私の治療


私は今の仕事を約10年やっている、きっかけはいろいろあるが、一番大きかったのは自分が治療を受けて感動したからだと思う。

最初の頃はカイロプラクティックで主にトムソンベットと言う空気圧を使って背骨を調整する治療を行っていた。これでも結構治療効果はあがった。しかし、背骨だけの治療では硬膜のネジレ、内臓の機能低下、経絡の問題には対応できなかった。当時はこんな事はわからなかったから、背骨を調整してダメなものは私の治療範囲外だと思っていた。後にオステオパシーに出会い、クレニオや内臓マニピュレーションなどを取り入れると、今までだめだった症状もかなり良く治るようになってきた。 花粉症、顔面神経マヒ、アレルギーなどにもかなり効果が出るようになってきた。

オステオパシーの背骨や関節の治療は、刺激が強い直接法、ソフトな間接法があるが、私は主に間接法で治療している。あまり強い刺激だと、治療を受ける人が拒絶してしまい、うまく調整できないからだ。治療を受ける人は、ただ触られてるぐらいの感じしかしないはずだ。その方が体の負担が少なく、より組織がその刺激を受け入れやすくなるはずである。今では鍼灸も取り入れ、より治療の効果が高まるように工夫している。

まだまだ勉強する事はたくさんある。人間の体は複雑で、教科書通りにやっても効果の出ない場合が少なくない。毎日患者さんを治療していて自分自身も成長している。これからも日々努力して、より良い治療家になるための努力をしていきたいと思っている。



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