癖になる?


良く患者さんに、「こういう治療を受けていると癖になりませんか?」と聞かれる事がある。確かに、治療した時は調子が良くなるのだが、しばらくするとまた元に戻ったような気がする。なんて言われてしまう事もある。果たしてそうだろうか?

結論から先に言えば、それは違う。治療の直後は「体に羽が生えたみたい」とか「頭が何にもなくなったみたい」、「天国へ行ったみたい」なんておっしゃる方もいる。何故そう感じるのか?それは、それだけ体に疲れが溜まっているからではないだろうか。その楽な状態を知ったため、少し疲れが溜まると物凄く悪くなった感じがするかもしれないが、以前と比べると格段に良くなっている場合がほとんどだ。

治療して疲れがとれても、仕事をしたりして疲労が溜まれば、また治療を受けて疲れを取りたいと考えるのも不思議ではないだろう。それを”癖になる”と言われてしまえばそれまでだが、何回か治療を繰り返すと、体がその良い状態を覚えて、そう簡単には悪くならなくなってくるものだ。

私の治療院には、そんなに痛みはないが、健康管理やリラックスするために治療を受けにくる方も大勢いる。もちろん強制するわけではないが、そうした方が体の為には良いし、老化防止や延命効果もあると思う。それに、いつも調子が良ければ、気分も良いし頭もきれて、仕事の能率も上がるのではないだろうか。どこか痛みがあれば、「体の調子が悪い時は、なんでこんなつまらない事で怒ったりしたのか自分でもわからない」と言われた方もいた。

自分の健康は自分である程度作れるのではないだろうか?それには多少お金や時間が必要かもしれないが、そうしておけば健康でない時に比べれば何倍も得をするのではないか?僕はそう思う。皆さんはどう思います?



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