引地川野鳥記
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8月野鳥記

29日 晴れ 残暑のきびしさよ。
山田橋
今日はカルガモDAY。カルガモ4、水面を激しい勢いで走る。競争をしているような感じ。

大庭遊水池
水たまりに成鳥1と10cmくらいの雛5のグループと、成鳥1、一回り大きい幼鳥4のグループ。

清水橋
カルガモ12。いくつかの家族が集まっているのか。少数の成鳥と多数の幼鳥という感じ。やや大きな一羽が他の小さなものを追いかけ回している。

城下橋
アオサギ1。藪内正幸『野鳥の図鑑』(福音館書店)のアオサギは首の長さが短い印象で、ちょっと格好いい。でも、この本の絵は迫力ですね。子ども向けということだけど、やはり名著じゃないかな。

竜宮橋
今日は河口まで行ってみました。ただ、引地橋より下流は住宅地で、河岸整備もされ過ぎていて、冬でもなければあんまり面白くないのだけれど。発泡スチロール1。ペットボトル2。さびしい川。

鵠沼橋
海水浴客大勢。信号機や街灯にウミネコ5。河口にも何羽か。カラス、ドバト多数。

25日 曇り
大庭遊水池
セッカ1さえずり。まだ鳴いているという感じですね。コサギ1、採餌。こちらがバナナを一本食べている間に、100m下流に歩いていきました。速いねえ。ほんの数十秒なんですけど。

石川橋
石川田圃、防鳥ネットのない小さな田一枚からスズメ100+。10m四方もないような所から湧くようにスズメが飛び出しました。周りの田はほとんどネットで覆われているので、ここだけやられてるという様子です。ネットもしょうがないのかなあ、と思って東側を通ったら、ネットに星五位の死体1。片足だけひっかかってぶらさがっていました。何重にもねじれていたので、そうとう苦しんだのでしょう。1日に見た個体でしょうか。ゴイサギは夜、活動するから見えないのも知れませんね。なんとも複雑な気分です。

円行新橋
川に張り出した桜の枝に、コサギ1休息。片翼を伸ばしている。

21日 晴れ
石川橋
石川田圃:ハクセキレイ3。幼鳥だと思う。こちらから逃げているはずなのに例の追いかけっこ。本能とはいえ、もう少し考えろよ、という感じがする。

秋本橋
北高下から下流に向かって、アオサギ3、コサギ2、ゴイサギ1。ほんの200mほどの間にこれだけいた。今日は釣り人の姿が少なかったが、そのせいだろうか。あるいは、アオサギが以前いた石川田圃が防鳥ネットで覆われてしまったからだろうか。

20日 晴れ
番外編 長野県望月町春日温泉 標高900m。
池でコサギ1。カラ類の声。ホオジロ2、さえずり。つくづく君はどこでもよく鳴くよね。ついでに今回はよくよく見たのだけれど、頬はぜんぜん白くないのだが、なぜ、頬白なのだ?きちんと回答してもらいたいものだ。林縁部でモズ幼鳥2。モズと言えば、小さいながら猛禽で通っている。過眼線がまるでサングラスのようだと何かに書いてあったが、幼鳥は情けないくらいコントラストがはっきりしていなくて、突っ張り始めの中坊みたいである。それでもいっちょ前に尾を回すとこなんざ、のちのギャングぶりを想像させるものがある。

19日 晴れ 最高気温30度。久しぶりの暑さ。とはいえ、風はどこか涼しい。
大庭遊水池
ハシブトガラスの群30。川におりては水を飲んだり、何かくわえたりしている。こういう開けたところはボソの領域かと思った。ダイサギ1、遊水池内の水たまりに。首が長いね。

秋本橋
コサギ2。石のごろごろしたところで、採餌。羽を広げて走り回ってる様は、激しくもあるが、優雅でもある。昔、修学旅行に行った津和野には古式の鷺舞が残っているそうだが、太古のモデルはコサギの狩りだろうなあ。アオサギ1。こちらは老哲学者の風情。たたずむのみ。この人を見て鷺舞は思いつかないよ。

北高橋
セグロセキレイ1、ハクセキレイ1を追う。北高下の浅瀬はセグロの縄張りになったようである。でもセグロさんは内弁慶で日本にしか住んでないみたいですね。クサシギ?1、浅瀬で採餌。イソシギでないことははっきり分かるのだが、自信がない。秋の渡りかなあ。

もう一度大庭遊水池 17:30
北高下から追われたわけでもなかろうが、浅瀬にハクセキレイ3。ハクくんはいつもおっかけっこばかりしているのに、ここでは仲良く飲水、羽づくろい。親子だろうか。今日は芦刈が入って遊水池まわりを刈っている。オオヨシキリが久しぶり、ぐぜるようなさえずりを聞かせてくれる。遠くでセッカも鳴いた。久しぶりの暑さに夏を思い出したのだろうか。

18日 曇り
番外編:群馬県北軽井沢 群馬づいてます。
標高800m林道。コガラ幼鳥群。キセキレイ1、フライングキャッチ。イカル1さえずり。カケス1、ジャージャーと鳴いて行く。ホオジロ幼鳥2、成鳥1。アカハラ1、茂みの中にいる。飛び立った瞬間に綿毛飛ぶ。アオゲラ、林の隣のトウモロコシ畑で採餌。キツツキがあんまり地面をうろうろしてると面食らう。モズ、高鳴き。姿は見えないが、ギチギチと。アカモズかな?

15日 小雨。久しぶりの引地川。
大庭遊水池
セッカ1、まださえずっている。ホオジロが堤防の草むらに1。尾羽の白色部の色が淡かった。飛び立った瞬間にツバメとニアミス。ツバメ4。川にアオサギ1、コサギ1。コサギの採餌を観察。

秋本橋
チドリ類1とすれ違う。後ろ姿の体色からするとイカルチドリかと思うが、一瞬のことなのでわからない。大きさも飛んでいるときはよくわからないものだ。コチドリほどには小さくないと思う。

山田橋
スズメ1を追うハクセキレイ1。すごい勢いで護岸壁にぶつかりそう。

馬渡橋
円行大橋にかけてカルガモ20。4・5羽ずつのグループに分かれている。円行大橋の下で雛5と成鳥1。雛は体長5cmほどか。まだ孵化してまもなくではなかろうか。こんなに遅く繁殖して大丈夫なのかね。

柳橋
上空高い所をヒメアマツバメ2。一瞬目を離した隙にさーっとどこかへ行ってしまう。双眼鏡で見たわけではないので、ヒメアマかどうかは確認できなかった。

13日 曇り
番外編:群馬県嬬恋村バラキ湖=きれいなキャンプ場が整備されている。小さな湖だが、流れ込むせせらぎがあり、その周辺に芦原、カバ類を中心とする林、枯れ木の沈む湖、草原と環境が多様性に富んでいる。鳥の少ない時期なので、あまり多くは見られなかったが、シーズンには期待できるかもしれない。標高1200m。
国道144号でトラツグミの轢死体。ウグイスさえずり。湖面にカルガモ10。ツバメ4。芦原にコヨシキリさえずり1。カラ類。一人で林内を散歩していた家人が茶褐色の大型ツグミ類のようなものを見る。腹部が見えなかったとのことで、よくわからないがアカハラか?

11日 晴れのち曇り。霧。
番外編:草津白根山芳ヶ平
標高1900m硫化水素発生地帯。霧が出てきて、引き返したので見た鳥は少ない。
アマツバメ群。イワツバメ。ハシボソガラス1。キジバト1。(こいつらこんな所にもいる)遠くてわからなかったのだが、ホオジロ大のオリーブ色?の鳥1。ビンズイだろうか、尾を回している。チョウゲンボウ、雄1。

10日 晴れ
番外編:草津
草津市外外周サイクリングロード
標高1200m。エナガ、シジュウカラ、コガラ、コゲラの混群。アカゲラ1。ウグイス笹なき。ホオジロ2。市街地上空にはイワツバメ。

9日 晴れ
番外編:草津へ旅行に行ってきました。周辺で見聞きした鳥を書いておきます。
草津本白根山
標高1900m〜2000m。ウグイスさえずり。メボソムシクイさえずり。ホオジロ2。ウソ2。カラ類。ここまで、ダケカンバ帯で。
ホシガラス10。イワヒバリ1。イワツバメ10。ハイマツ帯で。ガレ場には地元の中学生らが植えたというコマクサ多数。

7日 晴れ
石川橋
大庭田圃、何に驚いたのか、裏山からアオサギ7が飛び立ち、田圃の上を旋回。その中をトビ1に対して、ハシボソガラス1がモビング。以前にもトビが田圃に近づいたときアオサギは落ち着かなかったことがあるが、いやなのだろうか。

6日 晴れのち午後曇り。
山田橋11:00
ボソが鯉の死体の上にとまっている。なんか妙なものの上に乗っているなとおもったら、結構大きな鯉でした。トビ2、コサギ1、アオサギ1。
円行新橋14:00
ゴイサギ1。冠羽はない。湘南国際短大からオナガの鳴く声。今までももちろん聞いていたのだけど、書かなかった。大阪のgoisagiさんからのメールで、向こうではオナガが少ないと聞いて、やはり記録というのは忠実でなければと思い直しました。でも、スズメまでとなると、書いている時間がたいへん。
天神橋14:00
スズメ、30。道路脇の草むらから飛び立ってこちらが驚く。上を見上げたらムクドリが電線に200。季節は確実に移ってますね。

5日 曇りのち雨
円行新橋11:00
上をひょいと見上げたらムクドリが八方に散って行くのが見えた。鳥が集団でいる場合、同じ方向に飛んで行くのはよく見るけれど、散っていくのはあまり見ないような気がする。
大河内橋12:00
南西の風強い。アオサギ1、コサギ1、ハクセキレイ1。カルガモ4。カルガモは湘南台橋、馬渡橋などにも。
大庭遊水池12:00
セッカ1。風が強くてきれぎれにさえずりが聞こえた。
辻堂図書館で『日本の野鳥羽根図鑑』を借りました。辻堂図書館はこうした辞典類を貸してくれるから助かります。茅ヶ崎図書館だと
どんな読み物風のものでも、「辞典」「図鑑」と名が付くと、禁帯出になってしまう。藤沢・茅ヶ崎・寒川では相互に図書館利用ができるようになったけれど、中身(本の量や建物ではなく、考え方あるいは人)の質がずいぶん違うと思う。

3日 晴れ、蒸しました。千葉県は佐倉の歴史民族博物館へ行って来ました。
聞いた鳥 ウグイス、キジバト、シジュウカラ、ボソだったかな、暑くて外へ出る気がしなかった。蓮田でウシガエルも鳴いてました。

2日
石川田圃に防鳥ネットが張られました。もうそんな季節なんですね。ネットにひっかかる鳥の姿が哀れで。

1日 久々の快晴

秋本橋
星五位1。言わずと知れたゴイサギの幼鳥です。用水路の水門(出水口)の横で何かを待っている様子。7月野鳥記にゴイサギの語源説話を載せました。


大庭鷹匠橋
ヒメアマツバメ2。翼が長い。このへんでははじめてみる。藤沢駅前の駿河銀行ビル壁面にはイワツバメに混じって営巣しているそうだ。

天神橋
イワツバメいない。セッカいない。オオヨシキリいない。コサギ1。ホオジロ2。ツバメ4。田辺工務店(黄色い家)前の電線にツバメ巣立ち雛2が成鳥1に給餌を受ける。工務店内にツバメが出入りしていたから、それが巣立ったのかもしれない。工場の窓はその間ずっと開いていたのだろう。やさしいことだ。


望月町春日温泉
長野県佐久地方の望月町郊外6kmにある温泉。泉質は単純アルカリ泉。harabinは別に温泉に関心が深いわけではないが、入るのは好き。しかし、今回のは、法事にともなう親族旅行という妙な習慣の、アッシー君(これも死語かね)なので、いまいち積極的でない。泊まった宿は農村都市交流センター「ゆざわ荘」というウルグアイ・ラウンドの見返り振興策でできた施設のようだ。望月町は古くから馬の産地として有名で、隣には本格的な馬場を持つ馬事公苑があって、露天風呂に入りながら馬が見られるという、その趣味のないものにも、話題性は感じられる代物である。この日は早稲田や慶応のにいちゃん、ねえちゃんが合宿をしていた。同じ馬術部でも、早慶ぜんぜん違うね。雰囲気が。

コサギの採餌
黄色い地下足袋をはいた足の指先を思いっきり広げて、歩いてます。前の方になった足をぶるぶると小刻みに震わせて魚を追う姿はよく知られていますが、このコサギ君は芦の生え際、沈石の周りなど丁寧に震わせてます。その石の下から小指ほどの魚をゲット。あっと言う間に飲み込みました。その後も直径40cmほどのその石の周りを一周しながら足を突っ込んでは震わせています。水際で10cmほどのやはり細長い魚をとらえました。ところが何度かくわえては離してしまいます。そのうち放ってしまいました。どうも死魚のようです。何度か振り返ってみたのはやはり惜しかったのでしょうか。

ゴイサギの幼鳥
翼に星のような斑点があるので、星五位と名づけられた。夜鳴く鳥ですから、星というのはいい見立てかもしれない。ゴイサギは成鳥体色になるまで3年かかるんですね。

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