ダイエットの基本


久々のダイエット先生の登場です。

まず最初に皆さんに頭に入れておいてもらいたい事は、”ダイエットに王道はない”という事です。良く宣伝文句に「食事制限なし、運動はしなくて良い。とにかくこれだけ飲めば痩せる」、あるいは「ここに通えば1回〜キロ痩せる、ウエスト〜cm細くなる」などがあるが、そういったものは全部ウソだと思ってほしい。人間誰しも楽したいし、都合の良い事ばかり考えたくなるものだ。しかし、理論的にそんな事は不可能なのだ(以前に理由は述べた)。

さて、まずダイエットという事は、摂取カロリーより消費カロリーが上回った状態になっていなければならない。しかし、そういった状態がずっと続いた場合はどうなるか?どんどん体重が落ちていくのか?答えはノーである。

人間は、生きていくのにある程度体に脂肪が必要である。その脂肪をちょうど貯金と考えていただくと説明しやすい。貯金がたくさんあれば、欲しい物を買ったり、趣味に使ったりするだろう。でも、貯金が少なくなれば、当然無駄使いは止めると思う。

最初は、摂取カロリーより消費カロリーが多いと、面白い様に体重が落ちていくものである。しかし、しばらくすると、体が防衛反応で基礎代謝を下げ始めて、これ以上体重が落ちない様に防衛反応を起こすのだ。そうなってしまうと、より少ないエネルギーで日常生活をする様になり、以前より食べていなくても体重が減らなくなってしまう。それで嫌になって、以前と同じ食事に戻せば、当然基礎代謝は以前より低い訳だから、体重はその分増えてしまう事になる。

では、どうするか?一定のカロリーにしないで、波を打つように変化させ、代謝の低下を防ぎ、同時に運動で筋肉が落ちないようにすれば良いのだ。減量前の1日のカロリ−が2,000kcalの人の場合は
1週目・・・月 1,900 火 1,800 水 1,700 木 1,600 金 1,500 土 1,400 日 1,300
2週目・・・月 1,800 火 1,700 水 1,600 木 1,500 金 1,400 土 1,300 日 1,200
3週目・・・月 1,700 火 1,600 水 1,500 木 1,400 金 1,300 土 1,200 日 1,200
こんな感じだ。もし、これで体重が落ちなくなったら、数日カロリーを一時的に上げ、また減らすと良い。でも、これ以上エネルギーを下げる事は勧められない。

これに運動を加えるとより良い。食事を減らす場合も偏らず、例えばパン2枚にバター、ハムエッグ、サラダ、牛乳の朝食の場合は、パン1.5枚にバターを薄く、ハムエッグの卵の数とハムの枚数を減らし、サラダはそのまま、牛乳を低脂肪に変えるなどの様に、全体的に均等に減らして欲しい。

さあ、続きはまた今度。皆さんのご健闘をお祈りします。



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