引地川野鳥記 /harbinのホーム・ページへ/in english/ 中村さんの引地川バーチャル橋めぐり

9月 8月 7月 6月 5月

10月野鳥記

98年
16日 曇
馬渡橋 8:00
カワセミ、住宅街に向かって飛んでいく。どこに行くのだろう。


30日 晴れ 
山田橋 8:00
ウミネコ1、上流から下流に向けて飛ぶ。今シーズン初めて、カモメ類の登場。冬の引地川はユリカモメの姿が多いです。

29日 晴れ 昨日の北風は「木枯らし1号」と気象庁発表。
馬渡橋 8:00
ジョウビタキ・オス1鮮やかなオレンジと黒。そして白い紋付き。引地川では初認。

円行新橋 16:00
コガモ3。オス1、エクリプス2。オスの夏羽はこの秋始めてみる。もう一羽も換羽中のようだ。

北高橋 16:10
ムクドリ500。電線にいる。近くの林がねぐらのようだ。

大庭遊水池 16:30
コガモ10。カルガモ5。タシギ2。明るいうちはあまり活動しないというタシギが泥の上で採餌をしていた。彼らも安全なら、昼間でも動くのだろう。

城下橋 16:50
キセキレイ2、おっかけっこをしてる。セグロセキレイ2、一羽は色が薄い。 

27日 晴れ 天気予報では10月の少雨、106年ぶりだと言ってます。(TBS18:50森田さんの天気予報)
柳橋 16:15
マガモ・オス2。

円行大橋 16:20
オナガガモ9(エクリプス)。さらに下流にオス2、メス1。

円行新橋 16:25
コガモ8。水面採餌。

24日 晴れ
円行新橋 13:10
コガモ5。オナガガモ夏羽1。

大河内橋 13:20
キセキレイ1、ハクセキレイと競争。争うというより、追い越して行くという感じ。

22日 晴れ ヤモリが部屋の中を歩いております。久しぶりに見ました。
秋本橋 13:30
浅瀬でスズメ30+、ムクドリ5が水浴び。キセキレイ1、採餌。

天神橋 13:40
スズメ20、浅瀬で水浴び。この時間は水浴びタイムなのかしら。

大庭遊水池 13:50
コガモ20、何かに驚いて飛び立つ。カワセミ1、杭に止まる。いつもは藪の中が止まり木なので、きょうはたいへん見やすい。その後、藪の中へ入っていつもの場所へ。ドロの上に大型のカモ2、脚が赤く、嘴が黒く見える。マガモか?芦原の中からスズメの声、数百?の単位で聞こえる。

大庭遊水池 17:20 すっかり暗くなって、宵の明星が光っている。
アオサギ4、ゴイサギ1が空を鳴きながら飛び交う。コガモ4が水たまりで水面採餌。タシギ?1が歩いている。 

21日 晴れ 庭のサザンカが咲きました。
馬渡橋 8:00
ホオジロ1、電線に止まって地鳴き。ホオジロを見るのは久しぶり。夏場はずいぶん見たのに、秋になってからは見なかった。

馬渡橋 15:00
遊歩道のフェンスに、トビ1、ハシボソガラス2並んで止まっている。特にモビングする様子はない。並んで止まることが圧力になっているのだろうか。

天神橋 15:20
セグロセキレイ2、こちらに驚いて対岸に飛んでいく。ハクセキレイ2、堤防の上をウォーキング

大庭遊水池 15:25
水たまりにタシギ1。芦陰の暗いところにじっとしている。背中のパターンがよく見える。
 

20日 晴れ 最高気温26度。久しぶりの観察。
大庭大橋 7:50
ハクセキレイ4、セグロセキレイ1。川沿いの道にいる。こちらの自転車に相当驚いたようで、ちりぢりに飛びさる。アオサギ1。ダイサギ1。並んでいる。

大庭鷹匠橋 8:00
聖ヶ谷(ひじりがやと)の林からカケスの一声。ジャー。

円行新橋 16:35
コガモ6。水面採餌。

馬渡橋 16:40
ムクドリ200+。時間にもよるのだろうが、集まっているところが日によってまちまちである。同じ集団なのだろうか。それとも違うグループで、違う塒のものなのだろうか。

北高橋 16:50
セグロセキレイ3。引地川でこんなに集まっているのは初めてだ。今夕はサギ類を見ない。

大庭遊水池 17:00
水たまり近くまで人が寄って行くからだろうか、鳥影少なし。だいたい木道もあるのに、芦など切り開くものだからいくらでも中へ入れる。刈り込みすぎだろう。あれではカモたちも落ち着いていられない。クイナ1、泳いで人から逃げる。首の前後動が激しい。
横浜市戸塚区の舞岡公園は里山を保存を目的にしているが、一定区間、犬立ち入り禁止である。キジ、コジュケイなど地上性の鳥に配慮している。また、鎌倉市山崎の中央公園予定地は各種環境保護団体の意見を入れ、施工を自然環境に留意しながら行っている。大庭遊水池はそういう点やや配慮に欠けるような気がする。小さいながら今や貴重な湿地である。気をつけて気をつけすぎるということはない。

城下橋 17:10
コサギ2。下流に向かって飛ぶ。 

16日 晴れときどき曇り 
北高橋 16:40
セグロセキレイ1、ひさしぶりに日本特産種登場。自転車で走り抜けているから見落としているんだとおもう。ムクドリ600+、北高のネットや電線に。一部が浅瀬に降りている。100+。近づいたら飛び立ってしまった。就塒(ねぐら入り)前の水浴びだろうか。

大庭遊水池 17:00
水たまりにゴイサギ幼鳥1。背中のパターンがはっきりしない。目は赤いかもしれない。コガモ4。
モズ、鳴き声が3カ所から聞こえる。ずいぶん暗くなってもよく鳴く鳥だ。南側にいたのは雌だった。

15日 晴れ 今日の空はややかすんだ感じ。気温も少し高いかもしれない。
円行新橋 14:00
コガモ6。水面採餌。

上河内橋 14:10
コサギ2、堰の上と下でにらみ合うような風情。カワセミ1、上流から飛んでくる。護岸に止まろうとするが失敗。橋をくぐったところで見失う。

大庭遊水池 14:30
カワラヒワ10、群れて飛ぶ。水たまりにタシギ?1、採餌。逆光のためよくわからないが、大きさ、嘴の長さ、背中の縞がそれらしく思える。ダイサギ1。コサギ1。すぐ近くに並んでいるとその大きさの違いがよくわかる。

富士見橋 14:50
マガモ雄1・雌1。初認。

長久保緑橋 15:00
親水護岸にマガモ、雄4(うちエクリプス1)、雌2。オナガガモ1も一緒にいる。マガモの雌雄、そしてエクリプスは嘴で見分けがつくのでいい。
 

14日 晴れ 今夜は十三夜。
湘南台橋 17:40
ゴイサギ2が湘南台高校の前で鳴きながらUターン。

12日 晴れ 北よりの風。昨日より涼しい。
大庭城址公園 11:00
シジュウカラの声に混じって、台湾リスの声。ケラ類のドラミング。

大庭遊水池 12:00
水たまりにコガモ5。コサギ1。藪の中にカワセミ1。いつも飛んでいる姿しか見ていなかったが、これで止まり木が判明する。

11日 晴れ 南西の風が強い。最高気温27度。
大庭遊水池
8:50 サシバ2。上空を西へ向けて飛ぶ。一羽はやや低く、尾羽の縞も見える。中央市場の上にたむろしているハシブトガラスがスクランブルをかける。一羽は川に沿って南下する。西からの風が強く、渡りには向かないように思う。

9:10サシバ2。一羽は相当低く飛んで、大庭城の山陰に隠れた。

湘南台橋 12:10
カルガモ4に混じって、オナガガモ・エクリプス1。

馬渡橋 12:15
カルガモ5に混じって、コガモ1。石の上に乗って、頭を埋めているが、目だけはときどき開いている。

山田橋 12:20
ダイサギ1。珍しくハンティング。大股で歩きながら、狙っている。一回嘴を突っ込むが、失敗。そばの浅瀬でイソシギ1が採餌。

大庭遊水池 12:30
チョウゲンボウ1。川に沿って南下。

9日 曇り
柳橋 8:00
ハクセキレイ2が、数十m離れた街灯の上で、それぞれ鳴いている。ここのところ、ハクが高いところで鳴くのを他の場所でも見る。

湘南台橋 8:10
ツバメ2。川の上を飛び回る。9月30日に大庭遊水池で群を見て以来、久しぶり。渡りの途中か。4年前の1月にこのあたりで越冬を確認したことがあるが。


石川水道橋 17:30
Sunkusuというコンビニ近くの竹藪に、多数のムクドリの声。ねぐらのようだ。

7日 晴れ
円行新橋 17:00
オナガガモ4、1羽は明らかにエクリプス。この鳥の場合、エクリプスがはっきりしているのでわかりやすい。水面をすくうように採餌。

大庭鷹匠橋 17:20
ムクドリ300+。増えた。

城下橋 17:30
アオサギ2。水面ぎりぎりを飛ぶ1羽と5m上空を飛ぶのと。コガモ4。カルガモ18。

6日 曇り
秋本橋 17:20
ゴイサギ幼鳥(星五位)1。自分の体の半分ほどの魚をくわえている。飲み込めないまま、苦労をしている。結局落としてしまい、逃げられる。実に残念そうな様子に見える。

5日 晴れ
今日は昨日のショックが尾を引いて、どこへも行きたくなくなりました。昨日のというのは、カザフスタン戦の引き分けです。野鳥記には関係のない話だけど、ショックでしたねえ、ロスタイムの同点。情けなくなりました。加茂監督は解任されましたけど、これからはカモ(洒落にもなってませんか)の季節ですね。引地川ではコガモが目立ちますが、他のカモ類もそろそろ渡来するころでしょうか。ツバメは渡去したようですね。大庭遊水池でも見なくなりました。いよいよ、秋。サシバの渡りもそろそろでしょう。
茅ヶ崎市制50周年ということで、シジュウカラが市の鳥になりました。私は減っているタゲリに一票を投じたのですけれどね。

3日 曇り
番外編 境川大清水 14:00 今日は職場から戸塚方面に行くのに境川サイクリング道路を使った。西俣野のあたりは水田が続き、鳥影も多そうなのだが、川にいるのはハクセキレイ、ハシブトガラス、カルガモなど、いわゆる都市鳥ばかり。
チョウゲンボウ1とハシブトガラス1の異争。カラスが追っているようだが、西俣野から大清水まで長いこと争っていた。一度、チョウゲンボウからカラスに体当たりをしたように見えた。チョウゲンボウはカラスの半分くらいの体長。尾羽が長いの実際は2/3だろうけれど。

番外編 柏尾川 15:30 大船フラワーセンター ここは今、川を浚渫中。濁った所に結構たくさんの鳥達がいる。あまりいい環境とは言えないと思うのだが、彼らの心地よい環境というのはどういうんだろう。
堰に星五位1、コサギ1。アオサギ1。イソシギ4。

大庭遊水池 16:00
カワセミ1。どうもこちらの姿を見ると逃げているような気がする。いつも後ろ姿ばかりだ。
 

2日 曇り
北高橋 8:00
トビとハシボソガラスが異争。珍しくもないが、今日はトビがカラスを追っていた。たいていはカラスが集団でトビを追い払うというのが、パターンだけど。

柳橋 8:30
コガモ6。このあたりは冬中、コガモやオナガガモの溜まり場。おかえりなさいという感じかな。

湘南台橋 13:00
湘南台高校の植え込みにメジロ4。植え込みから植え込みに渡るような感じで移動。

石川水道橋 16:20
石川田圃の刈り入れは先月の末に始まりました。半分くらいは終わったかな。星五位のかかっている田圃はまだですね。手で刈っている(もちろん鎌でですよ)田圃もありました。

天神橋 16:30
上流の高圧鉄塔にムクドリ200。私が15年ほど前、はじめてプロミナをのぞいた時、見たのが鉄塔に集まるムクドリでした。1000はいるというリーダーの話でしたが、肉眼では気がつかない世界に驚いた覚えがあります。その帰りにヤマセミを見ました。それで結構とりつかれましたね。鳥に。

大庭遊水池 17:00
水たまりにダイサギ1、コガモ4。エクリプスか雌かわからないけど。翼鏡の緑がのぞいているものもありました。

高名橋 17:10
ダイサギ1、コサギ1。カルガモ3。ダイサギは遊水池で見たものかも知れない。飛んでいるときは大きさが目立ちませんね。首の長さがこの鳥の特徴なんでしょうね。キセキレイ1。雨が降ってきてあたりがだいぶ暗いからでしょうか。おなかの黄色があまり目立ちません。尾羽の外側の白色が目立ちます。


地鳴き
ホオジロの地鳴きは「チッチッ」と速い連声になります。馬渡橋付近の茅原には例年、同じ類のカシラダカが来ますが、これは一声で「チッ」です。ホオジロのさえずりは「一筆啓上仕り候」ですよね。「源平つつじ白つつじ」とも聞きなすそうですが、私には「いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」と聞こえます。ホオジロくんは地鳴きの時も高いところで鳴いてました。

モビング
天敵になるもののまわりで、騒ぎ立てることを言うようです。特にカラスは集団でいることが多いせいか、目立ちますね。モビングには「扇動者」とかの意味もあるようです。直接に体当たりなどの攻撃をしかけるのではないようですね。私がカラス以外で見たうち、印象に残っているのは、チョウゲンボウに対するハクセキレイのモビングでした。

ウォーキング
人の二足歩行のように歩くのをウォーキングと言うそうです。スズメのように脚をそろえて、ぴょんぴょんと跳ぶのはホッピングだそうです。たいていの鳥はどちらか一方の歩き方なのですが、カラスは両方やりますね。彼らのウォーキングは偉そうです。

エクリプス
冬羽のことを言うのだそうです。カモ類に限らず使うのでしょうが、この類の換羽は劇的ですので、各種の図鑑を見ても絵があるのは彼らばかりですね。オスがまったくメスと同じ羽色なので、見分けがつきません。元来harabinは、カモ類のメスの識別がつかないので、オスを見てそばにいるから、そのメスなのだろう、みたいな見分けをしています。エクリプスとメスだけでな困ります。
このエクリプスという言葉、天文関係の方では、日食や月食などにも使うみたいですね。語源も「覆い隠す」みたいな意味のようです。先日も月の土星食があったようですが、こういう場合も使ったのでしょうね。




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