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川幡金言録

川幡先生は実に名言をおっしゃいます。なんと言っても代表的なのは、

「人を殺す以外なら、何をやってもいい」

こんな事を何の説明も抜きに書くと誤解をまねきそうですが、まあどうぞ誤解してください。先生の言に接していると、これが実に含蓄に富んだ言葉に聞こえるのです。このページはharabinが聞いて感銘を受けた言葉をつづっていきます。


川幡政道先生紹介
千葉県に生まれる。横浜市立大学で外林大作先生に師事。東京都立大学大学院博士課程修了。臨床心理専攻。
現在、横浜市立大学国際文化学部教授。横浜ロール・プレイング研究会会長。日本心理劇学会常任理事。

 1997年5月30日高速道路上で中央分離帯を飛び越えてきた牛肉運搬車に衝突、車は大破するも、無傷で生還。川幡スーパーマン伝説に新たな1ページを加える(こんなことを書いて怒られるかも知れないが、ほんとによかった)。


97/08/16
 千葉ロール・プレイング研究会の北軽井沢合宿で、「仲良しRP」という考え方に触れられて、
「考える、学ぶということは自分自身の中に深い井戸を掘り続けるようなものだ。それは孤独な作業だが、向こうであいつも自分の井戸を掘っているということが気配で伝わる。それが励みにもなり、本当の人間のつながりということになる。掘るのをやめて井戸からでてきて、やあやあ仲良くやりましょうと言うプレイは何の発展にもつながらない。」
雑談の中での言葉でした。



最近、研究会のレジュメからアルカ・ホール氏の箴言が消えて寂しい。川幡語録の前に、「アルカ・ホール箴言集」を手元にあるだけ書いてみましょう。

89/07/08
 善いことを知ったからといって善人になるわけではない。悪いことを知ったからといって悪人になるわけではない。知は願望の僕か、それとも自由の曙か。

89/08/05
 人はなぜ山に登るのか。そこに山があるから。そこに山に登らない人がいるからか。

89/09/02
 われわれは自分自身の心の中にあるものをよく知っているが、それが自分自身のものであることは知らない。

89/11/11
 「死ぬ気になればなんでもできるのに」と嘆いた人に、「そう、その通り。だからなんでもできたのだ」と誰かが囁いた。

89/12/02
 Give me more insanity.

90/01/06
 社会主義が悪なのではない、宗教にしろ、科学にしろ、資本主義にしろ、社会主義にしろ、民主主義にしろ、それぞれの者が利用してきたのだ。そう、苦しみに喘ぐ者さえもが。

90/08/04
 心理劇 カチンと来たら 自己反省

91/01/05
 不快が限界を越えると衝動は逆流し、自我はかつて魔術的な力を行使していた段階に退行する。だが方法的退行は現実の自我を失わないので、新たな地平を切り開き不快を克服することができる。

91/06/01
 悪を演ずる人を見たとしても、悪人と難じてはならない。彼の振る舞いは自分の分身の振る舞いでもあることを知らないのなら。

91/07/13
 情熱のあまり、とはどんなものか。