山影冬彦の漱石異説な世界・資料編
1、テーマ紹介
題目 | 鍵言葉 | 主な論点 | 本との対応 |
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坊つちやん論 | 多田の満仲‖只の饅頭 |
*多田の満仲とは只の饅頭なり *自覚なき道化としての坊つちやん *ハッタリとしての清和源氏 *罵詈雑言・差別発言をどう読むか *解毒剤としての『偐紫田舎源氏』 *川柳・狂歌から『坊つちやん』を読む *多田薬師と坊つちやん、葛飾北斎と夏目漱石 *下町生まれの坊つちやん *上総掘りに挑む坊つちやん *悲劇か喜劇か、評者の多数意見に抗して *夭逝の親友たちへの鎮魂歌としての『坊つちやん』 *数学でベランメエ、指導力不足教員の坊つちやん |
bP、3 bP bR bP、3 bR bP、4 bS bS bS bR bR、4 bT |
こ ゝろ論 | 適当の時機 | *「適当の時機」の二重性 *高校国語教科書風解釈を排す *作品の三部構成の中心は第一部にあり *先生自殺の理由=「明治の精神への殉死」は偽証 *先生自殺の理由は青年に遺書を遺すためにだった *エドガー・アラン・ポオと埴谷雄高から作品を読む |
bQ bQ bQ bQ bQ bQ |
道草論 | 異様な熱塊 | *「異様な熱塊」は自己本位の魂に通ず *『道草』の題意は何か *学者から作家への転身において漱石は道草を食った *『道草』と『文学論』 *「『文学論』序」の成立事情と『破戒』批判 *狩野亨吉宛漱石書簡から作品を読む *不愉快物語としての『道草』 *小説としての方法は『坑夫』流テイカイ趣味にあり |
bU bP bP bP bP bP bP bP |
私の個人主義論 | 鶴嘴と鉱脈 | *「鶴嘴」が自己本位、「鉱脈」が『文学論』の譬え *『文学論』は「鉱脈」として涸れて何になったか *「鉱脈」涸れて「鶴嘴」と化す *『坊つちやん』『文学論』『道草』を結ぶもの *動力源としての自己本位、制御装置としての則天去私 *坊つちやんを教師として採点すれば |
bU bU bU bU bU bT、6 |
漱石異説二題=bP 漱石異説『坊つちやん』連想=bS
漱石異説『こゝろ』反証=bQ 漱石異説『坊つちやん』練想=bT
漱石異説『坊つちやん』見落=bR 漱石異説四角四面論=bU