千マリ):製品に付属
津田沼(千ツヌ):千(製品に付属)+ツ、ヌ(クモハ40用)
田町 (東or南チタ):作れず(チ欠)
三鷹 (東or西ミツ):東、西、ツ(クモハ40用)+ミ(キハ58系用)
松本 (長モト):製品に付属
長野 (長ナノ):長、ノ(ツ転用)(クモハ40用)+ナ(20系用)
静岡 (静シス):製品に付属(低屋根)
豊橋 (静トヨ):静、ト、ヨ(クモハ40用)
神領 (名シン):名、シ、ン(シ転用)(製品に付属)
大垣 (名カキ):製品に付属
向日町(大ムコ):大、ムコ(クモハ40用)
宮原 (大ミハ):12系用
日根野(天ヒネ):作れず(ヒネ欠)
岡山 (岡オカ):作れず(岡欠)
下関 (広セキ):20系用

20系用のは妻面標記の為かちょっと大きめです。
検査標記の工場はクモハ40用には大井、長野、吹田、鷹取、幡生があります。 大垣を考えると浜松より名古屋が欲しい所です。(キハ58系用のは朱文字な のです。ナも含めて)

ヘッドマーク

KATOが想定した時代のS53年頃は、すでに急行列車の先頭にヘッドマークはな く、唯一新快速につけられているだけでした。しかし、S50年頃位まではヘッ ドマークが残り、一部冷房改造された165系(クハ165)の顔にもつけられて いましたので、再現してもおかしくないでしょう。
製品には「佐渡」「東海」「内房」「外房」とこれまた東京近郊だけですが、 モリヤスタジオから全国の列車のヘッドマークが出ていますので、お気に入 りの列車のヘッドマークに大きさを合わせて接着し、掲げましょう。唯一 「アルプス」系だけは房総系のを一部カットしないと使えないかもしれませ ん。
さらに最近のに付属している中央貫通ドア部窓上部につく列車番号表示もつ けてやるとさらに顔が締まります。

サボ

正面(顔)を引き締めるのがヘッドマークなら、側面を引き締めるのが行先 サボや列車、種別サボでしょう。こちらもモリヤスタジオからヘッドマーク ほどではないですが出ています。165系用に続いて153系用も発売され、全列車 ではありませんが、多くの列車(と一部地区ローカル)がでています。

色入れ

外装ではクーラー、ベンチレーターにねずみ色1号、便所臭気抜きHゴム部 分に灰色、ホロは灰色に、一体の貫通扉に薄茶色6号を塗るとより実物に近 くなります。さらにドアのガイドレールやノブには銀を入れます。最後に側 灯に暗赤をいれるとアクセントになるでしょう。パンタ回りの引込み線にも ライトグレーと黒を入れれば引き立ちます。文章で書くのは簡単ですが、実 際作業すると結構な手間になります。が、やっただけのことはある仕上がり となるでしょう。なお、パンタグラフも当時は名鉄局などでは黒だったので、 黒くしたい所です。

床下の塗装

床下も艶消し黒を軽く吹いてやると落ち着きます。連結器ユニットや台車は プラの質が違って塗料が乗らないのでそのままにしておきます。

以下、加工を加えてバリエーションを広げた作例です。

クハ153-500(下り向き)を作る NEW!

クモハ165(新製冷房車)を作る

モハ164(新製冷房車)を作る

クハ165(冷房準備車、上り向き)を作る

サロ165(FRP水タンク)を作る


tetu@cityfujisawa.ne.jp
(C)Copyright Tetsuya Sato since 1996, All Rights Reserved.