スハフ43を改造する。


 当鉄道には中村精密時代のキットを組み立てた客車が、3両(スハフ43、オハ61、 オユ12)存在しています。そこで、仕様を合わせる為に台車など対応可能なスハフ 43について、スハニ35に合わせた改造を施してみました。

 まず、KATO製の床下を使える様にリブを削ります。このあたりはスハニ35と同 一ですが、材質が(経年変化もあるかもしれませんが)中村精密製の方が硬いこと が判明しました。

床板の方も加工しますが、スハニ35と違いテールランプユニットがありますので、 スハフ43に使える様、改造します。KATOの方がなぜか2つのライト間の幅が広い ので、内側を削り(またはドリルで穴をあけて)はめ込んだ時に合う様にします。

そのままだとガタついてうまくはまりませんので、位置合わせができた所でエポキ シ系接着剤で固定します。

さらに、便所の位置に当たる部分に便所流し管(エコー#721)を取り付けます。 洗面所流し管は両側に取り付けますが、車体側に最後に取り付けとなります。

車体側のディテール追加ですが、すでに取り付けてしまってあるベンチレーターと プラ製のホロはしっかり接着してしまっていて、取り外しができませんので、その まま使用します。未塗装のままだった屋根には、ベンチレータも含めてスエード調 スプレーを吹きました。(下、スハニ35との比較)

本来付いているはずの貫通扉(スハフは反対側も便所洗面所なの で両側とも貫通扉がつく)がないので、今回車掌室側をブルーに、便所洗面所側を 薄茶色に塗って取り付けました。便所洗面所仕切(床板に接着)もつけましたが、 色は36年度近代化改造車でしたので薄茶色です。これが35年度近代化改造車でし たら、薄緑色になります。(スハニ35は未改造なので木にニス塗りの茶色になるわ けです)エコーの#2041を使用します。仕切板は下を2mm程カットします。

手すりはスハニ35と同じくKATOのを使用します。
インレタはこれまたKATOのを使用します。
椅子や室内灯は手間なので今回は見送りました。
TOMIXからまもなくスハネ16も発売されることですし、末期(じゃなくてもよい ですが)の「銀河」などにスハ44も同様の手を入れて組ませてやるのもよいかと思 いますが、現在はスハニ35とローカル運用で余生を送っています。こうやって昔の 車両のグレードアップをはかって第一線に復活させるのもよかろうと思いますが、 皆様もいかがですか?


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