KATOの165系のバリエーションアップの1つとして、クモハ165を新製冷房車(126〜) に改造します。なお、未取付ですが、運転台屋上空気笛の有無を除いて冷房準備車 (123〜125)と形態はほぼ同じです。屋根を製品のままの冷房改造車として、前面の タイフォン形状も製品のままで、床下の水タンクだけ交換すると111〜122のタイプと なります。
まず車体をバラしてタイフォンを削り落とします。この時緑塗装の部分を傷つけない
様にマスキングして作業を行うと良いでしょう。
屋根は後ろ2つのベンチレータ位置をより後ろにずらします。一番後位よりのを4mm、
真ん中のを5mmに移動します。ボスを削り、穴をエポパテで埋めてサーフェーサーと
紙ヤスリで仕上げます。
エコーモデルのパーツ(1622)を取付けます。このパーツは後退角がついていて、
この為に20年も前から出ていた感を受けます。
オレンジを吹くためにマスキングした所です。なお、GMの色と色調も似ているので、
全て塗り直す手間を考え、前位客ドアあたりまでを塗り直すことにし、艶などは後
でクリアーを吹くことで合わせることにします。
屋根の加工を終え、ダークグレーを吹いてクーラーなどのパーツを取り付けた所です。
奥はモハ164のを新製冷房タイプの屋根に同じく改造したものです。
運転台パーツに色入れをした所です。
製品のクモハと並べて見た所です。
手前が改造(新製冷房)、奥が製品(冷房改造)の屋根です。ベンチレータの位置の
違いがわかると思います。
加工ついでに手すりを真ちゅう線で作り直してみました。また、側面に「急行」の
サボもつけてあります。
トイレの臭気抜きの窓にHゴムの灰色を色差しして右との効果の程を比べてみたもの
です。
ドア知らせ灯などにも赤を入れます。
色合いが似ていてわかりにくいかと思いますが、貫通ドアを薄茶色に塗ってみました。
これでクモハ165を新製冷房車に改造できました。