かながわの古道50選を行く

かながわの古道50選を行く
当ホームページはかながわの古道50選に実際出向き古道の状況を記載している。
かながわの古道50選は神奈川県観光協会が1993年に定められたと記載されている。
身近な川崎、横浜、湘南地区へ出向いているが、数年かかる予定。
63の古道を記載しているが、文明開化の道、鎌倉7つの切通し等道ごとに記載している。
ウオーキングマップ参照と記載されている古道は古道を検索すれば参照出来る。
なお番号は筆者の整理番号で川崎、横浜から始まっている一連番号。

杉山検校の道標を追って歩く江の島道を紹介する
杉山検校が徳川幕府に仕えた時代に東海道藤沢宿から江の島詣でをする方が多かった。
藤沢宿から江の島弁財天まで検校は48基の道標を設立した。現存する12基の道標を紹介する。
道標には前面にえのしま道、側面2面には一切衆生(いっさいしゅじょう)、二世安楽と記載されている。
このコースは毎年1月に行われる藤沢七福神巡りと一緒のコースが多く、七福神巡りと合わせたウオーキングも推奨
藤沢七福神巡りのHPを参照下さい。

@白旗神社境内、藤沢から大和へ行く467号線側に設立されており、分かりにくい。

A藤沢橋、当初藤沢市役所構内に2基設置されていたが、市役所新設工事に伴い、1基は藤沢橋に移設された。

B鵠沼神明 法照寺境内にある。本来の江の島道からずれているが、説明板に記載されている様に当初は脇道が有り、1947年頃は日本精工内に有ったとの事。

C遊行通りロータリー

D石上公園内、当初藤沢市役所構内に2基設置されていたが、市役所新設工事に伴い、1基は石上公園に移設された。

E大源太公園内、当初片瀬市民センターに設置されていたが、片瀬地区の江の島道整備事業として江の島道の近くに2017年に移設された。

F片瀬小学校前。側には庚申塚が設置されている。

G光蔵寺前。

H片瀬市民センター前。道標には西行のもどり松と刻印されている。

I江の島と龍口寺への分かれ道 台楽茶前。
この道標は他の道標と異なり右江の島道、左龍口寺となっており、杉山検校ののち設立されている。

Jすばな通り 江ノ島電鉄江の島駅から江の島へ行くすばな通りで右側に設置されている。

すばな通りを出ると江の島口に差し掛かる。江の島の方へ進むこと20分で弁財天に行ける。

K弁財天から右側に下ると福石が有る。
2020年9月に杉山検校生誕410年を記念して関係団体を発起人として福石の隣に杉山検校座像が設立された。

福石の直ぐ下に杉山検校の遺跡が残る。

かながわ古道50選 川崎横浜地区

鎌倉街道(中ノ道)の下永谷市民の森付近
舞岡町より下永谷市民の森西端部を通り柏尾町と上柏尾町の境まで南北に古道が残る。

JR横須賀線 戸塚駅から徒歩50分程度 東戸塚駅から徒歩40分程度。横浜市営地下鉄舞岡駅から徒歩20分程度 神奈川中央バス不動坂バス停より徒歩20分程度
鎌倉街道(下ノ道)の餅井坂付近
横浜市南区別所3〜最戸2丁目近辺、急な坂が多く、近くに最戸公園が有る。

京浜急行線または横浜市営地下鉄、上大岡駅から徒歩20分程度。
金沢道の能見堂跡付近
江戸時代の名勝金沢八景の地。能見堂跡に「金沢八景根元地」の標石が残る。

標石は日陰で見にくい。雨の日の後は2,3日道がぬかるのでキャラバンシューズを推奨する。

京浜急行金沢文庫駅より徒歩30分程度、能見台駅から徒歩40分程度。分かりにくい。
鎌倉街道(下ノ道)の餅井坂付近
横浜市南区別所3〜最戸2丁目近辺、急な坂が多く、近くに最戸公園が有る。

京浜急行線または横浜市営地下鉄、上大岡駅から徒歩20分程度。
文明開化の道(馬車道)
江戸末期から明治初期にかけてかながわの”文明開化”を代表する道。
重要文化財、旧横浜正金銀行本店本館跡で現在は神奈川県立歴史博物館になっている。
神奈川のまちなみ100選にも指定されている。現在は観光客でにぎわい常に人と車の往来が多い。


JR京浜東北線 桜木町駅または関内駅から徒歩10分程度。
ご推奨する近辺の散歩:徒歩10分程度で横浜港大さん橋国際客船ターミナルが有る。関東の冨士見百景に指定されている。

文明開化の道(海岸通り)
江戸末期から明治初期にかけてかながわの”文明開化”を代表する道。
山下公園通りから桜木町方面へ歩くと海岸通りが開かれ正面にランドマークタワーが見える。

JR京浜東北線 桜木町駅または関内駅から徒歩10分程度。
ご推奨する近辺の散歩:南の方へ徒歩10分程度で山下公園通りの山下公園へ行くので山下公園の散策を推奨する。かながわの景勝50選、公園50選に指定されている。


文明開化の道(中華街)
江戸末期から明治初期にかけてかながわの”文明開化”を代表する道。
「 中華街の門は4つ有り、東の「朝陽門」、南の「朱雀門」、西の「延平門」、北の「玄武門」であるが、下記は朝陽門、朱雀門。循環バスあかいくつが運行されている。
神奈川のまちなみ100選にも指定されている。現在は観光客でにぎわい常に人と車の往来が多い。

JR京浜東北線 石川町駅から徒歩10分程度。
文明開化の道(山手本通り)
江戸末期から明治初期にかけてかながわの”文明開化”を代表する道。
「 神奈川のまちなみ100選にも指定されている。一通りは割と少なく閑静の住宅街が多い。女子大学、高校が有るので通学時間帯は賑わう。

JR京浜東北線 石川町駅から徒歩10分程度。
ご推奨する近辺の散歩:近辺にはみなとの見える公園、外人墓地等の散策を推奨する。名所旧跡が多い。かながわの景勝50選に指定されている。

周辺の元町公園、貝殻坂では桜が綺麗に咲く。

矢倉沢往還の溝口付近
二子の渡しからの物流路だった。第1ホテル前には「庚申塔と大山道標」、「陶芸家 浜田庄司生誕の地」の碑が立っている。

JR南武線 武蔵溝の口駅 または東急、田園都市線 溝の口駅下車 第一ホテルは徒歩3分程度。
大師道
大師道は川崎宿、六郷の渡しから通じていた。道標(弘法大師の道)は、現在、境内に移されている。

京浜急行川崎から大師線乗車 川崎大師から徒歩15分程度。
かながわ古道50選 鎌倉三浦半島地区

若宮大路
源頼朝が1182年に造営した鶴岡八幡宮の参道、由比ヶ浜へと一直線に延びる。鎌倉の都市建設もこの道を中心に行われた。
神奈川のまちなみ100選にも指定されている。現在は観光客でにぎわい常に人と車の往来が多い。

JR横須賀線 鎌倉駅から徒歩5分程度。
鎌倉の切り通し(極楽寺坂切通し)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

江の島電鉄 極楽寺駅から徒歩10分程度。
ご推奨する近辺の散歩:国道134号線に歩くと稲村ケ崎、七里ヶ浜の名所旧跡が有るので是非寄って頂きたい。江ノ電のフリーパスを推奨。
左側に江の島、右側に富士山、七里ヶ海岸の一望が見える。かながわの景勝50選に指定されている。

関東の冨士見百景にも指定されている。また北斎の富嶽三六景もこの近辺である。

鎌倉の切り通し(大仏坂切通し)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

藤沢寄りの次のバス停、火の見下から大仏ハイキングコースへ入ると2程度で大仏切通の案内板が有ります。ここが本来の切通と思われます。

江の島電鉄 長谷寺駅から徒歩10分程度。 鎌倉または藤沢から江ノ電バスか京浜急行バスで大仏坂降車で直ぐ
極楽寺切通から峠越え(ハイキングに近い)で大仏坂を降りるルートを推奨(徒歩20分程度)
鎌倉の切り通し(化粧坂)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

化粧坂は急な坂なので自転車では難しい。登ると源氏山公園と源頼朝の像が有る。

JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩40分程度。亀ケ谷坂から来ると思われるので亀ケ谷坂から徒歩15分程度
鎌倉の切り通し(亀ヶ谷坂)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩20分程度。人通りが少なく寂しい坂、これから進むと化粧坂に行く。
鎌倉の切り通し(巨福呂坂)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩30分程度。亀ヶ谷坂から10分程度。現在通行止めとなっている。

鶴ケ岡八幡宮北口から徒歩5分程度で、巨福呂坂の碑と道祖神の碑が有るが、こちらも途中から現在通行止めとなっている。
鎌倉の切り通し(朝夷奈切通し)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

20分程切通が続いて当時の状況が分かる。標石は日陰で見にくい。近くに熊野神社が有る。雨の日の後は2,3日道がぬかるのでキャラバンシューズを推奨する。

京浜急行バスで鎌倉から十二所下車で鎌倉口から入るか金沢八景駅より大道下車で八景口から入る。いずれも徒歩20分程度。
鎌倉の切り通し(釈迦堂切通し)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

JR横須賀線 鎌倉駅から徒歩30分程度。人通りが少なく寂しい坂、がけ崩れにより現在通行止めとなっている。
鎌倉の切り通し(名越の切通し)
七口の切り通しは、鎌倉へ人と物との流入の急増に伴い整備された出入口と言われている。

JR横須賀線 鎌倉駅から逗子方面へ徒歩30分程度。横須賀線踏切を渡ると目印が有るが狭く寂しい切通し。
ご推奨する近辺の散歩:坂東三十三観音の第一番、杉本寺(京浜急行バスで鎌倉から金沢八景行バスで杉本観音下車)。経由で
報国寺からのハイキングコースで衣張山へ登ると絶景の富士山が見える。その後、名越の切通へと向かう。

浦賀道の十三峠付近
浦賀道は保土ヶ谷宿で東海道から分かれ、六浦から浦賀まで通じた。

横須賀から京急バスで長浦下車徒歩20分程度。
古東海道の披露山公園付近
日本武尊が弟橘姫と共に通ったという伝説の道。走水へ向う古東海道の一部と推定されている。
関東の冨士見百景に指定されている。相模湾から、江の島、七里ヶ浜、富士山、葉山の街並みの眺望は素晴らしい。

鎌倉から京浜急行バス逗子行きで披露山公園入口で下車徒歩10分。
古東海道の上山口付近
三浦半島を横断し房総半島へ渡る古東海道の一部で、中世は鎌倉道、近世は浦賀道と呼ばれた。

JR横須賀線逗子から京浜急行バス逗子行きで葉山大道下車徒歩20分。または衣笠行か湘南交際センター行バスで滝の坂で下車。

滝の坂バス停横に新善光寺が有る。旧道を進むと庚申塚碑が有る。そのまま上山口小学校、上山口バス停まで旧道を進む。
三崎道のなもた坂付近
なもた坂は、新井城が後北条氏に攻められたとき、身重だった三浦道寸の側室が戦火を逃れてきた場所といわれる。

近くに真光院が有る。なもた坂の標識が見つからない。

京浜急行で三崎口下車し京浜急行バス油壷行きで小綱代徒歩10分程度。
かながわ古道50選 湘南地区

京鎌倉往還の旧相模川橋脚
中世、京都と鎌倉とを連絡した道。小出川の付近に旧相模川の陸脚が残る。

JR東海道線 茅ヶ崎駅から東海道を徒歩40分程度。鶴嶺八幡宮から徒歩から20分程度。
鶴嶺八幡宮松並木付近
東海道から鶴嶺八幡宮の参道には、昔ながらの松並木が残っている。

JR東海道線 茅ヶ崎駅から徒歩20分程度。
ご推奨する近辺の散歩:鶴嶺八幡宮の入口は旧東海道、国道1号線で有るが、関東の冨士見百景の鳥居土橋(左富士)が有る。

東海道の押切坂付近
大磯宿と小田原宿との間の街道筋で、武士や商人たちの通行でにぎわいをみせたと思われる。

JR東海道線二宮駅下車、東海道を西へ徒歩30分。
ご推奨する近辺の散歩:JR東海道線二宮駅下車 吾妻山へのコースが有る。関東の冨士見百景に指定されている。

東海道の大磯松並木付近
かっての東海道をしのばせる大きな松並木が大磯中学校から滄浪閣の間に続く。近くには上方見附跡が残る。

JR東海道線大磯駅下車、東海道を西へ徒歩20分程度。東海道線沿いの近道だと10分程度で行ける。
ご推奨する近辺の散歩:そのまま東海道を西に歩くと10分程度で。県立大磯城山公園に辿り着く。関東の冨士見百景に指定されている。
10月から3月の晴れの日は絶景の富士山が見える。その後、東海道を徒歩で40分程するとJR東海道線二宮駅に辿り着く。

中原往還の中原一里塚跡付近(平塚市中原)
江戸と平塚中原を連絡し、古来は奥州街道とも言われた。中原御殿跡には中原小学校が建っている。


近くには谷川と谷川橋の碑が残る。

JR東海道線平塚駅駅下車、徒歩50分程度。神奈川中央交通のバスで平塚共済病院(平塚から10分)下車だと徒歩10分程度で行ける。
江の島道の江の島・片瀬付近
杉山検校の道標を追って歩くはTOPへ
東海道遊行寺坂から江ノ島までの間には杉山検校の道標が残る。今回は藤沢駅から徒歩20分程度の新林公園口から紹介する。


新林公園口から徒歩40分程度で江の島口に差し掛かる。江の島の方へ進むこと20分で弁財天に行ける。

江の島口は小田急線江の島から徒歩3分程度。江ノ電江の島から5分程度で行ける。
ご推奨する近辺の散歩:弁財天から江の島奥へ進むと春は桜が綺麗。徒歩20分程度で江の島の稚児ヶ淵と岩屋が有る。神奈川の景勝50に指定されている。絶景の富士山が見える。


大山道(田村通り)の四つ谷
大山道(田村通り)の四つ谷は東海道四ツ谷口より一宮を経て田村の渡しを渡り大山に至る。四谷不動(大山道標)の碑が四谷地区に残る。


JR東海道線辻堂駅下車、北へ徒歩20分程度。
田村の渡し付近
当時の相模川には田村の渡しが有った。神川橋平塚側より南へ100m程歩くと道標が残る。

寒川神社より徒歩30分程度で相模川、神川橋を渡ると道標に辿り着く。平塚からバスで25分程度
寒川神社参道
一之鳥居から境内南側に至る参道で松と桜の並木が道沿いに続く。

JR東海道線茅ヶ崎駅から相模線に乗り換え、宮山下車南へ徒歩10分程度。(寒川駅下車の場合には北へ徒歩30分程度
かながわ古道50選 松田地区

足柄峠付近の足柄古道:南足柄市
箱根登山鉄道バス地蔵堂下車。本数が少ないので注意。

地蔵堂から足柄古道が78号線と並行して足柄峠まで続く。

足柄万葉公園を過ぎると足柄関所跡が残る。金太郎の像がある。足柄峠からは絶景の富士山が見える。神奈川の景勝50選にも指定されている。

JR東海道線、小田原からバスで仙石下車で金時山から足柄峠のコースも有る。(逆コース)
大雄山最乗寺参道:南足柄市大雄町
樹齢500年を超える杉の木が残り、仁王門から天狗の小道が有る。神奈川の古道50選にも選定さえている。

JR東海道線、小田原から大雄山線で大雄山下車バスで道了尊下車。宮城野、明神ヶ岳経由のハイキングコースも有る。
足柄街道の松田惣領付近
奈良時代より利用された京都・板東間の官道で酒匂川を渡り、秦野方面に通じる街道であったといわれる。

JR御殿場線 松田駅または小田急小田原線新松田駅下車し南へ徒歩10分程度。文久橋にさしかかる。富士山の絶景が素晴らしい。更に10分程南へ進むと町屋山王前バス停へ
町屋山王前バス停の手前に矢倉沢往還との交差点がある。東に向かうと25分程度で矢倉沢往還の神山、その後15分で篠窪に。

矢倉沢往還の篠窪付近
矢倉沢往還の当地は鎌倉時代は「大井の庄」と呼ばれ源頼朝が富士の巻刈を行っていた。富士の絶景が素晴らしい。

JR御殿場線 松田駅または小田急小田原線新松田駅下車東へ徒歩60分程度。またはバスで篠窪下車。
篠窪バス停から徒歩20分程度で冨士見塚に到着する。冨士見塚ハイキングコースで3時間かけて御殿場線上大井駅か、80分で小田急線渋沢駅へ行く。

矢倉沢往還の吉田島付近
矢倉沢往還は松田から十文字の渡しで開成吉田島に入り現在の南足柄市関本の人馬継立場に向った。現在、松田からは足柄大橋がかかる。

JR御殿場線 松田駅または小田急小田原線新松田駅下車南へ徒歩25分程度。足柄街道の目印が見つからない。
大山道の井ノ口付近
小田原より大山へ行く道として利用され中村より井ノ口を通過した。途中、”花籠の台”の伝承を残す。
遠藤から井ノ口方面へ歩くと弘法大師堂、一里塚、途中富士山の絶景ポイントが有る。

井ノ口から北へ歩くと花籠の台のパネル、日枝神社、遠藤原自治会館前には地蔵が残る。。

遠藤にはJR東海道線二宮南口からバスで15分程度。井ノ口へは二宮北口から秦野行きバスで15分程度で上井ノ口下車、本数が少ないので確認が必要。
奥山家古道の都夫良野付近
奥山家古道とは川村関所から奥山家3ヶ村(玄倉、世附、中川)に通じる往還の事で、現在では御殿場線山北から谷峨(または逆コース)へのコース。今回は谷峨から山北へのコースを紹介する。
谷峨から1時間程歩くと頼朝さくらが有り、咲く頃は2月下旬から3月上旬、更に歩くと山北つぶらの公園からの冨士見スポット、都夫良野地蔵堂が存在する。

丹沢湖行バス停の都夫良野入口から古道と思われる道が続く、現在は舗装されている。

古道を歩くと川村関所跡が残る。更に山北の方へ進むと御殿場線の路線僑から絶景の桜と電車が見える。

JR御殿場線は本数が少ないので事前調査が必要。
かながわ古道50選 箱根小田原地区

湯坂道

湯坂道バス停から徒歩20分程度で精進池と石仏、石塔群の石碑が有る。

JR東海道線、小田原駅から箱根登山鉄道箱根湯本下車徒歩10分程度、湯坂道の入口が有る。元箱根川の湯坂道バス停まで徒歩3時間程度
箱根旧街道
三枚橋から箱根旧道が始まる。途中箱根本陣が有る。

途中から元箱根に近い箇所は石畳みの旧道が長く、足に負担がかかる。

JR東海道線、小田原駅から箱根登山鉄道箱根湯本下車徒歩10分程度小田原方面へ戻る、三枚橋を渡る。元箱根バス停まで徒歩3時間程度
関白道の一夜城址跡付近
天正18年豊臣秀吉による小田原攻めの時代から利用されていた道といわれる。続日本100名城の一つ。参加した名将の説明板がポイント毎に設立されている。

頂上からは相模湾が見える。小田原城まで秀吉がどの様に降りたのか想定出来る。

JR東海道線、早川駅下車し徒歩50分程度、色々なルートが有る、東側からの方が名将の説明板が有り、分りやすい。
東海道の板橋旧道付近
802年富士山の噴火で足柄峠が通行不能となり、箱根路が開通したころから整備されたといわれる。道沿いに旧内野邸跡が残る。

JR東海道線、小田原駅下車し徒歩40分程度、小田原から箱根登山鉄道で箱根板橋下車5分、箱根登山バスで上板橋または板橋見附で下車すると1,2分で旧東海道に入る事が出来る。
西海子小路
小田原城周辺にあった武家屋敷跡を通る道。当時の屋敷は姿を失ったが、一戸一戸のゆとりある広さや屋敷周りに当時の姿を表している。道沿いに小田原文学館が設立されている。

JR東海道線、小田原駅下車し徒歩20程度。
ご推奨する近辺の散歩:徒歩10分程度で小田原城へ。かながわの景勝50選。天守閣からみる景色はすばらしい。桜の名所としても知られている。

熱海道の吉浜付近
江戸時代、ほぼ現在の国道135号を熱海道と呼んだ。徳川家康をはじめ諸大名の湯治道。

JR東海道線、真鶴駅下車し徒歩30分程度、また湯河原から徒歩30分程度。バスも出ている。
岩専祖畑道
石材業の発達に伴いその運搬道として、小松石の採石場より港まで連絡した道といわれる。

JR東海道線、真鶴駅下車し岩碑まで徒歩15分程度、更に15分歩くと岩海岸に辿り着く。
信玄道の三増合戦場跡付近
武田信玄が小田原城の囲みを解き甲州に戻る途中、後北条氏から大敗をきした付近といわれる。


小田急線 本厚木駅から バスで上志田下車だが、本数が限られるので田代坂上(1時間に1本程度)で下車して徒歩20分程度。
かながわ古道50選 県央地区

滝山街道と矢倉沢往還との交差部付近
下鶴間に矢倉沢往還の人馬継立場があり、また、宿として旅籠や商家が並んでいた。

小田急江ノ島線、鶴間駅下車し下鶴間方面へ徒歩20程度。
当麻道
戦国時代には当麻宿が相模川の渡しとして知られ、当麻の渡し跡の石柱が残る。昭和橋を渡ると神奈川名木100選の依知神社の名木が残る。

JR相模線 原当麻駅下車し西側へ徒歩20程度。
大山道(八王子通り)の田名付近近
八王子方面から大山へ向かう道に境川の久所の渡し、田名の宿屋が賑わった。

愛川町方面から境川の高田橋を渡ると水郷田名の碑が有る。更に10分程度歩くと水郷田名のバスターミナル。坂を上がって行くと「しろ坂」の碑が有り、県道54号線に合流する。

愛川バスセンターから大山道を通過して相模線上溝駅まで2時間程度のウオーキングも良い。
八王子街道の四ツ谷付近
江戸時代の宿場町である。座間四谷バス停前には浄土寺が有る。

小田急小田原線、座間駅下車し徒歩20程度。またはJR相模線入谷駅から徒歩30分程度
ご推奨する近辺の散歩:座間駅から北へ徒歩10分程度で坂東三十三観音 第8番、妙法山 星谷寺(星の谷観音)に辿り着く。

大山(柏尾通り)の戸田の渡し
安藤広重は戸田の渡しから見た大山を錦絵に残す。現在は境川の戸沢橋がかかっている。

JR相模線門沢橋駅下車し徒歩20程度。居合坂から歩くと徒歩30分程度
居合坂付近(海老名市)
江戸時代の「大山道」。庶民の信仰を集める大山へ、お参りに行く旅人などは、戸塚下柏尾から東海道を離れ、 この道を通り相模川を渡り大山へと向かっていた。約200m程の坂道に碑が残る。

JR相模線門沢橋駅下車し徒歩20程度。戸田の渡しから歩くと徒歩30分程度
かながわ古道50選 大山地区

塩つけ道(八王子通)(綾瀬市)
綾瀬市 六浦から八王子へ塩を運搬したと思われる道。現在では、東名高速に架かる水頭橋から南側に一部が残る。

相模鉄道相模大塚駅から徒歩10程度。碑がみつからず、分かりにくい。
日陰道(ひかげみち)(伊勢原市)
源頼朝が日向薬師参詣の際、家臣達が通った道といわれる。日陰になるので”日かげ側”という意味でこの名前がついたとの事。

途中農道を通過する。分かりにくい。

小田急線・伊勢原駅北口から神奈中バスで日向薬師行で終点2つ手前の高橋下車、直ぐ日陰道の入口が有る。日陰道を通過した後に日向薬師へ参拝する事を推奨する。
大山道の宿坊街付近)(伊勢原市)
大山道の終点となる阿夫利神社への道。バス停大山ケーブルより追分駅まで土産屋、旅館が並ぶ。

途中、女坂を通って大山寺を経由する。

小田急線・伊勢原駅北口から神奈中バスで大山ケーブル行で終点下車、宿坊街を通り過ぎる。前の停留所から歩く事も推奨する。
大山道の蓑毛付近(秦野市)
大山への西からの参詣者は小田原宿からこの蓑毛道を利用して登ったといわれる。宿場跡元宿が残る。

ヤビツ峠から柏木林道を経由して蓑毛へ向かうと途中、秦野名水 春嶽湧水が有る。

小田急線・秦野駅北口から神奈中バスでヤビツ峠または蓑毛行きで蓑毛下車。
信玄道の串川付近(相模原市 緑区)
約450年前の西暦1569年、武田信玄は三増合戦(NO47ー愛川町三増の古道参照)後、甲州に帰る際に通過した道とされている。
県道412号線の長竹三差路の信号を登り坂方面へ行くと串川グランドが有り、グランドの北の道を暫く歩くと相模の国、夢紀行の看板が有る。

更に進むと天王山ハイキングコースが有る。そのまま信玄道を進むと412号線に突き当たる。新屋敷のバス停が近い。

長竹へは相模線橋本駅からバスか三増合戦場方面の半原からバス、新屋敷は相模線橋本駅から三ケ木経由の神奈中バス。
半原から長竹三差路まで徒歩で60分程度、信玄道を通って40分程度で新屋敷へその後徒歩30分程度で三ケ木へ、三増合戦場を見学後信玄道を歩く方法も有る。
甲州街道の小原付近
甲州街道は江戸時代の五街道の一つ江戸から16里で津久井郡内に入って最初の宿場が小原宿。宿場跡が残る。

宿場内には小原本陣跡が存在する。

JR中央線相模湖駅から八王子行きバスで小原下車だが、本数が少ないので徒歩25分程度を推奨する。
TOPへ
大山道の原宿付近
八王子や高尾方面から原宿を通過して小倉の渡しへ行く道である。近くには川尻八幡宮が有る。

JR相模線橋本駅から八王子行きバスで原宿下車だが、橋本からウオーキング徒歩60分程度も推奨する。
TOPへ
全般的な感想として1993年に定められた古道50選は昔の面影を残している箇所が多いです。
また「かながわ景勝50選」を記載した石の塔の様な碑が無いので見つかりにくい道も有ります。
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[更新日 2022.12.03] [前回 2021.11.14] [前々回 2021.11.08]
[更新日 2022.12.03]大山道の原宿付近を追加しております。
[更新日 2021.11.14]大山道(八王子通り)の田名付近を追加しております。
[更新日 2021.11.08]信玄道の串川付近を追加しております。
[更新日 2021.04/19]甲州街道小原宿付近を追加しております。
[更新日 2021.03.31]奥山家古道の都夫良野付近を追加しております。
[更新日 2021.01.14]信玄道の三増合戦場跡付近を追加しております。
[更新日 2020.12.29]大山道の井ノ口付近を追加しております。
[更新日 2020.12.07]杉山検校の座像を追加しております。
[更新日 2020.11.02]日陰道を追加しております。
[更新日 2020.06.14]大山道の宿坊街と蓑毛周辺を追加しております。
[更新日 2020.03.07]足柄古道を追加しております。
[更新日 2020.02.05]杉山検校の道標を追って歩くを追加しております。
[更新日 2019.12.06]湯坂道、箱根旧道、熱海道吉浜付近、真鶴岩先祖細道を追加しております。
ご意見等有ればご連絡下さい。
(E-mail: koyanon@cityfujisawa.ne.jp)

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