頚腕症候群
この疾患は最初のうちは、軽い肩凝りくらいしか、本人の自覚がない場合が多い。
だんだんひどくなってくると、腕、肩が痛み、指先にしびれを感じるようにもなる。
たかが肩凝りとたかをくくらないで欲しい。
<症例1>女性48歳
以前から肩凝りを感じていたが、たまにマッサ−ジを受けて一時しのぎをしていた。
来院される数ヶ月前から腕、肩にかなり痛みを感じ、指先もしびれるようになってしまった。
今まではマッサ−ジを受けると楽になっていたが、最近は全然効かなくなってきてしまった。
病院へ行ってレントゲンを撮ると、頚椎5、6番の椎間がせまくなっているとの事だった。
牽引を勧められ、しばらく行ったが、終わったあと気分がわるくなり、一向に良くならない。
この方を検査したところ、首、上部胸椎にかなりの圧迫とネジレがあった。
この方は以前にかなり強いマッサ−ジを受けておられたため、周りの筋肉がかなり硬くなって
いた。
この方は1回目の治療でかなり楽にはなったものの、指先のしびれは残ってしまった。
結局3回で全快したが、このようにいろいろ刺激を受けすぎていると治療に時間がかかる
ものです。