TOMIX 485系電車組み立て記


485ボンネットと300番代の擦れ違い。


583と485-300番代の擦れ違いも。


TOMIXから待望の485系交直流特急型電車が発売になりました。
そこでさっそく組み立ててみましたのでそのレポート(まだ暫定)です。
仕立てた編成は山陽の11連、知人のと併せると2編成分になり、「つばめ」 現役の頃に唯一大ムコに増備された19両を超える両数となりました。^^;
番号もそのロット全車と、足りない分はその時期に存在した200番代にしま した。


  • 組み立て
    TOMIXは113でもそうでしたが、KATOに比べて後付パーツは少ないです。
    が、今回つけられている車側(ドア)表示灯はその小ささゆえ、 結構時間と手間を食います。 6個ついてきますが、飛ばすことも多くて。決してあまりません^^;
    で、サシだけはなぜか穴径が若干小さいみたいでなかなか入らずに ピョンピョン飛ばして(涙)
    0.8mmのドリルでちょっと座ぐってやると入りやすくなります。

    クハ、サシのワイパー
    洋白エッチングパーツを切って取り付けます。ちょっと修正 してやらないとぴったりとはつきません。(クハ)あと、根元に ちょっと透明ゴム系接着剤をつけて差し込んでやると抜けにく くなるでしょう。

  • サロのアンテナ
    後位のアンテナがいつついたのかわからない。。。サロ581 にはありませんし。差し込むだけなんですが、これも穴が小 さいのでかなり力が要ります。勢い誤るとピンを折ってしまう のでホドホドに。

    後付けパーツは以上です。

  • インレタ
    ナンバーインレタは本当に金属を使っているので、その質感 は秀逸です。
    なお、インレタの伝統としてTOMIXのは転写しやすいので、 台紙ごと切り取って、他の部分が転写しないようにマスクしな がらちょっと押さえて必要な部分を転写します。 転写後別のインレタの台紙で押さえてしっかりつくようにします。 なお、他の部分が転写した場合にはカッターナイフでそぎ取る 様にすると簡単に取れます。(インクじゃないので)

    表記は側面はドアコックとサロのグリーン車マークのみ(文字 はなかなか難しい)で。妻面に配置、種別、検査表記となりま す。裾部の前位表記はありませんでした。こちらは全車共通 なので、検査と配置の数が足りないですね。(逆にいうと種別 が余る。)それと吹田工がない。
    前面ヘッドマーク、側面方向幕、サボ(号車、種別)はシール になっています。「はつかり」「ひばり」「雷鳥」「しらさぎ」 「有明」「白鳥」となっており、絵入りの時代(S54〜57)となっ ています。
    カッターで切って貼ります。種別サボは出入り台側に席種(指 定・自由)がきます。
    以上、パーツの数に対して結構時間がかかりますが、組み着ければ 終了となります。このままでも十分なんです、が、


  • 手を加える

    そのままでもよいのですが、山陽の「つばめ」に仕立てようとすると手を加える こととなりました。その紹介です。

  • クーラー・ベンチレータ

    TOMIXの485にはメッシュタイプのENがついてますが、「つばめ」に入った19両の 300番代にはスダレタイプのEがついていました。
    そこでオユ10用のAを使います。台の形状の違いから、内側のデッパリを削ること になります。また、出場直後、そして検査を担当した吹田工場ではクーラーを 灰色に塗っていたのでねずみ1号に塗ります。


    また、これより前の落成車は、EでメッシュのFRPキセでしたので灰色9号になり ます。
    なお、金沢の担当の松任工場はクーラーは銀でしたので、Eにするにしても銀の まま使えます。

    ベンチレータはFRPの無塗装キセでしたので灰色9号に塗ります。
    他にサシの大型ベンチレータおよびサロのアンテナも灰色に塗ります。

  • ヘッドマーク、方向幕

    TOMIX付属のシールには絵入りのものしかありませんが、モリヤから何種か ヘッドマークと方向幕がでているので使用します。こちらはシールではない ので接着することになります。
    ヘッドマークの字幕「つばめ」は300番代用としてはでていないので、実車の 写真からシールプリントで作りました。


  • 窓ガラス

    サロの便所窓、およびサシの業務用便所窓はスリガラスではなく白ガラスな ので白く塗ります。

  • パンタ周り

    パンタグラフ、メッキ線そのままの母線を銀に塗り、ガイシを緑(EF81用) に交換します。ガイシはそのままだと穴が小さくて通らないので1.1mm径の ドリルで広げます。足りないガイシ等には緑を塗り、銀、または銅を色差し するとさらに映えるでしょう。


    モハ484の加工前(奥)と加工後(手前)わかりにくいと思いますが母線を 銀で塗ることで落ち着きがでます。


    こちらは前位側、奥は例によってモハネ582。
    ABBなどはクリアグリーンを差しています。こっちの方が手間だけど実感的

  • 白色LED

    あらかわげたでんクラブのWWWを見て以前から懸念だった白色LEDを使って みました。千石電商で売っていた日亜科学工業のNSPW310BSに交換してみま した。手前は調子に乗ってヘッドライトも交換してみましたが、やはり白過 ぎてしまい、キセノンランプ(HUD)みたいになってしまいました。


  • 番外編
    エンドウのクハ481を併結可能にする。


    バリエーションとして、エバーグリーンなどで並んでいたクハ481を、連結 器を交換して連結可能としました。番号などはTOMIXのインレタを使ってい ます。モハの出力強化が必要になりますが。(笑)
    あと200番代があるとさらに変化に富んでうれしいのですが。

    583系を連結可能にする。

    実車でも混成可能な485と583ですが、113系が出た時にHO用TNカプラーを 試験使用していましたので、そのまま混成可能となりました。MPギヤ(EN22) 車とでは若干485の方が速い様です。


    とりあえずまずはここまで

    工場はこんな感じ。改造タネのクハが。。。

    last update Oct.16/2000


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