キハ23/45を作る
とりあえぞブログに書き綴ったものをそのままコピペしたものを掲載します。これから文章として繋がる様に書換えていきます。(2006/3/5)
遅くなりましたが、今年もよろしくです。
さて、キハ37も途中ですが、さる事情により、唐突にキハ23/45を作ることにしました。去年のキハ53の続編というより、車体寸法とかは同じですが、作り方をより作りやすい方に検討し直しての新規となりました。
理由はt0.3だと強度不足で、またあの工法だと紙の目が縦横逆になるので、t0.5にしてオーソドックスな前面の組み立てとすることにしました。
いきなりですが、さっそくt0.5にけがいて切り抜いた所からとなります。
(この辺りはキハ37と同じです)
ドアの所だけ抜いていないのは、組み立て直前まで車体の弱い部分を守るためです。
抜いた窓の間の柱部分には、瞬接を染み込ませて強度を上げています。
続いて内張りにすすみます。こちらも今回はt0.5を使います。厚みはありますが、ペーパーではこれくらいが標準で、むしろキハ53が薄過ぎたくらいです。
こちらもKATOのサッシを使うのは入手性に難があるので、オーソドックスな方法にする為に内張りを抜くことにします。
で、給水口はキハ37では真鍮線で表現するつもりですが、エンドウのパーツがあるので、それを使うこととし、内張りはその部分を抜いて逃げる様にします。
内張りを抜き終わったら、外板と貼り合わせますが、スプレーのりを使いますので、のりがついては困る部分をマスキングします。
通常は木工ボンドもしくはスティックのりを使いますが、水気を吸ったり乾いたりで
できるならこちらの方がいいと思います。(もちろんt0.5を使っているので木工用ボンドでもかまいません)
貼り合わせた後、ドアの窓も抜いて組み立て直前の状態です。
屋根に空いている穴は排気管(エンドウ製キハ58用)と同じくエンドウ製箱型ベンチ用のものです。点検蓋表現等も合わせ、組み立て前に済ませておくとかなり楽になります。
こちらは内張りの張り合わせ具合がわかるかと思います。
KATOのサッシを使うなら、戸袋窓以外はこの様にせず、そのまま外板と同じ寸法に
抜けば厚みがちょうど合う(約1mm厚)こととなります。
続いて裾に3x4のアングルをゴム系で取り付けます。本当は3x5位あれば、ネジを
アングルに立てられるので楽なのですが、いさみやには今3x4までしかなくてこれを使用しています。3x3以上であれば、無理に合わせなくても大丈夫です。
アングルを一般的とは上下逆に私はつけていますが、これは裾を守るのと、こうすると裾からの取りつけ寸法にゆがみが出ない利点があるからです。
次に妻板と、運転台仕切りを作り、それを使って組み立てます。運転台側は中仕切りで車体の幅が出せるようにすることで、折妻による寸法の狂いがでないようにしています。
瞬接で仮組みし、その後エポキシ系接着剤を流し込み、ドライヤーで流れ込むようにしてしっかり接着し、強度を出します。
と。車体が形になってきた所で次回に続きます。
続いて前頭部の製作に入ります。
今回は乗務員ドアの後ろで継ぎますので、展開したものを作ります。
断面のガイドを作り、これを使って組み立て時に形を整えます。
まず片側を接着し、(この例では、下部に骨をいれています)瞬接を使いながらもう一方も接着して組み立てていきます。
骨をいれたのは屋根の長さが不足してしまったので、通常屋根で折妻の形状を整えるのを下部でやる必要があったからで、屋根の寸法をミスらなければ、なくても大丈夫です。(確実にしたい場合は入れるとなおよいでしょう)
キハ45の前頭を組み立てた状態です。キハ23用に用意した前頭部の表と裏(内張りの入れ具合がわかるかと思います)も合わせ写してあります。
前頭部のアップです。
前頭部の加工ですが、まずはカッターで斜めに切り込んでいきます。
屋根側よりからUpにしてみました。切り込み具合は適当でかまいません。
内側からは上にも書いたようにエポキシ系接着剤を流し込んでいます。
別の角度から。これにより、切込みを入れてもガリガリ削っても穴が
あかないようになっています。もし、あいたとしてもされに流し込んだり
ゼリー状瞬接を使って埋めてさらに進めます。
これで組み立ては終了し、下地仕上げと形状を整える作業に移ります。
次回に続きます。
組み立てから下地仕上げに入ります。(注、(3)と(4)は適宜更新していきますので、表示が前後します。更新日時に注意してください。今は(4)が下(更新日時が前)にあります。
継ぎ目にまずパテを埋めて段差を消します、私は大きな段差にはエポキシ系接着剤やゼリー状瞬接でまず大まかに埋めます。理由はパテと違ってヒケがないからです。(但し硬くなるので早いうちに修正しないと他の神の部分が削れてしまいます)
次にエコーモデルのサーフェーサーの青い固着成分を車体の表裏に塗ってまず紙を固める工程を行います。
サーフェーサーの成分として、紙に染み込んで紙を固め、強度を上げる成分と、染み込まず、パテとして表面を厚くする成分が入っているというのが私の自論(なぜならばエコーモデルに確認したわけではないので)で、特に最初にこの固める成分を利用するのが目的です。
できるだけ静置した時間が長く、かつ使用前に混ぜないと、この青い固着成分(私は上澄みと言ってますが)が分離されて使いやすくなります。
最初のサーフェーサー塗りを終えた前頭部分、これは1度混ぜているのでパテ成分も混じっています。さらに静置すればもっと分離してさらに青みが増して白く濁った感じも消えるが、通常はこれくらいでも十分です。
エコーモデルのサーフェーサーの固着成分を塗った1回目(右)と、一度#400で研磨していさみやの缶サーフェーサーを吹いた状態(左)です。
反対側です。いさみやの缶サフェはかなり暗めの灰色になります。乾燥時間を取ってから磨きます。以降、吹きつけとペーパーによる研磨作業の繰り返しとなります。
上の右側の車体について一度目の研磨を終えた状態。かなり地肌が露出しますが気にしません。#400で磨いています(一部前頭部の形状を整える場所には#180を使用)
前頭部はこんな感じです。
そしていさみやの缶スプレーのサーフェーサーをふくと上の左側の様になり、
さらに2度目の#400での研磨をこの位まで行います。
前頭部はこんな感じ。
さらにUpした所。紙の白さとエコーのサフェの青灰色、いさみやのサフェの灰色の3色まだらとなっているのがわかります。最初はこんな感じです。
この下地仕上げがペーパー工作で完成時の車体の出来を左右し、また一番手間があかる所となります。この後番数をあげて数度サフェ塗りと研磨を繰り返します。
以下1/19追加
こちらは#600で研磨した状態、上の#400の時より地肌の露出が減っていることがおわかりいただけるかと。また一部でていますが、さらに進めて減らしていきます。
以下次回に続く。
車体がサーフェーサーの吹き付けと、乾燥後の研磨作業をやっているうちに床板から下回りの工作に入ります。
(いさみやの缶サーフェーサーを使い切ってしまったので週末買いにいかねば)
床板は1mm厚のプラ板です。これを幅に合わせて切り出します。
1mm厚プラ板が私の床板の標準。このままでは確かに強度はないので、車体への取り付けと床下機器の取り付けユニット(板)で強度を持たせます。経年劣化で変形したら作り直せばいいやと思ってますが、今の所10年以上経った181系でも特に問題はないので十分だと思います。
さらにモーター取り付け工事も行ってますが、CN16強力型(片軸)を採用しています。本当なら両軸(両台車駆動)の方がより牽引力がでるのですが、ペーパー製で軽いのでウェイトの積み方で荷重さえかけられれば、大丈夫でしょう。
床下機器取り付け用に同じ1mm厚プラ板から製作中の取り付けユニット。
エンドウのパーツとの比較および、カツミ キハ45との比較です。
どっちを使うかは検討しながら進めますが、エンドウの取り付けユニットを使うと裾の下面より飛び出てしまうので悩み中。ネジ止めできたり強度を分担させるのに使いたい所ですが。
動力台車はエンドウのMPシステムのではなく、フクシマ模型のFMギヤのを使用しています。これはKATOのキハ58系と比べてMPギヤの方が同じ電圧での速度が高めなので、MPギヤ(13:2)に対してギヤ比の低い(17:2)のFMギヤを採用して実測で様子を見る為です。バラしかなかったので自分で組み立てました。(モリブデングリスを入れて組み立て後、ギヤ慣らしをしました)
ギヤ比でみると
MP (13:2)
FM (17:2)
IMON (13:1)
FM(14:1)
と4種類ありますので、モーターとの組み合わせも含めて選択するといいでしょう。
私はTOMIXとの協調が必要ならMP+CN16(両軸、TOMIXの純正?品)もしくはEN22と決めてますが、気動車についてはKATOとの協調をこれから調べます。
FMギヤはMPと比べても割安ではありますが、反面軸径がIMON共々1.5なのが難点です。(CN16を使う場合、1.5-2のジョイントを2個1して1.5-1.5で使う必要が有ります)
IMONは値段が張るので、ギヤ比選択以外では使いたくないです。
1/22追加
床下機器はエンドウのキハ28用を使用しています。
そのうち冷房用エンジンは不要で、水タンクも形状が異なるので使用しません。
代わりに使う水タンクですが、他になく、同じエンドウのキハ181系用のを流用します。キサシ180用のが入手できると3個入っているので、量産向きです。キハ・キロ180用だと1両分に1個しかなく、また使わない機器も多くなります。キハ181用にはありませんので注意してください。(動力車用だと輪切りになります)
上はユニットに取り付けた所(公式側)です。
エアータンクの位置がまだ不明なので調査中です。(カツミの完成品は配置が異なっていて、キハ28(非冷房)の水タンクだけキハ45にあわせたものになっているようです。
こちらは反対(非公式)側です。
気動車用床下機器は日光モデルからも、形式別ではなくエンジン形式・数別で共用ででており、手持ちもあるので、もう1両はそちらで組むことも検討しています。(水タンクだけは別途必要)
1/24追加
前の床下機器はキハ45用に作っていたものですが、日光のはMP対応ではないので、キハ23に回し、もう一度Mなし用にユニットを作って組み付け始めました。
取り付け位置など共通にしたので、組換えも可能です。
床下工作はさらに次回に続きます。
下地仕上げの続きです。
キハ45は800番まで1度終えた所で、今度はタミヤもしくはグンゼ産業のサーフェーサーを吹きます。
これは、最終的な塗装にラッカーではなく、GMの缶スプレーの首都圏色(朱色5号)を考えている為で、過去にいさみやのサーフェーサーの上にGMカラーを吹いた所、見事にひび割れを起こし、エライ目にあったことに起因するもので、一応の予防策として試しています。(確証はこれから実地で得ることになります)
実際、サーフェーサーでもひび割れないか不安でしたが、とりあえず1週間ほど放置してみた所では大丈夫です。
色はグレーを吹いてますが、これは手持ちの関係で、仕上げとしてはいずれ白の1000を使うつもりです。
奥のキハ23は#600で研磨終了した所で、これからサーフェーサーを吹いて#800に移行します。サーフェーサーの色の違いがわかると思います。
これからキハ45はいよいよディテール工作に入り、今の所ねずみ色1号(屋根)→マスキングして朱色5号と塗装を行う予定です。
次回に続きます。
床下機器の取り付けがほぼ固まりました。
公式側
上が動力車用、下がトレーラー用で、上はエンドウのキハ28用に一番右の水タンクだけキサシ180用の流用しています。
下は日光の気動車用(C)に水タンクは上と同じくキハ180系用のを流用し、さらに不足する機関予熱器はエンドウの気動車用のを、消化器納め箱はエコーモデルのを流用しています。こちら側サイドを見る限りでは、日光のは不足する機器があるので、省略する以外はエンドウのに比べてメリットは少ないです。
非公式側
今度は逆に日光の(下側)には付属するブレーキ制御装置(DA1)がエンドウのでは省略されています。そこで、形がそのものズバリはないですが、フクシマの小田急1400型用の機器(品番3047)をつけました。もう少し上下に長く、下部が丸くなっていれば申し分ないのですが。ちなみに下(日光)は寒冷保護箱になっていない暖地向け原型で、箱で追加した方は寒冷地向けとなります。
動力準備工事は必ず必要ではありませんが、エンドウのパーツを使うのが一番簡単だと思います。
以下次回に続きます。
ディテーリングに入ります。(キハ45だけ先行させてます)
ヘッドライトとテールライト、ホロ枠までつけた所です。なぜか名鉄3780系を彷彿させるものを感じてしまいました。
2/10 追補:
ヘッドライトはKSモデルのキハ40/58系用、テールライトは天賞堂の新型テールライト、ホロ枠はエコーモデルの1670です。
ヘッドライトはエンドウからもパーツがでてますが、径が少し小さくなります。
(ここまで)
今日はここまでで、次回に続きます。
床下の工作を続けます。
気動車の床下には資料もないし、詳しくないのですが、写真等から見える部分のパイピングを行いました。(なので、実物どおりではない可能性があります。が、もう実車を見ることもできないですしこんな感じということで)
上は元ダメと制御ダメ?から、下は多分エンジンに付属するCPから元ダメへの配管だろうということにしています。線は0.5φです。上についているのはエコーモデルのチリコシです。なお、これはモーターなし車で日光のパーツを使った場合です。
灰色(ねずみ色)1号に塗装した所です。気動車は基本は灰色で、エアータンクは黒なので、床下で塗り分けが必要になります。あと見辛いと思いますが、下はマッハの
割りピンで配管止めをつけています。
キハ45では連結面にトイレ流し管が必要なのでつけています。キハ23は両運転台ですし、トイレ流し管の位置に台車が来るので省略します。
エンドウのパーツを使い、モーター付きのキハ23の床下はこんな感じになります。
こちらも同じパイピングを行う予定ですが、その前に塗装してみました。
スカートは共にエンドウのパーツを使用していますが、上はケーディを、下はTOMIXのTNカプラーを使った場合で、上の場合は、エンドウのスノープラウも使って下の様に組むこととなります。(下はキハ45として製作中のもの)
キハ23の今です。下回りは上で述べてきた通りで、上回りは800番までの下塗りと研磨を終えた所です。
さて、車体と床下を止める方法ですが、上のキハ23の床下の画像でも見えますが、台車付近に4箇所、車体のアングルにネジ止めする形で取り付けます。
結構いろいろ穴があいている床板です。幅ぎりぎりに空いている穴が車体取り付け用のネジ穴です。
車体アングルにはこんな感じで穴をあけ、タップを切ってネジ止めします。アングル材に3X4を使っているのはその為です。
2/12追補
キハ23のスカートのジャンパー栓受の加工はこうしました。左が45と同じそのまま組んだ状態、右がTOMIX TNカプラーに合わせて切り欠き、片側にエコーモデルの1606を付けた状態です。こえにプライマーを吹いて灰色を塗ります。エンドウのスノープラウがそのまま取り付けられないので、こちらはエコーの2201を塗装後に接着する予定です。
エアタンク以外をマスキングし、黒を塗って組んだ状態です。これにエアーホースを取り付ければ下回りは完成となります。
次回以降は上回りの工作に続きます。
車体のディテール工作の続きです。
キハ45の妻面の工作を進めます。
エンドウのホロ枠をエポキシ系接着剤で貼ります。ホロを付ける場合は省略してもかまいません。
屋上に上がるためのステップの取り付け穴を0.4φであけます。
ステップ、尾灯掛け、ジャンパー栓受け、銘板等の取り付けを終えた所です。
塗装後渡り板を取り付ければ妻面のディテールは終了です。
ステップ(一番下のジャンパー栓受けの横のみ2630)、尾灯掛け(2629)、ジャンパー栓受け(1601)はエコーモデルの、銘板はだるまやのパーツを使用しています。
続いて前面の続きに入ります。(7)の続きとなります。
こちらもステップとジャンパー栓受けの取り付け加工中です。ステップは0.3φ真鍮線、あるいは洋白線をコの字に曲げて作りますが、面倒な方はエコーモデルから1702でパーツとしても出ています。
上に続いて尾灯掛けやタイフォン等も取り付けて、だいたいのものはつけ終わった所です。さらに側面の工作に次回以降入っていきます。
以下次回に続きます。
側面のディテール工作に入ります。
ところで、、、製作記の(9)を見て気づかれた方もいるかと思いますが、すでに雨樋がついてます。
なんのことはない、書くのを忘れてました。(^^;)
というわけで、前後しますが、雨樋の取り付けです。
まずは前置きから、
私は雨樋に0.8mm幅の真鍮帯板を高校の時(181系電車)から使用しています。今だとプラ帯板も考慮の中に入るでしょうが、理由は
紙を0.5〜1mm幅で25cm近く切り出すのはなかなか大変なことだった。
紙だと強度がないので、ちょっと擦ったりすると簡単に切れたり剥がれたり
と、当時の手法であった紙で雨樋を作ることに抵抗がありました。そんな折、当時行きつけの模型店に真鍮帯板があり、これなら切り出す手間も強度も問題なしと一発採用となったわけです。
また、最初は当時出始めだった瞬間接着剤で貼り付けようとしたのですが、手につくはついたのを強引に剥がすと雨樋が手に(時にサーフェーサーがごと剥がれて(;.;))ついてくるは、後の処理が大変な割りに力がかかるとあっさり取れてと、ロクな結果にならなかったので、今度はエポキシ系で接着しましたが、接着剤が固まるまでにどんどんズレてきて。。。
こういう経緯を経て、今の手法に落ち着いたということです。
さて、前置きが長くなりましたが、本題にはいります、
まず、雨樋の下辺に合うようにマスキングテープを貼ります。これが雨樋のガイドとなります。
で、これに合わせてエポキシ系接着剤をつけた帯板を乗せる様に取り付けます。(接着剤が固まるまでは置くだけに近いです)接着剤がある程度固まってズレない程度の強度がでてきた所で
マスキングテープを剥がすと特に下辺は接着剤のはみ出しも少なく取り付けができます。接着剤が本格的に固まるまでにはみ出し部分をカッターナイフで削ぎ落としてできあがりです。
と、まずは書き忘れ部分を上げて、
2/15追補:
片側に、ドアステップ(KSモデル製)、サボ受け、検査表受け(エコーモデル製)をエポキシ系接着剤で貼りました。手すり類の穴も0.4φであけています。手すり類を0.3φ真鍮線で作ってつければ側面もディテールは完成となります。この時代はシンプルです。あと、ドア開表示灯をつけたい所ですが、この車は角型になってからのロットにするので、(いずれパーツがでることを期待してそれまで)省略します。ドア取っ手は塗装後の予定です。
反対サイドにも同じ物を取り付けます。
2/18追補
塗装前のディテール工作が終了しました。上からは手すり等が追加になっています。それぞれは真鍮線、半丸線、カレンダーからの手作りです。
前方斜めからのショットです。
同、連結面側斜めからです。
この後もう1回サーフェーサーを吹いて傷などの最終確認をしたらいよいよ本塗装に入ります。
以下次回に続きます。
いよいよ車体の塗装に入ります。
一度サーフェーサーを吹いて傷等を確認した後、まず屋根の灰色を吹きます。
ラッカーなら灰色1号がマッハや日光モデル(エンドウ)からでているのでそれを使用しますが、今回は手軽に塗装できることを前提で缶スプレーで塗ることを考えましたので、GMカラーとしたい所ですが、灰色1号はありません。
ねずみ色1号(9)では明るすぎ、屋根用灰色(35)では逆に暗すぎます。そこでタミヤカラーのTS66を使うことにしました。上はその灰色を塗った所です。いさみやのサーフェーサーと似ている様にも見えますが、それよりは明るい色です。サーフェーサーは仕上げ前提で粒子が粗く、削れ易いので、灰色の代わりには厳しいです。
カツミのキハ45と比較してみた所です。そのものズバリとはいきませんが、似ていると思います。
屋根をマスキングします。タミヤのマスキングテープを使用しています。
今回は首都圏色(朱色5号)の1色塗り、俗称タラコ塗りです。GMカラーの43番です。
前頭に寄っての1枚です。
これで(ユニットサッシ枠表現を省略して)終わりとしてもよいのですが、サッシ枠を塗装の重ね塗りで表現する予定なので、乾燥させてから、さらにマスキングを行います。
2/20追記 注)
私は屋根の灰色から先に塗って車体の首都圏色を塗ってますが、エアブラシで塗られる場合はともかく、初めて、しかも缶スプレーで塗ろうされる方は、先に車体の首都圏色を塗ることを強く勧めます。
これは、缶スプレーはエアブラシと比べて強く大量に吹き付けることになるので、つい吹きすぎてどっぷりとなる可能性が高いからです。(私も最初の頃はよく失敗し、かなり遠目から急がずあわてず、1色で缶1本でもかまわないつもりで吹いてます)
これをマスキングした時にやってしまうとテープの隙間から毛細管現象で入り込みかなり痛い失敗となってしまいますので、最初に塗る色はできるだけ全体を塗る色でやることをお薦めしておきます。
実際、今回も前面はややぼってり気味になってしまったのですが、幸いマスキングしてない所だったので、結果として事なきを得てる(と思う^^;)のですが。
塗装、しかも缶スプレーはかなりの経験と慣れが(エアブラシと比べて、あるいは違ってと言ってもいいかもしれません)必要です。
まぁ、失敗してコツは憶えていくものなのですが。。。
以下次回に続きます。
さて、今回はやる気のある方のみのオプションとなります。
前回で一応塗装は終了で、残りは色差しとしてもいい状況ではありますが、ユニットサッシの表現については触れずにきました。あのサッシの外枠の表現を省略するかしないかは作る人次第(なんでもそうですが)です。
で、私はこれを塗装の段差で表現をします。
言うのは簡単ですが、これが難しいのはやってみるとわかります。ただ、ここまで来て失敗すると二度とやる気が起きなくなる危険性をはらみます。(やり直しイコールもう1度朱色の塗りなおしとなります。その前に失敗した所を仕上げ直さないといけません)なので、この作業はやる気のある方のみとなります。
前置きが長くなってしまいましたが、本題に進みます。
まずサッシの上下をマスキングします。窓から0.7mmくらい外側に貼ります。
私は2回に分けて行うので、共通の上下から行います。
つづいて左右をマスキングします。塗料が回り込まないようにしっかりテープを密着させます。(テープの重なる部分)窓柱が3〜4mmと狭いので1つおきに行うこととするので、2度の工程となります。手間もかかるし、失敗の可能性もその都度あることになります。
2/24追補
1回目の塗装が終わりました。こんな感じでもう1回残りをやります。
都合8回くらい、軽くテカる程度に吹き重ねて塗膜を重ねます。
できるだけ均一にしたければ、エアブラシが無難でしょう。多少差が出たとしたも気にしないことにします。
2/25追補
2回目も無事終わり、マスキングテープを剥がしたところです。これでユニットサッシの表現は終わりです。
--- 2/24,25 ここまで ---
次回は塗装後のディテール工作、および色入れに入ります。
注)ユニットサッシの表現方法について。
私は塗装で行っていますが、例えば最初に薄紙を貼って表現するという方法ももちろんあります。そしてそれを否定するわけではありません。
*私はこっちが自分に合っている(と思うから)です。*
工法、手法に解は1つではありません。自分で試して最適と思う方法を見つけましょう。
基本的に外部塗装は終了したので、色入れ、パーツ取り付けに入ります。
室内の塗装
外部が終わったので、室内の塗装をします。私はこちらはいつも筆塗りで行います。
光線の加減でわかりにくくてすみません、運転室仕切りの運転室側は薄緑3号です。
仕切りの客室側は薄緑1号です。
客室は屋根を白に、側壁を薄緑1号に(ドアは薄緑3号らしいですが)塗っています。
妻板部も薄緑1号です。貫通ドアも同じです。下の画像で出てきますが、外側も幌の内側は室内とみなすので、薄緑1号となります。
ベンチレータをつけました。だんだんらしくなってきました。
妻板側もこんな具合です。
今日はここまでで、以下次回に続きます。
続いてHゴムの表現です。
人によってはカラス口を使う方もいらっしゃいます。これも人それぞれでして、自分にあった方法を見つけるというのが最良かと思います。
私はカラス口を使ったこともあるのですが、どうもなじめなくて、細筆を使って行います。結構時間がかかるので、あまりお薦めでないかもしれません。
まぁ、これは私の盛作記ということでおつきあいください。
本当は作業中をお見せするのがいいのですが、1人で撮影ができないので、お見せできないのが残念ですが、
細筆(一番細い奴です。面相筆でしたっけ?、画像は後ほどあげます、今回撮るのを忘れました)にエナメル系塗料(タミヤ)をやや多めに含ませ、さっと脇をやや表面張力を使いながら、まずは紙の厚みの部分に塗ります。これが1回目です。
乾燥させてから再度、今度は腹を使ってHゴムの厚み分を塗料のはみ出しを使いつつ流すように塗ります。(口で説明してもわかりにくいですね。^^;)
1回目の差しを終えた所です。これにもう1度筆指差しをして
こうなります。
人によってはHゴムを半丸線を使って表現し、それに色を入れる方法を
とる方もいらっしゃいます。より確実な表現方法です。
前面も
1回目と
2回目です。(ヘッドライトの銀も同様ですが、こちらは1度でやりました)
多少波打っても乾燥してからカッターナイフを軽くあてることで修正できますし、剥がれてしまったらやり直しも簡単です。(エナメル系の利点です。溶剤でふき取る場合があっても、塗膜を侵しませんので安心して作業できます。
この方法は時間がかかりますので、今日は片側と前面だけで時間切れで、明日残りを行う予定です。
なお、少しづつ後付けパーツも取り付けが進んでいるのを画像からおわかりいただけるかと思います。
以下次回に続きます。
続いてインレタ等を入れ、ホロとかも取り付けついに(やっと)最後のクリアを吹く直前まできました。
今回は画像でクリアを吹く直前の状態をお見せします。何がどうついているか、比べていただければおわかりいただけると思います。
公式側全景です。
これだとわかりにくいので
客ドアの半自動の取っ手は、塗装前につけるべき所を忘れて、後付けとなってます。(結果として洋白の素材のままでいけることとなりましたが)
前頭部
そして連結面です。
昨日今日と雨でしたが、天候が回復したらクリアを吹いてガラス関係の取り付けに進めば、完成も間近です。
以下次回に続きます。
クリア(今回はGSIクレオスのクリア(半光沢))を吹き終え、ライトのレンズ、窓ガラス等をいれていきます。
トイレの部分は高頭アトリエの(583系用)トイレ窓を使っています。
単純に白、またはスリガラス表現(要はペーパーで傷をつけた窓セル)でもいいのですが、この様に下側だけ残して切り取り、枠に色差しをして斜めにして取り付けると
こんな感じにできます。
前頭部は今はこんな感じです。(進行中)
種別表示器はTOMIXの455系に付属するパーツは「急行」を使うので、残りを流用しました。もっと早くにこのパーツを知っていたら、同じようにハメ込み式にしたかったのですが。
ライトのレンズですが、実はヘッドライトのレンズがうまくハマらず、出目金みたくなってしまいました。あまり強い力をかけると破損しかねなかったので、がまんすることにしましたが。。。
3/5追補
パノラミックウインドウの作り方ですが、
まず窓セルをドライヤーで暖めながらえいっと曲げます。(割りといい加減に)
そしてうまくハマる様に切り出して使います。コツがつかめるまで、暖め直せば何度も(やり過ぎるとぐにゃぐにゃになって平面がなくなってしまいますが)やり直しができるので、あわてず気長にやってみてください。
いさみやの2Fで撮影してきました。
ウェイトは積んでいませんが、床下機器の重さだけでトレーラーとしては十分な様です。
前頭部です。スカート周りにはエアーホース(エンドウ製)を追加しました。
サイドから。乗務員ドアの窓にはエコーモデルのパーツを使っています。白と灰の文字色がありますが、灰色を使います。
TOMIXのTNカプラーHO密着自連を使っていますが、その連結状態です。(右はKATOのキハ58のカプラーを同じく換装したもの)脱線することなく走りました。
さらに窓ガラス(サッシ)を付けていきます。
サッシの表現は人それぞれですが、今回私は上から1.5mm,0.5mm,2mm幅の洋白帯金を使用しました。厚さは0.3mmです。それをサッシの位置にあわせてゴム系接着剤で取り付けます。
さらにその裏から窓セルを貼ればできあがりです。これが一番簡単にできると思います。縦枠は省略します。
こうして窓ガラスを入れ終われば完成です。
内装とかライトの点灯とかはやりたい人にお任せで外装としてはこれで完成となります。約2ヶ月ちょっとで一応の完成となりました。(実は私の製作スピードとしては最速となりました。今までは181系の4両が約半年(構想は別)でしたが、高校生と社会人では使える時間が違いますから。^^;)
というわけで、今までこの製作記を読んでいただいた方々、どうもありがとうございました。途中まで一緒に作っていたキハ23は、これから同じように作りますが、作り方は同じです。(前頭部が2つあるだけ)このキハ23/45はそんなに難しくない車両なので、作ってみようと思われた方は、ぜひとも挑戦してみてください。
3/5夕追加
完成した写真を以下に追加しました。
さて、それでは製作が止まっているキハ37も含めて残りの車両を作ることにしましょうか。。。
last update Mar.5/2006
tetu@cityfujisawa.ne.jp
(C)Copyright Tetsuya Sato since 1996 All Rights Reserved.