415-100系を作る。(TOMIXの113-2000系改造)

最初、トイレ付クハだけだったのが、追加でトイレなしクハが発売になり、 余るクハをどうするか悩んだ末にでてきたのがこの415系改造です。もっとも その為にはパン付モハの工作が伴いますが。^^;
それゆえ後回しにしつつ、1両づつ415系加工が進みつつあります。その 制作記です。

車体の加工

まず車体の加工です。415系にするにはパン付モハを除いてサボ受けを 移設します。急行札差しと行き先札差しをカッターナイフでそぎ落とし、 ペーパーをかけて平滑にします。

ついでに塗装の塗り分け線もペーパー(#1000)でなめて消しておきます。
その後エコーモデルのエッチングパーツを中央ドアの左右に取り付けます。

クハ411-200にはMGがあり、その冷却風取り入れ口があるので、これもエコー のエッチングパーツを使用します。
あと、クハについては運転室側乗務員ドアの後ろのステップも削り落とします。
モハについては私はサハから改造したので、妻面の加工が必要になります。 手すりのモールドを削り落とし、(まだ追加の手すりは取り付けておりません) エコーモデルのパーツのモーター用空気取り入れ口(B)を取り付けます。

塗装して113系と並べてみました。

さらに屋根に手すりがモールドされていますので削ります。

動力はモハ415に取り付けました。TOMIXの113系はモハ112に動力が ついており、その床下は流用できませんのでパワートラック仕様とし、 2台載せました。

カプラーは伸縮式がパワトラと干渉するのでKATOの標準の密連を取り付けて います。よって相手側もKATOのに交換します。そのまま素直にといかない のがちょっと残念ですが、そう苦労なく取り付けられるのはTOMIXの英断 (とKATOの懐の広さ?)でしょう。カプラーはマウントを含めてもかまい ませんので、共通、もしくは互換を持って欲しいものです。
クハは200番代は前述の通りMGを持っており、床下がまったく異なりますの で、一度そのほとんどを削り落とし、元の機器とMGなど不足する機器を エンドウの117/165系などの機器セットから流用して取り付けます。

前頭は目立つおでことテールライト脇のモールドを削り、塗装の違いも あるので真ちゅう線で作り直します。(屋根のはそのままにしました)
415は基本的に赤13号の1色塗りなんですが、この前頭部だけクリーム4号 の帯が入ります。共にGMのスプレー(赤は西武ラズベリー、もうちょっと 明るいとよかった)で塗装しています。
あと交直流電車の特徴でもある架線電圧検知アンテナはエンドウのパーツ (円錐形)です。

まだ2両、しかも1両は半完成ですが、縁あってRMMODELS 2000年3月号 に載せていただくことになりました。
すでにご覧になられたと思いますが、残り2両、特にパン付モハの制作 を進めていきたい所です。ところがホビーのクモニ13が。。。^^;
製作経過

クハ411-200と同じ加工(ただしMG用のルーバーはなし)を済ませ、あずき 色1色になったクハ411-100(クハ111-2100)ジャンパー栓受はエンドウの 3連用。これからマスキングをしてクリームを吹きます。


クリーム色を吹くためにマスキング


クリーム4号を吹き終えマスキングを剥がした所。後は細かい修正と仕上げ をしてクリアを吹けば終了。


まず手すりを真ちゅう線で作り取り付けた所。私は415系では塗装後にこうし て取り付け、筆で色差しして仕上げた。


架線電圧検知アンテナと床下を残してほぼ完成。

床下はクハ411-100に関してはそんなに変更いらないかと思っていましたが さにあらずで、結局クハ111-2100についている機器はすべて取り外し、コ ンプレッサ(製品についているもので不要になったものを知人から譲り受け、 エンドウの機器セットに網付で付属(クハ411-200はこっちを使用))、ブ レーキ制御ユニット、補助機器箱、エアタンク(2コ)は配置を変えて流用 し、他はエンドウの117,165,455系用から持ってくる結果となりました。 中間連結器納め箱についてはエンドウのを使ってしまっていたのでピノチオ のを使用しています。


非公式側:←運転台         


公式側:          運転台→


塗装を終えると床下も完成で、架線電圧検知アンテナをつけてクハ411-100 は完成です。

2000年3月9日時点


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