病気の原因


病気の原因は、日常生活の中で知らず知らずのうちに蓄積した疲労、歪みによって起こるものです。よく「あの人はあんなに元気だったのに、なんで急に病気になったんだろう」なんて事は良く聞く事だが、必ず事前にその病気の警告があったはずだ。

個人差はあるものの、疲れが抜けない、肩が凝る、腰が痛い、めまいや吐き気がするなど、いろいろ自覚症状が出ていたはずだ。しかし、これらの症状だけでは病名はつかない。いわゆる未病と言われている状態で、その状態が長く続くと本当の病気になってしまう。急に病気になったと思われている人は、この未病の段階を無視してきた人達だ。

人間には補正作用があって、急には病気にならないものだ。肩が凝るのは歳のせいだ、腰が痛くてもたいした事はない。そう思う方が多いし、仕事柄多少痛みが出ても仕事をしなければならない人が大勢いるのは確かだが、もう少し体の事を考えて欲しいものだ。人間の体は、気力だけでは動かない事を理解して欲しいと思う。

体の発するサインの敏感に感じ取り、その原因を考え、それを解消するようにすれば、そう簡単には病気にならないはずだ。このような体の警告を無視していると、体の感覚が鈍くなってきて、痛みや凝りさえも感じない体になってしまう事がある。このような状態が一番恐い。突然死などと言われているのは、このような人達に一番多い。腰が痛いから重いものは持たない。疲れたから休む。この様な人達の方が体のサインに忠実に従っていると言えるので、病気になりにくいし、長生きする場合が多い。

人間は自然の中から生まれたものなので、本人がどう考えようが自分が自然の中で生きているというよりは、自然の中で生かされていると言えるのではないでしょうか。自然の摂理に反して生活していれば、病気になるのも当然と言えよう。



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