関節痛
広い意味では頚椎を、腰椎も関節であるわけだが、ここでは主に四肢関節の場合を延べて
みたいと思う。
私の所へ来られる患者さんで一番多いのは、膝関節痛である。
階段の下りが特につらいと、言う方が多い。
病院へいっても、痛み止めやシップをくれるだけで、全然良くならない場合が大多数である。
膝関節痛の場合は、膝に問題があるのはもちろんだが、先に腰が悪くなっている場合が
多い。

<症例.1>膝関節痛 74歳 女性
来院される1年位前から、膝が痛くなり、階段の上り、下りはもちろん。普通に歩くのでさえ
困難になってしまった。杖なしでは外出出来ない状態だった。
膝は何回も水が溜まってしまい、その度に抜いていたらしい。
まず膝の治療をする前に、腰の治療をしてみた。
それだけでだいぶ歩き方が変わってきた。
膝自体を検査すると、強い内側の回転変位が生じていた。
1回目で杖なしで、歩いて帰られたが、その後2週間の間に3回治療をしたところ
完全に痛みがなくなった。
今は杖なしで歩け、好きな旅行へも行けるようになった。

<症例.2>捻挫 34歳 女性
学生時代から、スポ−ツなどで何回も足首を捻挫しており、今でも少しの事ですぐに捻挫
してしまうようになった。
こういう人は意外に多いのでは?たかが捻挫だと思って放っておくと癖になりすぐに再発
するようになってしまう。
この方は捻挫すると、腰が痛くなり、肩がこり出し、頭痛まで出てきてしまった。
このように一個所悪くなると全身のバランスをくずしてしまう。
まず足首に四肢のオステを使い治療をした所、来られた時はびっこをひかれていたのが
全く正常に歩けるようになった。
頭痛はそれだけで取れてしまった。
あとは骨盤と頚椎の治療をした。
その1回だけで、その後は再発しなくなった。