Gear : Rod





* スピニングロッド *


リョービ REGNO LIGHT 2256L 5.6 ft : Medium Light 96年秋 購入
 
 僕が初めて購入したバスロッドです。
 まだ右も左もわからない頃でしたが、とりあえずベイトよりスピニングの方が扱い易そうだということで、店の中でそれらしいロッドを見つけ購入したのがこれです。

 で、使ってみてどうだったかというと...それを語る前にこのロッドはバスを1匹も釣ること無く短い生涯を終えてしまったのです。97年の春に。
 根掛りを少々強引に引っこ抜こうとしたら、ボキッと...あっけなく逝ってしまいました。 (Jan/16/99)



ダイワ Procaster-S 662MLFS 6.6ft : Medium Light 97年春 購入

 REGNO LIGHTが早々と戦線離脱したため急遽代替えのロッドが必要になり購入したものです。
 ようやくダイワというメーカー名を認識し始めたころで有名メーカーなら安心だろうという程度の基準で選びました。

 97年はプラグのみの釣りでしたが、あまり重いプラグを持っていなかった私にとってはこのロッドは非常に重宝しました。
 6.6フィートと長めであることも手伝ってかプラグをロングキャストしやすく値段も手頃で細かいことにこだわらなければ最初の1本としては良いオールラウンドなロッドです。

 しかし98年になると一転活躍の場を失っていきました。
 ディープクランクなど扱うにはパワーが無く、ワームで繊細な釣りをするにはこの長さが災いしてか僕には重く、感度ももう一つと言う具合に釣りの幅が広がるにつれ逆に中途半端な存在になっていったのです。
 まあこれはロッドに問題があるのではなくオールラウンドであるがゆえのものなのでしょうね。
 最近ではほこりをかぶることが多くなってしまいましたが思い入れのあるロッドであることにかわりなく、しばらくは軽量プラグ用に延命させています。 (Jan/16/99)



Falcon Violet VS-58 5.8ft : Medium Light 98年春 購入

 釣りの幅を広げるにはワームもこなせる様にならないと、ということで98年シーズンにあわせて購入しました。
 店頭で「ワーム専用!」という宣伝文句に加え、「バランサーによるロッドの重量バランスの適正化を図ったことにより無理のないシェイキングが可能...」などなど何やらとりあえず魅力的で説得力があると感じ思わず買ってしまいました。

 ワームはあくまでオマケのつもりが、98年は結局このロッドがメインロッドに、しかも常吉がメインのロッドになってしまいました。
 このロッドはティップも含め全体的に硬めにできており、アタリが結構とりやすいのが気に入っていますが、その反面ティップの硬さはバイトしたときにはじきやすいといった短所も兼ね備えているので、アワセにちょっと工夫が必要です。
 一方、売り文句のバランサーも長短両方を兼ね備えていて、確かに重量バランスが良い分手首への負担は少ないのですが、一方でロッドが多少重くなっているのが気になります。
 バランサーってつまりオモリをグリップエンドにつけているのでその分重くなってしまうのです。
 常吉を極める(ちょっと悲しい響き)にはもう少しティップの柔らかい方が良いのですが、スモールプラグも扱えるなど意外に使用範囲が広く今後も特にオカッパリを中心に繊細な釣りに活躍が期待されます。 (Jan/16/99)



fenwick GOLDEN WING GW 60S DL J "Downshot Special" 6.0ft : Light 99年春 購入

 「常吉を極める」。この悲しくも現実的なテーマを実現させるため己のテクニック向上は後回しにして、タックルにすべてを賭けることにしました。
 Violetでの経験をふまえ「ティップの柔らかさ」、「軽量」を重点に実際にお店で手に取りながら最終的に選んだのがこれ。
 最後までHeartland-Zの「ツネキチスペシャル」とどちらにしようか迷いました。
 「軽量」に関しては6.7フィートという長さを感じさせないツネキチスペシャルに軍配が上がるかもしれませんが、その長さが結局勝敗の分かれ目になりました。
 僕の車は2ドアクーペ、6フィートより長い1ピースのロッドを積むのが困難なためです。

 実際のおかっぱりでは汎用性の高いSpecialistの方をもっぱら使っていますが、そのために逆にこのGOLDEN WING の方が特に常吉のずる引きで大きな優位性があることがわかったんです。
 まったく同じところを攻めてもこちらは圧倒的に根掛かりが少ないんです。
 そのソフトなティップでリグがぐさっとストラクチャーに突き刺さる前に自動的に回避してくれたり、あるいはその前に感度が高いためにいわゆる寸止めも可能。
 常吉に限らずバスは根掛かるところにいるわけですが、本当に根掛かっちゃうと釣りにならないんですよね。
 そんなストラクチャー周りをタイトに攻めることが難なく可能です。値段は高かったけどそれ以上に活躍してくれているまさに名刀です。 (Mar/12/2000)



Bells International Specialist S60L 6.0ft : Light 99年夏 購入

 今や常ロッドことGOLDEN WINGは僕の釣りには欠かせない存在。
 でもオカッパリは通常1本、つまり現状では常ロッドしか持っていけず軽量プラグも含めもう少し重いウエイトを扱えるロッドが欲しくなりました。
 そんなロッドは船ではスプリットやジグヘッドに使え、それにより常ロッドは最初から常で固定でき不精者の僕にはもってこい。
 本来は Violet がこの役目を担うのですがちょっと硬すぎる(あと短い)こともありルアーの重さを問わず飛距離が全くでません。
 至近距離用なら感度がよいので気に入っているんですけどね。
 そこで常ロッドよりもう少し重いウエイトを扱えるロッドを探すことにしました。
 ブルーダーを候補に年末の購入を念頭にお店で様々なロッドを手にとっている時、ひときわ軽量で手に馴染むものを発見、それがこの Specialist です。
 それにしても常ロッドより重いウエイトを扱えるにも関わらず、並み居る大手メーカーを押さえ常ロッド並みの軽量化が図られているとはにわかには信じられませんでした。このメーカーいったい何者?
 もう少し時間をかけて選ぼうかと思ったその時、たまたまメーカーの住所をみてびっくり、寒川町...なんと隣町。シーズン終了後の購入のはずがレジに直行!

 実際の使用でも、常吉からミノーまで汎用性の高さから完全にVioletにかわり僕のおかっぱりスペシャルになりました。
 軽量化を図りながらも予想以上にバットがしっかりしていて、震生湖で巨鯉を釣り上げたのもこのロッド。
 さすがにあのサイズだとロッドで魚をコントロールするのは難しかったけど。ロッドの鮮やかな色(青)も気に入っています。 (Mar/12/2000)

 - 結末 -
 結末は皮肉にも僕の聖地、一碧湖で2002年10月19日にあっけなくやってきました。
 使用頻度が最も高く、しかも様々なウエイトのモノをそれまで投げ続け酷使していたのも原因かもしれません。
 しかし、その汎用性の高さから様々な経験をし学ぶことのできた、まさに名刀と呼ぶにふさわしいロッドでした。
 好みやスタイルの違いは別にしても、この長さ、パワー設定のスピニングロッドは、最初の1本を探している、あるいは何本か揃えようとしている人どちらにもお薦めです。 ( Mar/09/2003)



アングラーズ・リパブリック エッジ・プライド EPGS-601 6.0ft : Light 2003年春 購入

 - 購入基準 -
 スペシャリストを失ったため、新たなロッドを探すことになりました。
 あまりの名刀ぶりにまたスペシャリストを買おうかとも思ったのですが、いろいろ試しているうちに非常に気になるロッドがあることに気付きました。それがエッジ・プライド。
 スピニング/ベイト全モデルで、しかもグラスモデルも含め、この価格帯では他を圧倒する軽量化がほどこされているのです。
 独特の形状とねっとりした触感の材質を使ったグリップは僕の手にジャストフィットで、しかもただ軽いだけでなく前後の重量バランスも申し分無し。
 危うく全モデルを買い揃え自己破算の道をたどりそうになる程でしたが、「比較的汎用性のある軽量6フィートスピニングロッド」という今回の選択基準から601に最終決定!( Mar/09/2003)

 - 使用インプレッション -
 使用感としてはSpecialist S60Lと比べ若干硬めで張りがあり、もちろん感度は文句無し。
 ツネのずる引きやジグヘッドのスイミングのようにラインテンションを張り続けた状態でのバイトは弾かれることが多少ありました。
 一方、ガード付きのラバジでは電撃フッキングでなくても意外にもフッキングパワーが伝わり易くばらすことはほとんどありませんでした。
 いずれにしても期待通りの汎用性の高さで最も使用頻度の高いロッドとなりましたが、ライトリグでもややパワー重視な局面ほど威力を発揮するロッドでしょう。(Update ! Dec/07/2003)




- return -



* ベイトロッド *


ダイワ Procaster-X 602MLRB 6.0ft : Medium Light 98年春 購入

 男釣り = ベイトタックル、という僕の単純な方程式から購入した初めてのベイトロッド。
 98年シーズンはより男釣りを極めるべくカタログや店頭での下見を重ね選らんだのがこのProcaster−Xです。
 黒っぽい色が中心のバスロッドのなかにあってこれはシルバーメタリック。
 また、ブランクが露出したリールシートはなにやら僕にはとてもかっこ良く見え、1万円でおつりがくる値段だったこともあって迷わず購入を決意しました。
 いずれも釣りそのものには関係ない外見的なところに惹かれたというか、単にミーハーかも。

 しかし...プラグがぜんぜん飛びません。むしろスピニングのProcaster−Sの方がはるかに飛距離がでるのです。
 何故だかはわからず止む無くラバージグやテキサスリグに使うようになっていったのですが、結局は98年の釣りは本人の年初の意志とはうらはらにワーム1色に染まってしまったので、なんら問題はありませんでした。
 ロッド全体が結構固めでルアーにアクションがつけやすく、一方でしなりを活かしてルアーを飛ばすには不向き、つまり後になって気付いたのはラバジやテキサスに使うのがこのロッドにはどうも適した使い方のようです。
 そんなことは購入時にわかっているべきことなんですが、まあ、初心者とはそんなもんでしょう(?)。肝心なロッドの感度なんですが...もう一つピンときません。
 ちょっと僕には重い分感度が鈍ってしまっているのですが、でもこれはロッドの問題というよりはリール(Gunner)と組み合わせた時の重量バランスの悪さに起因しているように思います。
 パーミングのし難さもあって、もう少し軽量コンパクトなリールとの組み合わせでこのロッドの真価が発揮されるのかな。 (Jan/16/99)



fenwick IRON HAWK "Crankin" IHC 60 CM J 6.0ft : Medium 99年春 購入

 男釣り=ベイトリール+グラスロッド。ちょっとだけグレードアップした僕の男釣り方程式を満たすべく、また昨年不完全燃焼だった男釣りを今年こそ実施すべく選んだロッド。
 本当はダイワで1本気に入ったものに目星をつけていて、いざ購入とお店(ちなみにそれは本牧のポパイ)にいったらたまたまそばに置いてあったこのロッドを発見。
 実際に振ってみるとその滑らかな柔らかさにびっくり。最近ダイワ星人化しそうな自分に気付き始めたことも手伝ってか購入を即決しました。

 グラスということを考えれば軽さ、感度とも満足。
 そのパワー設定から重量級のクランクが扱えるわけで、ディープなボトムからバスを引きずり出すなんてことが可能、クランク好きの僕にはたまらない設定です。
 が、そんな状況ってシーズンを通してもそれほどないんですよね。他の目的で使うと逆にこのグラスであることが汎用性を狭めているわけで、なかなか出番がない。
 僕の秘密兵器ですが、秘密のまま終わってしまうかも。 (Mar/12/2000 )



ダイコー Karisma Stick KC-61TW ポッパ−スペシャル 6.1ft : 2000年春 購入

 男釣り = ベイトリール + マシンガンキャスト。 いよいよ核心(?)へとたどり着いた僕の男釣りの方程式を満たすべく釣り博2000で実際に触れながら候補を決めました。
 ところがDestroyerってお店じゃみつからないですね。もっと気合いれれば入手できるんだろうけどやめた。
 もう一つの候補のGoldenwingは溜息がでるほど軽いが値段でも溜息がでてしまう。
 そんなこんなで、いろいろ探しているうちに気がついたことがあります。僕が探しているマシンガンキャスト用ロッドとは、ちょっと固めで軽いトップウォーター用ロッドなんだってこと。
 釣り博で見れなかったダイコーやKarisma Stickはもともと興味があったし、しかもポッパースペシャルなんてGoodなロッドがあるじゃないですか。迷わず即購入しました。

 実際に使ってみても、この軽さはマシンガンキャストしても疲労感が少なくロッドの張りのあるしなりを生かして本人の実力以上に遠投ができ、期待以上に楽しいロッドです。
 僕の場合、クランクでの使用頻度が高かったのですが実はこの場合ちょっと難あり。
 クランクがグリグリとボトムノックすると張りのあるブランクの為か、ロッドが共振を起こしている様な感じで以外にボトムの感触が判り難い場合があります。クランクの動きも若干ぶれているかも。
 バイトしてきた時の食い込みも若干わるく弾かれ易い気もします。
 と言うか、使えば使うほどなるほどポッパー向きなんだ改めて実感したりします。
 でも、そんな理屈を抜きにしてもキャストすることが楽しいロッドです。 ( Feb/10/2001)



ダイワ チームダイワ・BATTLER Flogger 671MHFB 6.7ft: Medium Heavy 2000年春 購入

 男釣り = 硬くて長いモノを使う釣り
 と、思った訳でもないのですが、これまでの僕のロッドは基本的には軽量ルアー・リグやシャローを意識したものばかり。
 唯一の例外はIRON HAWKですが、これはクランク系に特化したグラスロッドで、ラバージグやテキサスリグなど感度を求める釣りには向きません。
 シャローであればツネキチやスプリットでこれまで対応してきましたが、船舶免許を取得しフィールドでの行動範囲が広がると比較的ディープなエリアもターゲットにいれる機会があるようなないような、いやきっとある。
 ついでにプラグもある程度こなせる汎用性の高いロッドなら文句無しで、このFloggerはそんな僕の狙いにぴったり。
 「常吉野郎にそんなロッドがいるのかい?」という自分と「そこからステップアップするための先行投資さ!」というもう一人の自分。
 後者の自分が圧勝、お店へ急行、速効ゲット、ダイワ星人復活!
 
 狙いはディープエリアだったのですが、実釣ではむしろ遠投での成果がありました。
 このロッドの長さとパワーだと1/2オンスクラスのルアーやリグを軽々と遠投できます。
 ボートだと狭くて足場が不安定なのでこの長さのロッドを思い切り振り回すにはやや辛いものがありますが、つまりはオカッパリ向きなロッドですね。
 スペック値的にはかなり軽いのですが、実釣ではややフロントヘビーな感じがします。まあこの長さだとそんなもんでしょう。感度は文句無し。
 こんなロッドの特性から、オカッパリでのデカバス狙いにピッタリ、さらに気合をいれて使いこなしたいロッドです。 ( Feb/10/2001)



ダイコー Karisma Stick KC-60M オールラウンダー 6.0ft: Medium 2001年春 購入

 オカッパリでロッドを1本のみ持っていく場合、それが汎用性の高いロッドだと実に重宝します。
 あるいはボートでロッドを数本持っていく場合でも、汎用性の高いロッドがあると状況に応じてルアーやリグを柔軟に変えることができてストレスなく釣行ができるんですね。
 手持ちのスピニングでは Specialist S60L がそれにあたり、ノーシンカー、常からミノー、シャロークランクと獅子奮迅の働きをするなくてはならないロッドです。
 が、もう1本、もう少しヘビーなウエイトを扱える、つまりベイトロッドで汎用性の高いものがあればさらにあらゆる局面に対応できそう。
 ところが僕のこれまでのベイトロッドはどれも専門性の強いものばかり。例外は Procaster-X ですがちょっとパワー不足。
 そこでボートでも扱いやすい6フィートでMediumなロッドを探すことに。これって一歩誤ると単に中途半端なロッドに終わってしまう可能性がある。
 と言うかスピニング野郎の僕なのにこれでベイトロッドの所持数の方が多くなるんですけど。
 それはともかくBATTLERから選ぶか迷いましたが結局このKC-60Mに決定。2本目のKarisma Stickですが僕には持ち易いグリップでもちろん軽いのが実に良いのです。

  2001年シーズンでは、前半はラバジ、後半はスピナベロッドとして期待以上の活躍をしてくれました。
1/4〜1/2オンスのウエイトのものをストレスなくロングキャストでき、感度の良さを活かして微妙なアタリを逃さずガツンとあわせ、という具合に今までのスピニング中心の釣りとは別世界を堪能!
 この長さと重さは、ボート、オカッパリ共に非力な僕がルアー・リグを問わず1日中振り回すにはベストなバランスをもったロッドです。
 ラバジの電撃フッキングではバスのサイズによってはロッドのフッキングパワーが負け気味な時があったり、巻物系ではもう少し食い込みが良い方がと思う場面もあったのですが、それらはこのロッドの守備範囲外の世界の話なので、まあそんなものでしょう。
 今の僕の釣りのスタイルやフィールドから言って、最初に買うべきベイトロッドは6フィートでMediumパワーの軽量ロッドだ、ということを5本目にしてようやく探し当てた、というのが正直なところです。 (Dec/02/2001 )




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