顔の輪郭が変わった!


自分の写真を見て、顔の輪郭の異常に気になる方は結構多いのではないだろうか?口元が歪んでいる、鼻筋がズレている、目の高さが違うなどいろいろあると思う。

つい最近、こんな20代の女性の方が来られた。慢性的に肩凝りがあり、ひどくなると頭痛や吐き気なども起こってしまうらしい。仕事上パソコンなどを良く見るらしく、このHPを見て当院に来てくれたということだ。パソコンが苦手の私が作った下手なHPなのに、ありがたいものだ。

その女性の方は、最近口を開けると「ガクッ」という音がするようになり、そのうち以前の半分位 しか開かなくなってしまい、それに伴い顔全体が歪んでいるような感じになってしまったらしい。最初は本人は気がつかなかったらしいが、友達に「しゃべると口が曲がるよ」って言われて、自分で鏡で見てみると、口を開けてみると、音がして下顎が右側に偏り、鼻筋がまがっていて、頬の高さが違うような感じに気がついた。病院へ行っても気にしすぎという事で相手にしてもらえず、それでも苦痛を訴えたら、精神科を紹介されたらしい。それでいろいろ調べてみた結果、オステオパシーという療法を知ったというのだった。

まず、触診してみると、右の上顎と下顎がズレていて、右側頭骨の強い圧縮が感じられた。しかし、背骨もかなり歪んでいたため、初回はあまり頭蓋骨はいじらず、背骨を治療した。それだけでも、かなり肩凝りは楽になった。それから、頭蓋骨を調整して、最後に顎の調整を行った。3回で顎の音がなくなり、顔の歪みがとれた。

それにしても、ストレスとは顔の歪みまで生じさせてしまうとは、なんとも恐ろしいものだ。全ての病気はストレス病なのかもしれない。でも、人間生きていくのにある程度のストレスも必要だと思う。やはり何もなければ、その状態が新しいストレスになってしまうようだ。その証拠に、当院の患者さんは、働いてる人ばかりではない。お金に不自由していないため、毎日なにもしないで楽をしている方も肩が凝ると言って来られる。「何にもしてないのに、何で肩が凝るんですか?」と聞かれれば。「何にもしないからじゃないですか?」と答えるしかない。やはり、人間ある程度のストレスを受け、うまく解消して生きていくのが一番良いのかもしれない。



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