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区 分 | 方 法 |
道 具 編 (1) | ドライバー(S氏)
二十数年前はパーシモンヘッドスチールシャフト全盛で 今から思うと重くて難しいクラブを使っていたが、ブラック シャフト(カーボングラファイト)が出現し、長さも43インチ となって距離も伸びた。 やがてメタルヘッドが出現したが、初期の頃はステンレス ヘッドの製造に限界があり重く小さいため難しかったが ビッグバーサ(キャロウエイ社)が出て一般のゴルファーも メタルを使うようになった。 SUSヘッドも大型化したが限界があり、やがて注目され ていた チタンヘッドが出るに及んで250ccの45インチとい うDr.が服部セイコーよりS-YARDの名を冠し発売され爆発 的な人気を博したのはまだ記憶に新しい。 これが大ヒットすると3大メーカーがこぞって同じサイズの Dr.を次々と発売し、今や定番となっている。 理論的には長尺になればヘッドスピードが増し、距離が伸 びるが総重量が増加し振り切れない。 且つミート率も悪くなる。 そこでヘッドの大型と軽量化が必須となり、SUSより軽く (比重が約3/5)、高硬度のチタン(正確にはチタン合金) が登場するが、製造コストが高く(鋳造の場合は真空鋳造 のため設備に金が掛かる し工程、加工が厄介)安価な製 品とならない。 S-YARD全盛の頃、S-・・・の模造品が9,800円也で売 り出されたがこんな話しがもっともらしく語られた 「s−・・・はS-YARDと同じ部品を台湾で組み立てたもので あり、服部セイコーはぼろ儲けしている。」 無知とは恐ろしいもの。しかし無知と誤解が世の中を動 かすこともあるが・・・ 大型ヘッドは結論から言うとスイートスポットを広げ、メタル の球離れの速さからS.Sをはずしても距離、方向ともあま り狂わないメリットがある。 ゴルフは技術なりと(道具に関係ない)かたくなに信じてい る人、今やゴルフは道具なりともいえますよ。 |
道 具 編 (2) | サンドウェッジ(S氏)
このクラブはバンカー用に考案されたが 現在はいろいろなアプローチショットに 使われうまく使いこなせば、スコアー アップに大きく貢献する。 上級者やプロはソールを削ったり、穴を 空けて鉛を入れたりして自分に合うよう に工夫している。 さて、そもそもこのクラブはいつ頃、誰が 考案したのか? 文献によると、1932年の全英オープンで ジーン・サラゼンが秘密兵器を使用し優勝 したがこれが彼が考案したS.Wであった。 彼はバンカーの練習中に当時のクラブ (ヘッドが薄くバンカーショットが難しかった) のソールに鉛をはり(所謂バンス)砂から 容易に脱出することを発見した。 以来このクラブは広く使われ現在、多くの S,Wが売られている。 |