カトリック雪ノ下教会の歴史

 この左の写真は、カトリック雪ノ下教会の聖堂外側正面の壁画『絶えざる御助けの聖母』のモザイクを写したものです。当教会は絶えざる御助けの聖母に捧げられています。創立の時より当教会は、絶えざる御助けの聖母とは不思議な縁によって結ばれています。

 1948年5月に、カナダのレデンプトール会セント・アン・ド・ボープレ管区より三神父(カンパニヤン、レベック、ドモンティニ)が来日し、聖母に対するノベナを捧げたことによって見つかったのが、鎌倉の当教会発祥の地です。奇しくも、絶えざる御助けの聖母の祝日、6月20日でした。
 また、小数区が発足して、教会が脇田司教によって祝別されたのも、奇しくも、翌年1949年の絶えざる御助けの聖母の祝日である6月19日でした。

 『絶えざる御助けの聖母』の原画は非常に古く、長い間クレタ島で崇敬を受けていましたが、15世紀にローマの聖マタイ聖堂に移されました。聖マタイ聖堂はフランス革命の際に破壊されましたが、19世紀になって、聖画は摂理的な出来事によって発見され、レデンプトール会の創立者の聖アルフォンソに捧げられた聖堂に戻り、多くの人に崇敬を受けるようになりました。この聖堂が聖マタイ聖堂の跡に建てられた聖堂だったからです。そうした理由で、絶えざる御助けの聖母は、レデンプトール会とは深い縁によって結ばれています。雪ノ下教会でも、絶えざる御助けの聖母の信心会が毎週開かれ、多くの信徒によって崇敬されています。鎌倉八幡宮に通じる若宮大路を見下ろす雪ノ下教会の聖母のモザイク画は、信徒ばかりではなく、一般市民や観光客に親しまれています。夕日を受けたこの聖画の輝きは、まさに聖母のすべての人を愛する光に思われます。

年 譜
1948年…
カナダより3人の神父横浜港へ到着…レデンプトール会レベック、ドモンティニ、カンパニア神父。
6月20日・ 雪ノ下教会の始まり(鎌倉市小町)

1950年…
4月・ 敷地内に横須賀清泉小学校分校が開校、聖歌隊発足
1951年…第一回バザー開催
1958年…新聖堂竣工
1959年…グロリア少年合唱団発足
1964年…小教区創立15周年を記念してオープンハウス開催
1979年…ベトナム難民を招いての復活祭パーティー
1981年…後楽園球場で、ヨハネ・パウロ二世教皇のミサ
1988年…レデンプトール会来日40周年記念ミサ
1992年…旧修道院お別れのミサ、遺跡発掘調査
1994年…新しい信徒会館完成
1999年…小教区創立50周年記念ミサ
2008年…4月・横浜教区に移管される



創立当時の鎌倉市小町の修道

3神父を乗せて横浜港に着きました 1948年創立当時の鎌倉市小町修道院 創立当初の3神父
左からカンパニヤン、
レベック、ドモンティニ


《日本におけるレデンプトール会の広がり》

 東京準管区について…レデンプトール修道会が始めて日本の土を踏んだのは1948年5月8日のことでした。当時の日本では戦争が終わり信教の自由が確立され、キリスト教への関心が高まっていました。しかし国内には期待に応える充分な数の聖職者がいなかったため海外から多くの修道会が布教のために来日しました。その状況の中、横浜教区司教の招きに応じたのがカナダのケベック州にあるセント・アン・ド・ポープレ管区で、まず鎌倉、そして翌年東京に修道院を開設されて、小教区での司牧を中心に活発な活動が行われました。やがて宣教は信州にもおよび1955年に準管区に昇格しました。セント・アン・ド・ポープレから1ケ月遅れで大阪教区司教の要請で来日したのが、同じくカナダのトロント管区から来た会員たちです。京都府の丹後地方を開拓し各町村に教会を建てるほど精力的な活動を行いました。1951年に準管区に昇格、1956年大阪に吹田教会を創建、1982年に東京準管区と合併しました。

《レデンプトール会最初の教会》

 世俗を捨て1726年12月、30歳でアルフォンソは司祭に叙階されました。前にもまして貧しい人々への福音宣教に全力を傾けました。しかし余りにも熱心に布教活動を行ったため健康を害しスカラという山村に静養に出かけることになりました。ところがここでアルフォンソはナポリの貧民街よりも貧しく霊的に見放された人々がいることを知ったのです。
 彼らは司祭に出会う事もなく宗教的に無知のまま辺境の田舎で暮らしていました。アルフォンソはさっそくに神の愛を説き、洗礼や許しの秘跡を授け村人を救いへと導きます。最も悲惨な状態にある人に奉仕することが神から与えられた責務と自覚し、同志を募り修道会をスカラの地に1732年11月9日に創立しました。当時、ナポリ国王と教会は対立していたため様々な試練がありましたが1749年2月25日教皇ベネディクト14世は正式に認可されました。アルフォンソ52歳の時でした


カトリック雪ノ下教会・歴代の主任司祭(レデンプトール修道会)

1949〜1952、1959(7-8月)
ルイ フィリップ レベック
1953〜1959
アルマン ドモンティニ
1959〜1964
ガブリエル ブドロ
1964〜1969
イレネ ルメ
1969〜1975
マルセル ブレ
1975〜1987
吉山  登
1987〜1993
近藤 雅広
1993〜1999
マルセル フォールテン
1999〜2005
ジャン レイモンド ジラール
2005〜2007
プロヴァンシェ ロジェ
2007〜2008
井上  武



2008年に、雪ノ下教会はレデンプトール修道会から横浜教区に移管されました。

横浜教区主任司祭(2008年〜)

2008〜2012
田代 和生
2012〜2014
芹沢 博仁