バッジテスト 指導者委員会

JSAF指導者委員会では、バッジテストに関しての連絡を迅速に行う目的で、セーリング連盟HPに「バッジテスト」のHPをリンクいたしました。
各地域のバッジテスト実施情報を掲載する他、バッジテスト全般の情報を掲載します。
また、ご質問、ご相談等のご返答も、このHPのメールにより行います。
◆ バッジテストの実施内容

1)講習会(バッジテストのための)
講習会はヨット教室の中で実施する場合や、バッジテスト検定試験前に別途に実施する事があります。
各地域のセーリング連盟や関係団体で独自実施いたします。
内容、実施時期、費用に関しては、各々の実施団体に問い合わせ願います。

2)バッジテスト
 (1) 学科試験
 (2) 実技試験
◆ バッジテスト日程(2018年度)
  全国の日程を掲載します。
  (2018年度の日程が決まった連盟は連絡ください)
  • 神奈川県セーリング連盟  2018年4月15日、5月6日、12月2日(江の島) バッジテストHP
  • 愛知県ヨット連盟 2019年3月17日(日)初級  3月31日(日)中級  (海陽ヨットハーバー NEW !
    申し込み用紙  ◇ 実施要項  初級  中級
次の目的により、旧日本ヨット協会(現日本セーリング連盟)は、バッジテストを実施してまいりました。
 【バッジテストのあらまし】
 四囲を海原に囲まれた日本の特性を考えると、海を舞台にして青少年の雄飛心を養うスポーツが、もっともっと盛んになって欲しいものであります。
 中でも風という天然のエネルギーを生かして帆走を楽しむヨットは、海ばかりでなく天体や気象などに対する豊かな知識と洞察力を育て、また島と島、大陸を結んでのスケールの大きな国際感覚を養うのに絶好なスポーツであると思います。

 最近はヨットを愛好する人達の層が急速に増加し、文字通り全国津々浦々で見かけるようになりました。一方、国際競技力の面でも470級がオリンピックの有望種目にランクされるとおり、活況を示してきました。反面、ヨット人口の増加が急速であったため、セーリングの基本的な知識や技術を身につけないまま、海上に出ている人達も多数いるようです。そこで、日本ヨット協会(日本セーリング連盟)では「ヨットの安全と普及、そして健全なヨットマンを育成しよう」という考えの下に、ヨットにかんするベテランを公認指導員として全国に配置して指導体制を確立しました。また適正かつ公正に検定を行う検定各員を各都道府県ヨット連盟や公認団体に配置して全国一律にバッジテストを実施しています。

ヨットのバッジテストを受ける最大のメリットは、自分自身の帆走及び航行の力量を客観的に知る事ができる点にあります。ヨットのように変化に富んだ大自然を相手とするスポーツでは自己の安全を確保するのは自分しかありません。いかなる救助の手を増やそうとも完全な安全は他から得る事はできない以上、自分自身の力量を知り、それを更に向上させるべく努力してゆく事が、なにより安全の第一条件となります。


【バッジテスト名称の由来】
最初に日本ヨット協会でバッジテストを実施した時に、初級、中級、上級に色分けしたバッジを取得者に渡しておりました。
途中から、認定カードを渡すのみに仕組みが変更になりましたが、当初のバッジで区分けしたテストの名前だけが継続されています。
実際は「セーリング技術検定試験」等の名称になりますが、従来から慣れ親しんだ「バッジテスト」の名称を継続して使用しています。
バッジテストの仕組み
 
バッジテストの資格は、図ー1の様に「取得級」の3段階と評価級の6段階に分かれます。

図-1 バッジテストの区分
取得級
評価級

バッジテストの認定書(カード)には「取得級」が記載されますが、カード番号の中に評価級(技術レベル)が記入されます。

◆ 評価級とその内容
 
1)初級 6級
初級6級の検定は、学科テストだけになっています。
これは、これからヨットに乗ろうと考える人達が最低知っていて欲しいことがかを完全に覚えているかのテストです。
海上に出る前には、このテストに合格してください。
バッジテストは学校の入学テストのように、ふるい分けるためのテストではありません。
ヨットに乗るための必要な知識があれば、必ず合格するはずです。

6級のバッジテストは、初心者に対してだけでなく、海に興味があり、何時か海に出てみたいと思う人達も受けて貰いたいテストです。
5級以上の級のテストは、セーリング連盟会員と非会員とで受講料が異なりますが、6級は誰でも受ける事ができるように、受講料に会員と非会員の区別がありません。

セーリング体験教室などの参加の方にも受験していただきたいと思います。

2) 初級 5級
 (国体少年種目の参加資格が中学校3年生からとなったことで、初級は中学1年生から受験可能といたしました)
ヨットを乗り始めた人達が正しい指導の事にセーリングの原則をマスターしているのか、思い違いはないか、より早く練習によってマスターしなければならないものは何かがわかります。
5級から、学科を合格した事で、実技検定を受ける事ができます。
 
3) 中級
レースに参加して他艇に迷惑をかけない力量があるかどうかがわかります。 

4) 上級
クルージングに出かける知識や力量と他の人達を指導する事のできる技量を持っている人のものです。

上級者や、日本体育協会の指導員、コーチ資格を持つ人達より、後輩の指導、セーリング界の発展の為に献身的に奉仕する人をセーリング連盟は公認指導員に任命します。

バッジテスト についての御問合せなど、お気軽にメールを下さい。

◆ バッジテスト実施担当者の方へ◆
1)カードの名前の変更について
  国体参加資格としてバッジテストが必要な結婚等で姓が代わった人に対しては、変更氏名でのカード再発行を行ってください。
2)毎年のバッジテストの日本セーリング連盟への報告は下記のアドレスへ添付書類としてお送りください。