《 江ノ島ヨットハーバー:ハーバーマスター復権の活動経緯です 》
          ◆ 海の安全について (ハーバーマスター問題) 

 2016年4月以降 江ノ島ヨットハーバーで4月以降大きな問題が発生していました。


 それは、ハーバーの顔であるハーバーマスターが不在になったのです。当然の事、ハーバー利用者は怒りました。江ノ島の顔であり、全国に知れ渡っていたベテランハーバーマスターが職を外され、役職名だけ兼任の事務の人がハーバーマスターと公式に発表されました。
その結果、ハーバー利用者の不満が7月の県が開催したオリンピック説明会で爆発し、その後も一向に改善がなされない事と、更に悪化する事でハーバー利用者からの要望で神奈川県セーリング連盟が元ハーバーマスターの復権を求めた署名活動を行いました。

 9月19日に署名活動は終了しましたが、21日の最終集計で2,391名でした
署名頂いた皆様には、神奈川県セーリング連盟HPで正式に御礼と報告を掲載しました。
 9月27日に神奈川県庁へ行き、浅羽副知事へ提出致しました。今後の県の対応を見守ります。

この後も、何回もベテランのハーバーマスターがして安全は保たれている旨の掲示や、セーリング連盟の署名に抗議する掲示をなぎさパーク社長は繰り返し行い、反省どころかハーバー利用者(セーリング団体)に自社のHPの掲示で恫喝する様な姿勢を繰り返していました。

 12月27日になぎさパーク臨時株主総会が株主の要請で開催され、この社長は解任されたそうです。今度、なぎさパークの姿勢が変化して、多くの署名を頂いた目的が達成する事を見守っていきたいと考えます。

 このページは今まで「なぎさパークの掲示」が発表されるたびに反論として書いてきたので、繰り返し同じ話題が出たり前後が不明な点もありますので、近々、今回の経過を再編集してまとめなおします。

 なぎさパークのHPで掲載されていた「お知らせ」等が12月27日に削除されていることで、このべーじでもリンクが切れている物もあります。
 後日、再編成致します。

 2016年4月より江の島ヨットハーバーで発生したハーバーマスターの解職から始まり、「ハーバーマスター」復権を含め、ハーバーの指定管理会社の(株)湘南なぎさパークの発言を時系列的にまとめました。

 12月26日の神奈川新聞の記事ですNEW
 
 この記事の取材時でも、「組織を強化して安全確保やサービス向上には万全を期しており、なんら問題は生じていない」と社長は答えています。
 海上のレスキュー要員を4月に常勤から非常勤とし、ハーバーマスターの職を解き、1名いた代替要員を9月に陸上勤務と配置換えし、その代わりに9月に2名(何の経験も無い)を雇い入れて安全は確保? ハーバー利用者の抗議の声、県セーリング連盟が呼びかけた署名(2391名)数は何も問題ではないのか?

 この様な非常識な者に経営を委ねた会社の株主の責任はどうなるのか?
 今まで沈黙を守ってきた(朝日新聞は記事【9月9日】をだしいます)地元も神奈川の新聞が、やっと自らの役割を認識しての記事の掲載でしょうか。7月末から公になっている事にての反応の遅さが気になります。

 NEW 
 そして12月27日の神奈川新聞の記事です。 社長を解任したと掲載されています。

 東京新聞の記事では、解任理由が不当であるから後日裁判で争うとの野沢社長の意見が書かれております。今まで社員を不当に移動させ、また不当に解雇した張本人が自らが不当に解任されたと述べる事は喜劇的な話です。
 まったく信じられない事ですが、彼は12月25日にハーバーの職員を突然駐車場関係部署へ配置転換させています。個人的な嫌がらせです。解任は誰が見ても妥当ですが、遅すぎた点はあります。
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 海の安全について 、神奈川県セーリング連盟の故福島挙人が旧日本ヨット協会の会報に書かれたものをHPに掲載しておりますが、この文章が安全に対して持つべき内容を示していると思いますディンギーの安全への提言 

最低限、指定管理を受注する会社の代表者ならこの文を読んで欲しいと共に、この様な仕事に関わる事の困難さ、経験、周りからの信頼等々、簡単に訓練して明日から担当になれる様な役割でない事を理解して欲しい物です。

結局、判る人判るが、ダメな人はダメだの典型的な例になりました。

2  
 今回、江の島ヨットハーバーで問題化している事は7月23日、24日の神奈川県が実施したハーバー利用者へのオリンピック開催における艇の移動等の説明会で実体化しました。
神奈川県が作成した会議議事録です議事録(神奈川県オリ・パラ課)

 参加者の質問の大半がオリンピック関係でなく、なぎさパークの安全問題ハーバーマスターの不在問題、なぎさ社長の解任要求等々、オリンピックが飛んでしまった状態でした。
 この件が解決しないと江の島でオリンピック関連の利用者説明会開催は無理と誰もが感じました。
神奈川県作成の議事録を読んでもこの集まりでの状況が感じられると思いますが、実際は60年安保世代の80代、70年安保の70代の高齢のハーバ利用者の怒号が飛び交う、久しぶりに学生時代の団交の気分を味わう会合でした。
多分、この様な雰囲気を知らない県の職員の方は、只々驚いて真面な返答もできなかったことと思います。議事録もだいぶ後で修正が入っている状況ですが、若い人にはこの様な修羅場の経験も無いので仕方ないのかもしれません。

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 この会議終了数日後の8月1日になぎさパークが利用者向けに出した弁明書です(全く弁明になっていないですが) 
  利用者の皆様へ  後日、この掲示が重要な意味を持つことになります。

 これに反対意見を表明しないと賛成したことになると社長は考えていました。唯一名、罵詈雑言書いて出した人がいますが、その他の人は呆れて無視した結果が同意したとされたのです。

 なぎさ社長はこの掲示で7月の騒動を起こした利用者はなぎさの説明に同意したと判断されましたので、9月に入って県のセーリング連盟が署名活動を開始した事に、会社の人事権の侵害だと社長は怒っているわけです。自分は怒るが、他の人の怒りは全く理解できないわけです。多分、誰からも怒られて事の無いエリートだったのかもしれませんが、普通に考えれば県庁に定年まで勤めていた元県職員ですから、県の職員への教育はどうなっているのでしょうか。

 なぎさパークの主張でまず疑問に思うのは、年齢構成のバランス等言われているが、海の安全対応に年齢が関係するのでしょうか?
 熟練と経験が必要な仕事ですから、サポート要員は若く力がある人が必要です。しかしメインの担当者は若く未熟な者では困ります。我々も荒天で最悪のレスキューを実施する場合は、飛び込み要員として若く技術の高い人を同船させて海上へ出る事はありますが、荒天時の判断は非常に難しく経験が必要な事で、単に操船できるでは全く役に立ちません。

 次に親子に拘っています、これも仕事に関わりがあるのでしょうか。息子はハーバーマスターのサブ(代理)として、ハーバーマスターが不在のときはリッバに役割を果たしておりますし、ハーバーの利用者からも信頼されております。9月に息子さんを海と関係ない公園課に移動させて親子が解消で正常化したような掲示の内容が有りますが、これは逆に海の安全に対してリスクを高めたトンデモナイ行いです。
昨年度もクレーン作業員に対してトンデモナイ言いがかりで解雇するパワーハラスメントを行っており、自らの屁理屈でハーバー利用者へ大きな迷惑をかけている認識はまるでない様です。

 元々、息子さんを正規に入社させてクレーンとレスキュー担当にしたのは、なぎさパーク自身の人事です。これが悪い様な事を外部に述べる事は、何か別の意図を感じます。海での業務に親子が障害になるのでしょうか。
 英国のレスキュー団体では親子が一緒のレスキューボートで出艇する事を禁じている例はあります。非常に危険な業務であり、遭難で両方が一緒に死亡するリスクの回避が目的であり、なぎさパークの主張とは大きな違いがあります。

 社長の好き嫌い人事をいじくりまわしている様な感じです。これが陸上での仕事でしたら、各部門で不便が発生しても利用者の生命にかかわる事はありませんが、海に関するレスキュー体制やクレーン作業(利用者の高額の艇を扱う作業)を簡単に担当を交代せて行わせる事は、未熟な人が関わる事で恐ろしい結果になるでしょう。
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 この件に関して状況を調査して問題点を指摘されている茅ケ崎市会議員の松島さんのブログです(彼女も江の島の利用者です) 議員の立場からの意見は貴重に思います。

松島市議にブログの内容が気に食わないとの事で、なぎさパークの総務課からなぎさパークの事務所へ来るような電話があったとのことです。市会議員(一般人でも同じですが)を呼び出すなんて、同社の体質を表しております。
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 元ハーバーマスターの桑名氏の補助及び桑名氏が休暇の時の海上レスキューを担当していた彼の息子さんがハーバーから公園課に移動となる事を知り、江の島の海上安全体制が全く無視されている事に関して神奈川県セーリング連盟が改善を求めた署名活動を実施しました。

 この移動には驚かされました。4月以降に任命されたハーバーマスターはハーバー管理部長が兼任です。海に関しては素人ですし、レスキューが発生する週末は元々勤務のローテーションと体調不良のために1/2以下の出社状態です。
 桑名氏をハーバーマスターを解任した理由が若返りですが、代わりのハーバーマスターは彼より遥かに年上です。若返りでなく、老化してしまいました。全くなぎさの社長の主張はいい加減ですし、名義だけのハーバーマスターをベテランハーバーマスターと言張る事自体詐欺です。社長の犯罪と言えます。
 4月以降、ヨットハーバーに海の相談で問合せをすると、「知りません、判りません」との返答で、ハーバーマスターの役割を行っていない事を利用者は皆判っておりました。

 顧問の桑名氏が週末のレスキューを担当して、彼は週に3~4日の3/4日勤務とされているので、平日の他の日は息子の真太氏がレスキューを担当していました。
我々も真太氏にレスキューされた事がありますが、父親までのレベルでは未だありませんが、これから経験を積んで育っていくものと考えていました。

 真太氏の公園課への移動で、平日桑名氏がいない時はレスキューを指導できる経験者がいなくなるわけです。なぎさ社長は桑名氏がレスキュー実施時にサポート役で乗艇している方をベテランレスキュー員として述べていますが、彼の役割はあくまでサポート役で必要な時にロープを渡すとか曳航時のサポートをする役割の方であり、沈艇をどの様に起こしてハーバーまで曳航するかを判断できる様な役割は行っておりません。

 なぎさ社長は、現場を知らないで同乗経験だけでレスキューのベテランと思っているだけの事です。
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 9月9日になぎさパークより利用者への2回目の掲示がありました。1回目と同じく弁明になっておりません。自分の都合の良い主張を繰り返しているだけですが、問題がある内容です。
   利用者の皆様へ 2 
 個人名を出して掲示していますが、社長の野沢某はコンプライアンスを知らないのでしょうか。自社の社員をこの様な掲示で一般に氏名を晒す、会社の指示に従わないとかを掲示する事を平気で行う会社の体質は恐ろしい事です。

 先に述べた様に、市会議員を会社に呼びつける会社の体質です。これは総務の社員の個人的な問題なのか、それとも社長の体質なのでしょうか。
昨年度に社長のパワハラで解雇された職員が茅ケ崎市議の松島さんのブログに書かれていますが、彼を辞めさせるために総務担当者が相当ひどい事を彼に言っております。
7
 神奈川県セーリング連盟の署名活動には江ノ島利用者のみならず、全国のセーラー(多くのセーラーが江の島でレースに参加している)や、江の島の海を使う漁師さん、近郊のマリーナ、マリンスポーツ団体、他多くの海の関係者から署名活動を支援・応援を受けました。

 実施した理由、目的は署名を求める説明文に知るしましたが、8月末からハーバー利用者から代表として神奈川県セーリング連盟が先頭に立って活動して欲しいとの要望が多々あり、県内のセーリング統括組織としてセーラーの安全を守る義務があり、署名活動を行うこととしました。
 利用者各個人で署名活動を行おうと試みた方もいましたが、7月の県の説明会の時も話されてたが、実行しようと県へ相談へ行ったら止めるような指導があったそうです。個人の力で実行するには壁がある様な事も説明を受けた次第で、やはり統括団体の責任で行うべきとの考えで実施しました。
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 危機感を感じたか、なぎさパークから江の島の関係団体へ警告文が送られてきました
藤沢市ヨット協会もこの警告文をうけとりました。
内容は、全く安全を理解していない、安全なくして企業の存立は無いと言われている社会常識を無視した独自の社会観が見えるものです。

 ハーバーマスターの職に関する無理解、認識の無さはハーバー管理者として情けない事だと思います。後輩の育成指導を行わない云々書かれていますが、セーリングの知識があり、海の経験を持つ人が対応できる荒天でのレスキュー活動などに、事務職として採用した社員を育てる様に強制するなど、海の常識からは信じられない事です。
そして親子で関わる事が悪い様ななぎさパーク社長の主張ですが、桑名氏の息子の真太氏が後継者として海上での活動をオヤジから指導されていると認識していました。
後輩=息子ですが、なぎさパークの他の職員に海上でレスキュー活動できるような資質を持つ人はおりません。

 自ら必要な処置を講じないで、単に事務職として採用した人をレスキュー担当として育てる様に命令し、それを行わないから業務命令違反とするのは、絵にかいたようなパワーハラスメントです。パワーハラスメントを行う社長の行為に関しては、ハーバ利用者は知っていますが、この様に文章化された事実を見ると、この様な経営者へハーバー管理を任せられないと誰でも思うことになります。7月の会議で退任要求の大合唱が起こるわけです。

 故福島氏の書かれた文(1項)を熟読して頂きたいとおもいますが、猫に小判です。
追加  神奈川県セーリング連盟に送付された「抗議文」です。関係団体への送付文には、抗議文の要約が書かれておりますが、セーリング連盟に送られて来たものを読むとなぎさパークの野沢社長の考え方が良くわかります。
個人を非難、ハーバー利用者の意見は無視、何も根拠が無いのに安全性が向上とか主張する、素人がハーバー管理に手を出して最悪の状況になっていることが良くわかります。

抗議文のおかしな部分(全体ですが、特に問題あるところ)を添削、修正してみました
抗議文のコメント
と比較してアップします


加 

9月27日に署名を神奈川県副知事に提出しました。
   署名数は2391名でした


9月30日になぎさパークの野沢社長がおしらせの3をHPに掲載しています。

個人情報を無断でアップ、事実と異なる事を見てきた様に書く、学生のレポートでしたら即返却、書き直しさせられるレベルでこんな文章を世間に晒せる感覚を疑う様な物です。
 次のfacebookにこの件に関して詳細が書かれていますので、参照ください。

これだけ事実と異なる事を自社のHPに掲載する事は犯罪です。社長の責任は重大です。
パワーハラスメント、人権侵害、てんこ盛りです。この会社の社長はコンプライアンスを知らないのですか?

◆定年再雇用制度に関して社長は知らない様に思います。
 内容に矛盾していることが沢山書かれています。定年再雇用制度が定められてから、なぎさパークも65歳までの再雇用制度を採用しているのだと思います。
この制度では、再雇用に際して役職を維持させることは何の問題もありません。単に会社の人事的な事だけで、どこの会社でも行っていることです。
 定年だからハーバーマスターの職を解き、顧問にした様に書いておりますが、実際は定年ご2年間は課長職につかせて、その後に高齢だから若い人に交代させるとして現状にしています。交代した人はもっと高齢でした(笑ってしまえるところです)
すなわち、彼等の文章の通りだと現在の所長兼ハーバーマスターは如何に説明するのでしょうか。 この方は桑名氏より年上で、定年をとうに過ぎ公園維持班で仕事をしていた人です。

 こんな屁理屈、矛盾のある掲示を出す意図が実際はわかりません。単なる嘘つきなのでしょうか。しかしながらセーラーにとってリスクを増加させるわけで、この悪徳性は許しがたいところです。
「ベテランのハーバーマスターがおり、全て安全に行われています」と書かれていますが、何時までもこんな嘘が続くのでしょうか。
   
◆10月13日から16日 江の島オリンピックウィーク◆
 この大会はオリンピックウィークの名称ですが、2020年オリンピックではなく1964年のオリンピックを記念して数十年継続されている国際大会です。
例年数名の海外からの選手が参加しますが、今年は10種目で14か国50人以上の海外選手の参加がありました。

なぎさパークはオリンピックに関しては県から何も連絡無い(指定管理の業務外)との立場で全く役にたたず。準備も滞る次第でした。実際に事務処理を出来る社員がおりませんでした。海外から40FTのコンテナは来るし、外国選手団への対応、コーチボートの運用やハーバー準備に対しても何も役に立たない始末です。
結局、県から直接旧ハーバーマスターの桑名氏に準備の対応をするように依頼が入り、やっと大会準備体制が整いました。

 会社全体の組織だとか皆で対応とか言っているけれど、いざ実施となると誰も何もしない体制が暴露してしまった次第です。理屈だけ言うのは簡単ですが実行できなければまるで意味がありません。掲示で社員が働けるのなら簡単なものです。全く経営能力、マネージメント能力が無い事が暴露しました。
現場を知らない社長の体質が明確に表れた訳ですが、今まで何人も現場に精通している人を邪魔になるので排除して自分の言うことを聞く人を残してた結果です。
10   10月14日のなぎさパーク掲示
オリンピックウィークに何も対応しない非難をかわす意味なのか、14日の金曜日に「自己自慢の掲示」を出してきました。

9月30日のなぎさパークのお知らせは10月4日にハーバーの掲示板と通路の壁に掲示しておりました(4日はハーバーの休みの日です)それが翌日の5日に神奈川県の職員が剥がしていったそうです。そんな事で、今回から掲示は無くHPに掲載だけにしたようです。
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 ◎3トンクレーンの故障◎ 10月16日(日)

 実際は15日(土曜日)の夕方にクレーンの旋回用駆動部が壊れました。
昨年12月にモーターが過負荷で壊れ、モーターにリード線の巻直しをしています。
モーター過負荷とは、モーターが悪いのではなく、その先に減速機とか軸受が悪いから過負荷になるのです。当然応急処置と別に、部品更新をその時点で検討し、部品手配と交換工事の設定が必要です。当然の事、理屈のみの社長には想像もできないでしょう。

 16日(日)はオリンピックウィーク最終日で、終了後に運営艇を陸揚げする必要があります。スロープをホークリフトで引きながら船台に艇を乗せる等の事を朝言われたので、小型艇ならまだしも、大型艇は重くて水中で正確に船台に乗せられないことと、陸に上げたら船台の上での移動は重くてできないことで、絶対にクレーン車を手配するように海上から電話しました。
結局なぎさパークで他のマリーナの協力でクレーン車を見つけて午後3時にハーバーに到着して作業を開始になりました。

 多くの艇が順番を待っていたのですが、最初にEYCジュニアの艇がクレーン車で上げる事になりました。現場指揮して玉掛けを担当する人が何時ものクレーンオペレーターでなく、9月から20Tクレーンの担当になった人でした。多分、まだ経験不足の為、危うく艇が傾いたまま吊上げそうになりました。
艇側の吊ロープや金具が切れたり破損したら大事故でした。通常のクレーン操作する人からも厳しく艇の種類を確認して吊る様に指摘されていました。

理由は運営艇の中には、荒天の走行性能を保つ為に深いV字の船体の艇があります。停止中はV型船体なので揺れが大きく安定しないので、コックピットと船底の間に海水を充満して艇を沈めて安定させる構造です。
この場合、クレーンで上げる時は一旦船尾を海面から少し上げて中の海水を排水してからクレーンで持ちあげる必要があります。それを行わないと海水(100~300KG)が船首の方に移動して艇が倒立する危険があります。
普段から3tクレーンの操作に関わっている人なら、どの艇がその様な仕組みになっているのか理解していますが、初めてで、その上外部のクレーン車に対して玉掛けして指示を出すのは無理だったわけです(本人には気の毒ですが、現場で色々先輩から教えられて経験する事が重要です)

この様な事がハーバーマスターの復帰を願う利用者の人達も感じていることなのです。ある失敗をすれば、海では取り返しのつかない結果になるからです。
すなわち一般の艇の船長、消防でレスキュー経験者が実際に荒天の海でレスキュー対応できるのだろうか(セーリングボートは沢山の種類があり、それ相応に取扱いがあります。クレーンは静止した陸上での作業すが、荒天での海面での作業は簡単に全てを習得できるわけではありません)

なぎさ社長は現場知らないから、皆で共同でレスキュー作業に関わる云々言えるのですが、選ばれた人が行う作業です。

運営艇をクレーンで上げ下ろしするだけの仕事で免許があれば誰でもできると考えたら必ず落とし穴があります。
クレーンで吊るために、各ボートの吊用のロープも重心位置を考え、前後のバランスを細かく調整する様な事を我々もクレーンオペレーターとの間で行っているわけです。

 何回も述べますが、荒天時のセーリングボートのレスキューは海上保安庁では行う艇の装置も技能もありませんので結局今まで桑名氏が行てきたわけです。
簡単に船舶免許を持っている、蘇生技術があるだけで行える作業ではありません。数多くの艇種に合わせて、沈艇を引き起こす作業とか、曳航する方法があります。多数の沈艇が出た場合は当然レスキューの順番を決定する必要もあります。江ノ島の海域、網の位置を十分に知って、順番を決める必要もあります。

 現在の海の出られない名目上のハーバーマスターなど論外ですが、簡単に外部からの人が対応できる(当然相当の訓練期間が必要)と考えている様な現場を知らない社長の危険さをハーバーに利用者は皆さん理解しているわけです。
 12  何が問題なのか
1) なぎさパークは指定管理を入札で受注して現在のハーバーの管理会社になりました。

  入札には当然他のライバルが存在します。従って、入札時に入札金額と一緒に発注仕様書に対して、自ら実施する事業内容を色々書いて提出します。
これらのプロポーザル書類も金額と一緒に審査され、点数化されて評価の対象となります。なぎさパークはハーバーマスターを役職としておき、荒天時の海上対応を行い、海保、県警、セーリング団体を海上統括して指揮する旨を宣言しています。これは当然良い評価です。
処が4月以降、ハーバーマスターは所長が兼任、この方は海に出る事は無いし、元々県の職員で海の団体を荒天時に統括して指揮なんて無理な方ですが、この方の存在をベテランのハーバーマスターとしてハーバー利用者や神奈川県へ回答しています。これは、最初の入札条件を無視しているわけで、明らかな違反行為です。

2)ハーバーマスターを単なる課長職としてしか今もって認識していない事。
オリンピックを迎えるハーバーにおいて、これからも海外からの選手が来て、多くの国際レースが実施されまう。当然、ハーバーの顔としてハーバーマスターに海域、環境、ハーバ―利用、その他海事事項を聞いてきます。今まで数十年江の島の海域を知っている人を何故外す必要があるのか。その代わりは名義だけで実体がない。9月から2名社員を入れるとのことですが、彼等がそれだけの実績があるのかも示していない。

今後育てるでは、安全対策にはならない。何故なら危険は育つまで待ってはくれないからです。これは自然環境でのスポーツを行う人にとっては常識です。
後に添付した事業計画書にも書かれたいますが、なぎさパークのハーバーマスターは長年の救助活動で海上保安庁長官の感謝状を受けています。その他レスキュー、安全管理の面で保安庁、警察から何回も表彰されています。
この事を、なぎさパークが指定管理取得時に県へ提出した今後の事業報告へ自社の実績として掲載しているわけです。
何故、2年後に掌を返したように、新しいハーバーマスターが必要になるのでしょうか。
単に社長が個人的に気に食わない事を、色々理屈付けているだけだとハーバー利用者は受け取っております。

3) 周りからの指摘に対して反撃するだけで反省、改善が無い。これは企業とて一番悪い状況では。
 
4) 会社に対して、間違ったことをしている場合、内部通報制度、会社法による内部統制が法政化されています。コンプライアンス、パワーハラスメント、セクシャルハラスメント等の言葉は、内部統制による会社法に規定されている考え方です。
しかしながらこれらの制度の欠点として、これら制度は社員が問題をおこし、会社が被害を受ける事を防ぐ目的であるわけで、社長が犯罪を起こした場合、これらの法律で対処が困難な事です。
従って、社長の犯罪に対しては、社長に経営権を委託した株主の責任になります。
現状のなぎさパークの社長の独断専行、パワハラ、セクハラの噂もあります。なぎさパークの株主の方々の早急な対処をお願いしたい次第です。

ここに株式会社なぎさパークが作成して神奈川県に提出してH26年度の事業計画書抜粋を添付します。この事業計画書作成時点では、ハーバーマスターは桑名氏を継続して担当して、当面は人員の補充は行わない。地元(江の島)からの雇用は重視する等書かれております。
また、海上での活動、津波、地震時の災害対策について、ハーバーマスターが重要な役割を行う旨の記載があります。
更に、会社の存続を保つ為に、コンプライアンス重視を強調し、会社法の内部統制を備える会社の様な記載もあります。この様な文章での県への報告と大幅に異なる現状を対比してみることが出来ます。(事業計画書のコメント付要旨を添付します

色々な資料をリンクしていますが、それらを見ていくと、いかに江の島ヨットハーバーが危機的な状況かがわかると思います。

神奈川県セーリング連盟の署名により、ハーバーが改善されることを期待しています。
 最近の情報
 なぎさパークは年間2回、江の島の利用している団体等と利用者説明会を開催する旨を指定管理入札時に宣言しています。当然、年度計画にも計上されています。

 処が、一方的な掲示だけで、今年度は一度も利用者への説明会を開催しておりません。
ハーバー管理に関して、まるでやる気のない状況であるとみるべきであり、藤沢市ヨット協会は神奈川県に指導すべきと申し入れました。

 4月以後の不法な状況を野沢社長に利用者説明会でチャンと説明させるように指導するべきと申し入れた結果、県からはなぎさへ伝えると回答がありました。

 予定では10月と3月の2回実施になっておりますが、すでに12月ですが何も利用者へ連絡が無い状態です。このままの不法な状況を続けるなら、指定管理を解除すべき事を神奈川県に申しいれる必要も有るのかと考えております。 

NEW
なぎさパークのHPにトンでも掲示が(12月8日)
題名「県民及び利用者の皆様へ -神奈川県の不当な対応についてー 」

この問題は、7月の県が主催したオリンピック準備のためのハーバー利用者説明会から表面化しました。当然、4月に今までのハーバーマスターを若返りを目的に辞めせ、代わりに何も経験無いし、若返り方針に逆行する人をハーバーマスターに据えたなぎさ社長に対して利用者は良い感じは誰も持っていませんでした.
レスキュー以外でも今までハーバーマスターに聞けば即回答を得られる事にもなぎさパークが責任放棄している状態に不満が高まり、7月の説明会で爆発したわけです。

その対応として8月1日になぎさパークがHPとハーバーに掲示を貼りだしました。掲示の内容をみて、あまりにも嘘の多い文章にびっくりしたものです。役人の作成する文章は、上手下手に関係なしに、内容に関して後で突っ込まれても言い訳ができる、言い換えれば確証がある事しか述べない。あるいは後で問題化される様な事は書かない。これは多分新人の時から教育されるのでしょう。それに反する文章だったのです。
多分、神奈川県から7月の説明会での利用者の意見に対しての説明を行う様に指導されての掲示であったと考えます。基本的にそれに正面から回答をしておりません。

その後も、何回か張り紙とHPの掲示の事柄は、自社社員の個人名をだしたり、更に外部の団体の会長名をだしたり、名誉棄損で訴えられる様な事を平気で掲示しています。
全く最悪の文章を平気で晒しておりました。(更に内容が小学生レベルの言い訳と嘘の羅列ですので、酷い文章にかわりはありません)

今回の内容も読んで頂ければわかりますが、酷く恥ずかしい内容です。
まず、なぎさパークは株式会社ですが、一体誰の会社なのかを理解していないと思います。社長は自分が一番偉いからパワハラしても全く問題ないと思っているだけでなく、この会社は自分の物だと思っている様です。
株式会社は誰のものかと言えば、当然の事、株主のものですね。これは基本です。
神奈川県が40%、藤沢市が20%の株主で、あとは小田急、江の島水族館等々です。神奈川県は一番の株主であり、社長は株主から経営を委託されている存在です。株主が社長に経営を委託して求める事は、株式会社としての利益を確保する事と、順法精神に元ずく会社の経営です。
社長のパワハラが世間に知れ渡る様な事を株主は望んでいません。

外部団体が社員の人事に関与するのがケシカラン等と書かれていますが、なぎさパークの対象となる仕事はセーリング利用者です。ディンギーとクルーザー利用者がお客様です。その利用者が所属する団体が神奈川県セーリング連盟であり、日本セーリング連盟です。外部の圧両団体ではなく、利用者の団体からの安全体制に関する不安からの要求であることを理解していません。全く情けない状況です。花を植えるより、利用者の求める安全確保や情報の提供が本来の仕事です。

 海上でレスキューが必要になった時に、先月入社した人に電話してレスキューを依頼しますか?
自分の命がかかっているし、大事な艇をハーバーまで無事に戻したい時に、セールボートの経験の無いと判っている人を呼びますか?
個人の能力でなく、皆で協力して対応と言われても、単に船舶免許を取得しているだけの人に頼みますか? 訓練中の人に頼むでしょうか?
実績があり、この人なら頼れると確信がある人に依頼するのが当然です。この事を利用者の方々は求めていて、その考えを否定して、単に名義だけのハーバーマスターがいる事で、万事問題ないと常に掲示に書いているのですから、利用者が怒るのは当然です。

海上保安庁や水上警察が江の島には常駐していますが、彼等にディンギーのレスキューをお願いする事は誰も考えません。何故なら非常にリスクがあります。人命救助は行いますが、大事な艇は放棄されます。後始末は自分でしなければなりません。其れとディンギーがレスキュー状態になる事は海難事故ではありませんが、保安庁に依頼すると海難事故になってしまうのです。

沈して自艇にトラブルが起きた場合、ラダーが無い、センターボードが無い、マストが折れた、水船で排水できない様な艇をハーバーまで曳航するには技術と経験がいります。操船技術だけでは対応できません。曳航する艇の種類、構造を把握できて、更に海面の状況を考慮出来て初めて壊さないで曳航が可能となるのです。
これを確実にできる事で、江の島のハーバーマスターはセーラーから信頼されていたわけです。

 なぎさ社長はハーバーは単に艇を置いてある駐車場。レスキュー活動は人数がいればどうにでもなる。駐車違反の車をけん引する程度の作業と考えている様です。実際に荒天時の海上での作業の経験も無い、またそれを知ろうともしないで自らの経営方針を強要しているだけの様に見えます。ハーバー利用者から見れば、一番危険な経営者です。

 神奈川県が対応するのは、なぎさパークの一番の株主だからです。利用者から多くのクレームがありました。どれほどの人が、江の島の状態を危惧しているのかは県セーリング連盟が実施した署名運動で明らかになったわけです。株主として自分達が経営を委託した社長に状況の是正を求めるのは当然の事です。
 12月8日の掲示を見ると、社員が書いている形式ですが、これは社長自ら書いたのでしょう。あるいは社員に書かせたのでしょう。株式会社に関しても無知であることを示しています。

 ◎コンプライアンスの意味を理解しているのでしょうか。
 自分達は、競争入札で今の仕事を獲得したわけです。その時に競合他社より有利性を出すために色々な提案を行っています。受注したら、その提案は実行しなければなりません。もし、それを無視するのなら、入札の公平性が侵されます。指定の取り消しに該当します

 カルロス・ゴーンはコミットメントと言う言葉を重視していますが、入札時に提出した事業計画書は単に理想を書いたわけではなく、なぎさパークが受注した場合の必ず実施すべきコミットメントです。そこにはハーバーマスターが持つべき必要能力、行うべき仕事が書かれたいます。同じ内容が受注後に事業計画として県へ提出されています。ハーバーマスターは荒天時にレスキューが必要になった状況において、保安庁、警察、セーリング団体を統括して海上の指揮を執る云々の役割が書かれています。現状のハーバーマスターはこの業務を実行できる人ではありません。自ら規定しているハーバーマスターをハーバーに従事させていません。これは重大なコンプライアンス違反です。そして4月よりベテランハーバーマスターがいますと掲示にも書くし、神奈川県にも報告していることは、全くのコンプライアンす違反ですし、犯罪です。これは企業の犯罪、社長の犯罪に他なりません。

10月に実施する予定の利用団体への説明会は12月になっても何も連絡がありません。
これもコミットメントです。ここでもと自分達の役割を行っていません。そして自分達の仕事が何であるかの理解をしてほしいものです。利用者説明会には、社長が主席して今までの状況を利用者と説明すべきです。一方的に掲示とかHPに掲載して、自らの意見は伝えるが、相手は無視する様な事は許されるはずもないでしょう。勇気があるなら出席してください。
7月の県の説明会場に居ながら、利用者から色々批判意見が出ても何も説明をしないで逃げたと江の島の利用者から「臆病者と批判する意見書」が提出されたそうですが、利用者に向き合い説明する勇気は持ってほしいものです。

来年度のなぎさパークのカレンダーは、ハーバーで販売するのにディンギーの写真が1枚も無い物です。従来は毎月異なるセーリングボートの写真でしたが今年は対決姿勢ですか。自らの仕事の相手に喧嘩を売るような企業がやっていけるのでしょうか?