Award: 2002年 |
ルアー・オブ・ザ・イヤー |
ケイテック スペシャルラバ-ジグ モデルIII: SR-40 Vガ-ドカスタムラバ-仕様 |
最大釣果ルアー | 最多釣果ルアー | 特別賞・プラグ | 特別賞・ワーム |
ケイテック スペシャルラバ-ジグ モデルIII:SR-40 Vガ-ドカスタムラバ-仕様 |
ロボワーム リーパー |
ティファ ショット |
オプティマベイツ アトラクター |
釣果: 49.0 cm | 釣果:31匹 (31%:31/97) | - | - |
7月13日 丹沢湖 第54号 |
01,02,03,04,05,06,08,09,10,11 12,22,23,25,26,27,33,77,78,79 80,81,82,84,86,89,90,92,93,96 97 |
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ルアー・オブ・ザ・イヤー ケイテック スペシャルラバージグ:モデルIII:SR-40:Vガードカスタムラバー仕様
2002年のルアー・オブ・ザ・イヤーは、丹沢湖での安定した釣果と何よりも最大釣果を更新する快挙をみせたことから、このケイテックラバジが2年連続の受賞となりました。
初登場した2001年シーズンと同様フォール中心の攻め方で色やウエイトも同じ、ただしフォールのイメージが涌いてくるようになった2002年シーズンは、それまでのフリーフォールからカーブフォール気味に若干ラインテンションを張ってバイトをとり易くしたのが違いです。
丹沢湖では今やすっかり信頼のおける僕の定番ラバジになりましたが、一方で強いて言えば不満が少々あります。
やはりVガードは耐久性に難があり、岩盤エリアなら問題ありませんが減水前の冠水ブッシュでは簡単に根掛かったりガードが取れたりと苦戦することがあります。
消耗の度合いが高いものの、ラバジの中では高めな値段設定で、それなりに人気もあるためかディスカウントしていることもほとんど無いのが辛いところです。
実は他のラバジでもあの時みたいにラバーを短めにカットしガードを間引けば同じ様な釣果になるのでは、という素朴な疑問を持ちつつ結局無難に使い続けていたりします。
2年連続の栄冠に輝いたものの、その限界を知るシーズンでもあり、今後のさらなる活躍に若干の暗雲が立ち込めている微妙な受賞です。
最大釣果ルアー ケイテック スペシャルラバージグ:モデルIII:SR-40:Vガードカスタムラバー仕様
丹沢湖は濁りも部分的ではなく全面的にはいった時は以外においしい思いをすることがあり、最大釣果記録更新の7月13日の釣行もそんな状況でした。
しかも天候が不安定でプレッシャーが低い中でのボート釣行だったことも良かったのでしょう。
この時は魚探を持っていかなかったのですがおそらく岬状に張り出したちょっとしたスタンプエリアにいたバスだったようです。
トレーラーは丹沢湖定番の4インチグラブを使ってフォールで仕留めたバスでした。
ミディアムパワーのカリスマスティック・オールラウンダーにTD-Zの組み合わせでラインはフロロ10ポンド。
さすがにこれ位のサイズともなるとこのタックルセットでは非力で、しかも最後は強引に抜き上げたのも今思えば相当無茶でした。
あと1センチでランカーという微妙なサイズでしたが、これまでの最大釣果を5センチも更新の49cmと文句無しのサイズ。
さらなる更新記録となるともうランカー狙いしかありませんが、僕の今のスタイルから言えば今後も丹沢湖でのラバジが期待大で、このケイテックラバジは最右翼でしょう。
最多釣果ルアー ロボワーム リーパー
僕の切り札であるリーパーが2年ぶりの受賞となりました。
2002年シーズンは苦戦することが多く切り札を投入する場面が増えたのが結果として最多釣果につながったようです。
技としては完成の域に達していて特に改良を加えた訳ではなく、数年前に買いだめしたリーパーもさすがに底をつき、残ったグリーンサンダーやベイビーバスといったあまりお気に入りでない色を使わざるを得ないシーズンでしたが、それでも釣果を稼げ、リーパーの底力を知ったシーズンでもありました。
ちなみにシンカーはこのシーズンから写真にあるネクストワンのタングステンシンカーを使用しました。
高比重のタングステンとナス型の組み合わせは根掛かりし難いわりに高感度というメリット以外に、実はキャスト時の飛距離も伸び、値段の高さを補う実用性があるのです。
スイベル付きハリス留めなところも良いです。
世間ではリーパーの存在感がずいぶん薄れてきましたが、僕にとっては絶大なる信頼感を再認識したシーズンとなりました。
特別賞・プラグ ティファ ショット
震生湖でのプラグの釣果というのは難易度が高く、2000年4月16日に初めてゲットしてからもそれなりの使用頻度だったにもかかわらず全く釣果がありませんでした。
2002年シーズンも果敢に挑戦するためいくつか新兵器を投入した中の一つがこのショット。
パッケージには「12ポンド以上のベイトタックルでカバーの奥へ...」とありますが自重が6gなので僕はもちろんスピニング用クランクとして使っていました。
小型な割には1〜2mの深めの潜行深度と大きめのアクションで泳ぐのが特徴で、受賞を決定付けた8月15日の釣果は写真のマットゴールドタイガーとアピール度を高めた色で攻めた結果でした。
ポイントはシャローエリアでしたが釣り人も少なくかなりプレッシャーの低い状態での捕食態勢にあったバスをゲットしたのでしょう。
このようにタイミングさえ合えばチャンスはあると思うのですが、そんなタイミングが極めて少ないのが震生湖の特徴とも言え、結局これ以降は再びこのショットも含めプラグでの釣果は全くありませんでした。
あと1匹でもゲットできていれば間違いなくルアー・オブ・ザ・イヤーに輝くことになったでしょう。
特別賞・ワーム オプティマベイツ アトラクター
2001年シーズン頃からスイムベイトが話題になり始めたこともあって、僕も2002年シーズンからいくつか試してみることにしました。
このアトラクターは外観的には他のスイムベイトほどリアルではなく若干デフォルメ気味ですが、柔らかなマテリアルが気に入りメインに使っていました。
これまでの僕が使うルアーやワームと比べ桁外れの大きさ&ウエイトで、ミディアムヘビーのベイトロッドですらパワー不足でフルスイングでのキャストができないほど。
泳ぎも妙にリアルで艶めかしく、しかもその背後に誘われるようにバスが涌いてくるのは実に刺激的。
6月15日の釣行から使い始めたのですが、毎回涌いてくるバスはどれもアトラクターと同じようなサイズの小バスで、結局釣果も全くありませんでした。
このサイズからデカバスがターゲットになるのですが、もう少しプレッシャーの少ない場所と時間帯で試さないとダメかも。
とりあえずキャスト後はノーアクションのスローリトリーブでしたが、なにせ釣果が無かっただけに使い方もこれといった手応えも無いままシーズンが終わってしまいました。
しかし、将来への可能性と期待を込め、釣果ゼロでも異例の特別賞の受賞となりました。
2003年は受賞の名に恥じぬよう、工夫を加えて再挑戦予定です。