大垣区にはクハ165のうち、冷房準備車(156〜190)タイプの車が数多く配置され、 製品の改造車タイプと勢力を二分していました。さらに後者はほとんどが前面強化、 シールドビーム改造されていたのに対し、原形車も多く残っていました。そこで、 バリエーションを増やす為に加工を行います。屋根の加工のうち、通路上のベンチ レーターも撤去すると(クモハ165の加工を参照) 新製冷房車(191〜206)のタイプになります。
車体を総バラシした所
床下は思いの他削除する所が多く、中央付近はほとんど取り去ります。
穴をプラ板で埋め、エンドウ製クハ165用床下機器セットのパーツを取り付けます。
(未塗装で何を取り付けたのかおわかりいただけるかと)
前面の加工を終えた所。上り向き(奇数向き、東京寄り)の為、運転士側裾には
ジャンパー栓受を取り付ける(エコー#2647)その他大垣区昭和50年代中盤以降
の改造として、運転台屋根中央部の滑り止め(灰色、ねずみ色1号を塗って表現)
と、信号炎管の移設(元の穴を1.2mm径のもので埋め、オレンジに塗装、運転台
側に穴を空けて取り付け)を行っている。
正面床下の加工。運転士側ジャンパー栓を撤去して形を合わせたジャンパー栓受
(エコー#2644、2連開)を取り付け、助手席側も外側の1個を撤去し、運転席
側から丸い方のみを内側に移設
ブレーキ制御ユニット回りの加工。0.5mm真ちゅう線とチリコシ(エコー#627)
でそれらしく配管
20系のASSYパーツから汚物処理タンクのみ切り取って取り付け。そのまま流用で
きないのが難点。また、他社のパーツを付けるのも困難そうである。
客室は床部分をダークグレーに、仕切を薄茶色に塗装
さらにシートも塗り分けてみました。手すりに銀を入れると引き立ちます。